白黒スムースチワワ・メイの犬生記録

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カテゴリ: お別れ
朝起きると、メイの口の中が真っ白だった。


後ろ足はほぼ麻痺し、おしっこは支えてやらないと出来ず、
支えることも拒否したメイは布団やベッドに少しずつもらした。

薬を飲ませるが横を向いてイヤがった。
でも何とか口に入れてやり、車で動物病院へ走った。

呼吸数は33だった。
心不全かもしれないのでそれなりの覚悟をして来てください、とのことだった。

病院でニトロを入れてもらい、酸素ボンベを借りた。

急いで帰宅し、車から降りようとした時、

後部座席でメイを抱いていた母が、
メイちゃんが動かない…と言った。

母がメイを抱き起こすとメイの首がガクンとなり、
もう生きていないのがわかった。

メイの心臓に限界が来てしまったのだ。
車に乗る前、ほんの少し前は先生が耳に薬を塗ってくれて、
メイはおとなしく車に乗り込んでいたのに、
まさか車の中でお別れするとは思わなかった…。



メイは不自由なからだから解放されたのだ。
もうお水が飲みたいのを我慢したり、利尿剤で何度もトイレに走らされたり、


毎日辛そうなメイを見ていて、こんな日がいつまで続くのだろうと可哀相でいたたまれず、
しかしそれが終わる日は永遠のお別れなのだという思いに押しつぶされそうになりながら、
とうとうこの日を迎えたのだった。



ほんの5日前のメイ。
私の部屋で過ごしていた。


メイの小さなお通夜をして、
ぼろぼろになったメイのからだを早く天に返すことにした。
ペット葬儀屋さんにメイのからだを受け渡した。

早過ぎるのかも知れないが一晩置いたら別れられなくなるのではないかと思った。

葬儀屋さんが出る時、父と母、そして私が声をかけた。

私は、

「メイまたね!元気でね!」と言った。

矛盾した言葉だが明るく送り出す言葉がほかに浮かばなかった。

そして動物病院に酸素ボンベを返しに行き、
先生にお礼をした。

外はすっかり冷えて山は紅葉していた。
夏の終わりの熱気と一緒にメイは行ってしまったように感じる。

長い間…よく頑張ったね、辛かったね、お疲れさま。
今はぴょんぴょん飛び回ってお水飲んでご飯モリモリ食べてくれてるかなぁ…。

ありがとうメイ。ありがとう。





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Last updated  2016.10.07 21:31:09
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