小さな宝物

小さな宝物

2006年06月10日
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カテゴリ: 愛読書
デッドエンドの思い出


切なくてだけどどこか暖かい。
当たり前な日常がどんなに幸せできらきらしているかということ。

よしもとばななさんの作品を初めて読んだのは高校生のときだった。
たぶん「TSUGUMI」だったと思う。
それからよしもとさんの作品はかかさず読んだ。
その頃の私はまだ恋に恋をしているような晩生の女子高生で
よしもとさんの作品を読んではこんな風に誰かを好きになれたら
いいなと思ってた。

そう思えるような人が私にも現れればいいなと。

あれからもう10年以上経ち
私も人並みに恋愛を経験して結婚して
そしてまたよしもとさんの作品を読んだ。
そこには全然色あせる事のないぬくもりと日常のきらきらが詰まっていた。

そして私は知った。
高校生だったとき憧れていたものを私は今しっかりと
抱きしめて毎日生活しているのだと。
ささやかだけれど当たり前の幸せを過ごしているのだと。

この本を読んで本当に良かったと感じた。
この短編集に出てくる主人公はみんな普通の生活の中で

みんな悲しみ、落ち込み、悩み、そしてまた前向きに生きようと心に決める。
そして女性として成長していくのだ。
とてもとても切ないけれどとてもとても真っ直ぐに。









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最終更新日  2006年06月10日 15時25分37秒
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