ハナちゃんといっしょ

ハナちゃんといっしょ

韓国・プサン’96 


ビートル2利用

●二度目のプサンは・・・●

二度目の韓国も、ビートル2でプサンへ行った。今回はイギリス人の友だち、アリーといっしょだ。以前、アリーに韓国での垢すりの話をしたらやって見たいということになり、ホテルと送迎つきのフリープランに申し込んだ。あの、高級ホテル、コモドホテルに泊まるのに1泊2日16,800円という超格安プランだった。

入国も以前とまったく同じ、ホテルまで送ってもらったら後は自由だ。とりあえず、お腹がすいていたのでホテルの近くの普通の食堂に入る。日本語は通じなかったけど、日本語メニューはあった。焼き魚をいただく。もちろん、キムチなどの小皿がたくさんついていた。
以前、垢すりをしたのはこのホテルの近くだった。そこで、アリーと私はこのあたりに垢すりをするところはないか聞くことにした。もちろん、日本語は通じないので、体をこする動作をしたり、ジェスチャーでの質問だった。するとお店の人は「おぉ、サウナ!」
と言い、外に出てその場所のある場所を指差してくれた。食堂のすぐ近くだった。

●再び、垢すり体験●

のれんをくぐると、日本語のできるスタッフがいた。まず、値段を聞いてみると、日本円で3,000円程度。え、待てよ、前回は5,000円くらいだったはず。そうか、現地案内の人が連れてきたから、マージもとられたんだと思った。
垢すり体験は前回といっしょ。まな板の上の鯉になり、またきれいにしてもらう。アリーは、
「気持ちいいねー」
とうっとりしていた。前回よりも安い分、髪のセットはなしだったが、それでも大満足だった。

垢すりを終えてアリーと冷たい飲み物を飲んでいると、日本語の上手なおばあさんが話しかけてきた。欧米人が来ていることが珍しかったようだ。アリーは日本語をとても上手に話すので、しばらくおばあさんと彼女の友人たちと話をする。おばあさんはこう言った。
「私たちの若い頃は戦争とかあって、日本の人とこんなふうに話ができるとは思ってなかった。いいねぇ、今はこうしていろんな国の人と話ができて」
本当にそうだと思った。

●気をつけよう、ショッピング●

今回はフリーだったので、何をすることもなく自由に町を歩いた。裏道を抜けて竜頭山公園へ行ったり、お土産はごく普通の食品店でキムチ、お菓子、お酒を買った。おみやげ物やさんよりずっと安上がりだ。

アリーはもうすぐ新しい仕事の面接試験を控えていた。そこで、日本より物価の安い韓国でスーツを買いにある洋服屋に入った。そこは、イタリアの某カジュアルブランドで、値段もそんなに高くなかった。

店に入ると、店員さんが片言英語で
「香港から来たの?」
と聞いた。日本からだと答えると、
「何で日本人が欧米人いっしょなの?おかしいわ」
と言われてしまった。そんなこと言われましてもなぁ。

アリーがスーツを試着している間、私も洋服を見て回っていた。気に入ったカットソーがあったので、購入することにした。しかし、そのとき私はウォンをあまり持っていなかった。店員さんに日本円で買い物ができるかと聞いたら、OKとのこと。店員さんが計算機と取り出して日本円に換算をすると、韓国ウォンの3倍くらい高い。どう考えても、自分のどんぶり勘定のほうがそのものの値段に近い。アリーもそう思ったみたいで、アリーが韓国ウォンを貸してくれた。
日本円の値札がないものは、ウォンで買ったほうが無難だろう。計算の苦手な人はきっとたくさんいるはずだから。

この旅行は、のんびりしすぎていて写真を1枚も撮っていない。たまにはこういうのもいいかな。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: