サスペンダー・今村のちょっコーチング

サスペンダー・今村のちょっコーチング

PR

×

プロフィール

suspender-imamura

suspender-imamura

キーワードサーチ

▼キーワード検索

フリーページ

2010.08.08
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
浦島太郎は、私の前に玉手箱?を差し出して、こう言った。

「これは、あんたもご存知の玉手箱じゃ。
大丈夫、私が開けて煙は全て出したので、もう残ってはおらん。
だから、あんたが、この玉手箱を開けた瞬間に、あの時のわしのように、急に白髪のお爺ちゃんになるようなことはないから、安心せい。

ただ、この玉手箱には、まだ玉(宝石)が残っているじゃ。
これは、その名のとおり、玉(宝石)が入っている手箱なのじゃ。
しかし、あの時のわしは、急に年老いてしまった自分に驚き、又あまりの周りの変わりように戸惑い、結局竜宮城に戻ってきてしまった。
それで、この玉はそのままになってしまったというわけじゃ。

しかし、あんたが、世の中に失望し、海に来られることを知り、あんたにこの玉を使って、幸せな人生を送って欲しいと思い、差し上げることに決めた。


ただし、ただ持っていても駄目で、その玉をへそに付けるのだそうじゃ。
そうしないと、その玉は力を出してくれないらしいのじゃ。

あんたも、苦労したようじゃから、この玉を使って、幸せになってほしいのじゃ。
どうじゃ、貰ってくれんかのう?」
浦島太郎は、こう言い、私の顔色を伺うように覗き込みながら、ぐっと玉手箱を私の目の前に差し出した。

私は、思わず目の前に差し出された玉手箱を受け取った。

浦島太郎は、嬉しそうに、
「ありがとう。あんたはいい人じゃなぁ。やっぱり、わしの見立てに間違いは無かったわい。あ、そうそう、一つ言い忘れておったが、その玉は一度付けると、取れないそうじゃ。
ただ、一つだけそれを取る方法があると、乙姫様がおっしゃっていたが、もうろくしたのか、思い出せないのじゃ。申し訳ないのう。じゃが、取り外す必要はないじゃろう。幸せに暮らせよう!」
と、言いたいことを言い終えると、ホッとしたかのように、浦島太郎は、スッと私の視界から消えた。

浦島太郎から受け取った玉手箱を、見つめていると、急に息苦しくなった。


空は青く、澄み渡っていた。

続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.08.08 18:18:01
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

カレンダー

コメント新着

くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
suspender-imamura @ Re:神様(10/17) マリアさん コメント、有難うございます…
マリア@ 神様 こんにちは、 「ちょっコーチング」に立…
kumiちゃん@ Re:待ってました!(09/17) 「しゃべり場」懐かしいですね。ワイワイ、み…
kumiちゃん@ 待ってました! サスペンダー今村さん、ブログ開設おめで…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: