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2009.12.19
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カテゴリ: 映画/アクション

「ワハハハ・・・燃えとるよ! 71年のトランポリン大会で決勝に出た私だぞ」
「・・・大昔です」
「一度やれば体が覚えてる」

今回も大物ゲストがチョイ役で出演している。
それは、フランス代表のサッカー選手であるジブリル・シセである。
映画冒頭でのこのサービスは、これから作品を観て多いに楽しもうと心躍らせている視聴者にとっては、実に嬉しい導入部である。
さすがフランス映画なのだ。
さて、本作ではダニエルのタクシーであるプジョー・406がプジョー・407にモデルチェンジした。


コンゴに護送途中のヨーロッパ史上最強の凶悪犯グループ一味のリーダーが、いったんマルセイユ警察に移された。
犯人の監視を任されていたエミリアンは、当の凶悪犯の口車に乗り、まんまと逃がしてしまう。
一方、エミリアンの妻ペトラは、秘密捜査のため犯人グループと接触し、潜入を果たす。

なんと凶悪犯らは、フランス警察でも捜査の及ばないベルギー王立銀行を狙っていたのだった。

「TAXi」シリーズは本作で4作目になるのだが、出演する役者さんたちのことをあまりよく知らない。
せっかくなので、この機会に調べてみようと思い、主役のサミー・ナセリについてウィキペディアを参考。
正直、その経歴に驚いた。
なんと20代で刑務所に入った経験があり、その後は薬物所持や暴行、飲酒運転等で検挙されている。
さらに、今年に入ってからは男性を刺して逮捕されているのだ。
そんなサミー・ナセリではあるが、役者としての実力が認められフランスという芸術の都で世界観を広げた。
ストレートにアクション・コメディとして楽しむ一方で、その作品の内側に秘められた裏事情などを知っておくのもなかなかどうして一興なのだ。

そんな中、骨までしゃぶり尽くすほど映画を楽しみたいと痛感した吟遊映人なのであった。

2007年公開
【監督】ジェラール・クラヴジック
【出演】サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。





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最終更新日  2009.12.19 09:27:45 コメントを書く
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