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今年もどうにかこうにか無事に暮れていこうとしています。こちらのブログをご覧いただいている皆さまも、おそらく平和な一年を終えて、ホッとひと息ついているのではと想像しております。もちろん、細かいことを言ってしまえば、グチの一つも言いたくなるような、あんなことやこんなこともあったと思います。でも、三度の食事と住む家と、清潔な衣類があるのだから、まぁ良しとしようではありませんか!令和5年は私にとって、どんな一年だったかを思い返してみますと、〝チャレンジの年〟だったような気がします。まずこちらのブログの更新を月に一度以上がんばろうと思って目標にしたところ!継続するというのは、意外にも難しいことで、私にとっては何事も苦行でしかありません。それなのに年始に設定した目標について、有言実行できた自分が「やればできるじゃん!」てなもので、嬉しい限りです(笑)そんなわけで、今年私が思い切ってやってみたことベスト3を発表したいと思います‼︎もうじき米寿を迎える叔母の同級生が生け花の先生をやっています。私はもともとお花が好きなので、50才を過ぎて初めてその先生に教えてもらうことになったのです。いわゆる〝五十の手習い〟というやつです(笑)先生もお年を召しているため、お稽古は月に2〜3回と、不定期ですが、いろんな花器に自分の好きなように草花を活けるのはとても楽しいものです。誰かに見せるためだけの生け花ではなく、空間を彩るため、自分を表現するための生け花は、私の生涯の生きがいになりそうです。先生は、さる流派の師範ですが、性格的なものなのか、年齢的なものなのか、形式にこだわる必要はないからと、伸び伸びお花を扱わせてくれます。なのでいつも私は教室に通うのが楽しくて仕方ありません。早いもので、今住んでいる我が家も25年という月日が経ってしまいました。引っ越して来た頃は、白くてピカピカのトイレだったのに、今や便座にヒビが入り、壁もシミだらけ、幼い頃の息子がガリガリやって壁紙をめくってしまい、トイレに入るたびに気になって気になって仕方がありませんでした。そこで今年は思い切ってトイレのリフォームをやりました!当初は息子と折半の予定でしたが、母の日のプレゼントも誕生日プレゼントもあげていないという罪悪感からか、全額捻出してもらえることに‼︎いやもう、母の日のカーネーションも、誕生日のケーキもいりませんよ。トイレのリフォーム代を支払ってくれるだけで、充分過ぎるほどです、はい。そして、そして!!21才のときにエリック・クラプトンとジョージ・ハリスンのジョイントコンサートに出かけたのを最後に、ミュージシャンのコンサートには行っていませんでした。というのも、自分を取り巻く環境が急変したことや、趣味を楽しむ余裕がまったくなかったからです。あれから30年以上が過ぎて、まさか息子から「ゴダイゴが来るよ」という情報を知らされることになるとは!私が車でゴダイゴの歌をよく聴いているせいか、気を利かせた息子が教えてくれたのです。小学生の頃、毎週欠かさず見ていた『西遊記』のテーマソングである、〝モンキーマジック〟や〝ガンダーラ〟はもちろん、〝ビューティフルネーム〟〝銀河鉄道999〟は、大・大・大好きなラインナップです。他のミュージシャンならどうかわかりませんが、すでに古希を迎えたゴダイゴのコンサートにはどうしても行きたくてチケットを取ったしだいです。タケカワユキヒデもミッキー吉野も(他のメンバーも)枯れてますますカッコいいおじさんになりました! ブラボー‼︎※筆頭管理人から補足吟遊さんはコンサートに先立ち、ゴダイゴの歌を復習ったとか(^_^;) 誠に吟遊さんらしいのですが、それにしてもサスガ吟遊さんの子だけあり、ご子息も若いのに奇特なことですなぁ(*'ω'*)なお吟遊さんご本人は、『若い頃はギター片手にブイブイやったものよ!』と鼻息荒く自慢しますが、その実はご実家も伊豆の山中のことですし・・動物くんたちとハモってたりしてね(*^_^*)さて、こんな感じで私の令和5年は幕を閉じようとしていますが、こちらの筆頭管理人にとってはどうだったのでしょうか?~~~~~~~~~~~ということで筆頭管理人です(^o^)/でもねぇ。吟遊さんに言われましても、小生すでに前期高齢者の列に片足を踏み入れた齢ですから、貴女の様に新しいことを企てる気は毛頭なく、どちらかといえば世をすねたように生きているもので、特段お知らせする事も無いのですが・・・あえて言えば、私の令和五年は「再」でしょうか。師走に発表された漢字は、どうもピンときませんで、それこそ「へんな感じ」と駄洒落に適したように思えましたが、私はコロナが収束したこともあり、「ふたたび」の再です。その最たるものが、かつての様に映画をシアターで見る事を再開しました\(^o^)/それでベストはこの二作でした(^_-)-☆こういう作品はシアターで見るに限ります! 何よりシニア割引の特典がありますからね(^_-)vそれと、二つ三つ再開したことがありますが、極めて私事でお話しするほどのことでもありません。ところで!来年も何ら気にすることなく、アレコレたくさん食べて、おおいに創作の糧としてくださいね♪~~~~~~~~~~~ーーと言う具合で、筆頭管理人にとっても、何かしらの一年だったようですね(笑)そうそう、今年のXmasケーキは結局、買いませんでした。今や値上がりの嵐で、おいそれとホールのXmasケーキも買えない時代となりましたものね。でもうちの息子、職場の忘年会のビンゴ大会で、ケーキを当ててくれたのです‼︎このケーキ、べつにXmas仕様ではないのですが、クール便で届いたのが24日(日)だったので、ちょうど良い按配でした! ありがたや、ありがたや、、、てなものです。本年も吟遊映人ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございました。来年も様々なカテゴリを皆さまと共有できましたら幸いです。どうか来年も、この吟遊映人ブログをよろしくお願い申し上げます。令和5年 大晦日
2023.12.31
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今年も暮れようとしています。今年1年、まぁいろいろありました!最近、職場の回覧でざっくり見た経済誌によると、世界の人口は増え続けているとのこと。日本は深刻な少子高齢化問題を抱えているというのに、、、発展途上国での急速な人口増加は、環境破壊さえ引き起こしかねないヤバい状況だとか!!きっとそういう問題を対岸の火事のように眺めていた私たちにも、いよいよ他人事では済まされないジョーカーを突き付けられているのでしょうか?今年は様々なところで「サステナブル(持続可能)」という言葉を耳にしました。要するに、子々孫々にわたって、美しい地球環境を維持し、残していきましょう、、、というものです。さて、皆さんにとって、未来に残しておきたいものとは何でしょうか?私はいろいろありすぎて、しぼりきれないのですが、今年1年で目にしたインパクトのある光景、ベスト3をあげてみます。このベスト3は、未来永劫このままであり続けて欲しいと願うものです。それではまず第3位は、言わずもがな修学旅行先としては定番ですが、息を呑むような美しさです。さすがは世界遺産に指定されただけのことはあります。※ご参考まで(筆頭管理人)10円玉に描かれた鳳凰堂はあまりにも有名ですが、池の水面に映る光景は、これぞ〝日本の美〟で間違いありません。そして第2位は!私が出かけた日は残念ながらくもっていて、正面に見えるはずの富士山が隠れていました。本来なら、この世のものとは思えない優美で気高さを誇る富士山が、野に裾を広げているのです。ちなみに富士山は女神の象徴です。新倉富士浅間神社は、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)をお祀りしています。美の象徴としての神様ですが(神話には絶世の美女であったとされる)、短命の神様です。(佳人薄命というやつですね)余談になりましたが、新倉山浅間公園からのぞむ富士山は、絵ハガキやカレンダーにもおなじみで、今さらではありますが、一度拝んだら忘れられない光景なのです。生涯に一度は訪れて、手を併せたい場所でもあります。そして、栄えある第1位は!?以前、当ブログでもご紹介しましたが、伊予原新の作品にある、『月まで三キロ』の舞台となった場所です。※該当の記事はこちらをご覧ください。何てことはないのですが、〈月 Tsuji 3Km〉という道路の案内標識を見つけたときは、子どものように大騒ぎしました。ここか、ここなのかと、感動に打ち震えながら、ハンドルを握る息子に頼んで、ノロノロと徐行してもらいました。(息子の運転する車の前方にも後方にも車はなくて、だれもとがめる者はいませんでした)雄大な自然美とか歴史的建造物とは程遠いものですが、私にはこの1年の間で最もインパクトのある光景でした。〝月〟という地名が、未来永劫にわたり残されるべきものかどうかはわかりませんが、少なくとも私にとっては、生きている限り心に刻まれ、繰り返し友人知人らに話題の一つとして提供され続けていくのだと思います。本年も吟遊映人のブログをご愛読くださり、ありがとうございました。また来年も少しずつ記事をアップしていきたいと思います。まだまだコロナの影響が世界に影を落としていますが、ウィズ・コロナで少しずつ前を向いてやっていきましょう。~ご挨拶~
2022.12.31
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当ブログでは恒例となった大晦日の記事を、つい先日、書き上げたと思っていたら、すでに1年前のことでした(汗)と言うものです。若いときは、その瞬間が永遠であるかのような錯覚をしたものですが、年を経て、それが若気の至りであったと今さらのように実感するのです。きっと私と同世代、あるいは上の世代の方々は、月日の経過について似たようなことを感じているのではないでしょうか?今年(令和3年)の目標は、とにかくブログの更新を月に一度以上と心掛けていました。ムリな目標を掲げてみても、達成されなければ単なるでまかせになってしまうため、少しの努力で手の届くことにしようと思ったわけです。おかげさまで今年は月に一度〜二度の更新が叶えられ、ホッとしています。さらに、吟遊映人の新しい挑戦として〝要約〟を始めたのも令和3年です。忙しい現代人が求めているのは、何より情報です。その情報すべてを網羅するのは至難の業ですが、例えばそれが、昔読もうと思って読めなかった名作であったり、最近の気になる小説、ちまたで話題になっているノンフィクションなどを、知識としておさえておきたい場合ーー丸々一冊読了する時間はなかなかない、と言う方々に代わり、要約して差し上げよう、そう言う単純なお節介も含めて始めたものなのです。まだまだ記事数も少なく、要約の域には届かないのですが、今後も少しずつ幅を広げていこうと考えていますので、どうか気長にお付き合いいただければと思います。さて、今年は趣向を変えまして、この一年間で心に残った美味しい食事 and スイーツベスト3をご紹介いたします!!【第3位】みみほうとうこれは山梨の郷土料理で、道の駅富士川に立ち寄った際、見つけました。地元野菜をふんだんに使用した、素朴でやさしい味わいでした。【第2位】クリスマススフレパンケーキこれはつい先日のブログでご紹介したので、詳細はそちらをご覧ください。【第1位】天然氷のかき氷このかき氷は静岡県浜松市天竜区に店舗を構えるフクカフェで食べることができます。(主に夏限定なので、冬は食べられません。)こんな田舎の小さなお店なのに、なぜこれだけ人気があるのか?!調べたところ、使用しているかき氷は栃木県日光の「四代目徳次郎」の天然氷なのだとか。どれだけその天然氷がスゴいものなのかはよくわかりませんが、確かに、過去に食べたかき氷とは違い、フワリとして口の中で瞬時に溶けるような食感でした。猛暑の最中、食べたせいか、あまりの美味しさに息をするのも忘れて(?)完食した記憶が鮮明です。皆さんの記憶に残る令和3年の食べ物は何でしょうか?生きることは食べることにも繋がります。どうか皆さん、食べることをおろそかになさらないように願います。本年もこの吟遊映人と言う拙いブログにお付き合いいただきまして、ありがとうございました。来年も何とぞよろしくお願い申し上げます。令和3年 大晦日
2021.12.31
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今年はコロナコロナと新型コロナウィルスに振り回される一年でした。この感染症により4年に一度のオリンピックは延期となり、日本経済ばかりでなく世界経済にも影響を及ぼす大打撃を被るものとなりました。もはやこのパンデミックはいつになったら収束するのか予測すら立ちません。このことにより、私たちの生活スタイルは大きく変わろうとしています。「新しい生活様式への変換」というものです。行き交う人々は皆当たり前のようにマスクを着用し、官公庁・金融機関等の窓口には防御シートが設置され、出入口には必ず消毒用アルコール剤が備えられています。それでも安心を確保できないのですから、世間が不安に踊らされても仕方がありません。だからと言って自暴自棄になるわけではありませんが、ここまでコロナを脅威に感じなければいけない理由を、もっと明確にして欲しいと思うのは私だけでしょうか?一部の報道によれば、インフルエンザで亡くなる人の方が圧倒的に多いと言うではありませんか。それでもインフルエンザの流行についてはさほどの騒ぎにもならず、通常の生活を送っているのが現実。ではなぜコロナのことではこんなにも騒ぎ立てるのか?医療関係者の方々、科学者の皆様、ぜひともそれについて科学的な根拠に基いた事実を教えてください。なぜこうまでして新型コロナウィルスを恐れなければいけないのか?感染することでどれほどのリスクがあり、生命を脅かされることになるか、インフルエンザの危険性と比較して教えていただけないでしょうか?さて、今年の10月に公開された『鬼滅の刃 無限列車編』はすこぶる人気ですね!ご多分に漏れず私も職場の同僚から原作コミックを全巻お借りし、読了しました。内容については触れませんが、最終巻では感極まって号泣しましたよ!私が特に注目したのは、主人公の同期でありムードメーカー的存在の我妻善逸です。この人物、聴力が鋭く、人や鬼などの内面の音を聴き分けるのですが、いかんせん臆病で泣き虫、自分に自信が持てないヘタレキャラなのです。そんな善逸の何が魅力かと言えば、とにかくただ一つのことを極めた努力の人であると言うこと。あれもこれもは習得できないけれど、基本だけはビシッと押さえておくことのできる人。とてもシンプルなことのようで、実はこれが一番難しいことのような気がするのです。このセリフは善逸が兄弟子である獪岳に向けて放った一言です。基本である壱ノ型しか極められなかった善逸に対し、獪岳は器用でやり手でほぼ全てをマスターしたのに、唯一基本だけを習得することができなかったのです。世の中には器用貧乏と呼ばれる方々がいますが、おそらくその頂点に立つのがこの獪岳と言う人物に当たるのではと思います。私は何事にも不器用で、何一つスマートにやりこなせた試しがありませんが、ただひたすら一つのことに打ち込む善逸のような生き方ができればと思うわけです。そしてそれは来年の目標として掲げ、ひたすら精進して参りたいと切に願うものであります。皆さま、本年も吟遊映人の閲覧ありがとうございました。更新が滞る中、過去の記事や画像をご覧いただきまして、私どもは身に余る嬉しさと喜びでいっぱいです。極寒の冬が予測されていますが、どうか皆さまくれぐれもお体大切になさり、幸多きお年をお迎えください。来年も何とぞよろしくお願い申し上げます。令和二年 大晦
2020.12.31
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吟遊映人ア・ラ・カルト2019新元号の令和になって初めての年の瀬です。カタい話で恐縮ですが、東西冷戦の終結を宣言して30年の節目の年でもあります。時代はグローバル化を声高に唱えますが、蓋を開けてみれば一部のエリート層のみが活躍の場を広げているようにしか見えません。富裕層ばかりがますます富むと言う図式です。一方、多くの移民の流入により、それまで担って来た自国の労働者が職を奪われる事態となっています。現場を支えて来た労働者階級は、痩せて萎びていくばかりです。こうしてエリートや移民への反感を募らせ、批判の対象としてシュプレヒコールをあげるのが、ポピュリズム勢力です。EUにおける移民問題は、それはもう深刻なものです。急激な人口減少に向かっている日本は、今後、否が応でも外国人労働者に頼らなくてはなりません。移民問題は決して対岸の火事ではないのです。私は決してポピュリズムに賛同するわけではありません。しかしながら無制限に受け入れていくことには反対です。いっそのこと人ではなく、AIを駆使した労働力を確保することに期待します。それにしてもこれだけ混沌とするカオスのような国際情勢の中、日本はどのようなスタンスを取るべきなのでしょうか?大変難しい問題ですが、そろそろアメリカに依存することには限界が来ているような気がします。私のような政治・経済に疎い者でも、何となくそれは感じられます。そうは言っても、日本は軍隊を持たない国家なので、有事の際にはどうしてもアメリカのような軍事大国に頼らざるを得ません。日本の周辺における様々な危険と隣り合わせにいながらも、近隣の韓国とはどうやっても相容れないものがあり、連合を組むことは不可能に近く、アメリカと言う存在がなければ日本は孤立無援の島国に陥ってしまうのです。安全保障上どうしてもアメリカと言う切り札が必要なのは、如何ともし難い現実なのです。私個人としては、自由と民主主義意識の高いEUとタッグを組むのはどうかと考えてみたのですが、あまりにも地理的に遠いため、安全保障上のメリットにはなりづらいと言うのが現状です。そんな中、今後、日本外交はどのような舵取りをしていくのが望ましいのでしょうか?私たちは常に問題意識を持って、アンテナを高く上げていなければなりません。さて、今年は残念ながら、たくさんの本に触れることもなく暮れていきます。唯一、私が繰り返し読んだのは、樹木希林の著書です。亡くなってすでに1年以上が経過したと言うのに、書店では樹木希林の関連書籍が山積みです。ベストセラーになっている著書もあります。スゴい人だったんだと、改めて実感しました。樹木希林と言う人が、これほどまでに大衆から愛される理由は何なんでしょうか?やはり一番は飾らない人と成りでしょうか?私たちが見ている彼女の姿は、テレビを通してのほんの一部分でしかないので、実際のところはよくわかりません。とは言え、飄々として、他人に迎合しない言動は清々しく気持ちの良いものでした。私が特に励まされたのは、何と言っても「老い」や「病気」を一種のチャンスととらえる樹木希林の発想力です。普通なら、年を取って顔にしわやしみが増え、足腰が弱くなり、肌にハリがなくなってくれば、自分に対する嫌悪感も抱くし、恐怖さえあります。ところが樹木希林は加齢とともに変化する容姿や体型を素直に受け入れるのです。いわゆる〝アンチエイジング〟の拒絶です。「だから、白髪になっても、それでよし。老眼になったら、まぁそれもよし。もう全て『あっ、なるほど、こう来たか』という感覚で老いてるんですけれども、老いに対して抵抗しないという老い方を、私は自分でやろうとしてるわけなのよ」いよいよ更年期に突入した私には、なんと心強い考え方であることかしれません。来年は素直に変化を受け入れられる自分でありたいと、つくづく思う今日このごろなのであります。本年もこちら吟遊映人のつたない記事や画像を閲覧いただきまして、私どもは感謝の気持ちでいっぱいです。心より御礼申し上げます。来年も何とぞよろしくお願いいたします。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。令和元年 大晦日
2019.12.31
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吟遊映人ア・ラ・カルト2018今年もまた泣きたくなるようなことがたくさん起こりました。9月に襲った台風24号、あれは本当に酷いものでした。自然災害ゆえに、自分の中に溜まる鬱憤をはらそうにも文句も言えず、ただ黙って耐えるしかありませんでした。我が家の屋根はずっとブルーシートがかけられたままでしたが、今月になってやっとその修復工事も終わり、やれやれというところです。 また私自身の体調がここ数年の間に節目を迎えているのか、なかなか安定しません。これを「更年期」という一言で置き換えてしまうのは簡単なことですが、上手に付き合っていくというのは、なかなかどうして容易いことではありません。肩こりの辛さや頭痛、吐き気、めまい、疲労・・・etc.健康診断では引っかからず、病気ではないものの体調がすぐれない・・・これって一体何なのだろう?私なりにあれこれ調べてみました。すると、「不定愁訴(ふていしゅうそ)」というキーワードに当たりました。原因は特定されておらず、働く女性に急増しているようです。何となく感じる不調なので、外見からは分かりづらく、周囲の理解も得られにくいのが難点です。 じゃあどうしたら良いのか?シンプルですが、規則正しい生活をすることから始めるしかないようです。あとはとにかくストレスをためない努力をすること。適度なガス抜きが必要なのです。 だからというわけではありませんが、12月21日㈮、私は東京都美術館にてムンク展を堪能して来ました。開館は9時半なのですが、9時には着くように出かけたところ、門前にはすでに長い行列ができていました!それにしてもこの年末に来て都内では様々な展覧会が催されています。フェルメール展を筆頭にムンク展、ルーベンス展と、それはもうそうそうたる画家たちのオンパレードです。その中からあえて私はムンク展を選び、足を運んだ理由は、代表作でもある『叫び』を見たかったからなのです。もはやこの作品を知らない人はいないと言っても過言ではないほど、あまりにも有名なものです。ムンクの作風は、その生い立ちが暗く影を落としているようにも思えます。解説を読んだところ、5歳の時に母を亡くし、14歳で姉も亡くしています。大人になってからはアル中に苦しんだり、幻覚や幻聴など精神に疾患を持っていたようです。不幸な少年時代と女性嫌悪に苦悩したムンクの背景を知ると、そのどうしようもない絶望的な狂気を作品の中に捉えることができるのです。 こうしてムンク展を楽しんだことで、私はまたエネルギーを補給することができました。非日常は、人をいつもとは違った異空間に誘ってくれます。この格調高く優雅なひとときを胸に、私は来年もまた頑張っていけそうな気がします。ムンク展は来年1月20日㈰まで開催されています。興味のある方はどうぞ。 さて、平成最後の年が暮れようとしていますが、皆さまの一年はいかがだったでしょうか?きっと良いことばかりではなかったと思います。孤独や不安に苛まれた方もいると思います。私はキレイゴトは好きではないので、「あなたは一人なんかじゃない」などとは言いません。正直なところ、ツラいこと苦しいことがあった時、ただひたすら一人孤独に耐えるしかありません。その時間が一刻も早く過ぎ去ることだけを祈り続けるしかありません。そして自分なりの改善策、対応策を模索していく以外に、術はありません。 皆さん、来年もいろんなことを感じて下さい。疲れや痛みさえも、生きている証拠なのですから!!本年も吟遊映人のブログを閲覧していただき、本当にありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願い致します。 平成30年 大晦日
2018.12.31
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私が住んでいるところは日照時間も長く、温暖な地域なのに、年々寒さが堪えるようになったのは一体どういうわけなのか?膝からつま先まで氷のように冷たいかと思えば、顔はほてり、首回りに汗までかいてしまうという上下半身のギャップ。世間ではそんな症状を、更年期障害と呼びます。 学生時代、バイト先のヒステリックなオバさんに対し「あの人、絶対に更年期に違いない」とぼやき、理解のなかった自分を殴ってやりたい。女性の体調が大きく変化しようとしている過渡期を、想像でしか知り得ない若いお嬢さんたち、何十年かしたら必ず我が身に降りかかるので心しておくように。(笑) 今年、当ブログの管理人はいよいよ更年期に突入したのか、不安定な体調に戸惑う一年でした。とはいえ、物事にはすべて「準備」というものが必要なので、私にとっては大切な心の準備をさせてもらいました。おかげで来年は、もっと自分の体調の変化を「ふむふむ、こうなるのねー」と、素直に受け入れられそうな気がするのです。女性ホルモン(エストロゲン)が減少してしまうのは仕方のないこと。加齢とともに卵巣機能が老化して、肉体が女性としての仕事終いをするのだから、それは至って普通のプロセスなのです。更年期におけるエストロゲンの減少による諸症状をあげると、次のとおり。 のぼせ・ほてり・発汗・めまい・関節の痛み・疲労感・不眠・不安・ゆううつ・もの忘れ etc...他にもいろいろあってキリがありません。ならばこんな症状に対し、どのような対策を取ったら良いのでしょうか?(もちろん個人差があるので、酷い人は医師に相談するのがベストですよ。) 私がお世話になっている婦人科の待合室に置かれていた冊子には、不調を乗り切る対策として3つのヒントが取り上げられていました。 1. 適度な運動:ウォーキングやストレッチをすることで身体の血行をよくする。肩こりや冷え、不眠にも効果がある。 2. サプリメントで偏りがちな食事のバランスをととのえる:とくに大豆に含まれるイソフラボンには更年期症状をやわらげる働きがある。 3. 趣味を持つ:不調のことでゆううつになりがちなメンタルをととのえるために、気が紛れるような楽しみを見つけることが大切。 諸症状をやわらげる改善法は十人十色だと思いますが、もし、漠然と何をしたら良いのかわからずに悩んでいる方がいましたら、上記のヒントを試してみてはいかがでしょうか?さて、一年をしめくくる大晦日に更年期の話題が大半になってしまい、恐縮です。ただ、自分をこうして見つめ直すと、「ああ、私にはこれが足りなかったなぁ。これからはこうしてみようかなぁ」と、傾向と対策を練ることができます。私は更年期に突入したことで、心と体を見直すチャンスだと捉えたいです。来年は大好きな映画、読書をムリのない程度に楽しみたいと思います。そして何か、皆さんにおすすめしたくなるようなステキな作品と一作でも多く出合いたいです。本年も吟遊映人の記事を読んでいただきまして、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆さま、どうぞ体調管理に気をつけて下さい。健康を害しては何をやっても楽しくありませんから。では、良いお年をお迎え下さい。 平成29年 大晦日
2017.12.31
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今年も無事に暮れようとしています。皆さま、一年間本当にお疲れさまでした。当ブログ管理責任者もライターも、おかげさまでどうにかこうにかここまで続けてこれました。ブログ立ち上げ時には張り切って更新して来た記事ですが、ここへ来て停滞ぎみです。理由をあげればキリはなく、まずは長く続けていくということはそういうことなのだとご理解いただければ幸いです。 それにしてもこの一年間、ストレスの多い毎日でした。そんなのは今年に限ったことではない、とおっしゃる方もたくさんおられるでしょう。私自身そうです。ストレスは昨年だって毎日感じ続けていましたから。ただ、人間という生きものは、直近のことに敏感になる動物なので、過去の記憶を塗り替えて今をかみしめてしまうものなのかもしれません。 最近、機会があって、心療内科医として一線で活躍されている海原純子医師の手記を読みました。それにはストレス時代を生きるための三つの方法が紹介されていました。ここにその三つの方法を引用させていただくことにします。 ・自分自身をストレスに対して強くしていく・仲間をつくっていく・自分の物の見方をもう一回点検していく いろんな解釈の仕方があるとは思いますが、難しく考えず、そのことばどおり実行していくのがベターだと思いました。 「ストレスに対して強く」するというのは、ストレスに弱い自分を受け入れ、気付くことで、落ち込んだ後の回復力を作っていくということ。「仲間をつくる」というのは、やたらだれかと群れるという意味ではなく、痛みや辛さを共有できる友だち、あるいはざっくばらんに話せる人をつくることでストレスを軽減させるというもの。「物の見方をもう一回点検」するというのは、自分なりの考えや思いを否定することではなく、頑なだった思考を今一度柔軟性を持って再構築してみるということ、、、なのでは? とにかくストレスは溜めないことです!!給料日後の週末に、お気に入りのカフェでコーヒーとケーキに舌鼓を打つのもいいし、気になっていた新作映画を見たり、コンサートに出かけるのもいいと思います。大切なのは、日々ストレスで痛めつけられている自分にやさしくしてあげることです。大人になったら誰も褒めてはくれません。せめて自分だけでも頑張っている自分にご褒美をあげたいものです。 本年も吟遊映人のブログをご愛読いただきまして、本当にありがとうございます。今後も急がず、焦らず、自分の速度で一歩一歩あゆんで行きたいと思います。どうか皆さま、良いお年をお迎えください。皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2016.12.30
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2015.12.30
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加齢とともに、一年の経過が早く感じられます。今年を振り返りますと、例外なく様々な出来事に見舞われました。御嶽山の噴火、広島の土砂災害、長野を中心とした地震。それはもう天災のオンパレードでした。テレビでその悲惨な状況を目の当たりにすると、この世には神も仏もないのかと絶望的な気持ちにもなりました。ところが人間というものは不思議なもので、かわいそうだ、気の毒だ、と思っているこちら側の立場にいますと、直接自分とは関わりのないことである以上、しばらくすると忘れてしまうのです。というのも、少なからず人は誰しも生きていれば、それなりの雑事に追われたり、身内の不幸に見舞われたりするので、他人様のことばかり目を向けてはいられなくなるわけです。 大切な人の死に直面するというのは、誰にとっても哀しいことで、それはある日突然災害によって亡くなるのも、事故で亡くなるのも、あるいは病気で亡くなるのも、「死」という現象は同じなのです。(もちろん、「死」に直面するまでのプロセスは人それぞれに違いはあり、衝撃の度合いというものも異なります。) 吟遊映人を管理している私たちそれぞれに、今年はいろいろとありました。それはプライベートなことにもなるし、ここであえてつらつらと語る内容でもないので省略しますが、「痛み」と向き合ったということだけお伝えしておきます。人が生きていく上で、決して避けては通れない感情の一端である「痛み」。おそらくこちらのブログを常々ご覧いただいている皆さまの中にも、一言では言い表せない辛さ、哀しみ、打撃を経験され、「痛み」に耐えて来られた方がいらっしゃると思います。どうかその気持ち、時間をかけてゆっくりと乗り越えて下さい。無責任な同情や励ましより、時間の経過こそが何よりの癒しであることと思います。 本年も吟遊映人の記事をご覧いただきまして、本当にありがとうございます。来年も何とぞよろしくお願い致します。皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2014.12.30
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吟遊映人ア・ラ・カルト(2013) 世の中、景気が少しずつ上向いているようで何より。小さなジョウロでチョロチョロと注がれた水が、大木の根の末端にまで行き届くのは、まだもう少し先になりそうだが。それにしても師走のデパ地下は活気があってワクワクする!人だかりができているのは、やっぱりゴディバ。この一年、必死に頑張って来た自分へのごほうびにと、買い求める女性がたくさんいるようだ。そういうささやかな労わりは、景気など関係なく、なけなしのポケットマネーから支出されるのだ。皆さんも、この一年間本当にお疲れさまでした!生きることは決してラクなことではありません。明るく楽しいことばかりなら何の問題もないのでしょうが、そう上手くはいかず、良いことより悪いことの方が人生の大半を占めているような気がしないでもありません。趣味らしい趣味のない私が、こうして息をしていられるのは、毎日地道に働き、給料日には好物のお刺身などを買い求めて、ささやかな幸せを味わっているからでしょうか。両親や兄弟姉妹のいない私にとって、お金は働いて稼いだ給料が全てなので、「ちょっと今月足りないから貸して」とは言えないのです。言う相手がいないのです。年末は何かと誘惑の多いシーズンではありますが、それに呑まれてしまうと、私はたちまち立ち行かなくなってしまいます。かと言って、ギュウギュウ自分を締め上げてしまったら、私には生きる(生活する)楽しみがなくなってしまいます。だから、生活費とにらめっこしながら、美味しいものを食べたり、ユニクロであったかいセーターを買ったり、ツタヤで面白そうなDVDをレンタルしてみたりするのです。私がこの吟遊映人の記事を書いているのも、そうした生活に潤いを与えるものとなっています。私が担当しているのは主に、【読書案内】と【映画】に関する感想です。もう一名のスタッフは、画像を配置してくれたり、俳句、詩歌、時事問題など本人が興味のあることをピックアップして、このサイトをさらに雰囲気のある身近なものにしてくれています。今後とも二人でコツコツと続けていこうと思いますので、こちらの記事をサラリとでも読んで頂ければ幸いです。私が学生時代、常に愛読していた聖書の一節に、「一生懸命働けば、必ず良い結果を得る」(ソロモン王の〈箴言〉より)とありました。私はその言葉を胸に、来年もまい進して行こうと思います。今年も一年間、このようなつたないサイトにお立ち寄り下さいまして、本当にありがとうございます。どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい。平成25年 大晦日
2013.12.31
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人というのはおもしろいもので、日々、街の喧騒やギスギスした人間関係に疲労困憊していると、にわかに田舎ののんびりした環境にあこがれる。雪をかぶった遠い山並みや、すっかり稲刈りされた田んぼや、白鷺の戯れる河川敷など、なんだか素朴でありのままの自然に囲まれて生き返った心地になるのだ。ところがその一方で、衣類や装飾品、食べる物に至るまで、都会人を気取ってかあるいは単に嗜好のためか、名の知れたブランドにこだわってしまうという一面もある。「田舎は好きだけど、やっぱり街じゃないと・・・」これが本音ではなかろうか。両者どちらが欠けても人としての心の拠り所、文明の進歩は、バランスを崩してしまう。 街は田舎を、田舎は街を、それぞれが互いを意識し、共存していくのが望ましい。大昔のような自給自足、物々交換の時代ならいざ知らず、我々は荒涼とした資本主義経済の中を歩んで行かねばならない。否が応でも、お金を稼ぎ出すことで生活を営んでいかねばならない。今や、我々の生活の保障はお金のあるなしによって左右されるというのが実情なのだから。冷たく硬いアスファルトや、無尽蔵な車の往来、犬も歩けばファーストフード店にあたり、夏は涼風を、冬は陽射しを遮る高層ビルに囲まれて、我々は自分のやり方で生きる道を探って行かねばならない。(無論、全ての人にとって生きることが過酷な環境にあるとは限らないが)そんな中、吟遊映人も含め、どれほどの人々が映画によってつかの間の平安を与えられていることか。映画の中には非日常性が感じられ、娯楽に値する興奮がある。隣りにいる人を気にせず、自分の感性のおもむくまま楽しむことが出来る。つまり、独りを楽しむことが出来るのだ。それは言わば、孤独が孤独ではなくなる瞬間なのだ。世知辛い昨今、人目を意識した趣味や、流行に乗せられることなく、我々はこれまで通り心ゆくまで映画を楽しめる精神を忘れずに持ち続けようではないか。皆様、本年も創作室Yにおける吟遊映人のつたない記事を閲覧いただきまして、本当にありがとうございました。どうぞ、良いお年をお迎え下さい。『どうしてそんなに映画が好きなのですかと聞かれたときの、私の答えは、人を愛し得ることを教えてくれた映画、そう答えるのが一番私には正直な答えかもしれない』(淀川長治のことばより)また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。See you next time !(^^)
2010.12.31
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こんにちは、吟遊映人です。今年一年、多くの映画に感謝するとともに、つたない記事に目を通していただいた通りすがりの方々、あるいは度々訪れていただいた方々に、心より御礼申し上げます。吟遊映人ア・ラ・カルトはコチラまで。
2008.12.25
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