ちゃいにーずティー

ちゃいにーずティー

看護への道



医療系には昔から興味があった。また、人と接するのが好きだった私は、何か人と接する仕事を将来したいと思っていた。
そして、その二つを融合させると...「看護」という仕事がぴったり当てはまったのである。

ただ、受験戦争にも押し流され、道を踏み外しそうになったこともあった(決して、非行に走ったということではありません、悪しからず)。というのも、英語が予てから得意だった私は、外大に進もうとしたのであった。外大なら、それなりの偏差値もあり、響きもいいし...
しかし、時を同じくして、母が職を失う(詳しく言えば、辞めた、というほうが正しいが)。20年間も勤めた地域の信用組合だったが、不況のため突然のボーナスカットに給料半減、数年後には首を切られると通告されたのだ。そして、受験で将来の選択をする岐路に立たされていた私に、母の言葉が響く。

「この不況時には、手に職を持っていたほうが有利だよ。看護の道に進みなさい」

また、同時期にソマリアで紛争が勃発し、赤十字や国境なき医師団などの医療チームが現地で活躍するのをテレビでよく見かけるようになる。

そうだ、看護だ。看護の道に進もう。

私の中で、曇っていた霧がさっと晴れていった。将来の展望がクリアに見えた瞬間であった。

そういうわけで、外大受験から一転して、看護大学を受験するにいたったのである。
私の看護師としての第一歩が今踏み出されようとしていた.....


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