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国立大学法人会計が企業会計と大きく異なる処理のひとつに減価償却があります。 固定資産を、どの財源で購入するかで3種類の処理にわかれます。 1つ目は、附属病院等による自己収入で固定資産を購入した場合。 この場合は、企業会計と同じく、減価償却費は費用処理されます。 よって、減価償却相当額の収益が、毎年積み立てられます。 2つ目は、国から施設費(使用目的限定)という名目で予算が配布され、その予算で購入した場合。 この施設費は企業でいうところの出資金と同じような扱いとなり、固定資産を購入した際には資本準備金として組み入れられ、その資本準備金から減価償却相当額を控除します。 よって、企業規模を表す純資産が、減価償却相当分ずつ毎年縮小していきます。 3つ目は、運営費交付金という毎年配布される目的が定まっていない予算で購入した場合。 運営費交付金は国から業務を受託した前受金のような性質があることから、受取時は短期負債に繰り入れられます。そして決算時に負債から収益に振替えられます。 また、運営費交付金は、そもそも単年度決済、すなわち1年で使い切らなければいけない予算です。 よって、運営交付金で固定資産を購入した際には購入価額分を短期負債から長期負債に振替え、会計年度末には減価償却相当額の長期負債を収益に振替え収支を相殺します。 これらの手順を、財源別取引順に、仕訳表と試算表を作成しましたので掲載します。
2011.11.02
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自分の特技と経験を活かし、他の診断士と差別化するには、自分が目指すべき方向性はどこだろうと考えました。 特技は、計算するのが大好きで、会計センスが優れているところです。ただ、会計処理は正直めんどくさいと思っているところがネックです。 そして、経験としては、国からの補助金をもらって事業を行っている部署に所属しているため、予算から発注、帳簿処理まで一連の手続きを経験しました。帳簿に関しては、自分でオリジナルのものを作成し、年々改良しています。 また、もうひとつの経験としては、脳・神経科学の最先端に日々触れているということです。 これらを総合的に勘案し、脳神経科学の知識を用いて、無感情になりがちな財務会計を、経営者や従業員のやる気に活用できる、血の通った財務会計を行いたいと考えました。 具体的には、 (1)補助金の申請ならびに、補助金の管理を助言していく。 (2)事業継承の際の節税対策を立案する。 (3)学校法人の財務状況の改善を指導する。などです。 (1)に関しては、中小企業施策をもとに申請できる補助金の情報を提供し、申請手続きの代行や、補助金の記帳方法のアドバイスといったところが主な業務です。 (2)に関しては、相続税法の知識と施策の情報をあわせて、最適な事業継承計画を立案します。 (3)に関しては、学校法人会計や、国立大学法人会計の知識を活用し、財務分析を行い、財務状況の改善を提案していきます。 これらを行うにあたって、私に不足している知識は、 (1)相続税法 (2)学校法人会計基準、国立大学法人会計基準 (3)脳・神経科学です。 相続税法は、消費税法と法人税法も合わせて、税理士試験の教材で勉強します。 学校法人・国立大学法人会計に関しては、市販の書籍で勉強します。 脳・神経科学に関しては、職場の図書館にある書籍で勉強しつつ、上司に解説をしてもらい体得していきます。 まだまだたくさん勉強していかなければなりませんが、目標を持って勉強に取り組むのはやっぱり楽しいです。
2010.08.28
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ブログタイトルを変更しようと考えています。 そこで考え付いたのが、タイトルの略語です。 直訳すると、「感情のための財務会計コンサルタント」です。英語は得意ではないので、文法などがおかしいかもしれません。 深い意味はあるのですが、ちょっと登山のあとで疲れているので、また別の機会に…。
2010.08.24
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