野末陳平通信  (メール:nozuchin87@yahoo.co.jp)

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2020/03/17
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「これから珍しい顔ぶれの会食会やりますから、出てきて下さい」と電話があり、迎えにきてくれて向かったのは、近所のグランドーアークホテル。
チンさん席に座るや、すぐ現れたのが何と、神田伯山先生ではないか。
真打披露のおめでたが、コロナで国立演芸場は中止。伯山先生は10日間、お披露目興行を棒にふってしまう大打撃に見まわれました。
「野末先生、ご無沙汰しております」と、真打昇進の3点セット「扇子、手ぬぐい、口上書き」これを白い大きな袋にいれて、ありがたく頂戴。
それに加えて、神田伯山先生「おみやげです。ほんの気持ちですが」と、なんと熨斗まであしらってある、ゴディバのチョコレートの心遣い。
自分の会がコロナで吹っ飛んだせいで、思わぬ時に時間が空いて、ぼくといっしょにゴハン食べてくれる気になったのであろう。とはいえ、恐縮しましたね。
ぼくは国立演芸場の高座を見るつもりだったのに、立川志ららの計らいで、伯山先生とチンペイの私的合流なんだから、これは近来まれな嬉しいサプライズでした。
伯山クンは、コロナショックの被害者だから、その話もふくめてネタの展開は硬軟とりまぜ、まさに独断場。
話しながら、伯山先生はチョコレートサンデーなどというお子様ものとコーヒー。チンペイはハンバーグ。志ららはシーフードカレーだから、何とも珍妙な取りあわせ。
談たまたま演芸の世界に及んだところへ、あれあれ?高田文夫センセイがふらふらと近づいてきたではないか。
「国立劇場ゲストの談春と待ち合わせてるんだけど、来るまでここの席に座っていい?」
チンペイ君やっと気がついたね。これが立川志ららのいう珍しい顔ぶれ、という事が。
「この顔合わせは珍しすぎる!このタイミングで!」
4人揃ったところで、飲めないぼくを無視して、全員が生ビール。美味しそうにグイグイ浴びるから、会話もそのピッチで縦横無尽に展開していきました。
時はあっという間に2時間、3時間、4時間。お店の客はもう誰もいない。われわれ4人の声だけがひびく。
何といっても、高田、神田両先生の話題が、広くて意表をつくし、硬軟とりまぜ絶妙な話術。沈黙の間がまるでないのだから、チンペイただ聞きいるのみ。
実名がポンポン出て余りにも面白い。高田文夫先生はお笑い界の総元締めだから、新ネタが続出し、いっぽう神田伯山先生も負けじと、あちらこちらに話題を飛ばし、人前で憚られるネタまで深彫りして飛び出すから、
「シッ~。声がでかい」こんな感じになってしまう。
「流石はプロ中のプロだ。この場にお客さんがいたら、爆笑また爆笑の渦で大パニックだね」と、ぼくは正直に感心するばかり。両先生のいきおいの前に、ぼくの出る幕なんぞ、まるでありません。
志ららに送ってもらう帰り道で「高田文夫、神田伯山の両先生、お二人とも、こんなプライベートの場で、とっておきのネタばらまいていいのですか?」と喜ぶぼくだったが、「いや、両先生とも、ラジオなどで、さらに面白おかしくネタにして紹介して下さいますよ。それもお楽しみにお待ち下さい」と立川志ららのまとめ。
実に楽しい4時間余。チンペイにとって大満足の午後でした。
おつきあい下さった両先生はもちろん、万事を演出してくれた立川志ららに感謝感謝です。





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Last updated  2020/03/17 12:05:58 PM


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