体脂肪について
人の身体を形成している成分のうち、
体重の割合がもっとも多いものって、何だかご存知ですか?
私は迷わず、「そりゃあ、骨でしょう!」って思ったんですが、これはハズレ。
正解は水分で、体重の約50~60%を占めるんだそうです。
そして、次に多いのが、私たちの宿敵、「脂肪」です。
そして残りは筋肉に含まれるタンパク質や糖質と、骨に含まれているミネラルです。
言うまでもなく、体重に対する体脂肪量の割合が増加しすぎた状態が「肥満」です。
では、適正な体脂肪率ってご存知ですか?
男性では10%以上20%未満が「標準」、
女性では20%以上30%未満が「標準」です。
そして「肥満」は男性が25%以上、女性は35%以上です。
ちなみに、標準と肥満の中間を「軽肥満」と言います。
ダイエットをする際に気をつけたいのが、
「体重が減った」=「ダイエット、大成功!」
と勘違いしないでくださいね☆ってことです。
例えば、同じ20キロ減量に成功♪でもその中身が問題!
★1.絶食に近い、無理な減量でー20キロ
除脂肪(筋肉や骨)の減少が多く、体重は減っても
体脂肪率は減少していません。
★2.健康的な減量でー20キロ
体脂肪率が36.0%から18.0%に減少し、標準範囲となる。
★1.の場合、栄養バランスを無視した極端な食事制限による減量、
運動をともなわない減食をしています。
これでは 体重が落ちても、筋肉や骨の減少によるもので、
体脂肪率はあまり変わりません。
基礎代謝が減って、かえって太りやすくなったりします。
ダイエットの本来の目的は、
体重を減らすことだけではなく、余分な脂肪を減らすことです!
体脂肪をチェックして、筋肉と体脂肪がバランスよく配分された、
健康で美しい体を目標に、無理のないダイエットをしましょう。