クリームな日々

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国連演説新しい形




国連総会で携帯電話をマイクに近づけ、セラヤ大統領の声を流すホンジュラスのロダス外相=AP 【ニューヨーク=吉形祐司】「人々の声が封殺され、深刻な犯罪が行われている」――。クーデターで政権を奪われた中米ホンジュラスのセラヤ大統領が28日、携帯電話を通して国連総会に訴えかける一幕があった。

 演壇に立ったパトリシア・ロダス外相が突然、電話を取り出して肉声を伝えた。

 大統領は6月、軍に国外追放されたが、今月21日に帰国。首都テグシガルパのブラジル大使館に籠城(ろうじょう)し、暫定大統領に就任したロベルト・ミチェレッティ氏との対話を求めている。「携帯電話演説」は同大使館から行われた。

 国連総会は6月末、クーデター非難決議を全会一致で採択しており、セラヤ大統領が「国連に法の支配を回復してもらいたい」と訴えると、中南米諸国の代表団は総立ちで拍手を送った。

(2009年9月29日19時47分 読売新聞)

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