Clarte Coaching Office

Oct 12, 2003
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カテゴリ: おでかけ日記
場所的になかなか苦戦をしている、福岡の川端に位置する、博多リバレイン。


今日のテーマは
『トルコの三大文明展』


もちろん、目当ては、この嫌味なほどに絢爛豪華な、トプカプの短剣である。

はっきりいって、怖いもの観たさ的なクールな感情(* ̄∇ ̄*)。

しかし、行ってみて、びっくりしたのは、この短剣のオスマン帝政時代よりも、
紀元前2000年の時代のヒッタイト文明の多彩さ!!

当時青銅器が主流だった時期(これも日本の紀元前2000年を考えると、青銅器ですらすごいけど)
にヒッタイトのハッティ族は、鉄器を作る技術(火を高温に保つ)をすでに持っていて、


これだけでもすごいな~と思うというのに
今からかれこれ、4000年前(中国4000年の歴史と同時期です)の文明は、
今の私たちが見ても目を見張るものが多く、大体、ヒッタイト文字っていうのがむずかしすぎて、スゴイ。(?!)

ヒッタイト文字っていうのは、楔形文字の一種だと思うのだけれど、
象形文字より、高度でまったくわけがわからない。
意味があるかどうかもわからない。
ひたすら、力強い、楔のような文字が長々と彫ってある。

これを読んでた神官と、これを彫ってた人の脳みその構造を考えるだけでも、4000年のロマンがある(ホントか?!)。

ここのヒッタイト文明のもので、私が一番おもしろいな~と思ったのは、儀礼のための容器の
アニメチックなキャラの濃さだ。(* ̄∇ ̄*)

(写真を掲載しておりましたが、削除)



さらに!
この牛ったら、背中から水や血や(かなー?)ぶどう酒を入れて、注ぐのはなんと!鼻の穴から!(爆)。

風の通りをよくするためか、じっと観察すると肛門にまで穴があいている。。。。

うーん。

鼻の穴から、何か出てくるのってどう考えたってヘンじゃないかい??


絶対、おかしいな!( ̄m ̄〃)

私は、笑をこらえられずに、キャーキャーいって騒いでしまった。
おっと、ここはギャラリーだ。
静かに静かに。

ヒッタイト文明の部屋を終えると、次のビザンツ文明では、紀元前にもかかわらず、すでに
近代の様相。

濃いアニメキャラみたいな独自性のある文化ではなく
私たちが美術室でよくみる、白い古いギリシャ的な胸像のような、あきらかに現在の美的価値観に近い
写実的な様式になっていて、驚いた。

しかも、日本は同じ時期は弥生時代だ。

今日の世界の美の様式や価値観は、この頃のビザンツ帝国で作られたものがルーツかもしれないな。
ふと、そう思った。
だけど、私には、ちっとも魅力的には映らなかった。
面白くないのだ。

その後、オスマン帝国の絢爛豪華な部屋(ブース)に行き、
装飾過剰な、小物達を閲覧!!

武器や、衣装に見栄を張る、スルタン達の権力はすごいとしかいいようがない。

悪趣味であろうが、宝石の数と繊細な装飾が当時の権力者の証。

例のトプカプの短剣は、ひときわガード(セキュリティ)がかたく、警備員さんまで立ってる状態。

直径3センチのエメラルド(何カラットだろう?)が3個も並んで、残りは、ダイヤモンドと黄金だ!

さらに悪趣味にもイギリス製の時計が施してあるではありませんか!
一気に興ざめしてしまった瞬間。

オスマントルコのくどさを妙なものにしてしまった近代的な時計の影響は酷い。

無い方がマシだと思うのだけれど、お金持ちの方の趣味って理解しがたい。

財力はすごかったんだろうな。
権力者以外の人たちは、一体どんな暮らしをしていたんだろう?

現在のトルコの映像をふと見ながら、自然が豊かで人々も温厚そうな、一般のトルコ人を見て
ふと、そんなことを考えてしまった。

権力の裏側のようなものを感じさせたトルコ三大文明展だった。





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Last updated  Aug 9, 2004 10:23:30 AM
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