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☆ダレン・シャン



【ダレン・シャン シリーズ】Darren Shan
●● ダレン・シャン ●●
  小学館

映写機画像.jpg映画のはなし
■「ダレン・シャン/奇妙なサーカス」 Cirque du Freak~渡辺謙も出演!「ライラ」監督の兄が挑戦

ダレン・シャン 映画画像

原題: Cirque du Freak
監督: ポール・ワイツ
脚本: ブライアン・ヘルゲランド
原作: ダレン・シャン

キャスト:
クリス・J・ケリー
ジョン・C・ライリー
渡辺謙
サルマ・ハエック
ジョシュ・ハッチャーソン
ウィレム・デフォー

*右はヴァンパイアのラーテン・クレプスリーを演じてるジョン・C・ライリー、左はダレン・シャンのクリス・ケリー

ダレン・シャン(仮題)

主人公の少年と同名の作家が書く「ダレン・シャン」シリーズ全12作の第1作「奇妙なサーカス」の映画化企画は前からあるが、現在も続行中。かつてはワーナー・ブラザースが映画化権を持っていたが、ユニバーサル・ピクチャーズが入手。ダレン・シャン役は新鋭クリス・J・ケリー、主人公の親友役を「テラビシアにかける橋」のジョシュ・ハッチャーソン。その他の出演陣にジョン・C・ライリー、サルマ・ハエック、そして奇妙なサーカスのオーナー、Mr.トール役で渡辺謙の出演も決定している。監督は「アバウト・ア・ボーイ」のポール・ワイツ、脚本は「ボーン・スプレマシー」「ミスティック・リバー」のブライアン・ヘルゲランドを予定。08年2月に製作開始、08年に全米公開と言われている。 
主人公 ダレン・シャン にクリス・J・ケリー 、 ダレンの師ラーテン・クレプスリーにジョン・C・ライリー、ヒゲ女 マダム・トラスクにサルマ・ハエック、ダレンの親友スティーブにジョシュ・ハッチャーソン 、ヴァンパイア将軍 ガブナー・パールにウィレム・デフォー。


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ファンタジー本 ダレン・シャン本のはなし

文庫





ヘビ少年や狼男が出演するサーカスを偶然観た夜から、奇妙な運命に巻き込まれてしまったダレン少年。先の読めない展開でぐいぐい引き込まれるホラーファンタジーです。世界25カ国で翻訳出版が決まり、イギリスでもベストセラー、日本でもシリーズ合計214万部を超えています。映画化も決定、「ハリーポッター」のローリングが賞賛していることでも話題!恐怖と興奮でドキドキさせられる、また「友情、家族の愛」について考えさせられる人気シリーズです。 


「ダレン・シャンI -奇怪なサーカス-」 Cirque Du Freak
「ダレン・シャンII -若きバンパイア-」 The Vampire's Assistant  
「ダレン・シャンIII -バンパイア・クリスマス-」 Tunnels of Blood  
「ダレン・シャンIV -バンパイア・マウンテン-」 Vampire Mountain
「ダレン・シャンV -バンパイアの試練-」 Trials of Death
「ダレン・シャンVI -バンパイアの運命-」The Vampire Prince
「ダレン・シャンVII -黄昏のハンター-」Hunters of the Dusk
「ダレン・シャンVIII -真夜中の同志-」 Allies of the Night
「ダレン・シャンIX -夜明けの覇者-」 Killers of the Dawn
「ダレン・シャンX -精霊の湖-」 The Lake of Souls
「ダレン・シャンXI -闇の帝王-」The Lord of the Shadows
「ダレン・シャンXII -運命の息子-」 Sons of Destiny
「ダレンシャン外伝」

週刊少年サンデー漫画化
週刊少年サンデー公式サイト
「ダレン・シャン」スピンオフ小説2010年刊行予定! 主人公はクレプスリー! (2008.05.16) 


ダレン・シャン公式サイト (第1巻の試読が可能)
ダレン・シャン 原作感想 








★★ダレン・シャンの本棚★★ Darren Shan  著者 ダレン・シャン
ダレン・シャン サイト シリーズと登場人物の紹介、似顔絵ギャラリー、壁紙。第1巻の試読可能。小学館。
ファンタジー映画と本
ダレン・シャン 原作感想 



ダレン・シャン 奇怪なサーカス.jpg『ダレン・シャン―奇怪なサーカスー』 Cirque Du Freak

◆ストーリー
主人公ダレン・シャン少年は、偶然に奇怪なサーカス「シルク・ド・フリーク」のチケットを手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、ダレンが正体不明のバンパイアと取り引きし、バンパイアになってしまったのだ。数奇な運命をたどっていく主人公の冒険や不思議な世界が、予想もできぬ展開で繰りひろげられていく英国のホラーファンタジーの第一作目です。

◆原題「シルク・ド・フリーク」Cirque Du Freakの<フリーク>
ダレン少年がバンパイアになる運命と出会う舞台となるサーカス団の名称。<フリーク>とは異様・異形とか、普通でない、という意味があり、ここはただのサーカス団ではありません。バンパイアとなる運命の出発点のこの題名はぴったり。ただし、訳者の方は、サーカスの団員の表現に、原作に忠実に行ったと但し書きをするなど気をつかっています。

◆映画化のはなし 
ユニバーサル・スタジオが、映画化権取得。(ワーナー・ブラザースが権利を持っていたが、2004年に放棄) 脚本と製作総指揮ブライアン・ヘルゲランド「L.A.コンフィデンシャル」「ミスティック・リバー」「ボーン・スプレマシー」。制作はローレン・シュラー=ドナー「Xメン」のプロデューサー。1~3巻映画化予定。

◆ベストセラー
米国では発売早々児童書ベストテン入り。ドイツですぐに初版を売りきった話題の英国産ベストセラー。『ハリー・ポッター』作者J・K・ローリング激賞。




ダレン・シャン〈2〉若きバンパイア.jpg『ダレン・シャン(2)ー若きバンパイアー』 The Vampire's Assistant  

◆ストーリー
友人の命を救うためバンパイアのクレスプリーとの取引で自分がバンパイアになってしまったダレン少年。半バンパイア(半分人間、半分バンパイア)として生きていくために家族と友人を失い寂しい毎日を送っていた。ある日、師匠のクレスプリーの提案で「シルク・ド・フリーク」のメンバーになり友達も出来て、ようやく笑顔がとりもどせるようになったが…。ファンタジーミステリー待望の第2弾。

◆原題「バンパイア・アシスタント」The Vampire's Assistantとは、バンパイア見習い、召しつかい、手下という意味。ダレンはクレスプリーの手下となった。けれどなかなか受け入れられません。自分にバンパイアの血をそそいだクレスプリーにも恨みの念を抱きますし、友達が欲しくてなりません。そんな気持ちをクレスプリーにぶつけると、意外にも申しわけながってサーカス団の「シルク・ド・フリーク」に戻ろうと提案してくれた。さらに、絶対人間の血なんか飲めるものかとかたくななダレン少年の身を案じ、寝ている時にむりやり血を飲ませようと涙ぐましい?面も見せるなど、第1巻では冷酷そうだったクレスプリーでしたが、結構話のわかるやつ、、と感じ始めるのです。”バンパイアとは~”といろいろ分かってきます。

◆他のバンパイアシリーズとちょこっと比較
映画『インタビュー・ウィズ・バンパイア』(アン・ライス原作<バンパイアクロニクルズシリーズ>)では、子供がバンパイアになると、成長は一切止まってしまいますが、『ダレン・シャン』ではバンパイアは人間の10年で1歳としをとります。(半バンパイアは5年で1歳加齢)というように、ダレン少年はゆっくりではありますが、ちゃんと大人になることが出来る。また、バンパイアは昼活動できないか、とか、本当に不死身かとか、血を飲むこと、についてなどもその世界観は、なかなか面白いです。



ダレン・シャン〈3〉 バンパイア・クリスマス.jpg『ダレン・シャン〈3〉ーバンパイア・クリスマスー』 Tunnels of Blood

◆ストーリー
半バンパイアとなり家族や親友と別れ、「シルク・ド・フリーク」の一員として毎日を送っていたダレン少年。そんなある日、クレプスリーが再び旅に出ると言う。親友のへび少年エブラとともに「シルク・ド・フリーク」を離れはるか遠くの都会へ。ダレンはそこで出会った同じ年頃の少女デビーに恋心を抱くが、世にも恐ろしい殺人事件に巻き込まれることに。人気シリーズ第3弾。

◆原題「トンネルの血」Tunnels of Bloodは、地下の下水道が今回はじめて遭遇する<バンパニーズ>との戦いの舞台を表してます。クレスプリーの故郷の町の、謎の殺人事件。夜ごとに姿を消すクレスプリーをダレンとエブラは疑います。一方、邦題では”バンパイア・クリスマス”と変更。ぬくもりや華やぎが感じられます。親友のエブラへのプレゼント、ガールフレンドのデビーの家でのクリスマス・パーティの誘いなど、冒険だけでなく友情や恋も充実ナ内容です。

◆また映画化のはなし
この『ダレン・シャン』シリーズ(1)~(3)が、おそらく一本の映画になるのでしょう。(1)~(3)では時間としては10年間ほどですが、ダレンはハンバイアなので14歳のままの姿です。また、内容的にも、(1)~(3)、(4)~(6)、(7)~(9)と、三巻づつまとめやすくなっているので、映画化にも丁度良いようですね。ホラー・ファンタジーなだけに、かなりダークです。はたして、子供向けファンタジー、っと銘打てるのかな??っと感じるのですが。。






ダレン・シャン〈4〉バンパイア・マウンテン.jpg『ダレン・シャン〈4〉ーバンパイア・マウンテンー』 Vampire Mountain

◆ストーリー
8年前まで、どこにでもいる少年だった。半バンパイアになったダレンは、バンパイア総会に出席にするために急遽バンパイア・マウンテンへ旅をすることになった。そこにはどんなヤツらが待っているのか?そして彼を襲う試練とは?読み出したら止まらない、ファンタジーミステリー待望の第4弾。

◆原題「バンパイア・マウンテン」Vampire Mountainが文字通り舞台となるのが(4)~(6)巻です。半バンパイアとして生きている主人公のダレン少年が、今回目指す<バンパイア・マウンテン>。ここでは12年に一度バンパイア総会が開かれる。そこに行けば仲間と認められ、バンパイア達をもっと知ることができる。旅の道連れには これまでチラリと登場していた<リトル・ピープル>が同行します。それを命じたのは、誰からも恐れられているミスター・デステニーという謎に人物でした。 しかしバンパイア・マウンテンまでの道のりは、バンパイアの力量を問われる過酷な試練でした。

◆<リトル・ピープル>
これまであまり触れられてきませんでしたが<リトル・ピープル>は「シルク・ド・フリーク」に多いときは20名程、常時いる謎の存在です。左足をすこしひきずって歩くことから、ダレンとエブラが<レフティ>がこの旅に同行します。まったく口をきけないとばかり思っていたのが語りだし、さらに名前も名乗り、周囲はびっくり仰天。成長したエブラにかわりダレンの親友となっていきます。







ダレン・シャン〈5〉バンパイアの試練.jpg『ダレン・シャン〈5〉ーバンパイアの試練ー』Trials of Death

◆ストーリー
バンパイアとして認められるための試練では知力、体力、気力をつくして、極限の状況から脱出しなければいけない。少しでもまちがうと、確実に死ぬ。命がけの試練を受けることになったダレン。「水の迷路」「針の道」「炎の間」。。といった困難な試練を、仲間の協力で次々とクリアしていったがとうとう絶体絶命の危機に追い込まれる。。そんなとき意外な人物が予想もしなかった行動にでた。果たしてダレンは切り抜けられるのか。。

◆原題「死をかけたトライ」Trials of Death ここではダレンに課せられる5つ試練が中心です。厳しい試練ばかりで、いつ死んでもおかしくない課題ばかり。ボロボロになりながらもバンパイアの誇りをかけて必死で戦うダレンの涙ぐましい奮闘では、バンパイアとして立派になったなあと感じました。

◆バンパイア世界のシステム
バンパイア将軍、バンパイア元帥といったバンパイア世界がつぶさに描かれてます。バイパイアたちは、戦い好き?でも、わりときさくな人物ばかりのよう。その反面古くからのしきたりや名誉をを重んじるなど、厳しい世界でもあります。裏切り者や脱落者にまちうける「処刑の間」といった恐ろしい場所もある。

◆<バンパイア対バンパニーズ>
この敵対関係が、さらに抜き差しなら無いものとなり全面対決の様相が。。バンパイアたちに迫る<バンパニーズ大王>の噂などもささやかれる。





ダレン・シャン〈6〉バンパイアの運命.jpg『ダレン・シャン〈6〉ーバンパイアの運命ー』 The Vampire Prince

◆ストーリー
カーダの裏切りによりガブナーは殺され、逃げ切れずにバンパイア・マウンテンの地下水脈に流されてしまったダレン。奇跡的に狼たちに助けられ体力を回復している時にカーダたちがダレンを捜索していることを知りカーダの目的を理解する。この危機を一刻も早く元帥に伝えるためダレンは処分を覚悟で再びバンパイア・マウンテンに向かう決意をする。逃げ出したバンパイアマウンテンに戻り、奇抜な作戦で<バンパニーズ>と戦います。




















ダレン・シャン〈7〉黄昏のハンター.jpg『ダレン・シャン〈7〉ー黄昏のハンターー』 Hunters of the Dusk

最年少で元帥に選ばれ、バンパイア・マウンテンで6年間修行と経験をつんできたダレン。そんなある日、突然現れたミスター・タイニーが、バンパニーズとの戦争でバンパイア一族が生き残るためには「選ばれし者」がバンパニーズ大王を倒すしかないという予言をする。そして「選ばれし者」としてダレンとクレプスリーが大王を倒すための旅に出ることに…。ファンタジーミステリー第7弾。

◆<黄昏><夜><夜明け>三部作
7巻の原題は「ハンター・オブ・ザ・ダスク Hunters of the Dusk」8巻は「アライズ・オブ・ザ・ナイト Allies of the Night」 9巻は「キラー・オブ・ザ・ドーン Killers of the Dawn」。著者のダレン氏によると<黄昏Dusk>、<夜Night>、 <夜明けDawn>と、時間を追ったタイトルをつけたのは、「7巻から9巻までが三部作だとわかるように」だそうだ。バンパニーズ大王をたおす旅が<黄昏>ではじまり、<夜>に頂点にたっし、<夜明け>でひとまず結末を迎える。第7巻以降は<バンパニーズ>との戦が本格化。「戦争」が大きなテーマとなります。どんな頂点と結末を、むかえることになるのか。

ダレン・シャン〈8〉真夜中の同志.jpg『ダレン・シャン〈8〉 ー真夜中の同志ー』Allies of the Night

十二か月の間に3回、バンパニーズ大王とめぐりあうチャンスがあり、そのどこかで大王をたおせれば、バンパイア一族が<傷ある者の戦>に勝つ、というミスター・タイニーの不吉な予言で旅に出たダレン、クレプスリー、バンチャ元帥の3人。残るチャンスはあと2回、運命の力に身をまかせて心の声が命じる場所へとおもむいたダレンを待っていたのは、連続殺人事件と、なつかしい人たちとの再会、そして残酷な運命だった。

バンパイア元帥となって、敵のバンパニーズ大王追討の旅に出た主人公ダレン。一回目のチャンスをのがした彼ら追討隊は、ダレンの師であるクレプスリーの故郷に再び向かいます。しかし、その町で彼らを待ち受けていたのは、謎の連続殺人事件と、不可解なワナでした。なつかしいガールフレンドと再会する喜び、親友との思いがけぬ出会い。これらが皆、仕掛けられた恐ろしいことだったら?。7~9巻の、バンパニーズ大王追討三部作シリーズですが、この8巻で大きな山を迎えます。絶体絶命の危機に追い込まれたダレンは、はたして無事に難をのがれることができるのでしょうか。

ダレン・シャン〈9〉夜明けの覇者.jpg『ダレン・シャン〈9〉 ー夜明けの覇者ー』 Killers of the Dawn

ダレンたちに「運命の時」がいやおうなく迫っていた。バンパニーズとバンペットが地下の迷路にときはなされ、血に飢えた猟犬と化して襲ってくる。はたしてダレンたちは、いままでで最大級の危機を脱することができるのか。

ついにバンパニーズ大王と、その追討隊である主人公ダレンらとの決戦のときが来ました。地下水路の奥深くしつらえられた舞台で、命をかけた戦いは予想もできぬ展開になっていきます。シリーズ前半の頂点を迎えます。

バンパニーズ大王を、バンパイア・ハンターのダレンたちが倒さなければ、バンパイア一族は滅び、闇の世界を支配するのはバンパニーズとなる??。ミスター・タイニーの予言のもと、主人公ダレンたちはバンパニーズ大王を追う旅に出た。そして、師であるクレプスリーの故郷の街で、かつての親友スティーブが仕掛けた巧妙なワナにはまります。バンパニーズが作った地下水路の舞台で、手に汗をにぎる戦いがくりひろげられます。待ちうけるものは、誰もが予想もできぬ、恐ろしい結末だったのです。 累計300万部の人気シリーズ、前半のクライマックスがこの巻です。







ダレン・シャン〈10〉精霊の湖.jpg『ダレン・シャン〈10〉ー精霊の湖 ー』The Lake of Souls

父親代わりのクレプスリーを失い孤独にうちひしがれていたダレン。そんな時、ハーキャットに危険がせまっていた。

 かつての親友であり、今は敵対する半バンパニーズのスティーブとの闘いで、主人公ダレンは、師のクレプスリーを亡くしてしまいます。父のように慕っていた師だけに、ダレンの苦しみは重いものがありました。前巻で大きなクライマックスを迎え、この巻から新しい展開が始まります。さらにストーリーは盛り上がり、ダレンの心境は涙なくして読めません。そして親友ハーキャットの正体がわかります。精霊の湖に眠るハーキャットの正体は意外にも! ますますおもしろくなっていく英国生まれのファンタジーミステリーです。


ダレン・シャン〈11〉闇の帝王.jpg『ダレン・シャン〈11〉ー闇の帝王ー』The Lord of the Shadows

なつかしの生まれ故郷へ帰ることになったダレン。ハーキャットやシルク・ド・フリークとともに、故郷をめざす旅に出る。ダレンの原点ともいえるこの場所でどんな運命が待ちうけているのか。バンパイヤ一族が勝つか、対抗するバンパニーズ一族が勝つか。いよいよクライマックス。運命の対決だ。そしてダレンの旧友までが恐ろしい運命に巻き込まれる。ダレンはわが身が引き裂かれるような分かれ道に立つ!

 著者ダレン・シャン氏が「終わりのない物語はない。『ダレン・シャン』シリーズは、12巻をもって幕を閉じる」と、この11巻巻末の一文に書いた。この巻と、あともう一冊で、長いシリーズは終わりをとげる。まさにクライマックスを迎えたストーリーになっている。バンパニーズ大王と、主人公ダレンたちの追討隊は、遭遇する機会が4回ある?と予言されていた。その4回目がこの11巻にあるのだ。そして予想もできぬ意外な展開が、またもやダレンを待ち受けていたのだ。読者の心を捉えてやまぬハラハラドキドキのストーリー展開が、しっかりとした著者の友情論、勇気論、愛情論に裏打ちされて、類い希な人気の翻訳児童文学となっている。


ダレン・シャン〈12〉運命の息子.jpg『ダレン・シャン〈12〉ー運命の息子ー』Sons of Destiny

スティーブのむごい仕打ちを目の当たりにし、ダレンの心の中で凶暴で冷酷な「自分」が目覚めてしまう。ダレンはこのまま怪物になってしまうのか?ファンタジー・ミステリーついに完結。

3年半に渡る全12巻シリーズは、この12巻をもって幕を閉じる。累計400万部を突破した大人気のファンタジー児童文学は、誰もが予想もできぬ結末を読者に投げかけて、筆がおかれてしまうのだ。主人公のダレンと、元は大親友だったスティーブとの最後の戦い、すなわちバンパイアが勝つか、バンパニーズが勝つかは、この最終巻にゆだねられることとなった。どちらが勝っても、おぞましい世界になってしまうという運命のいたずらに対して、主人公はどの道を選択したのだろうか。まさに著者ダレン氏のすばらしさが、いかんなく発揮されたストーリーとなった。シリーズ第1巻の前書きにあるこの小説の謎が、みごとに解明されていくのです。


ダレン・シャン 外伝.jpg『ダレン・シャン外伝 』

アニー・シャンの日記とダレンの謎の行動…、スティーブは学校の作文に何を書いていたか…、ミスター・タイニーが墓地でしたこと…、レフティの心の中は…;ガブナー・パールの黄色いトランクスの秘密…、クリスマス・イブの日のサム・グレスト家には…などなど、おもしろい秘密がいっぱい!『ダレン・シャン』ホームページ『SHANVILLE』の短編7話収録。◆アニー・シャンの日記◆スティーブの作文『あこがれのバンパイア』◆バンパイア伝説のうそ・ほんと◆墓場にて◆さびしいレフティ◆バンパイアの恋◆シャンタクロース

シリーズの中心にいる主人公たちではなく、彼らを支える名脇役たちにスポットを当てて作られたショートストーリーです。著者のホームページに掲載されたものを翻訳し、画家田口智子の絵を加えた日本だけの本です。

「名脇役ガブナー・パールは趣味の悪い黄色のトランクスをなぜはいているのか」、「悪役スティーブは、子どものころにどんな作文を書いていたか」、「主人公ダレンの妹アニーは、あの事件のとき、日記に何を書いたか」、「ミスター・タイニーが墓地でやった不可解な行動とは」、「リトル・ピープルのレフティはどんなことを考えて生きているのか」……。シリーズのファンなら是非とも知りたかったことが、この『外伝』に収録されています。300万部を突破した人気シリーズの秘密が、著者ダレン氏の解説で語られ、人気画家・田口智子のオリジナルイラストが加わり、そしてロンドンとアイルランドで取材撮影された数多くのすばらしい写真が載せられています。ファン必読、必見の本になりました。



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