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2024.02.02

エバーグランデ（中国恒大集団）が完全終了したようです

カテゴリ：経済

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エバーグランデ（中国恒大集団）が完全終了したようです

みなさん、こんにちは。
いつも記事をお読みいただき、感謝します。

今日は、経済のお話です。
いつものように、直感による推測です。

つい先日、エバーグランデに香港の裁判所から、
清算命令が出たそうです。
もうこれ以上業務を続けるのは無理だから、
さっさと店をたたんじゃいなさいよという訳です。

中国最大手の不動産会社の一つで、
数年前から、倒産のカウントダウンが始まっていました。

中国のＧＤＰは、６割が不動産関連とも言われていました。
とにかく、めちゃくちゃな金融マネーが動いていたんですね。

中国の土地は、個人所有できません。
いわば、支配者（共産党）の私物のようなもので、
借地権を不動産会社が買って、その上に建物を造ります。

借地権料は、膨大な額ですが、即金でなければならず、
不動産会社が銀行などから借金をして、地方政府に払います。
そのお金が、ほとんどそのまま、
地方政府の幹部の懐（ふところ）に入る仕組みでした。

幹部は、懐を肥やす為に幹部にのし上がった訳ですから、
そういう仕組みは絶対に手放そうとはしません。
不動産会社と結託して、不正蓄財に手を染めます。
だから、地方政府は乱開発を続けていたんですね。
需要があるかないかなんて、関係ねえ。

そういうハチャメチャな金融経済の仕組みが、
中国の経済を駄目にして、
モノやサービスを提供する実体経済にまで、
その悪影響が及んでいました。

ホワイトハット側となった習さんが、
改革しようと考えたのは、ごくごく当然のことです。

銀行に融資をやめさせます。
それで、新しい不動産開発はストップします。
地方政府の幹部は大きな収入源を断たれます。
不動産会社は、新たな物件どころか、
現在進行中の物件の建設もストップします。

いきなりでは、大混乱しますから、
徐々に、金融マネーの流れを止めながら、
大手不動産会社の淘汰を図ってきました。

それで、今年になって、巨大企業の、
エバーグランデの終了を命じたということでしょう。
それよりも大きな、カントリーガーデンという企業もあります。
それも近いうちに、終了となるでしょう。

あまりにも拡大し過ぎた金融経済を縮小させるのが、
習さんにとって、喫緊（きっきん）の課題でした。
そのターゲットが、銀行と不動産会社だったのです。
で、その先に、地方政府の共産党幹部ということになります。

今回の、エバーグランデの清算は、
改革は進んでいますよということを、
一般庶民が知る切っ掛けになったでしょう。
そういう意味でも、重要なイベントだったと思います。

世界的に見ても、株式市場を中心とした、
金融経済を終わらせる方向へと進んでいます。

中国の場合は、不動産関連の金融経済が主流でしたので、
規模は巨大でしたが、比較的、仕組みが分かりやすくて、
手を入れやすかったのではないかと想像しています。

ということで、今日のお話は、ここまでです。

読んでくださって、ありがとうございました。

追記：超便利な食材

最近リピートしました。
生で買うこともありますが、
生は、廃材が多くて面倒だなあという、
不精傾向にある時は、これを購入します。
味はいいです。甘味があります。
そのまま口に含んで唾液と混ぜていると、
噛み応えのあるおやつ？になります。(笑)
甘味は、オリゴ糖です。
とにかく、使い勝手が良くて、便利。
乾燥野菜の王様だと思います。

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