「だい」のひとりごと

「だい」のひとりごと

2006/03/17
XML
カテゴリ: 家内と 病気の事
多発性硬化症(MS)(抜粋)

を取ったもので、
日本語では「多発性硬化症」といいます。
中枢神経系(脳・脊髄)のあちこちに病巣ができ、さまざまな神経症状が起こります。

多発する:脳と脊髄に病巣が多く発生します。病巣は、できたり消えたりします。
硬 化: 解剖してみると、病巣があった部分は硬くなっています。

脳と脊髄の神経線維は「ミエリン」という脂肪質のカバーで覆われていて、
それは神経同士を絶縁する働きをしています。
MSは、ミエリンのあちこちを自分自身で壊してしまうことによって起こる、脳と脊髄の病気です。
そのために神経の情報がうまく伝わらなくなって、さまざまな症状が出てくるのです。


 ミエリンが壊れることを「脱髄」といい、壊れた部分を「病巣」または「脱髄斑」といいます。


多発性硬化症(MS)は原因がはっきりせず、現代医学では完全に治せない病気です。
 しかしMSの治療研究は世界中でおこなわれており、1980年代前半には、
副腎皮質ステロイド剤を使って、急性期における炎症をくい止められるようになりました。
1980年代後半には、MRI検査が普及しはじめたことで、早期に診断できることが多くなりました。(略)


 それまで再発予防に有効な手だてのなかった日本でも2000年、
インターフェロン・ベータ1b「ベタフェロン」 が発売されました。(略)

 MSは、患者さんによって症状も経過も異なりますが、全ての患者さんが予測不可能な再発の
危険を抱えています。(略)

 ベタフェロンは「インターフェロン製剤」です。
インターフェロンは人間の体内で作られるタンパク質で、このインターフェロンを天然のまま、
あるいは遺伝子を組み換えて薬にしたものが、インターフェロン製剤です。
ベタフェロンは遺伝子組み換え技術を使用した「インターフェロン・ベータ1b」製剤です。(略)
米国で1993年に、日本では2000年に承認・販売されています。
 ベタフェロンは注射薬で、2日に1回、皮下に自己注射します。



 ベタフェロンは皮下注射薬です。「凍結乾燥(フリーズドライ)」という特殊な加工がされた
状態でガラスビンに入っていて、注射する直前に溶解液で溶かして使います。
凍結乾燥してあるのは、薬剤の安定性を保つためです。


注射は、腹部や大腿部などのやわらかい部位に、2日に1回おこないます。
腹部、大腿部、上腕部、臀部などの皮下脂肪が厚くやわらかい部位に注射をします。
自分で注射をする場合は腹部と大腿部に、家族などに手伝ってもらえる場合は、
そのほか上腕部と臀部に、毎回部位を変えながら注射をします。(略)

副作用がよく起こるのは、発熱(63.0%)、頭痛(31.0%)、倦怠感(20.0%)、関節痛(11.0%)、
悪寒(6.0%)などの「感冒様症候群」と呼ばれる、風邪に似た症状です。
 注射をした部位に発赤(43.0%)、痛み(18.5%)、しこり(16.0%)、
かゆみ(8.0%)などの「注射部位反応」が出ることもあります


 ベタフェロンを使いはじめた頃には、これらの副作用がよく出ますが、
多くは時間の経過とともに軽快したり、消えたりしていきます。
そのほか、不安感や絶望感が生じる抑うつ状態(6.5%)になることがあります。
リンパ球の減少や肝機能障害が見られることもあります。

 副作用の多くは対処できるものです。感冒様症候群に対しては解熱鎮痛剤を服用し、
注射部位反応に対しては、注射できるところを毎回変えて防ぎます。
抑うつ状態も抗うつ剤や精神療法でコントロールできることが多いので、
 精神的な変化に気づいた時は、すぐに主治医に相談しましょう。


 副作用の出方、種類、程度、治まり方には個人差があります。
たとえば、感冒様症候群は通常、使いはじめてから2~3ヶ月で治まってきますが、
3ヶ月以上続くことも、逆に数日で治まることもあります。(略)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006/03/17 11:10:53 PM
コメント(8) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: