吟遊映人 【創作室 Y】

吟遊映人 【創作室 Y】

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

吟遊映人

吟遊映人

カレンダー

2009.04.11
XML

「夢じゃない。可愛いルシンダ。」
「“可愛い”? 私が何歳か知ってる?」
「知っているよ。・・・本当にすまない。魔法の世界に気を取られ、最も大切な存在を見失ってた。だが、今は見える。私は永遠に自分を許さない。」
「約束どおり戻ってくれた。だから私は(お父さんを)許すわ。」

ファンタジー作品は、何と言ってもつかの間の夢と童心を呼び覚ましてくれるところが良い。
ねっとりした恋愛ドラマも難解な社会派ドラマにもうんざり気味の時は、持って来いだ。

実際にはあり得ない妖精や怪物の話なんて子供騙しだとせせら笑う族には、勧めない。

もっとイマジネーションを働かせてようではないか。

ファンタジックな世界観は、我々大人がとうに忘れてしまった、童話の中の神秘ではなかったか。
今一度、純真無垢なあの頃に立ち返ろうではないか。

母のヘレンは、ニューヨークの郊外に朽ち果てた屋敷を相続した。
経済的なこと、大人の勝手な都合などで双子の兄弟ジャレッドとサイモン、それに姉のマロリーは、母親に連れられてそこに引っ越して来た。
屋敷は古いことも手伝って、不思議な要素がいっぱいだった。
まず、屋敷の周囲になぜか結界が張られており、窓の内側やドアには塩が置かれ、ハチミツやらトマトケチャップなど必要以上のストックがあるのだった。
そんな中、ジャレッドは屋根裏部屋を発見。
そこで、「決して読んではいけない」と警告のメモが貼られた本を見つけるのだった。

双子の兄弟ジャレッドとサイモンの二役を、フレディ・ハイモアが好演。
利発で賢そうな雰囲気をプンプン匂わせるから不思議だ。
天才子役と言っても過言ではない。

だが、この作品には斬新なものを求めるというより、親子の絆とか、ノスタルジーとか、あるいは遠い日の夢を思い描いていただきたい。
あっと言う間の2時間を、冒険とファンタジー色にどっぷり浸かって堪能することは、この上もない映画冥利に尽きると言うものだ。

2008年公開
【監督】マーク・ウォーターズ
【出演】フレディ・ハイモア


See you next time !(^^)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.04.11 16:19:17 コメントを書く
[映画/冒険&ファンタジー] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: