※
和田
、FA宣言なら西武側は慰留せず
2007年11月6日 紙面から 中日
スポーツ
西武の小林信次球団社長(59)は5日、和田一浩外野手(35)の残留交渉について「まだ彼からの連絡を待っている状況なので」と明言を避けた。
2年6億円の条件を保留した10月27日の1回目の交渉で和田は「今後は疑問があれば電話で聞く」と最後の直接交渉であることを明かしており、早ければ8日にも正式に態度を表明する。
FA宣言した場合、球団は残留要請しない方針だ。
あくまでも和田の意思が最優先される。現時点で球団側から和田に連絡を入れる考えはなく、「すべては和田選手の意思表示が(球団に)あってからです」と小林社長。
和田がFA申請書を球団に提出すれば、その席には小林社長か前田球団本部長が同席するというが、その場合はFA移籍を前提とした儀式的な会談になりそうだ。
和田がFA宣言を行い交渉解禁となる14日以降についても、球団側は慰留しない方針。「残留要請もあるのか」と問いに小林社長は「まだ彼の意思を確認できていないので」と具体的な話には言及しなかった。
今季にフリーエージェント(FA)権を初取得した西武の和田一浩外野手(35)が24日、埼玉・所沢市内で西武側と第1回の交渉を行い、球団から複数年契約の提示を受けたが 態度を保留した 。
1時間弱の話し合いを終え、和田は神妙な表情を浮かべた。西武一筋で11年間プレーし、初めて手にしたFA権。行使についての結論は、簡単には出せなかった。
「ほとんど、白紙の状態で来ました。残留してほしいという話をしてもらい、評価をされているとは感じた。いろいろと考えることもあるし、家族と相談して方向性を出したい」
アテネ五輪、WBCで日本代表に名を連ね、北京五輪アジア最終予選の日本代表候補にも選ばれた主砲。残留と移籍の二者択一で、思いを巡らせている。
渡辺新監督を迎えたチームは、和田を軸に再建を目指しているが「自分にとって(前監督の)伊東さんは師匠。その人がいなくなったことも(影響は)ゼロではない。他の球団に移る選択肢という悩みを抱えたのは初めてですし」と複雑な胸中を明かした。
球団側は2年6億円とみられる条件を提示 。合意に達すれば西武では、日本人初の複数年契約となる。交渉役の前田康介球団本部長(62)は、宣言した上での残留も見据え「私としては残留してもらえれば、どちらでもかまわない。ゆっくりと考えてほしい」と熱望した。
和田は29日から日本代表候補の自主トレ(神戸)に参加するため、今後は球団側と会談する予定はなく、電話で連絡を取りあう。「(決断は)日本シリーズ前ということはない。後悔のない選択をしたい」。酸いも甘いも知るベテランが、野球人生で最大の岐路に立った。
主砲・和田の慰留へ、渡辺新監督も全力を注ぐ。球団との話し合いには参加しなかったが「流れ的にはそう(保留)なるのかなと思っていた。ボクなりの誠意を見せたい」と出馬に意欲を見せた。
※西武オーナー厳命、
和田
引き留めろ!
2007年10月20日 スポーツ報知
※
福留
、FAは 「回復してから」
2007年10月15日 中日スポーツ
手術した右ひじのリハビリを続けている福留孝介外野手(30)が14日、故障者選手特例制度によって取得する見込みのフリーエージェント(FA)権について言及。行使するかどうかの判断基準に患部の回復状態があることを明かした。
「FA権? まだ取得したわけじゃない
。何も決まっていないし、何も考えていない。ただ、野球ができるようにならないと(FA宣言するかは)考えられない」。
FA宣言については日本シリーズ終了後と完全に回復していない状況での決断になるが「その時点での経過で判断する」という。
この日もナゴヤ球場でリハビリしたが、まず第1に来季プレーできる手応えがあるかがポイントのようだ。また、残留を求める中日ファンが多いことには「ありがたいことです。ただ、自分の人生だから。じっくり考えます」と説明した。
※
福留
はFAせずに 中日残留
へ…手術費用球団負担が要因
2007年10月12日 サンスポ
FA市場の主役とみられていた中日・福留孝介外野手(30)が今オフ取得予定のFA権について権利を行使せず残留することが11日、濃厚になった。
親しい関係者は「今年は中日残留の可能性が大」と明言。
さらに福留に興味を示していた複数球団の関係者も「権利を行使せずに残留するらしい」との情報をキャッチしている。
今シーズン、米国で右ひじの軟骨除去手術を受けたが、“球団負担”で行われた。
福留は「自分は義理を大事にする人間」と話しており、これも残留へ傾いている要因とされる。
ただメジャー志向が強いだけに、米国から思わぬオファーが届いた際には、再考する可能性も残している。
3日に米国から帰国した福留は現在、ロスの病院で作成されたスケジュールに基づいて、リハビリに専念、来季の復活を期している。
※
ローズ
残留決定的
…最終的な金額提示し「あとは返事待ち」
2007年10月11日 8時2分配信 スポーツ報知
オリックスのタフィー・ローズ外野手(39)の残留決定が秒読み段階に入った。中村勝広球団本部長付シニア・アドバイザー(58)は10日、最終的な金額提示を行ったことを明かし「あとは返事待ち。ファイナルアンサーと思いたい」と自信を見せた。
交渉当初はローズ側との希望額に開きがあったが、代理人を通じて粘り強く交渉。5日のオーナー報告で上限額アップの了解を得て、出来高込みの単年約3億円で落ち着いた。中村SAは「代理人とももめていない」と他球団に流出する危険性を否定した。
※渡辺新監督、
和田
残留説得
へ
2007年10月11日18時30分 スポーツ報知
渡辺新監督は今季、FAの資格条件を満たした和田について「残ってほしいという気持ちがある」と話し、直接説得に乗り出す意向を示した。
球団は既に残留を要請する方針を固めているが、和田は態度を保留している。
※落合竜が
ローズ&和田
獲得へ動く
2007年10月10日10時43分 デイリースポーツ
主砲・福留の流出が決定的になった落合竜が9日までに、左右の長距離砲獲得に動く方針を固めた。ターゲットはオリックスのタフィー・ローズ外野手(39)と、西武・和田一浩外野手(35)だ。
既に水面下での調査を終え、資金調達のメドも整えた。札束攻勢をかけ、落合監督が契約最終年に挑む。
球団史上初のリーグ連覇の夢を断たれた落合竜。V逸の最大の要因は右ヒジ痛で後半戦開幕から戦列を離れた福留の穴だった。
その主砲が来季は開幕からいない。契約最終年に不退転の決意で挑む落合監督が、ローズ、和田の両選手に白羽の矢を立てた。
1年間のブランクをものともせず、今季42本塁打を放ったローズ。オリックス側との残留交渉は始まっているが、交渉が決裂する可能性もあり、11月末の契約期限切れを待って、本格交渉を開始する算段だ。
和田は名古屋のお隣・岐阜出身の準地元選手で、05年には首位打者を獲得するなど、シュアな打撃スタイルが持ち味のパワーヒッター。FA権行使について「いろいろ話を聞いてみたい」と心は移籍に傾きつつある。
和田の今季年俸が2億7500万円。ローズは60万ドル(約7000万円)。多額な投資が必要になるが、昨年、日本ハム・小笠原(現巨人)獲得に向けた15億円の資金が残っており問題はない。落合竜が覇権奪回へ今オフは動きまくる。
※西武・
和田
がFA移籍視野「新天地でもう一度やってみたい」
2007年10月05日 サンケイスポーツ
西武・和田一浩外野手(35)が4日、今オフのフリーエージェント(FA)権の行使について、初めて胸中を明かし、 FA移籍の可能性があることを明かした
。
この日、和田は5日のソフトバンク最終戦(ヤフードーム)に備えて福岡入り。FA権行使について「いまは半分半分ですね。(日本ハムの田中)幸雄さんみたいに最後まで西武でやりたい気持ちもあるし、新天地で一度やってみたい気持ちもある」と現時点での心情を話した。
チームはクライマックスシリーズ進出を逃し、26年ぶりのBクラス(5位)が確定。初めてFA権を取得した7月2日から「 ゆっくり考えます
」と明言を避けてきたが、本格的に検討を始めたようだ。シーズン終了後に球団側と話し合い、その内容次第で権利を行使するかどうか決める。
「まずは宣言する、しないに関係なく、球団の話を聞いてみます。チームの低迷とは切り離し、あくまで個人のこととして考えたい」。今季ここまで137試合に出場して、打率は.317、18本塁打、49打点(4日現在)。04年アテネ五輪、06年WBCの両大会で日本代表に選ばれた右の強打者が、今オフFA市場の目玉となりそうだ。