(1)本当は位置や運動量が確定しているのに観測が不完全なせいで測定誤差がついてくるだけ、という意味ではなく、(引用者注:現代物理学での不確定性では)本当に位置や運動量そのものの値がぼやけてしまうというから不思議で仕方だない。(村田次郎「余剰次元と逆二乗則の破れ」、講談社ブルーバックス)
(2)不確定性というのは観測する前の状態ですでに存在している(前野昌弘「よくわかる量子力学」東京図書)
(3)この二つ(引用者注:ハイゼンベルクの不確定性と現代物理学者の不確定性)はよく似ているので、しばしば混同されますが、違う話です(大栗博司「重力とは何か」、幻冬舎新書)