今日もプレイミス

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2012.01.14
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カテゴリ: ボードゲーム

 いつもの月例会。4人で。月末ゲーム会を潰してコミケゲーム会やったから、2週間に1回はこの友人宅に集まってるな。場所の提供に百の感謝を。

●ハイファイブ
ハイファイブ

 1人遅れてくるかも、ということだったので、見るからにノンテーマ、短時間で好みに合わなそうなこれを。時間調整のつもりだったが、インスト開始直後にもう1人も到着したので、渋るのもかまわず無理矢理卓につかせた。被害者は多い方がいいしw でもこれが、前回の「トフワボフ」に引き続いて意外とよかった。

 最初に盤上の、碁で言う“星”のあたり(だそうだ)に4枚の数字タイルを置く。そのあと手番順に手持ちの数字タイルを1~4枚(最初の1巡だけはちょうど3枚)出し、ボード上に置く。複数出すときは一直線に置かなければならない。出したタイルすべてと、すでにボード上にあるタイルを組み合わせて一直線につながっている5枚を選び、そのタイルでできているポーカーの役によって得点を得る。タイルの種類は4色13枚なのでトランプとだいたい一緒だが、1のタイルは14としても使える。ジョーカーは4枚あり、最初から各プレイヤーが1枚ずつ持っている。
 タイルを置き、得点を得たら(または得なかったら)山から2枚を補充して手番終了。山がなくなったら手札のみで配置を続け、最初に置ききったプレイヤーにはボーナスの2点が与えられる。誤差だけどなw

 ルールだけ聞くと先日やった(そしてつまらなかった)「二次元ポーカー」にそっくりな気がしたが、実際プレイしてみるとだいぶ違い、こちらは充分に遊べるレベルに達していた。

 置いたタイルを含めて5枚しか得点計算に使えないので、「二次元ポーカー」と違って既存の役を再利用しにくい。もちろん不可能ではないが、たとえば1~5のストレートができてる列に10とか13とかをくっつけて「この列に1~5のストレートがあるから得点ゲット!」というわけにはいかない。置いたタイルを含めて5枚しか使えないので、列の反対側にあるタイルは使えなくなるからだ。たったこれだけのルールの差で、ずいぶん頭を使うようになった。

 他にも、「縦横両方で得点計算ではなく、こちらはいずれか一方のみ」「ジョーカーの存在」「配置可能場所が最初からボードによって決まっている」など、私が「二次元ポーカー」でよくないと感じた点がだいたい改善されてる感じ。この辺は好みかもしれないが、少なくともこっちの方がコンポーネントが豪華なのは間違いないので、「カードゲームよりボードゲーム」派にはこっちを勧める。

 序盤から他プレイヤーに(比較的)再利用されやすい配置をしてしまい、それを見逃さず再利用しまくったプレイヤーがリード。後半にはファイブカードを達成したプレイヤーが追い上げたが及ばなかった。ボードの形状も手伝って、なんだか軽い麻雀のようなプレイ感。傑作とは言えないが、「何か軽いの1つくらいはできそうだな」なんて感じで時間が余ったときに出すと受けそうなタイトルだ。


●ダンジョン・ロード
ダンジョン・ロード

 BGGID:grandfatherさんの訳を私が編集した和訳ルールは こちら

 「ダンジョン・ペッツ」を手に入れたので、そっちをプレイする前にこっちをやっとかないとな、ってことでこれ。やっとプレイできた。

 テーマは電源ゲームの「勇者のくせになまいきだ」とか、漫画の「天体戦士サンレッド」に似てるかな。プレイヤーはいつの日か偉大なダンジョン・ロードになることを夢見る若者となり(150~200歳くらいだそうだw)、免許を取得するために田舎町の片隅で細々と悪事を行ったり、ちまちまとダンジョンを掘ったりする。収穫期である秋の終わりには、暇になった冒険者が徒党を組んでダンジョンを荒らしに来るので撃退する(もしくは蹂躙される)。これを2年繰り返してゲーム終了。ダンジョン省の試験官がダンジョンのさまざまな要素を評価する。最終評価がプラスになったらダンジョン・ロード免許獲得。トップだったらその地域で最高のダンジョン・ロードであるアンダーロードの称号を得る。

 みんな大好きCzech Games Edition。Vlaada大先生作。となれば、ごちゃごちゃしたコンポーネントと恐ろしく読みづらいルールブックはお約束w 前回、フレーバーテキストも飛ばさず読み聞かせたらインストに2時間近くかかったらしいw 今回は私がインストを担当し、可能な限りプレイに関係するところだけに的を絞ったが、それでも1時間ちょっとかかった。

 アクション選択のバッティングシステム部分と、冒険者との戦闘部分の2つを軸にしたゲーム。あとの部分はだいたい自動処理に費やされるので、そこを理解しているプレイヤーが最低1人いれば、実プレイ中にルールを参照することはほとんどない。

 こりゃ面白いね。ファンタジーRPG(電源ありでもなしでも)好きなら気に入るだろう。要素が多く、リソース管理が厳しめなので、最初の数プレイでは自分のやりたいことを黙々とやるだけになりがち。これを差して「多人数ソロプレイ」というなら、まあその通りだ。この段階では「大人のファミリーゲーム」という評価がしっくりくる。ゲームの勝敗にこだわらず、好みのダンジョン部屋やモンスターを購入して好みのダンジョンを作り上げる。それを冒険者に破壊されて(これはほぼ確定だw)一喜一憂する。ゲーム終了時には互いの健闘を称え、自分のダンジョンの長所を自慢しあおうw 上の写真は私が作り上げたダンジョンの終了時の様子。ちっちゃいなw だけど足止めトラップやモンスターを1回しか使わずに3通路しか蹂躙されなかったのはなかなかうまくいったと自負している。得点は全然取れなくて3位だったけどなw

 しかしある程度慣れてきて、他プレイヤーの動向をうかがう余裕が出てくると、一転してヒリヒリした読み合いが熱い戦略ゲームに化けそうだ。何しろアクションは1種類につき最大3人しか実行できない。バッティングして4番手になったらまるまる手番損だ。かといって、全部のアクションでバッティングを回避してばかりでも具合が悪い。たいていのアクションは2番手、3番手になった方が効果は高いのだ(コストがかかることも多いが)。現在の手番順、他プレイヤーが実行できるアクション、他プレイヤーが実行したいアクション、そしてその順番まで読み切り、狙ったアクションスペースに手下駒を置くことができたら一流のダンジョン・ロードと言えるだろうw

 長時間ゲームだが、待ち時間はアクション選択時くらいなので、よほど長考するプレイヤーがいない限り退屈する暇はないだろう。経験を積んで、よりいっそうゲームが複雑になる拡張も入れてやってみたい。月一で「ダンジョン・ロード会」とか開催したいくらいだw


●カステリ
カステリ

 もう夕方だったので、「カーサグランデ」かこれのどっちかをやって終わりにしようということになり、こちらが選ばれた。

 クイーンのサイトでこのゲームのボードの写真を初めて見たとき、私がどれほど胸を高鳴らせたことか。上の写真を見てもらえば、建設ゲーム好きな同志にはきっと分かってもらえるだろう。そしてデザイナーがGunter Burkhardtであると知ったとき、私がどれほど落胆したことかw

 手番になったらタイルを1枚めくる。タイルにカードや銀鉱石が描かれていたらそれを取る。タイルには四辺に各プレイヤーの影響力が数字で書かれている。これを任意の向きで元の場所に置く。各数字は、隣接する土地に対するそのプレイヤーの影響力となる。ある土地に隣接するすべてのタイルが表向けられたら、その土地(1~3辺を持つ)への影響力が確定する。一番影響力を持つプレイヤーがその土地に対応する資材を得る。資材を使って城を建設すると、その縦横方向にある村や町から得点を得る。タイルが全部めくられたら最終得点計算。最多得点プレイヤーの勝ち。

 めくり運が強い。暫定的に自分が優勢取ってる土地の影響力を確定させようとして、どう置いても他プレイヤーにしか資材がいかないタイルをめくってしまうこともある。

 ダウンタイムが長い。手番にやることが「タイルをめくる場所を探す」「タイルを置く方法を考える」「城を建てられるなら建てる場所を探す」であり、そのどれもが手番にならないと考えられない(城の建設場所は事前に候補を探すこともできるが、手番にめくったタイルによって変わることもある)。当然一手番ごとに時間がかかるし、そのあいだ他プレイヤーにできることは何もない。「ここに城を建てると何点ですよ」ということを示す数字チップでも用意して、ゲーム開始時に各建設予定地に置いておく、くらいすれば、城の建設に関してだけは少しはましになるかも。

 カードが馬鹿みたいに強力で、引かないと話にならない。しかしその手段の半分以上が「タイルのめくり運」にかかっているという、時代に逆行したシステム。通常、城は岩山にある建設予定地にしか建てられないのだが、今回のプレイではそういったところに一生懸命城を建てて5点、6点と稼いでる2人を尻目に、1人は「出すだけでX点」カードを3枚引いて12点を獲得。もう1人は「普通は城建てられない森や畑に建てられる」カードを2枚引いて9点×2回で18点をゲット。やってられねーw

 どこに城建てれば何点入るかはほぼ確定してるので、初めのうちに高得点の土地が埋まり、後半になるにつれ得られる点数はしょぼくなっていく。なんというか、Burkhardtは「拡大再生産」とか「終盤の逆転」とかにトラウマでもあるんだろうかw

 「チョコラトル」に匹敵する、手がつけられないほどの先行逃げ切り(もしくはカード引いたもん勝ち)ゲー。もうBurkhardtのゲームは絶対やらねーw






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Last updated  2012.01.19 10:17:12
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