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2008.03.22
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カテゴリ: 映画/ホラー

「なぜそれを(知ってるんだ)?」
「病気なのは明白だ。ガンは長く人を蝕み、家族をも苦しめる・・・ジョニー、私が治してやろうか?」
「どうやって?」
「方法は関係ない。私が彼の病気を治して、健康な体に戻せるなら・・・私と取引するか?」
「値段は?」
「私が欲しいのは・・・君の魂。」

「ゴーストライダー」は、言わずと知れたアメリカン・コミックの実写化である。
「スパイダーマン」や「バットマン」と同系列に考えれば、それなりに楽しめる作品だ。


ポテチをつまみながら、素直にアクションを楽しみ、オカルトを堪能できるタイプもいれば、作中の様々な矛盾点や脚本の弱さにがく然とする者もいることだろう。

17歳のライダー、ジョニーは父親とともに危険なバイクショーを生業にしていた。
しかしある日、父親がガンに侵され余命いくばくもないことを知ってしまう。
そんな時、ジョニーの前に悪魔メフィストが現れる。
父親のガンを治す代償として、ジョニーの魂を要求するのだ。
ジョニーは、愛する父親の命を救うため、ろくに考えもせず彼の魂を売ってしまう。
しかし、結局父親はガンを完治するものの、バイク事故で死亡。
絶望したジョニーは恋人ロクサーヌとも別れ、一人バイクで旅に出る。
30歳になったジョニーは、ますます危険なバイクショーを披露することで有名になっていた。
まるで死に急ぐような危険な技を続けるジョニーだったが、ある日、TVレポーターとなったロクサーヌに再会。
さらに、忘れもしない悪魔メフィストも再びジョニーの前に現れるのだった。


ジョニー役のニコラス・ケイジが涼しい表情で、グラスに入ったゼリービーンズを飲むようにして食べたり、コーヒーポットに直接口をつけてがぶ飲みしてみたり、口笛でバイクを呼んでみたりするシーンは、もはやマンガチックそのものだ。
また、ジョニーが炎のライダーに変身して倒すべき敵は悪魔メフィストの息子とその仲間たちなのだが、それぞれが“土”“風”“水”を支配する悪魔たちであり、メフィストの息子が堕天使であるという設定も多少宗教色を感じる。
しかし、同じオカルト色の強いアクション映画なら、「コンスタンティン」の方が数段優れていて、作品として格調高いものに仕上がっているように思えた。

いずれにしても、スターぶらずに伸び伸びと楽しげに演じているニコラス・ケイジには注目だ。

2007年公開

【出演】ニコラス・ケイジ、ピーター・フォンダ

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.03.22 07:58:31 コメントを書く
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