保育士コーチ松原美里の「子育て応援隊」

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2009年11月08日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
こんばんは、Misatoです。

昨晩は、かつて私が勤務していた施設の男の子(Y。中一)と

一緒にご飯を作って食べるボランティアの日でした。



ちょうど母が前日うちに泊まりに来ていて、

「あんた・・・!こんなんで本当に料理とか作ってるの?!」

・・・と意気揚々と掃除をしてくれていたのを見て


もしかして・・・?


私なりに掃除をしているつもりでも、

Yにはダメな大人っぷりを見せすぎていたのでは?





母が帰った後、あわてて部屋を掃除したりしていて、ふと気がつきました。

私は、私を中心にボランティアをしていたんだな、ということに。

たしかに、

子どもにとって、損得の関係なく小さな頃から関わっていた大人が

無条件の愛情を注ぎ続けることに意味がある。

とくに、施設という環境の中では

退職をしたり、配置換えをして変わっていく職員も多いので

それでも、自分の出来る範囲で続けることが大切。



…そう思っていました。

私の愛情が、その時のYにとっては物足りないものだとしても

(ものを買ってほしい盛りの時は、ビシッと釘を刺すバトルも。)



そう思っていました。


がっ!!


いつまでもそれじゃ、ダメなのです。


私も成長しなくては。



私の都合中心で時間を組み立てるのではなく、



そのために、何が出来るかを考えなくてはいけないんだ・・・・。


~そんなことに気がつき、愕然としました。



というわけで、進行などもYが進めやすいように配置をしつつ

今回はYが積極的に自分で料理を楽しめるように促したり。



「お姉さん、反省してちゃんと掃除したわ。」

「あ、ホントだ。綺麗になってる。」 ←その前の状態に気付いてるやん!


~なんて会話が繰り広げられつつ。

ダライラマのお話を中学生にも分かるように説明をしつつ。

(「ふーん?」という感じであんまり興味が湧かないようでしたが・・・。)


着々と料理を進めていくうちに、ハッと気がつくと1時間ちょっとが経過。

「集中してたら時間を忘れてたね…。」

「びっくりしたね…。」

~とかなんとか言いながら、出来上がったカレーがこちら。

北海道産のジャガイモとにんじん・玉ねぎで作ってみました!

091107_1924~01.JPG

ジャガイモ・にんじんの皮をむいたのもY。

鶏肉を切ったのもY。ルーを溶かしたのもY。

炊き立てのご飯を混ぜ、お皿によそい、カレーのルーを掛けたのもY。


「うわ~。このにんじん、めっちゃ甘い!ジャガイモもとろけるよ~。」

「…このカレー、美味しい。にんにくとトマトが効いてる。」

↑にんにくをみじん切りにしたのもY、ホールトマトをつぶしたのもY。

自分が作ったものだから、よく分かるんですね(笑)



「調理さん、大変だろうな。」

ポツリ、Yが言いました。

(調理さんとは、当時園にいた

 60人の子どもと職員のご飯を毎度作ってくれていた人たちのこと)

「これで、これだけ時間が掛かるんだもんな。」



~どんなに恩着せがましく「感謝しなさい!」と言ったって、

感謝の気持ちは湧いてこない。

でも、自分の心が育って、ありがたみが分かった時

本当の意味で感謝の気持ちが湧いてくるのでしょうね。



Yの口からこの言葉が出たことに、密かに私はじーんとしていました。



帰り際、

「いつからここ、来ているんだっけ?」

「小4から。でもあんたは幼稚園からお泊まりしてるんだよ。

 I が○○○した事件、覚えてる?」

~そんなやり取りをしつつ、

自分の成長を確認しているYをいとおしく思いました。



バスに乗り込むと、

窓の外でバスが出るまで見送る私を知っているYは、

ちょっとだけ合図をして、知らんぷりをする。

私もなんの気なく、星空を見上げたりしている。

バスが発車する瞬間、当たり前のように合図をするYを見送りつつ。



部活もやめたことだし(笑)

せっかくある時間、有意義に過ごすか!




・・・と、生田緑地にあるらしいプラネタリウムに

思いを馳せる私だったのでした。






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Last updated  2009年11月08日 19時38分01秒
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