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さて今回の映画は「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」です。スターウォーズの熱狂的ファンというわけではないのですが、毎回VFXのすごさに圧倒され、それを楽しみに見ています。物語は複雑すぎてよくわからなくなってすでに思考を放棄していますが、それでも楽しめるのはハリウッド映画のなせる業でしょうか・・?ところどころにちりばめられた東洋思想が西洋人の心の渇望を現しているようで興味深いと思うのは考えすぎ・・。アナログ的な絨毯爆撃が宇宙空間で繰り広げられたり、宇宙空間に飛ばされたレイアが無事戻ってきたりと多少の違和感はありますが、気楽に楽しめばよいのではないでしょうか・・。こういうとスターウォーズの熱狂的ファンに怒られてしまいそうですが。 YAHOO映画より『解説:世界的な人気を誇る『スター・ウォーズ』シリーズの新たな3部作の第2章。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』後のストーリーが展開する。『LOOPER/ルーパー』などのライアン・ジョンソンが監督と脚本を担当し、前作に引き続きデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガやマーク・ハミルらが出演。レイがルーク・スカイウォーカーから知らされる真実や、ダース・ベイダーになろうとするカイロ・レン、レジスタンスたちの新ミッションなど見どころ満載。シネマトゥデイ(外部リンク)』『映画レポート:「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」「帝国の逆襲」を反復しながらも、艦隊バトルやテーマに独自性を放つSW試練の章 SF映画の様式と視覚効果に革命をもたらした「中間三部作」や、創造主ジョージ・ルーカスのイニシアチブが前面に出た「前史三部作」に比べ、フランチャイズ戦略に長けた「フォースの覚醒」(15)以降のディズニー産「スター・ウォーズ」(以下SW)は、安定したクオリティの代わりに先進性とは無縁の、極まった工業製品のように捉える人もいるだろう。何をどう撮っても意見の割れる人気シリーズだが、とはいえ恒常的に作り続けられるということは、よい部分は継承し、時代にそぐわぬところは再定義していく。それはすなわち、シリーズをより盤石なものにして、広い世代に観てもらうための「創造の換骨奪胎」だと好解釈できはしまいか? そういう意味で今回の新作「最後のジェダイ」は、シリーズ中もっとも評価の高いエピソード5「帝国の逆襲」(80)を反復するように物語が構成されている。劣勢に追い込まれる反乱軍。ルーク(マーク・ハミル)とヨーダを踏まえた、レイ(デイジー・リドリー)とルークの師弟関係。そしてフォースの暗黒面に対する葛藤や、同士の思わぬ裏切りーーー。だがそこは短絡的に「帝国」をなぞるのではなく、帝国軍と反乱軍という対立構図に膨らみがもたらされ、「ジェダイの存在意義」や「戦争における善悪の根拠」といった要素に現代視点のフィルターを通した形で、能動的な解釈の余地が与えられている。 ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)指揮のもと、反乱軍の残存艦隊を燃料が尽きるまで追い込み、せん滅を図ろうとするファースト・オーダー。反乱軍の将軍レイア(キャリー・フィッシャー)はそんな窮地に立たされながらも、レイを隠遁したルークのもとに向かわせ、ジェダイ騎士団の復活に希望を託す。いっぽうでフィン(ジョン・ボイエガ)は差し迫った危機を回避すべく、帝国のコード破りに長けた達人にアクセスを試み、それぞれの役割を全うしていく。 監督のライアン・ジョンソンは、こうしたエピソードのレイヤーを「LOOPER ルーパー」(12)で見せたようなシンメトリックなアクション構図と、視覚に鮮やかな演出センスを手さばきとしてエモーショナルに敷いていく。絨毯爆撃を主とする反乱軍の先制攻撃、そしてその後に続く撤退戦など、同シリーズに過去あまり見られなかった艦隊バトルのレイアウトは、明らかに前作のJ・J・エイブラムスとは違う個性を匂わせている。こうした点は工業製品として片付けられない、作家性の濃度の高さとみなして特筆すべきだろう。ポーグなどの新キャラクターたちが出オチにすぎず、ドラマとの有機的な連動が図られないなど個人的に煮え切らないところはあるが、2時間半たっぷりに描かれるSWサーガ試練の章は、分厚い良著を読み終えたような充足感に相当するのだ。(尾崎一男)映画.com(外部リンク)』
2018年01月15日
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※昨日の検診でバリュームを飲み・・なかなか出ずにちょっとしんどかったので秋葉出動は、明日に延期します・・すいません・・ 朝方腹が張ってしんどかったのですが・・何とか出るものも出て、気分転換に映画を見に行くことに・・。 さて今日の映画は「アントマン」です。おなじみのマーベリックですが・・今度のスーツは人間を小さくするというとんでもない発想の映画です。いやはやアメリカンコミックそのものの軽快さと豪快さ・・あっという間に引き込まれ、おなかの重い感じもすっかり忘れてしまいました。昔見たミクロの決死圏ほどの小ささではないけれど、それがかえって現実的でよくぞここまで映像化したなぁ~と感心しきり。 ストーリー展開は、普通の感じですが、それを払拭する位の小さな人間での環境映像のすごさ、そしてでっかくなったり小さくなったりしながらのスピーディなアクション・・正直目が追いていきません。先週のピクセルと比べると万人向けで子供から大人まで楽しめます・・あれこれ考えずに楽しむには最高の映画だと思います。なおエンドールの合間や最後にこれでもか・・というような次回作を予見させるような映像が組み込まれています・・あの魅力的なアントウーマンも出てくるようで・・。 YAHOO映画より『解説:マーベルコミックスの人気キャラクターを主人公にしたアクション。体長1.5センチになれる特殊スーツを着用した男が、正義の味方アントマンとなって悪に挑む。メガホンを取るのは、『チアーズ!』などのペイトン・リード。『ウォールフラワー』などのポール・ラッド、名優マイケル・ダグラス、『ホビット』シリーズなどのエヴァンジェリン・リリーらが出演している。小さな体を生かしながら、強大な悪を倒していくアントマンの姿は痛快。』『あらすじ:仕事や人間関係がうまくいかず、頑張ろうとすればするほど空回りしてしまうスコット・ラング(ポール・ラッド)。別れた妻が引き取った娘の養育費も用意することができず、人生の崖っぷちに立たされた彼のもとにある仕事が舞い込んでくる。それは肉体をわずか1.5センチに縮小できる特殊なスーツをまとい、正義の味方アントマンになるというものだった。スーツを着用した彼は、ヒーローとして活躍するために過酷なトレーニングを重ねていくが……。 』『映画レポート:「アントマン」スモール・イズ・ビューティフル。シンプルかつユーモアたっぷりな痛快ヒーロー映画 スーパーヒーロー映画には強大な敵が不可欠だ。そうでなければ観客はハラハラできないし、不利な立場にある主人公が強い敵を破ってこそ、爽快感を味わうことができる。 問題は、強敵との戦いを経験するごとに主人公がレベルアップしてしまうことで、新作を作るたびに、さらに強い敵を登場させなくてはならなくなる。最近のマーベル作品では、宇宙人や人工知能、神様とスケールアップしつづけている。この現状に危機感を抱いたのかどうかはわからないけれど、最新作「アントマン」において、マーベルは真逆の方向に舵を切った。主人公を大きくするのではなく、ミクロ化してしまったのである。 スケールが小さくなれば迫力も減ると思うかもれないが、「アントマン」は違う。アリの視点で見れば、世界は巨大で驚きに満ちているためで、実際、小部屋を舞台に展開するこの映画のクライマックスは、「アベンジャーズ」シリーズにひけをとらない。 ハリウッドにはミクロ映画の系譜があるが、最新のVFXを駆使して実現させただけでも、「アントマン」は見る価値がある。おまけに、最近のマーベル作品はクロスオーバーが多すぎて話が複雑になりすぎるきらいがあるが、「アントマン」は強盗映画の公式にのっとったシンプルなストーリーだし、そのくせ倒錯したユーモアがたっぷり込められていて――とくにマイケル・ペーニャ演じるキャラクターは最高だ――、痛快な作品に仕上がっている。第12作目にして、これほど独創的な映画を作ることのできるマーベルには脱帽だ。(小西未来)』
2015年09月26日
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ゴールデンウィークについで初めてのシルバ-ウィーク・・やっぱりどこも混みこみのようなので、特に予定も立てず寝シルバーウィークということで。そんな中とりあえず映画は見ることに・・。 さて今日の映画は「ピクセル」です。昔懐かしいゲームキャラの武器で異星人が地球を侵略してくるという予告で前から気になっていた映画です。しかし昔からNASAが色々なものを宇宙に向かって発信しているというのは聞いていて・・これって友好的に受け取られるのだろうか・・?という疑問はずっと持っていたので、設定がドンピシャ!それに最近の何かのトピックスで宇宙の5箇所くらいからメッセージらしきものを受信したとやっていましたねぇ・・昔からシグナルは送られていて地球の技術レベルがやっと受信できるようになったのかも・・とのことでした。 さて映画に戻って・・ちょっと数年のズレがあるのか、パックマンもドンキーコングもスペースインベーダーもやったことが無い(ちょとやったかもしれないけど覚えていないくらいのレベル・・)・・のか近づかなかったのか・・どちらにしても知っているキャラなのは確かで・・懐かしく感じて見入ってしまいました。唯一はまってやってしまったのがボンバーマン・・だったのですが、これは世界的にはヒットしなかったのだろうか・・無かったです・・残念。あちこちにクスクスしてしまうポイントがちりばめられていて心地よい映画です。メインのCGもすばらしく、細かいことを考えずにバカになって見られます。ぜひお勧め・・大人向け? YAHOO映画より『解説:パックマン、ドンキーコング、スペースインベーダーなど、日本の名作ゲームのキャラクターたちをフィーチャーしたアドベンチャー。ゲームキャラクターにふんして地球侵略を開始したエイリアンと人類の攻防を活写する。メガホンを取るのは、『ハリー・ポッター』シリーズなどのクリス・コロンバス。『ジャックとジル』などのアダム・サンドラー、『ブラインド・フィアー』などのミシェル・モナハンらが出演する。奇想天外なストーリーもちろん、メーカーの垣根を越えてキャラクターたちが共演するビジュアルにも圧倒される。』『あらすじ:地球や人類の文化ついての情報を電波に乗せて、宇宙人との交流を図ろうとしていたプロジェクト。それを宇宙人が受信したものの、彼らは人類からの宣戦布告だと勘違いしてしまう。「パックマン」「ギャラガ」「ディグダグ」「ドンキーコング」「スペースインベーダー」と、送られた情報からテレビゲームについて知った宇宙人たちはそれらに出てくるキャラクターに姿を変えて地球を侵攻し始める。巨大なキャラクターが次々と現れ、都市をブロック化していく事態に世界はパニックに陥り……。 』
2015年09月22日
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先月のように追いつめられて映画に行くのも嫌なので、早めに一回ということで、15:45の回に滑り込みで行ってきました。お盆週間?の日曜ということで満員です・・子供は騒ぐは、ポップコーンを前のお客が多量にバラまくは・・おまけに膝掛けが無くて後半寒くなってくるはで散々・・トホホ。 さて今日の映画は話題の「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 」です。前回に続いてこのミッションインポッシブルも考えてみると映画館で見るのは初めてかも・・。これまたあのテーマ曲が流れると一気にミッションインポッシブルの世界です。テーマ曲というのがいかに重要か分かりますね。 しかしCMで流されていた、しがみついている主人公のイーサンもろとも飛行機が離陸するあの場面・・初っぱなに出てくるのですねぇ・・これで一気にハラハラドキドキ・・でがっちりハートを捕まれてしまいました。その後もバイクをはじめとするアクションの連続と少々混み合った誰が味方?敵?・・という心理戦が続き・・前述のアクシデントなど何のそのでスクリーンに釘付け状態。 主役のイーサン役のトムクルーズの若さとバイタリティさ、まさに敵だか味方だかよく分からないヒロインのイルサ役のレベッカファーガソンの北欧的な神秘さ、コミカルなタッチでピンチを盛り上げる?ベンジー役のサイモン・ペッグ、さらに敵のボス、レーン役?のショーンハリスのしゃがれた声の不気味さ・・登場人物も実に魅力的。 とにかく冒頭の飛行機やバイクのシーンをスタント無しで、トムクルーズ本人がやっていることに脱帽!楽しめる映画です・・これは混むはずです・・。 YAHOO映画より『解説:ハリウッドスターのトム・クルーズ主演の世界的大ヒットシリーズ『ミッション:インポッシブル』の第5弾。スパイ組織IMFに所属する腕利きエージェントが、仲間たちと協力して暗躍する無国籍スパイ組織撲滅というハイレベルのミッションに挑戦する姿を活写する。共演は、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、アレック・ボールドウィンら。高度1,500メートル、時速400キロメートルで飛行中の軍用機侵入を試みる、トムの命知らずのアクションも見どころ。 』『あらすじ:正体不明の多国籍スパイ集団“シンジケート”をひそかに追っていたIMFエージェントのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は、ロンドンで敵の手中に落ちてしまう。拘束された彼が意識を取り戻すと、目の前に見知らぬ女性と、3年前に亡くなったはずのエージェントがいた。拷問が開始されようとしたとき、その女性は思わぬ行動に出る。』『映画レポート:トムが体を張る極限アクションと王道サスペンスの有機的結合 離陸する軍用機のドア外部に張り付き、時速400キロで高度1500メートルに上昇する機体内へ侵入! イーサン・ハント率いるCIAの特殊作戦部IMFが不可能に思える作戦を遂行するスパイアクション物であると同時に、主演のトム・クルーズが自ら高難度のスタントを敢行する姿をとらえる実録としての魅力も併せ持つ本シリーズ。前作「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」のブルジュ・ハリファ(ドバイにある世界一高い超高層ビル)の外壁シーンもスリル満点だったが、それすらも超える極限のスタントを演じてくれるとは! しかも、本作の目玉の一つである先述のシークエンスは、いきなり冒頭に登場する。いわば最初からエンジン全開で一気に緊張感の高みに至る状態で、もしや推進力が続かず失速?との懸念もよぎるが、そこは「ユージュアル・サスペクツ」でアカデミー賞脚本賞を獲得したクリストファー・マッカリー(本作では監督・脚本)が巧みに舵をきり、視覚的な刺激と知的興奮をコントロールし続けるので頼もしい。 実際、全編を一貫して牽引するのは、ローグネイション(ならず者国家)と名指される多国籍スパイ集団“シンジケート”、英秘密情報部MI6、IMFそれぞれに属するエージェントたちが機密情報をめぐって繰り広げる王道の智略戦。三つ巴の駆け引きを基軸に、各組織内の力学も加わって複雑にからみ合い、先の読めない展開から目が離せない。ヒッチコックの「知りすぎていた男」を踏まえた歌劇場での要人暗殺計画のシークエンスが象徴的で、誰が敵なのか、誰を撃つべきかとイーサンが葛藤する中盤のハイライトは、サスペンスとアクションに格調高い優雅さまでもが有機的に結びつく印象的な名場面になった。 元のテレビドラマが生まれた1960年代から半世紀が過ぎ、様変わりした国際情勢も反映された。IMFが組織存続のため危機をでっち上げて解決を偽装、つまりマッチポンプをCIA上層部から疑われるくだりなどは、米国からならず者国家と呼ばれ9・11の報復戦を仕掛けられたイラクに大量破壊兵器がなかったこと、アルカーイダにCIAが資金援助していたことを想起させる。善悪が相対化した時代のリアリティーを織り込み、不可能ミッションに真実味を持たせる脚本は、シリーズ最高の出来栄えと断言したい。(高森郁哉)』
2015年08月11日
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あっという間に7月も終わり近く・・なんだかんだで今月行けずにいたため、18:15とちょっと遅めの回に行ってきました。 さて今日の映画は話題の「ターミネーター:新起動/ジェニシス 」です。考えてみるとターミネーターを映画館で見るのは初めてかも・・。しかしあのテーマ曲が流れると一気にターミネーターの世界ですねぇ・・新起動ということで前の話との違和感などが話題になっているらしいですが・・そういう点では前のストーリー展開を良く覚えていない私にはまったく無問題。これはこれで一つのストーリー展開として面白いかと・・思いました。 負けそうになった相手が、現在の敵方の指揮者そのものを抹殺するために過去に行って、その親や指揮者そのものを幼いうちに殺し、存在そのものを亡き者にするというのはよくあるストーリー展開で良いのですが・・それを主軸に攻防戦が続く・・と何の予備知識も無く見ていたので・・早々に送り込まれた新型ターミネーターの殺戮者があっさりやられて・・全く予期せぬストーリー展開になり、さらにか弱い一般人の母親と思いきや立派なソルジャーになっていたりと最初戸惑い、少々追いて行けず・・。 まぁ、あんまり小難しく考えずに見ていけば・・さすがにシュワちゃん・・だいぶ老けましたが格好良いですし・・十分満足。ただあれだけバラバラになって・・それこそエンドロールの最後の方に一部だけ動いているのが・・と予測したのがあっさり五体満足で出てきて、ハッピーエンドの結末に直接関係ないし・・とつっこんでみたくなります。違う意味でのエンドロール後の映像があるので最後までイスに座っていましょう・・。 YAHOO映画より『解説:大ヒットシリーズ『ターミネーター』に、『ターミネーター3』以来となるアーノルド・シュワルツェネッガーが戻ってきたSFアクション大作。将来人類反乱軍を率いることになる男の母親を闇に葬るため、未来から送り込まれた殺りくマシンことターミネーターと、同型の古いターミネーターの直接対決を描く。監督は『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』などのアラン・テイラー。およそ12年ぶりに本シリーズに復帰したシュワルツェネッガーの熱演はもとより、新たな展開に息をのむ。 』『あらすじ:2029年、ロサンゼルスでは人類抵抗軍が人工知能による機械軍との戦いに終止符を打とうとしていた。1997年、機械軍による核ミサイルで30億人もの命が奪われた“審判の日”以来の悲願がかなうときが目前に迫る。一方機械軍は、抵抗軍のリーダーであり、驚異的な力を持つ予言者ことジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)を生んだ母サラ・コナーを亡き者にすべく、1984年にターミネーターを送り込み……。』
2015年07月28日
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去年度の親和会の映画券がやっと消化できて、取り急ぎ株主優待の消化に入っています・・相変わらず一人で109へ・・。 さて今日の映画は「トゥモローランド」です。ディズニー映画ということでファンタジー&明快ストーリー展開を予測していたのですが・・結構小難しくて、子供には理解不能・・大人もあんまりすっきりしない中途半端な感じで終わってしまったのではないでしょうか・・? あくなき欲望の結果、人類が滅亡に突き進んで行く様が、実は巨大メディアによる人々への洗脳だったとする感覚は分からないではないのですが・・ちょっと唐突な感じで説明不足のようで・・せっかくあのへそ曲がりのDr.HOUSEのヒュー・ローリーがキャスティングされて、期待感を持たせてくれていた(私的には、好きな俳優さんでどんな敵役を演じてくれるか楽しみだったので・・)ので、もう少し彼に語らせたかった・・。 全体的には、職人技術者の父が片隅に追いやられていくのを阻もうと高校生らしい短絡的な反抗心で突き進む娘ケイシーの現代的な活発さ(今話題?のドローン登場が楽しい・・)や小憎らしいほど愛らしい異次元からやってきた不思議な少女アテナの活躍がディズニーお得意のファンタッスティックワールドと相まって楽しく・・寝そうになるテーマそっちのけで楽しめました。あんまり難しく考えなければ、画面の端々に色々仕掛けが見られるようで単純に楽しむには良いかも・・4部構成くらいにして少しずつ謎解きしていく感じにしたら良かったような・・せっかくウォルト・ディズニー社の保管庫で発見された資料を基にしたのならそれくらいの価値があったのでは・・? YAHOO映画より『解説:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』などのブラッド・バード監督と、名優ジョージ・クルーニーのタッグで放つ話題作。ウォルト・ディズニーが想像した未来を軸に、“トゥモローランド”のことを知っている主人公と17歳の少女が未知の世界への扉を開く姿を描く。共演は『愛する人』などのブリット・ロバートソンやテレビドラマ「Dr.HOUSE」シリーズでおなじみのヒュー・ローリーら。ウォルト・ディズニー社の保管庫で発見された資料を基に創造された世界に息をのむ。』『あらすじ:17歳のケイシー(ブリット・ロバートソン)が見覚えのないピンバッジに触ると、自分が思い描いた別世界へと入り込んだ。バッテリー切れで現実の世界に戻ってきた彼女の前に、不思議な少女アテナ(ラフィー・キャシディ)が現れる。そしてケイシーにトゥモローランドに戻りたいのなら、フランク(ジョージ・クルーニー)という男性を訪ねるよう助言する。』『映画レポート;「トゥモローランド」「わからない」の可能性を信じる。ディズニー映画の未来形 ディズニーランドがおとぎ話の世界を再現して来場客に体験させる場であることを考慮すると、同施設の人気エリアをモチーフにしたSF映画で現実世界と未来的パラレルワールドを行き来するストーリーを語ることは、子供や若者向けの見せ物としてごく真っ当な印象を受ける。実際、序盤から中盤にかけて、発明好きの少年、行動派のギーク女子高生、2人を導く謎の美少女(キュートなそばかすっ娘のラフィー・キャシディ)による冒険譚の体で快調に進む。 だが、作品の世界観が明らかになるにつれ、むしろジョージ・クルーニーが演じる夢をこじらせた大人の世代のほうが、この仕掛けやメッセージを自然に受け止められる中心層ではないかという思いが強まる。努力が実らず挫折するくやしさ。警告が届かないもどかしさ。居場所がなくなる絶望感。大人が往々にして味わうこうした感情を理解できるからこそ、破滅に突き進む世界を救うべく若い娘たちと共闘する中年ヒーローの姿に熱くなるのだ。 ピクサーの長編アニメで2度のアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、初の実写映画「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」でも大成功したブラッド・バード監督が、「LOST」のデイモン・リンデロフとの共同脚本で紡ぐ活劇は、確かにスリル満点でアトラクションのように楽しいが、パラレルワールドをめぐるさまざまな疑問については説明されないままのものも多く、SF的興味を十分に満足させてくれるとは言いがたい。 また、メディアによる情報の洪水が人々を洗脳するとして否定的に語られる場面があるが、巨大メディア企業ディズニーの作品でこの主張は意外だった。とはいえ、そんな自己批判すれすれのネタを仕込んでいることからも、わかりやすさを重視したお子様映画を目指していないことは明らかだし、むしろ謎や疑問を残しておくのが戦略のような気がしてくる。 明日はわからないから、夢を見ることができる。センス・オブ・ワンダーを契機に、仕組みや法則をわかろうと努力し、得たことを土台により素晴らしいものを創造する。製作陣はきっと、本作を観た少年少女の心に芽生える「わからない」が、いつか形を変えて花開くことを信じているはず。未来を見据えるディズニーの進化がここにある。(高森郁哉)』
2015年06月30日
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今月も追われるように例の株主優待ポイント+親和会の映画券の消化・・相変わらず一人で109へ・・。 さて今日の映画は「海街diary」です。これまた大々的に宣伝されている映画です。ほのぼのとして決して大きな起伏のある映画ではないのですが・・まさに見ていて心地よい映画でした・・。しかし舞台が鎌倉の古びた屋敷といって良いような趣ある家・・こういうところに住みたいですよねぇ・・庭の梅の木は樹齢50年以上・・とは・・。 いつもとちょっと違う雰囲気のしっかりものの長女役の綾瀬はるか、奔放さがぴったりの次女役の長澤まさみ、これまた変わり者をテンポ良くこなしていた三女役、夏帆、そして一人異質の環境にとまどいを見せる異母兄弟の四女役?を達者にこなしていた広瀬すず・・。いずれも芸達者な主人公が淡々と押さえた演技で良い感じ・・。それに出ました怪優樹木希林・・相変わらずですねぇ・・さらにキムラ緑子、大竹しのぶ、リリー・フランキー・・といったこれまた怪優と言っても良いベテランが脇を固め、さらに私たち世代の永遠のあこがれ風吹ジュンが重要な役どころを演じているのもうれしい・・。まさに日本映画の一角を彩っている映画です・・。 YAHOO映画より『解説:ベストセラーを誇る吉田秋生のコミックを実写化したドラマ。鎌倉に暮らす3姉妹と父親がほかの女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中、さまざまな出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う。メガホンを取るのは、『そして父になる』などの是枝裕和。テレビドラマ「八重の桜」などの綾瀬はるか、『潔く柔く きよくやわく』などの長澤まさみのほか、夏帆や広瀬すずらが共演。実力派女優たちが繰り出す妙演はもちろん、舞台となる鎌倉の美しい四季の風景も見どころ。』『あらすじ:鎌倉で暮らす、幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)。そんな彼女たちのもとに、15年前に姿を消した父親が亡くなったという知らせが届く。葬儀が執り行われる山形へと向かった三人は、そこで父とほかの女性の間に生まれた異母妹すず(広瀬すず)と対面する。身寄りがいなくなった今後の生活を前にしながらも、気丈かつ毅然と振る舞おうとするすず。その姿を見た幸は、彼女に鎌倉で自分たちと一緒に暮らさないかと持ち掛ける。こうして鎌倉での生活がスタートするが……。 』『映画レポート:「海街diary」生きづらさを乗り越えた先にある光を照射した人間賛歌 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。この4人が並び立つだけでスクリーンが華やぐ。昨今の日本映画ではなかなかお目にかかれない美のそろい踏み。さて、是枝裕和監督はこの旬の素材をいかに料理するのか。メインは長女・幸(綾瀬)の自戒と、四女・すず(広瀬)の自責からの解放だった。 幸、佳乃(長澤)、千佳(夏帆)の3姉妹は15年前に家族を捨てた父親の悲報を聞き、参列した葬儀会場で異母妹の中学生・すずと出会う。すずの母も既に亡く、義理の母に当たる3人目の結婚相手と暮らしていた。見かねた幸は「一緒に暮らさない?4人で」と鎌倉での同居を提案する。 食卓はさらににぎやかになり、姉たちの愛情を受けたすずは一見、新たな生活になじんでいるように映る。だが幸が、なじみの食堂の主人・さち子(風吹ジュン)に「あの子、よく笑うのよねえ」と言われた直後のハッとした表情が実に印象深い。家では見たことのないすずの一面に、妹が心を開いておらず、自らも奥底にわだかまりがあったことを知る大きな転換点として余韻を残す。 そして父親に続いて家を離れ、祖母の七回忌に突然現れた3人の母(大竹しのぶ)との再会によって幸は積年の思いを氷解させ、すずもまた不倫相手の娘という苦渋を吐露する。それぞれの心の移ろいを、みずみずしい風景に溶け込ませるように静かに、少しずつだが確実に積み重ねていく。 幸は、すずを父親との思い出の詰まった高台に連れて行く。そこで初めて互いの気持ちを受け入れ合って見せる心からの笑顔は実にすがすがしい。その過程においては、男運は悪いが常に前向きで明るい佳乃、ひょうひょうとしているようで冷静に状況を好転させていく千佳の存在も絶妙な“隠し味”となって姉妹のきずなをつないでいる。 人が生きること、死ぬことと真摯に向き合い続ける是枝監督が、生きづらさを乗り越えた先にある光を照射した人間賛歌。全編が優しさに満ちあふれている。(鈴木元)』
2015年06月17日
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今月も追われるように例の株主優待ポイント+親和会の映画券の消化・・です。カミさんは目の手術で当分映画は無理そうなので・・一人で109へ・・。 さて今日の映画は「駆込み女と駆出し男」です。なかなかの前評判で期待して見に行きましたが・・違わず良い映画でした・・。しかし日本映画の映像の美しさ・・ほれぼれですねぇ・・。 主人公が大泉洋ということもあり軽快で良いテンポ・・特にあることないことまくし立てヤクザの親分を撃退するところは圧巻。さらにアジ売りの行商人が姿を隠していた女房で再会する場面では、思わず泣けてしまうし。出ている俳優さんがすごい人ばかりで・・。内容が盛りだくさんすぎたきらいはありますが・・この映画は個性的な俳優さん、一人一人の演技を見るだけでもお勧め。樹木希林は妖怪のようで最高です。 YAHOO映画より『解説:劇作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて執筆した時代小説「東慶寺花だより」を映画化。江戸時代に幕府公認の縁切寺であった東慶寺を舞台に、離縁を求めて寺に駆け込んでくる女たちの聞き取り調査を行う御用宿の居候が、さまざまなトラブルに巻き込まれながら訳あり女たちの再出発を手助けしていくさまを描く。『クライマーズ・ハイ』、『わが母の記』などの原田眞人監督がメガホンを取り、主演は大泉洋。寺に駆け込む女たちを、『SPEC』シリーズなどの戸田恵梨香、実力派の満島ひかりらが演じる。 』『あらすじ:江戸時代、幕府公認の縁切寺として名高い尼寺の東慶寺には、複雑な事情を抱えた女たちが離縁を求め駆け込んできた。女たちの聞き取り調査を行う御用宿・柏屋に居候する戯作者志望の医者見習い・信次郎(大泉洋)は、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも男女のもめ事を解決に向けて導き、訳あり女たちの人生の再出発を後押ししていくが……。 』
2015年06月09日
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久々にお袋と待ち合わせて、新宿ピカデリーで映画を観てきました・・株主優待が使えないので、シニア割引で一人1100円。さて今日の映画は「龍三と七人の子分たち」です。前評判の高いあの北野作品ですごい期待していきました。始まって早々からギャグ満載、テンポも良く、客席からの笑いも起こり上場の滑り出し・・。設定も引退した元組長が素人衆の息子家族にないがしろにされたり、今時の近代的ヤクザのオレオレ詐欺にひっかかりそうになったり・・と怒り爆発寸前・・ここまでは期待通りでした・・その後、どういう風に近代ヤクザを懲らしめていくのか・・爽快に勧善懲悪で・・というのが素人映画好きの期待だったのですが・・。何だか羽毛布団サギに関わったり、なにやらテンポが急に遅くなった感じで・・消化不良気味。バスでの追っかけシーンも面白いんですが・・一度ペースが落ちたストーリー展開を取り戻すには時すでに遅し・・という感じがしました。 芸達者な俳優さん達と前半の小気味良い展開がうまくかみ合っていただけに惜しい気がしました。それはともかく、全体的には楽しめる映画ですので、ぜひ観ていただきたいと思います。 YAHOO映画より『解説:数多くの個性的な作品を世に送り出してきた北野武監督が、ユニークかつ異色の設定で放つコメディータッチのドラマ。オレオレ詐欺の被害者となって憤慨する元ヤクザの組長が子分を引き連れ、孫のような若さの首謀者たちを成敗していく。藤竜也、近藤正臣、中尾彬らベテランや実力派俳優たちが世直しに息巻く血気盛んなヤクザを快演する。高齢化社会や詐欺犯罪といった社会問題を巧みに盛り込んだストーリーに加え、バスの暴走などハードなアクションも見もの。 』『あらすじ:組長を引退したものの、ヤクザの性分が消えないために普通の老人として生きていけない龍三(藤竜也)。そんな毎日にいら立ちを募らせる中、彼はオレオレ詐欺にだまされてしまう。人々をだます若い連中を許すわけにいかないと、龍三はかつての子分たちを召集して世直しをすることに。年齢に関係なくまだまだいけるとオレオレ詐欺のグループを倒しに向かう彼らだが、行く先々でとんでもない騒動を引き起こしていく。 』『映画レポート:「龍三と七人の子分たち」北野武がコメディ映画作家としての才能を初めて全開させた、シンプルで笑える楽天的な老人賛歌 北野武には長年の自説で、漫才師を出自とするTVコメディアンと国際的なアート系映画作家の間を往還する<振り子理論>なるものがある。その両極の磁場があってこそ彼の旺盛な映画作りは保証されるというのだが、過去の北野映画では<笑い>がつねに奇妙な不全感をもたらす嫌いがあった。「みんな~やってるか!」(95)や「監督・ばんざい!」(07)にしてもナンセンスや不条理的ユーモアに執着するあまり、いっこうに笑いが弾けず、まるで映画作家としての北野武は喜劇というジャンルに対して過剰な恥らいがあるかのようだった。「龍三と七人の子分たち」は、彼が初めてコメディ映画作家としての才能を全開させた作品である。まず、引退した元ヤクザの組長が、ジジイとなった昔の子分どもを招集し、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売で老人を食いものしている暴走族上がりの集団「京浜連合」に一泡吹かせるというシンプルなストーリーがよい。 そして、なによりも龍三親分を演じる藤竜也がいい。藤竜也は、何度も刺青が入ったもろ肌を晒すのだが、その肉体には、往年の日活ニューアクション時代に演じたアナーキーな狂気と野獣のような殺気を孕んだアウトローの記憶が刻み込まれているのだ。本来、屈折したキャラクターが似合うはずの藤竜也が思い切った直球芝居で小気味よい笑いを醸し出しているのは嬉しい驚きである。近藤正臣は軽佻浮薄、中尾彬は悠揚迫らぬ、といったふうに、本来の持ち味に微妙な変更を加えた個々のキャラクター的造型も効いている。小津安二郎の「お早よう」(59)を想起させるようなおならギャグ、「らくだ」を彷彿とさせる落語的な笑いも交えて、大団円では、大がかりなアクション・シーンまで用意されている。もしかしたら、クリント・イーストウッドの「スペース・カウボーイ」(00)以来とも言える楽天的な老人讃歌である。
2015年05月26日
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今月から新ポイント再開で、先月のようなことにならないように早めに行けるときに行くことに・・。ただカミさんが目を痛めて当分行かれそうもないのでしばらく一人で行くようです・・。 さて今日の映画は「フォーカス」です。最近あんまり評判が優れないウィルスミスですが・・予告では良い感じ・・。詐欺集団の見事な連携プレーは、すごいですねぇ・・ハラハラドキドキを通り越して思わず見入ってしまいました。あれでは防ぎようはないですねぇ・・もっとも狙われるほどのお金持ちスタイルで海外旅行しませんけど・・。騙し騙されの見事なテクニックや展開に主人公たちの恋愛を織り交ぜたのは良かったのですが、ちょっとその設定があんまりこなれていなくて、ちょっと違和感がありました。前半の連携プレーや中国富豪との掛け合いに比べ、レース関係者への騙しがありきたりで、それに恋愛事情が絡んだので余計散漫になったような・・。もう少し大仕掛けな展開に恋愛事情をうまく絡ませたら良かったように思いましたが・・どうでしょう? しかし全体的にいかにもアメリカ映画らしいしゃれた進行とウィルスミスの魅力とマーゴットロビーの素敵な美しさに魅了されました。あんまり難しく考えずに知らない別世界を楽しむはうってつけの映画です。これぞアメリカンな醍醐味を十分楽しめる映画だと思います。 YAHOO映画より『解説:ウィル・スミスふんするすご腕詐欺師と彼から詐欺の全てを学んだ美人詐欺師が、世界の大富豪を巻き込み壮絶なだまし合いを繰り広げるクライムサスペンス。男を手玉に取る女詐欺師に成長した主人公の元恋人を、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などのマーゴット・ロビーが演じる。監督・脚本は、『ラブ・アゲイン』などのグレン・フィカーラとジョン・レクア。スリのプロとして有名なアポロ・ロビンスが演出した、詐欺師たちの巧妙な手さばきも見どころ。 』『あらすじ:30人の熟練詐欺師集団をまとめるニッキー(ウィル・スミス)は、半人前な女詐欺師ジェス(マーゴット・ロビー)に可能性を見いだし、一流の犯罪者にすべくノウハウを伝授する。やがて二人は恋に落ちるが、恋愛は自分の仕事の邪魔になると判断しジェスのもとを去る。数年後、ニッキーが一世一代の詐欺を仕掛けるブエノスアイレスのモーターレース会場で、一段と美貌に磨きをかけたジェスと再会し……。 』『映画レポート:「フォーカス」脇役達のキャラクターが光る、驚きと興奮がいっぱいのクライム・サスペンス「あなたも騙される」という触れ込みの作品には、「騙されないぞ」と身構えるのが人情。そんな観客を「騙された!」と驚かせつつ、その驚きを爽快感に変えるのは難しい。だが、それを見事にやってのけるのが本作。 凄腕詐欺師ニッキーと彼をカモにするつもりで近づいた女ジェスがチームになり、恋におちる。だが、突然の別れから3年、大仕事に臨むニッキーの前に、洗練されたジェスが現れて、波瀾の予感…。と、チラシには中盤に至るまでのかなりのストーリーが書かれているのだが、それを知ったうえで観ていてもなお、驚きと興奮がいっぱい。大事なのは相手のフォーカス(注意)をそらすことという騙しの極意のもと、ニッキーがジェスに手ほどきするスリのテクニックからスーパーボウルで賑わう街でのチームプレイ、緻密に計算されたコンゲームまで、いかにして相手の心を操るかを見せるテンポもよければ、会話も軽妙。洒落てはいるけれど、サスペン ひと癖ありそうなキャラクター揃いのなかでも最高なのは、が演じる淡々とセクハラまがいの下ネタを連発するオタク系中年男。彼とジェスの掛け合いに笑わせながら、2人のトークに距離感の変化を感じさせるのも洒脱。それは同時に、マルティネスやウィル・スミスとのシーンをいきいきと輝かせるマーゴット・ロビーがコメディセンスも持ち合わせていることに気づかせることになる。ロビーは、キュートでセクシーなだけじゃなかったのだ。 後半、まさかのシリアスな顔を見せるロマンスや、ロドリゴ・サントロが演じる大富豪の恋敵やその秘書などなど、主張しすぎないのにどこか気になる脇役たちがあいまった物語は、まさに観客のフォーカスを操る世界。先読みすればするほど騙されるといったところだが、正直、ストーリーに巻き込まれて先読みするのも忘れがちです。(杉谷伸子)映画.com(外部リンク)』
2015年05月12日
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例の株主優待ポイント・・5月が切れ目で残り4ポイント・・でも4月中にあわてて行きまくったので、4月中に行けるのはあと2ポイント・・自動的に2ポイントは消滅・・ということに。・・ということで、またまた深夜に行って来ました・・やっぱり疲れます・・。 さて今日の映画は「ジュピター」です。何でもあのマトリックスのウォシャウスキー姉弟の作品ということで話題になったらしいですが・・まったく知りませんでした・・。あんまり評価が高くならなかったので・・話題が持続しなかったため、そんなに映画にマニアックではない私には届かなかったということのようです。 確かに話の流れはちょっと違和感があり・・DNAの一致だけで唯一無二の存在に祭り上げられるとか・・首を傾げたくなる設定が不評の原因・・?ただ戦闘シーンやらスペースファンタジーといわれる映像は圧巻・・これだけでも見ごたえがあるだけにもう少し脚本が練れなかったのか残念。 でもこれぞ映画の醍醐味・・という感じで映画館で観て良かったと思いました・・もう5月に入り上映している映画館はほとんど無いのかもしれませんが・・どこかでやっていたらぜひ観て欲しい映画です・・。 YAHOO映画より『解説:ラナ&アンディ・ウォシャウスキーが監督と脚本を務め、『マトリックス』シリーズ以来初のオリジナルストーリーで挑むSFアクション。知能の高い異星人に統制された地球を舞台に、唯一無二の存在である地球人の女性と、彼女を守る使命を負った男の壮大な体験を活写する。主演は『ホワイトハウス・ダウン』などのチャニング・テイタムと『ブラック・スワン』などのミラ・クニス。荘厳な世界観に圧倒される。 』『あらすじ:遺伝子操作された元兵士のケイン(チャニング・テイタム)は、ある女性を守るという任務のために宇宙から地球に派遣される。シカゴで清掃員として働くジュピター(ミラ・クニス)は、殺伐とした大都会での暮らしに嫌気が差していた。だが、実は彼女こそが、地球のみならず宇宙を変化させる可能性のある遺伝子を備えた唯一の人物だった。 』『映画レポート:「ジュピター」多様なアイデア満載のSFをラブストーリーに帰着させるエロチックなケミストリー ウォシャウスキー姉弟にとって「マトリックス」シリーズ(99~)以来のオリジナル・ストーリーを謳う本作は、SF映画の枠には収まらない様々な世界観とアイデアを満載して観客の前に提示される。シカゴで家政婦として働くヒロイン、ジュピターの日常は笑いと世知辛さが相半ばするラブコメ・タッチだが、彼女の前に宇宙から飛来した傭兵、ケインが現れて以降は、一転、壮大なファンタジーへとスイッチ。ジュピターが人類の救世主と判明し、宇宙を支配する巨大王朝と対峙(たいじ)する物語の展開部分でも、宇宙基地外では「スター・ウォーズ」張りにスペースシップ同士の空中戦が展開する中、王朝のカテドラルでは「シンデレラ」並みにプリンセスラインのウェディングドレスを着たジュピターが政略結婚へと誘われる、といった具合に。 アクションシーンの極め付きは、撮影スタッフが“シャドウ・チェイス”と呼ぶ冒頭の約10分間を費やしたケインのジュピター救出劇@シカゴ。ジュピターを小脇に抱えたケインの“反重力ブーツ”が作動し、宙に浮いた2人がビルの谷間をすり抜け、刺客をギリギリでかわしていく場面のグルーブ感は本編中でも白眉と言えるもの。実際にはヘリコプターにスタントダブルが乗り、背景をグリーンスクリーンで処理したスタッフの労作なのだが、ケインを演じるチャニング・テイタムもアクションをスタントの動きと連動させるために、苦手なインラインスケートを特訓して空中遊泳シーンに挑んでいることを、一応付け加えておこう。 俳優陣も多種多彩だ。地球を我が物にするためジュピター抹殺を目論む王朝の実力者、バレム役のエディ・レッドメインは、喉で声を押し殺して欲望と狂気に取り込まれた暴君を怪演。架空のキャラクターを演じるのは自由である反面、実在の人物を彼なりにコピーした「博士と彼女のセオリー」以上の造形力が必要だったはずだ。今回も鍛え上げた上半身をしっかり露出し、寡黙で禁欲的な戦士に扮してフェロモン満開のテイタムと、彼に熱視線を発射しまくるジュピター役のミラ・クニスが演じる、守る側と守られる側のなかなか一線を越えられないエロチックな関係も、実は演技的な味わいどころ。2人が醸し出す際どいケミストリーが、イメージが拡散し続ける映画をラブストーリーに帰結させる繋ぎの役目を果たしている。(清藤秀人)映画.com(外部リンク)』
2015年05月05日
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4月末でポイント消滅ということで・・無理やり夜地元の109で映画を見てきました・・。今日の映画は「ワイルド・スピード SKY MISSION」です。本当は「ジュピター」を観る予定だったのですが・・間違えてしまって・・。 さてワイルドスピードの方は、いやはや相変わらずのど迫力で・・さらに激しいカメラワークで目が追いていけてません・・年は取りたくないものです・・劇中に初期の頃の映像が流れましたが、みな年を取って太めになりつつあるのが見て取れて面白かったです・・7作目だそうですからうなづけます。 ポール・ウォーカーの遺作でもあるこの映画ですが、実の弟二人が代役で完成できたとか・・主要なシーンを撮り終えていたとはいえ違和感無く見ることができました。また相変わらずのタフネスレディのミシェル・ロドリゲスがまぶしい。さらにインプレッサやGTR等日本の名車が出てくるのもうれしい限り・・ちょっと刺激が強すぎるきらいはありますが、頭を空っぽにしてただただ楽しむにはうってつけの映画です。 YAHOO映画より『解説:高級車や名車が続々と登場し、迫力満点のカーアクションが繰り広げられるヒットシリーズの第7弾。ヴィン・ディーゼル演じるドミニクら、すご腕ドライバーにしてアウトローの面々が、東京、アブダビ、ロサンゼルスといった世界各地を舞台に壮大な戦いに挑む。メガホンを取るのは、『ソウ』シリーズなどに携ってきたジェームズ・ワン。オリジナルメンバーに加え、ジェイソン・ステイサム、カート・ラッセル、トニー・ジャーがシリーズに参戦する。スリリングな展開はもちろん、故ポール・ウォーカーの勇姿も必見。』『あらすじ:巨大な犯罪組織を率いていたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)一味を撃破し、彼から恋人レティ(ミシェル・ロドリゲス)を取り戻したドミニク(ヴィン・ディーゼル)。ロサンゼルスへと戻った彼は、相棒のブライアン(ポール・ウォーカー)や妹のミア(ジョーダナ・ブリュースター)らと平穏な毎日を過ごしていた。しかし、オーウェンの兄である特殊部隊出身の暗殺者デッカード(ジェイソン・ステイサム)が復讐(ふくしゅう)を開始し……。 』カメラもスマホも忘れてしまって・・
2015年04月29日
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恒例の映画館での映画が株主優待で行けなくなったので、ポイントがたまる一方で、このままでは使わずに消滅してしまうので、地元の109で映画を行くことに・・。今日の映画は「風に立つライオン」です。原作さだまさしの話題作・・大体の内容は見る前にわかっていましたが、実話に基づいているものの・・ちょっと脚色が効きすぎているような気がしました。ただ世の中、人のためにここまでやる人がいたのは事実でしょうから・・とても自分にはできないと思いました。それと残念なのは、最後、現地ドライバーの神からのお告げにそむき無理をした結果、命を落とすことになったのはちょっと軽率というか・・。 しかし真木洋子はすばらしいですねぇ・・好きな女優さんです。若い頃のヘアスタイルには少々無理がありましたが・・ちょっとキャストに違和感がある中、救いだったと思います。まぁ色々な意味で教訓を含んだ映画でもあり、観て損は無い映画です。 YAHOO映画より『解説:ケニアで医療ボランティアに従事した実在の医師・柴田紘一郎氏の話に、さだまさしが着想を得て作った楽曲から生まれたヒューマンドラマ。ケニアの病院で働くことになった日本人医師が、心と体に深い傷を負った患者たちと向き合っていく。監督はさまざまなジャンルの作品を世に送り出してきた三池崇史。テレビドラマ「JIN -仁-」シリーズなどの大沢たかお、『幕末高校生』などの石原さとみ、『さよなら渓谷』などの真木よう子らが集結。医療のあり方を見つめた物語に加え、ケニアの雄大な風景も観る者の胸を打つ。』『あらすじ:アフリカ医療に尽力した医師シュバイツァーの自伝に感動し、医学の道を進んだ島田航一郎(大沢たかお)。ある日、彼は勤めている大学病院からケニアの研究施設へ派遣されることに。離島医療に励む婚約者・秋島貴子(真木よう子)と離れてケニアに渡った彼は、すぐさま現地の戦傷病院からの派遣要請を受ける。そこで目にした凄惨(せいさん)な環境に医師としての使命を感じ、同病院への転籍を決める。忙しい日々を送る状況で、ンドゥングという心と体に傷を負った少年兵と出会うが……。 』
2015年04月25日
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今まで行っていたミラノ座が閉館ということで、今月から行くことに決めたのは、諸般の事情から新宿3丁目の新宿ピカデリーです。待ち合わせの西武新宿駅の改札から地下街を通って、まっすぐ地下街のどん詰まり、新宿図書館の矢印の反対に行き、呉服店の横(B2になる)のエレベーターで1Fに上がり、外に出て右手並びの大きなミラー貼りのビルの2Fにチケット売り場があります。母親の足で約12分でした。 今までのような株主優待では見られないのですが・・何と私も含めシニア割引1100円(一般1800円)で見られるんですねぇ・・年を取ったものです。しかもメンバー会員になる(カード発行料100円)で1階に10ポイント貯まり、80ポントで無料券がもらえるそうです。 さて今月の映画館での映画は「アニー」です。ミュージカルということもあり歌とダンスが絶妙で、私の好きなアップテンポの小気味良い展開で、2時間半近い時間もあっという間に過ぎました。それにしてもアニー役の主演、クヮヴェンジャネ・ウォレスの才能に脱帽・・。ジェイミー・フォックスやキャメロン・ディアス、ローズ・バーンがかすむほど・・。 ゴチャゴチャ言わずに笑い、泣ける・・楽しめる映画です。 YAHOO映画より『解説:ミュージカル「アニー」を、『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレス主演で映画化。舞台を現代のニューヨークに移し、いつか両親に再会できる日を信じてけなげに生きる少女の姿を追う。共演は、ジェイミー・フォックスとキャメロン・ディアスら。『ステイ・フレンズ』などのウィル・グラックがメガホンを取る。製作を務めるウィル・スミスとJAY Zがプロデュースした「トゥモロー」のほか映画オリジナルの楽曲も加わり、魅力的なキャストによるパフォーマンスに期待が持てる。 』『あらすじ:現代のニューヨーク。アニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)は4歳のときに姿を消した両親に、いつの日か会えるときが来ることを夢見て、両親と別れたレストランに足しげく通っていた。ある日、アニーはIT長者でニューヨーク市長の有力候補とされるスタックス(ジェイミー・フォックス)に出会う。選挙スタッフに提案されてアニーを引き取ったスタックス。そんな中、アニーの両親に関わる知らせが届き……。 』『映画レポート:「ANNIE アニー」アニーが大富豪と対等に渡り合う、格差社会ミュージカルの現代版 オリジナルは1977年初演のブロードウェイ・ミュージカル。映画化は82年に続いて二度目となる。今回のリメイク版の最大の特徴は、大恐慌時代に設定されていたオリジナルの時代背景を現代に移し替えたこと。これは、同じく複数回映画化されたブロードウェイ・ミュージカルの「ガール・クレイジー」が、主演のジュディ・ガーランドやコニー・フランシスに合わせてリメイクのたびに設定を変えていったのに似ている。 そのガーランドやフランシスに相当する「ANNIE アニー」のキーパーソンは、10歳の少女アニーを演じるクワベンジャネ・ウォレスだ。オリジナルのアニーのように元気で愛らしい。だけじゃなく、少々生意気でちゃっかりした面もある21世紀のアニーを、ウォレスは高い好感度でナチュラルに演じている。彼女の才能がなければ、おそらくこのリメイクは成立しなかっただろう。 とくにウォレスの嫌味のないタフさが生きているのは、ニューヨーク市長に立候補中のIT長者スタックス(ジェイミー・フォックス)と出会ったアニーが、彼女を選挙戦に利用しようとするスタックスとギブ&テイクの関係を築くエピソード。己の才覚と努力で成功の階段を上ってきたスタックスと、彼に与えてもらったチャンスをいかして未来を切り開いて行こうとするアニーの間に、似た者同士の友情が芽生えていく点が新鮮だ。そんなアニーの自立したキャラクターを、新曲の「オポチュニティ」が象徴的に物語っている。 物語の背景は大恐慌時代、作品が誕生したのはアメリカが双子の赤字に苦しみ始めた70年代後半というオリジナルの「アニー」は、登場人物が持てる者と持たざる者に二分される格差社会のミュージカルだ。ドラマは、持てる者(大富豪)が持たざる者(アニー)との触れ合いを通じて自分の人生に足りないものに気づいていく過程を描く。その骨組みは今回のリメイク版も同じなのだが、持てる者と持たざる者の関係がより対等に近づいている点に、30数年の時の流れを感じた。(矢崎由紀子)』
2015年01月28日
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先月で新宿ミラノ座が終了し、高齢の母親には株主優待券を使える横浜・川崎まで出てこさせるのは、ちょっと無理そうなので他の手を考えることに・・。ということで株主優待券をこちらで使うことに・・で久々カミさんと港北109で映画を見ることに。 さて今日の映画館での映画は「ベイマックス」です。これまた久々のアニメです。毎度のことながらこの手の映画を見ると技術の進歩というか、すごさを感じてしまいます。動きの滑らかさや主人公の髪やベイマックスのビニールビニールした質感が半端ではない・・。舞台は架空の都市、サンフランソウキョウ・・まるっきりサンフランシスコの坂の町に日本のトウキョウを融合しました・・と宣言しているような名前にまずアルファベットの読み違い・・?と笑ってしまいました。主人公が日本人の兄弟のせいか、あちこちに日本語や日本の文化が垣間見られ・・やっぱりちょっと違和感があるのは否めないですが・・そこはご愛嬌。 それと前回のインターステラでも感じましたが・・そう遠くない時に、ロボットの時代がやってくるんだろうなぁ・・と思いました。さらに忘れてはならないのが、ベイマックス上映前の短編アニメ「愛犬とごちそう」がまた良い・・犬が飼いたい当方には染み入るアニメでした。 とにかくあんまり細かいことは考えずに楽しむのが一番!という感じの映画で、楽しかったです・・最後は涙が頬を伝ったのにはやられました・・。家族で夫婦で恋人同士で見るのに最適の映画で、お勧めです! YAHOO映画より 『解説:マーベルコミックスのヒット作「BIG HERO 6」を基に、ディズニーが放つアドベンチャー。架空の都市サンフランソウキョウを舞台に、並外れた頭脳を持つ少年ヒロが、生前に兄が開発したロボットのベイマックスと一緒に死の真相を暴こうとする。メガホンを取るのは、『くまのプーさん』のドン・ホールと『ボルト』のクリス・ウィリアムズ。随所にちりばめられた日本のカルチャーへのオマージュに加えて、白くて大きな体を持つベイマックスの愛らしさにも注目。 』 『あらすじ:西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。 』 『映画レポート:「ベイマックス」男の子のための「アナと雪の女王」 「アナと雪の女王」というメガヒットを生み出したウォルト・ディズニー・アニメーションの最新作として見ると、そのあまりのギャップに目眩を覚えるかもしれない。なにしろ、「ベイマックス」の原作はマーベル・コミック。実は今作は、ディズニー傘下となったマーベルとの初の本格的なコラボレーションなのだ。 マーベルの膨大なライブラリーのなかから、わざわざマイナーな「ビッグヒーロー6」を選ぶあたりが賢い。知名度が低ければ低いほど、原作ファンの批判を気にすることなしに、ディズニーは自由に解釈できる。実際、原作と共通しているのは基本設定くらいで、映画版は徹底的にディズニー化されている。マーベルのエンターテインメント性と、ディズニーの感動が見事に融合しているのだ。 「ベイマックス」の核は、少年版トニー・スタークともいうべき発明家のヒロと、最大の理解者である兄タダシとの兄弟愛だ。タダシが不慮の事故で還らぬ人となると、ヒロは兄の遺したロボット、ベイマックスと深い絆で結ばれることになる。この疑似兄弟関係があるからこそ、「ベイマックス」は、どのマーベル映画よりも深い感動を与えてくれるのだ。 「アナと雪の女王」は姉妹の物語だったからこそ、お姫様映画だった。「ベイマックス」は、兄弟の物語だから男子向けのスーパーヒーロー映画となっている。ジャンルこそ違うが、ポジティブなメッセージや、ありあまるハートは変わらない。ディズニーの快進撃はしばらく続きそうだ。(小西未来)』
2015年01月13日
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2ヶ月ぶりの新宿歌舞伎町での映画です。しかも新宿ミラノ座は、今月で終了です。50円の歴史に幕・・ということで館内には、これまでかかってきた主要映画のポスター等が掲げられていました。これで東急レクリエーションの株主優待が使える映画館が、東京から消えることになります・・渋谷・池袋・上野・新宿とあったのに・・いつまにやら新宿だけになり、今月で終了です。年老いた母親の様子伺いをかねた映画鑑賞だったので・・実家から西武新宿線一本で来られる新宿歌舞伎町は良かったのですが・・。神奈川には流行のシネコンが幾つか有る(今までの優待券1枚で一人が、2枚無いと一人見られなくなるのもきつい・・1000株の弱小株主は、優待券半期18枚なので、シネコンに換えても毎月は二人でも見られない・・)のですが・・実家から来るには足の弱った身には、少々きついので無理そう・・。来月からどうするか模索中です。 さて今月の映画館での映画は「インターステラー」です。同僚からも良かったと言うことで・・これにしました。まぁこの手のSF物の最後の部分の難解さを除けば、素晴らしい映像美といい、ストーリー展開といい、引き込まれました・・3時間近い時間もかなり短く感じられるほどでした。すごく丁寧に人物やその関係性が描かれていて、ラストの難解さもさほど気にならない感覚になっているのが不思議でした。いずれこのままでは、実際の人類もこういう場面に遭遇することになるのでしょうし、この手のSF映画の一部は本当の事になっていくのでしょうねぇ・・? YAHOO映画より『解説:『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が放つSFドラマ。食糧不足や環境の変化によって人類滅亡が迫る中、それを回避するミッションに挑む男の姿を見つめていく。主演を務める『ダラス・バイヤーズクラブ』などのマシュー・マコノヒーを筆頭に、『レ・ミゼラブル』などのアン・ハサウェイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインら演技派スターが結集する。深遠なテーマをはらんだ物語に加え、最先端VFXで壮大かつリアルに創造された宇宙空間の描写にも圧倒される。 』『あらすじ:近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。 』『映画レポート:「インターステラー」 マコノヒーの体温が 宇宙の果てでも感じられる量子力学や相対性理論は皆目わからない。SF映画(とくにスペースオペラ系)は年々苦手になってきた。CGやVFXにはわれながら冷淡だと思うし、重々しい哲学や宗教的な荘厳さにはついそっぽを向きたくなる。にもかかわらず、私は「インターステラー」に見入ってしまった。CGの使用を最小限に抑えたのも要因のひとつだがマシュー・マコノヒーが映画を牽引する力がめざましい。 マコノヒーは、幼い子供たちを残して宇宙に飛び立つ。滅亡が近い地球の代わりに人類の住めそうな星を探査するのが、元宇宙飛行士の彼に課せられた使命だ。ただ、行く先は遠い。ワームホール(時の道穴)を抜けた先には、タイム・ダイレーション(ある星での2年は地球の23年に相当する)が待っている。砂嵐、火災、巨大な波、凍結した荒地。黙示録的なイメージが頻出することは予期していた。キューブリックに触発されただまし絵のような映像の構築も想定内だった。 驚いたのは、どんなに壮大で奇怪なイメージと交わろうと、マコノヒーの体温がつねに感じられたことだ。しかも彼は、狂気やヒロイズムやニヒリズムといったありがちな要素で芝居を組み立てない。困惑し、悔恨し、落胆しながらも必死で思考し、観客とともに未知の時間と空間をくぐりては「ダークナイト」のヒース・レジャーに次ぐ奮戦だ。彼を見ていると、相対性理論も少しはわかったような気になる。(芝山幹郎)』50年間の思い出パネル等々が貼られていました・・
2014年12月18日
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今月の映画館での映画は「柘榴坂の仇討」です。久しぶり の日本映画の時代劇です。いやぁ~しかし初っぱなからのこ の映像美・・すごいですねぇ・・日本に生まれて、これを感じられる幸せ・・日本人で良かった・・とつくづく思います。 幕末から明治への激動の時代、桜田門外の変の渦中にいて、 運命に翻弄される武士の13年間が切々とつづられています。ほんの少し前、日本にはこんな気概を持った人間が一杯いた のがウソのようです。自分もこの時代に生まれていたら、ど うだったのだろう・・?と考えさせられました。 武士が没落し商人が台頭してくる中、武士が公衆の面前で生き恥をかかされているのを救うため、今では様々な職人に なった元武士達が、次々に名乗りを上げるシーンは痛快至極。 後半は涙涙で・・大変でした・・。大げさに言えば、日本人として、しっかり生きねばなぁ・・なんて思ってしまいまし た。 最近邦画ががんばってますねぇ・・しかも時代劇がすばら しい。日頃時代劇に縁のない人たちにぜひ観て欲しいすばら しい映画です。こういう映画をいつまでも撮っていける邦画 界であって欲しいと思いました。 YAHOO映画より 『解説:『鉄道員(ぽっぽや)』など数多くの著作が映画化されてきた人気作家・浅田次郎による短編集「五郎治殿御始末」所収の一編を映画化した時代劇。主君のあだ討ちを命じられた武士の不器用な生きざまを通し、幕末から明治へと時代が激変する中、武士として、人としての誇りと覚悟を持って生きる侍たちの姿を描く。監督は『沈まぬ太陽』などの若松節朗、音楽を映画音楽の巨匠・久石譲が担当。『壬生義士伝』などの中井貴一が主人公を熱演し、阿部寛、歌舞伎役者の中村吉右衛門ら実力派が共演する。 』 『あらすじ:安政7年、彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は主君である大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、登城途中の桜田門外で井伊は暗殺されてしまう。その後、あだ討ちの密命を受けた金吾は敵を捜し続けて13年が経過する。明治6年、時代が移り変わり時の政府があだ討ちを禁止する状況で、最後の敵である佐橋十兵衛(阿部寛)を捜し出し…。 』
2014年10月28日
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株主優待を利用して映画を見ていますが・・行かなかった月があるので・・いつの間にやらポイントが貯まり・・10月までに12ポイントを使わないと消滅するそうです・・。いつもの新宿は一人1ポイントで見られるので、9/10月と使っても4ポイントなので、このままでは8ポイントが消滅・・。そこで、一人2ポイントで見る最寄の109で9/10月と行って使うことに・・。 ということで109での映画館での映画は「思い出のマーニート」です。少し前のNHKプロフェッショナルで美術監督の種田陽平のことをやっていたので・・見たい・・と思っていたので・・。そんなこともありやたら細かく背景画を見てしまっている自分がいます・・確かにすごいとは思いますが・・ジブリのはいつも良いので違いが分からない私には・・そんなには・・。 さて、今回のストーリーはちょっと夢と現実が交錯して・・分かりにくい・・のですが、話が進むにつれ徐々に絡んだ糸がほぐれてくる。結局最後は泣かされてしまいました・・。ちょっと最後の完結が・・時間の関係なのか急ぎすぎの感があるのが残念ですが・・。 それにしても豪華声優?人・・有名どころが並んでいます。そしてまた綺麗にその役柄にはまっているのには感心します。ジブリは長編アニメをもう作らないとも聞いています・・残念ですが・・採算が難しいのでしょうか・・?今のうちにジブリの長編アニメに浸っておきましょう・・。 YAHOO映画より 『解説:『借りぐらしのアリエッティ』などの米林宏昌が監督を務め、ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を映画化したファンタジーアニメ。北海道を舞台に、苦悩を抱えて生きる12歳の少女杏奈と彼女同様深い悲しみを心に宿すミステリアスな少女マーニーとの出会いを描写する。『ジョーカーゲーム』などの高月彩良と『リトル・マエストラ』などの有村架純が声優を担当。主人公たちの目線で捉えた物語に心打たれる。』 『あらすじ:心を閉ざした少女杏奈は、ぜんそくの療養を目的に親戚が生活している海沿いの村にやって来た。そんなある日、彼女の前に誰もいない屋敷の青い窓に閉じ込められた、きれいなブロンドの少女マーニーが姿を見せる。その出会い以来、杏奈の身の回りでは立て続けに奇妙な出来事が起きるようになるが、それは二人だけの秘密だった。 』
2014年09月02日
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今月の映画館での映画は「トランスフォーマー/ロストエイジ」です。今回はアメリカンコミックの典型的ハリウッド大作で、内容はそんなに重くはなさそうですが・・上映時間が3時間近い?・・11:50の回を見るのですが・・次の回が15:10・・CM等々があるにしてもかなりの長丁場になります。 しかし圧倒的な展開の戦闘シーンは、相変わらずで・・年寄りには、そのスピード感ついていけません。心配した上映時間は、あっと言う間に過ぎていきました。ロボットフェチで無くても感涙もののできなのではないでしょうか・・?さらに恐竜恐竜したダイノボットは新鮮で飽きさせません。それと個人的には、昔趣味だったラリーカーがカーチェイスを繰り広げるのが楽しい・・。 前三作から一変したキャストは、別物と考えれば、これはこれでよかったと思います・・主役がおなじみのマーク・ウォールバーグなので親近感があったせいかもしれません。しかし前のキャストになじんでいるのでちょっと違和感ありですかねぇ・・。とにかく細かい事は考えず爽快感を求めるにはうってつけな映画だと思います・・お勧めのの映画! YAHOO映画より 『解説: 前3作よりキャストとデザインを新しくし、オートボットと人類が挑む新たな戦いを描くアクション大作。人類滅亡をたくらむロックダウンの襲来や謎多き第三の勢力ダイナボットの攻撃に、オプティマスらが人間と共に激しい戦闘を繰り広げる。製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグと監督マイケル・ベイは続投、オプティマスを手に入れた発明家役でマーク・ウォールバーグが出演する。新デザインで登場するオプティマスやバンブルビーはもちろん恐竜を基に作られたダイナボットなどの新キャラクター、迫力あるバトルやトランスフォームに興奮。』 『あらすじ:ディセプティコンとの激戦から4年。発明家のケイド(マーク・ウォールバーグ)はかなり安い値段でトラックを手に入れるが、それは何とオプティマスだった。そこへオプティマスらトランスフォーマーを取り締まる政府の秘密機関KSIが登場。ケイドと家族はKSIに抗いピンチになるも、オプティマスに助けられる。そのころ、新しいディセプティコン、ロックダウンが地球に出現。さらにはダイナボットも復活し、オプティマスは捕まってしまう。 』
2014年08月27日
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今月の映画館での映画は「マンデラ 自由への長い道」です。今回もちょっと重そうで、さらに上映時間146分ということで・・幾分構えた感じで見始めたのですが、惹きこまれてしまい・・いつの間にかクライマックスへ・・。 とにかくこの映画は、実話だということ・・そして話の発端が東京オリンピックの前年くらいにおこっているということが驚きです。かすかな記憶で南アはひどいアパルトヘイトの国というのが残っています。さらに昨年惜しまれつつ95歳で亡くなったというのが記憶に新しいです。 人格者マンデラ氏しかイメージがないが、若き日の血気盛んな頃、人間くさい家族関係なども描かれていて良かった。さらに最後に流れる主題歌がみみに残ります。これはぜひとも見てほしい映画です・・。決して痛快で楽しい映画ではありませんが・・。 YAHOO映画より『解説: 2013年12月5日に逝去した元南アフリカ大統領、ネルソン・マンデラの「自由への長い道 ネルソン・マンデラ自伝」を実写化した伝記ドラマ。人種隔離政策アパルトヘイトに挑む闘士から大統領となった彼が歩んだ波瀾(はらん)万丈の人生を、重厚なタッチで映し出していく。メガホンを取るのは、『ブーリン家の姉妹』などのジャスティン・チャドウィック。『パシフィック・リム』などのイドリス・エルバが、マンデラを熱演。実際にマンデラと親交の深かったU2のボノが作品のために書き下ろした主題歌も聴きもの。』『あらすじ: 人種隔離政策アパルトヘイトによって、白人たちが優位に立ち、黒人たちが迫害されていた、南アフリカ共和国。弁護士として働いていたネルソン・マンデラ(イドリス・エルバ)は、そんな差別や偏見が当然のように存在している状況に疑問と怒りを感じられずにはいられなかった。その思いを強くするあまり、彼は反アパルトヘイトを訴えた政治活動に身を投じていくが、それと同時に当局から目を付けられるように。活動は熱を帯び、ついには国家反逆罪で逮捕され、終身刑という重い判決を下されてしまう。』
2014年05月28日
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今日も映画でも見に行くかぁ~ということになり、近くの109に行ってきました。今回の映画館での映画は「テルマエロマエ2」です。超ヒットした前作の続編ということで話題の映画です。前作を見ていなかったので、映画館に行く前に先日TVでやっていたのをBD-Rに焼いてあったので見ました・・う~んハチャメチャで面白い・・さすが原作があの奇想天外な漫画です。 さて今回の2・・さらにハチャメチャぶりが増大しています。白木みのるや松島トモ子、はては生きていらっしゃったのか・・という浪越徳三郎・・う~んナイスです。今の若い人にはチンプンカンプンだと思いますが・・。さらにケロリンやバスクリン、足裏マッサージ・・とこれでもか・・と続く。まぁそれだけで笑ってストレス発散ということでよいのでは・・?しかし日本は良い国ですねぇ・・平和平和です・・。 YAHOO映画より『解説: 古代ローマの浴場設計技師が現代の日本へタイムスリップするヤマザキマリの人気コミックを実写映画化した『テルマエ・ロマエ』の続編。新たな浴場建設を命じられアイデアに煮詰まったルシウスが、再度日本と古代ローマを行き交うさまを描く。主演の阿部寛や上戸彩、市村正親ら主要キャストが続投し、ブルガリアに実物大のコロッセオを建設するなど大規模なロケを敢行。また、曙や琴欧洲ら現役、元力士も出演。帝国を揺るがす危機的状況を、日本の風呂文化によって救おうと頑張るルシウスの奮闘に注目。』『あらすじ: ユニークな浴場を作り上げ、一気に名声を得た古代ローマの浴場設計技師ルシウス(阿部寛)は、剣闘士の傷を癒やすための浴場建設の命を受け頭を悩ませていたところ、またもや現代の日本へタイムスリップ。そこで風呂雑誌の記者になっていた真実(上戸彩)と再会を果たすも、やがてローマ帝国を二分する争いに翻弄(ほんろう)されることになり……。』 『映画レポート「テルマエ・ロマエII」ストーリーは弱いがギャグ力は最強のSF(すごい風呂)コメディ第2弾 ヤマザキマリによる原作マンガは愉快な奇想にあふれているが、映画化1作目を大成功へと導いた勝因は、原作をもしのぐ大胆な奇想。日本人離れした濃い顔の阿部寛に古代ローマ人役を演じさせる、というワン・アイデアに尽きる。そのアイデアで、映画を2度もヒットさせられるのか? 気合いは感じられる。前作はローマのチネチッタでほかのドラマのセットを二次利用していたが、今回はブルガリアの巨大スタジオにコロッセオを含むオープン・セットを建造。スケール感のアップは文句なくクリアした。もちろん、観客を面白がらせるためのアイデアという面でも、「スター・ウォーズ」のパロディポスターやSF(すごい風呂)というコピーからも気合いは伝わってくる。 基本的なフォーマットとパターンは、前作と同じ。あえての繰り返しである。真面目な浴場設計士のルシウスが、仕事に行き詰まる度に現代日本へと風呂を通してタイムスリップ。日本の風呂文化に(大仰に)驚き、感動にうち震え、自分の仕事に取り入れる、という一連の展開で「お風呂って、日本っていいよね」という感慨を呼び起こす。今回は、殺し合いをするグラディエーターと平和的に闘う相撲力士を対比させたり、ウォータースライダーにマッサージチェア、ツボ刺激の足ふみくん、バスクリンなどなど、風呂ネタでテンポよくカルチャーギャップ・ギャグを連発し、幕開けから快調に笑いをとりまくる。阿部寛の「陸に上がった魚」っぷりにも(肉体美にも!)ますます磨きがかかり、これはもしかして当たりなんじゃないか、とうれしくなる。 ところが中盤を過ぎ、映画がシリアス味を増してストーリーを語り始めようとすると、途端に空回りが始まってしまう。ありゃー、ここまで前作と同じパターンにしなくてもよかったのに。上戸彩扮するオリジナルキャラも練り込みが足らず、尻すぼみ感がぬぐえない。混浴場面はお楽しみだが。こうなってくるとオペラ場面(一応、ここにも設定が加わっている)もひどく間延びして見えてくる。 それでも、ひとつひとつのギャグ力だけでお釣りが来るほど面白い、と断言してしまいたくなるのがこの映画。だって松島トモ子に白木みのる、「指圧の心は母心」の浪越徳三郎までがネタになっているのだから! 若い世代は意味不明だろうが、まあルシウス視点に立ってみればいいし、後で両親や祖父母に聞けば家族の絆が深まるかもしれない。それにしてもなぜ、竹内力は「平たい顔族」なのか? 3作目ではぜひその謎に迫ってほしい。(若林ゆり)』
2014年05月09日
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今月の映画館での映画は「ローン・サバイバー」です。ちょっと重そうだったのですが、時間的に合いそうなのでそれで、あと自分的には見てみたい映画だったので・・。 正直戦争映画ということで、しかも精鋭のネイビーシールズvsタリバンという構図で、痛快アクション半分・・を期待していたところがあったのですが、まさに戦争の悲惨さ、息が苦しくなるような恐怖が迫ってきて・・見終わったときはぐったり疲れ果ててしまった。 まさに戦争が格好の良いものではなく、決して起こしてはならないものであるということを肝に銘じるための映画です。生半可な言葉が通用しない・・ので多くを書くことができないけれど多くの人に見てほしい映画です。戦争は、してはならない・・されど母国は守らなければならない・・国と国のせめぎあいで、あっちでもこっちでもやむなく戦争に突入する可能性が高まっている現在・・日本も含めて・・何とかしなければ・・と思ってしまった・・決して解決策は見出せないと思うけど・・。 YAHOO映画より『解説: アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ史上最悪の惨事と呼ばれるレッドウィング作戦の全貌を映画化した戦場アクション。実際に作戦に参加し唯一生還した兵士の回顧録を原作に、極限状況下の戦場の真実をリアルに描く。監督は、『ハンコック』などのピーター・バーグ。『ディパーテッド』などのマーク・ウォールバーグを主演に、『バトルシップ』などのテイラー・キッチュ、『メッセンジャー』などのベン・フォスター、『イントゥ・ザ・ワイルド』などのエミール・ハーシュら実力派が共演する。』『あらすじ: 2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する。』 『「映画レポート「ローン・サバイバー」正解なき決断、そして絶望的な闘いを強いられる戦場の不条理 これは「ブラックホーク・ダウン」がそうであったように、米軍の作戦が失敗に終わった実話に基づく異色作だ。ゆえに、その中身は娯楽映画のスリルや爽快感とはまったく異質で、ハードなリアリティを突きつめた戦場描写は凄惨を極めている。2005年、タリバン幹部の隠れ場所を偵察するため、アフガニスタンの山岳地帯に赴いた米国海軍の精鋭ネイビーシールズの隊員4名の物語。“たったひとり生き残った者”を意味する題名の通り、マーカス・ラトレル一等兵以外の3人が殉死した事件のプロセスを再現した本作は、想定外の事態が起こりうる戦場の極限状況を生々しく克明に映し出す。 4人の運命が暗転したきっかけは、作戦遂行中に遭遇した山羊飼い3人を拘束しながらも、生かすか殺すか迷った末に解放してしまったこと。軍規に照らせば正しい決断だが、それはタリバンの軍勢を呼び寄せ、最悪の事態を招く結果となった。では、子供も含む民間人を“殺す”べきだったのか? その問いの答えを見出すのは容易ではない。 そして映画はシールズ4人と百数十人ものタリバン軍との激闘になだれ込んでいくわけだが、日頃“多勢に無勢”や“孤立無援”の活劇をこよなく愛する筆者も、本作の凄まじさには戦慄を覚えた。無数の岩が散乱する急斜面の山肌で身を隠すことさえできず、退却に次ぐ退却を強いられる兵士たち。安易な玉砕をよしとしないシールズは仲間を信じ、満身創痍になるまで勇猛に闘い続けたため、不条理なまでに過酷な戦場の現実を思い知るはめになる。“転落する”というアクションの痛みを、これほど執拗かつ恐ろしく映像化した映画は記憶にない。主人公の前に意外な救世主が出現する終盤の展開も含め、信じがたい驚きに満ちた戦争実話である。(高橋諭治)』
2014年04月16日
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2ヶ月ぶりの定例の新宿での映画館の映画です。今日の映画館での映画は、「ホビット 竜に奪われた王国」です。 3部作の第2章とのことですが、第1章を見た記憶がないため・・冒頭から迷い子・・それでも雄大な自然の中で繰り広げられる一大スペクタクル。あっという間に引き込まれてしまいました。長時間なのでちょっとどうなるかと思いましたが・・時間が経つのが早い早い・・。そうこうしているうちにエンディング・・ところが最終章に繋げるために・・「はい今日はここまで・・続きは来週・・」みたいな軟着陸も無く・・TVの録画をミスって途中でブチ・・と切られた感じ・・。 ちょっと見終わって・・残念感一杯・・ロードオブリングを含むこのシリーズの熱狂的ファンや原作を読んでいる人は良いのでしょうが・・一般観客は置いてけぼり・・を食った感じなのでは・・?まぁエンディングまで長時間、楽しめたので良いとしてもいいのかもしれませんが・・。しかしエルフの女戦士タウリエルは格好良いですねぇ・・。 YAHOO映画より『解説: 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの60年前を舞台にしたJ・R・R・トールキンの冒険小説を実写映画化した『ホビット』3部作の第2章。邪悪な竜に奪われたドワーフの王国を取り戻す旅に出たホビット族の青年ビルボ・バギンズら一行を待ち受ける過酷な運命を、壮大なスケールで描く。マーティン・フリーマン、イアン・マッケランら前作からの続投組に加え、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどのオーランド・ブルームもレゴラス役で再登場。伝説の邪竜スマウグの声を、ベネディクト・カンバーバッチが担当する。』『あらすじ: ホビット族の青年ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)や屈強なドワーフの一行と共に、たった一頭で一国を滅亡に導くと伝えられる邪悪な竜スマウグに奪われたドワーフの王国を奪取すべく旅に出る。竜の潜む山を目指す道中、巨大なクモの大群や凶暴なオークたちが一行の行く手を阻むように次々と立ちはだかり……。』『映画レポート「ホビット 竜に奪われた王国」映画館で映画を見ることの醍醐味を感じさせるアトラクション・ムービー 映画が始まるとすぐ、ブリー村にあの見覚えのある顔が見える。われらがピーター・ジャクソンだ。フードをかぶり、ニンジンをかじっている彼は「ロード・オブ・ザ・リング」(以下「LOTR」)1作目のときと同じキャラクターでのカメオ出演。それがわかる「LOTR」ファンはもうニンマリ。 2部作の予定が3部作になったことで、最も心配されたこのパート。だが結果、第1作より9分ほど短い(とはいえ十分に長尺な)この第2作はシンプルで多彩でアクション満載、第1作より1時間くらいは短く感じられる傑作になった。サービス精神旺盛なジャクソンには勝算があったのだろう。これは「ホビットの冒険」の映画化というより、映画「LOTR」3部作の前編。史上最高のファンタジー映画の世界を押し広げる挑戦なのだ。 原作には登場しないエルフの女戦士タウリエルは、旅の仲間たちを危機から救ってくれるアメコミヒーローのような存在。彼女に恋するドワーフのキーリが姫キャラと化すのが面白い。あの“いとしいしと”ゴラムの不在は残念だが、彼に勝るとも劣らぬスター、竜のスマウグがハートをわしづかみにしてくれる。ベネディクト・カンバーバッチが生命を吹き込んだ竜はとことん人間臭く、キャラクターの心を映し出す鏡でもあるのだ。そして迎える、最高にクリフハンガーな終幕! もし冒頭のジャクソンに気がつかなくとも、この映画を楽しめないなんてことはない。ストーリーは無駄がなくシンプルで明快。新キャラは誰もが魅力的だし、息つく暇もないアトラクション・ムービーだからだ。HFR(ハイ・フレーム・レート=1秒間48コマ)の映像はクリアすぎて幻想感がそがれる気もするが、ニュージーランドの大自然が土台となった中つ国をリアルに体感するにはもってこい。レゴラスやタウリエルの流麗さや樽に入ったドワーフたちの激流下り、怪獣映画を彷彿とさせるシーンなど、入念に構成・演出されたアクションもかつてない大迫力! その楽しさが、まるで労働後のビールのように体に染み渡るのだ。映画館で映画を見ることの醍醐味を、これほど感じさせてくれる作品があるだろうか? あったとしたら「LOTR」だけ。映画館で必見だ!(若林ゆり)』
2014年03月26日
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またまたワンパターンで遠出はシンドイので映画でも見に行こうかぁ・・ということになり・・近くの109で見てきました。今日の映画館での映画は、「LIFE!」です。 先週の、「エージェントライアン」とは違った意味で・・面白かったし感動的でした。主人公の妄想癖がちょっとテンポを崩していた(妄想そのものは面白かったのですが・・)前半はどうなることかと思いました。たぶん連日かかっているTVのCMから冒険活劇みたいなのを創造していたせいかも知れませんが・・。それが写真家を探してグリーンランドに渡ったくらいからテンポが良くなり(想定した内容になったから・・?)、一気に最後まで釘付け状態となりました。グリーンランド・アイスランド・ヒマラヤと雄大な大自然の引き込まれるような景色・・それに火山爆発や長い坂道を主人公がスケボーで滑り下りるシーンがさらにアクセントを付け・・目が離せなくなっていきます。 主演で監督をこなしたベン・スティラーが扮する主人公のウォーターが顔つきまでたくましく変わっていくさまはすごい。ベン・スティラーはコメデヒ系の役者さんのイメージが強かったのですが・・どうしてどうして・・。そのほかなんといってもカメラマン役のショーンペンが格好良い、それに主人公の母親役のシャーリー・マクレーンが良い味出しています・・。そして最後のオチ・・なんとなく凄いんだろうなぁ・・という予感はあったものの・・見事にやられてしまい、涙でボロボロ・・。 評価はいろいろ分かれているようですが・・その人の心情に合えば凄い感動をもたらすと言えると思います・・今まさに自分にはピッタリの映画でした・・。 YAHOO映画より『解説: 凡庸で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していくさまを、ベン・スティラー監督・主演で描くヒューマンドラマ。夢を諦め、写真雑誌の写真管理部で働く地味な中年男性が、ひょんなことからニューヨークをたち世界中を巡る旅を繰り広げる様子をファンタジックに映し出す。物語の鍵を握るカメラマン役で『ミルク』などのショーン・ペン、主人公の母親役で『愛と追憶の日々』などのシャーリー・マクレーンが共演。壮大なビジュアルや、主人公のたどる奇跡のような旅と人生に目頭が熱くなる。』『あらすじ: 雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、思いを寄せる女性と会話もできない臆病者。唯一の特技は妄想することだった。ある日、「LIFE」表紙に使用する写真のネガが見当たらない気付いたウォルターはカメラマンを捜す旅へ出る。ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅がウォルターの人生を変えていく。』
2014年03月19日
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なかなか遠出する余裕がないので・・映画でも見に行こうかぁ・・ということになって109で見てきました・・。今日の映画館での映画は、「エージェントライアン」です。 なかなか面白かったですが・・ドキドキの連続・・いや~見終わって疲れました・・。しかしもはや戦争とは、武器を使ったものだけではないんですねぇ・・経済戦争の恐ろしさをちょっと再認識しました・・経済のプロではないので・・本当の恐ろしさは分かっていないのでしょうが・・。 主人公のクリス・パインは、どこかで見たことがあるという・・典型的なアメリカ人俳優という感じです。大御所ケビンコスナーも渋くてよい感じ・・。シリーズ化されるとうれしいのですが・・。 これまた「キャプテン・フィリップス」同様ドキドキするには、最高の映画かも・・。 YAHOO映画より『解説: 『レッド・オクトーバーを追え!』などの原作で知られる、トム・クランシーの人気小説「ジャック・ライアン」シリーズを新たに実写化したサスペンスアクション。投資銀行員という表向きの顔を持つCIA情報分析アナリストのジャック・ライアンが、世界恐慌勃発を狙う巨大な陰謀に立ち向かう。主演は『スター・トレック』シリーズのクリス・パイン。共演には、監督も務めるケネス・ブラナーに『プライドと偏見』などのキーラ・ナイトレイ、ベテランのケヴィン・コスナーと、実力派が結集する。』『あらすじ: ウォール街にある投資銀行のコンプライアンスと経済テロ阻止を目的としたCIA情報分析班のアナリストという、二つの顔を持つジャック・ライアン(クリス・パイン)。ある日、モスクワの投資会社チェレヴィン・グループの不審な動きをキャッチし、上官ハーパー(ケヴィン・コスナー)にエージェントの現地派遣を要請する。しかし、彼から返ってきたのはライアン自身による調査命令だった。チェレヴィン・グループへの監査を装ってモスクワへと飛んだライアンだが、そんな彼に同グループの警護員が襲い掛かってくる。』
2014年03月12日
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今日の映画館での映画は、「ゼロ・グラビティ」と迷ったのですが・・好きな俳優さんの一人、久々のトム・ハンクスの話題作なので、「キャプテン・フィリップス」にしました。 いや~見終わって疲れました・・。海賊に捕らわれたフィリップス船長(トム・ハンクス)の救出劇・・これでもかこれでもかと緊張状態が波のように押し寄せて気が抜けない・・力が入りました。しかしアメリカ海軍の駆逐艦が3隻、それにシールも加わり・・これでは脱げ切れません・・。ちょっとだけですが、ソマリアの海賊の悲しい現状も描かれていて・・最後は犠牲者無しで解決できると良かったのですが・・そう現実は甘くないですねぇ・・。 ドキドキするには、最高の映画かも・・観て損の無い映画です・・。 YAHOO映画より 『解説: 2009年のソマリア海域人質事件をテーマに、海賊に拉致されたコンテナ船船長をトム・ハンクスが演じたドラマ。船員の救出と引き換えに4日間にわたって海賊の人質となった船長の運命と、海軍特殊部隊ネイビーシールズによる救出作戦を、緊張感あふれる演出で活写する。原作は、船長リチャード・フィリップスが著したノンフィクション。『ボーン』シリーズや『ユナイテッド93』などのポール・グリーングラス監督が映画化した。船長としての誇りと拘束された恐怖を体現するトム・ハンクスの熱演と、リアルで迫力ある救出劇が見どころ。』 『あらすじ: 2009年4月、ソマリア海域を航海中のコンテナ船、マークス・アラバマ号を海賊が襲撃。武器を所持していた4人の海賊に、武装していなかったアラバマ号はあっという間に占拠されてしまう。船長のリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、20人の乗組員を自由にしてもらう代わりに自らが海賊の人質となり……。』 『映画レポート:「キャプテン・フィリップス」凄まじい緊迫感で描く、ソマリア海賊との知と勇気を駆使した攻防 2009年、ソマリア沖で事件は起きた。レーダーが捉えた2つの明滅点は徐々にフィリップスが指揮するコンテナ船へと迫り、やがて確たる脅威となって襲い来る。その正体は周辺海域を縄張りとする海賊だった――。 本作は世界を震撼させたソマリア海賊による米船舶襲撃事件を「ボーン・スプレマシー」や「ユナイテッド93」の名匠ポール・グリーングラスが迫真のキャメラワークで紡いだサバイバル・サスペンスである。 そう、サバイバル。これは本作を貫くキーワードとなる。冒頭、フィリップスは妻との会話の中で息子らの世代を憂い「サバイバルの時代」と口にする。まさかこの直後、自身が生死を賭けた岐路に立つとは想像もしないままに。 一方、シージャックに打って出るのは、こちらも生きていくために決死の覚悟で海賊となった漁村出身の若者たちだ。かくも世界は細部に至るまで無数のサバイバルに満ちている。そして文化や価値観、世代も全く異なるその両極は、運命の海域にて激しく魂を衝突させることになる。 もちろんグリーングラスのことだ。本作の緊迫感は凄まじい。神経をすり減らすほどの駆け引きをつるべ打ちに展開させ、ひとり人質となったフィリップスの救出劇では駆逐艦やネイビーシールズをも投入し破格のスケールを構築してみせる。 同時に本作は、知略を尽くし勇気を振り絞るフィリップスを英雄として讃えるのではなく、あくまで等身大の人間として冷静に提示する。そうすることで彼の姿はかえって現代を生き抜く我々の魂とも同調し、深い余韻をもたらすのだ。ここにもグリーングラスの巧さがある。 時代の爪痕を語り継ぐ彼の実話ベースの傑作群に、また新たな力作が加わったと言えよう。(牛津厚信)(映画.com)』
2014年01月22日
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今日の映画館での映画は、「永遠の0」です。・・ 話題作ではあるのですが・・非常に重いテーマを内包した作品です。私も戦後の生まれで戦争は知りませんが・・いろいろの映像等で少しは分かっているつもりでいましたが・・。とにかく予想はしていたものの・・ほぼ最初から最後まで涙涙でボロボロ・・です。見終わったカミさんが「靖国神社参拝がどうのこうの言うんじゃないよ」・・と言ってやりたい・・と言ったのがすべてを語っています。それこそそんなことより・・デタラメな東京裁判での結論ではなく、あんなバカげた特攻隊などを思いついた輩を追求してやりたいと思いました。とにもかくにもあの時代の若い兵士の犠牲の上に、今の生活が成り立っていること感謝・・です。どんな日本になっているのだろうと言った主人公の想いに恥ずかしくないように生きねばと・・真剣に考えてしまった。 キャストも良かったですねぇ・・岡田准一・井上真央が地味な印象ですがどうしてどうしてはまっていたと思います。脇を固めるベテラン勢が豪華・・。若い時代の景浦役、新井浩文もよかったですが、現代の景浦役の田中泯がまたすごい。もちろん私の好きな女優さん、吹石一恵も最高でした。 今の若い世代に、あれこれ難しいことを言ってもほとんど無意味だと思うけど、この映画を多くの若者が観てくれれば・・何か得るものがあるのではないでしょうか・・?ぜひとも観て頂きたい映画です・・。 YAHOO映画より 『解説: 零戦搭乗員の悲劇を描いた百田尚樹のベストセラーを、『ALWAYS』シリーズなどの監督・山崎貴が映画化した戦争ドラマ。祖父の歴史を調べる孫の視点から、“海軍一の臆病者”と呼ばれたパイロットの真実の姿を、現代と過去を交錯させながらつづっていく。主人公の特攻隊員役に、『天地明察』『図書館戦争』などの岡田准一。現代に生きる孫に三浦春馬がふんするほか、井上真央や夏八木勲など若手からベテランまで多彩な俳優が共演する。生と死を描く奥深い物語はもちろん、サザンオールスターズによる心にしみる主題歌にも注目。』 『あらすじ: 祖母の葬儀の席で会ったことのない実の祖父・宮部久蔵(岡田准一)の存在を聞いた佐伯健太郎(三浦春馬)。進路に迷っていた健太郎は、太平洋戦争の終戦間際に特攻隊員として出撃した零戦パイロットだったという祖父のことが気に掛かり、かつての戦友たちを訪ねる。そして、天才的な技術を持ちながら“海軍一の臆病者”と呼ばれ、生還することにこだわった祖父の思いも寄らない真実を健太郎は知ることとなり……。』 『三浦春馬&井上真央 単独インタビュー 累計発行部数450万部を超える百田尚樹の同名小説を『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴監督が岡田准一主演で映画化した『永遠の0』。「海軍一の臆病者」と呼ばれた零戦パイロット・宮部久蔵の実像を、現代と過去を交錯させながら解き明かす感動巨編だが、ここでは祖父について調べる久蔵の孫・佐伯健太郎役の三浦春馬と、久蔵の妻で健太郎の祖母にあたる松乃にふんした井上真央の異色対談が実現! 劇中では現代パートと過去パートに分かれ、芝居を交えることのなかった二人が撮影秘話や作品に込めた想いを語った。 ■演技力が求められた現代と過去の重要人物 Q:お二人とも難しい役だったと思いますが、撮影を振り返ってみていかがですか? 三浦春馬(以下、三浦):難しい役だなというのは撮影の初日に痛感しました。僕の演じた健太郎が特攻兵の生き残りである景浦(田中泯)さんを再び訪ねるシーンで、一度、影浦さんに追い出された彼が、心を入れ替えて「僕の本当のおじいさんのことを聞かせてください」と言うくだりですね。そこでは健太郎の心境の変化や表情の変化、前とは違う温度感を出さなければいけなかったんですが、山崎監督に「もっと表情に出してくれ! 感情が足りない!」って言われ続けて。気持ちが伝わらないからと、終盤では一つのカットで15回もNGを出すことがありました。 井上真央(以下、井上):わたしの演じた松乃は原作でもそんなに出てこないのですが、岡田准一さんの演じられた宮部久蔵さんがこの人のために「生きて帰りたい」と思う重要な役だったので、最初は「わたしで大丈夫かな?」と不安もありました。映画では、原作にはない、宮部が戦地から一度戻ってきて、家族と一緒に過ごすシーンがあるのですが、そこからその後の別れのシーンや最後に彼の死を知ったときの松乃の感情を探れたような気がします。 『永遠の0』三浦春馬&井上真央 単独インタビュー ■それぞれの芝居を後押しした岡田准一の存在 Q:岡田さんとのお芝居はそのわずかなシークエンスだけでしたね。 井上:はい、岡田さんとは現場でほとんどしゃべっていなかったです。戦時中の夫婦なので、ちょっとした緊張感の中、会話はないけれど、お互いに心の中で通じ合っている感じなのかなと想像しながら演じていたんですが、多分、岡田さんも同じだったように思います。無理に密なコミュニケーションをとるより、あのシーンにはその方が良いような気がして。それこそ、宮部を見送るシーンで、振り向かずに行った岡田さんの背中が目に焼き付きました。あの背中があったから、宮部がいないシーンの松乃の気持ちを埋めていくことができました。 Q:三浦さんは共演シーンこそないですが、撮影中の岡田さんを一度訪ねられたとか。 三浦:生きていたときのおじいちゃんの顔、表情を見ることが自分の役づくりのプラスになるならいいことだなと思って、一度、山梨まで戦時中のパートの撮影を見学に行ったんです。その日は宮部が染谷(将太)くんの演じる大石と日本の未来について話すシーンの撮影だったんですけど、撮影の合間に黙ってベンチに座っている岡田さんも、僕には希望に満ちている優しい表情に見えて。それは岡田さんが役を一生懸命積み上げてきた成果だと思うんですけど、心に想いの服を着せてあげるそういった作業は大切だなと改めて思いました。山梨から戻った後に撮ったあるシーンでは、そのときの岡田さんの表情や想いがよみがえってきて、自然に涙がこぼれましたね。 『永遠の0』三浦春馬&井上真央 単独インタビュー ■戦争を知らない世代が戦争の映画を作る意義 Q:戦争を知らない人たちが作った戦争の記憶を伝える本作に、戦争を知らないお二人も参加されたわけですが、そこにはどんな考えや想いがあったのでしょうか。 井上:この映画で描かれていることは、語り継いでいくべきことだと思っています。わたしたちはまだ、戦争を体験したおじいちゃんやおばあちゃんから話を聞いて、争いの無意味さや恐怖を身近に感じることができますが、これからは、実際に知っている人がいなくなる時代が間違いなくやって来るわけですよね。そうした中で、それでも語り継いでいかなければいけない時代にわたしたちは生きているんだなと思いましたし、「戦争を経験した人たちの想いをどれだけきちんと子どもたちに伝えられるんだろう?」ということを、わたし自身も改めて考えました。 三浦:井上さんがいま言われたように、この時代にこの映画を作る意味がきっとあったんだと思います。当時の人たちの生きざまや彼らの想い、自分がいまここにいる理由を知っておくことは、これからの生き方に関わってくることなんじゃないかなって思うんです。『永遠の0』はその架け橋となれる作品になっていますし、それを伝えるだけのパワーがあると思います。本当に心底、そう思える自分がここにいるので、そういう気持ちにさせてくれたこの映画、山崎監督やスタッフの皆さん、原作を書かれた百田尚樹さんにすごく感謝しています。 『永遠の0』三浦春馬&井上真央 単独インタビュー ■スクリーンで初めて知ったお互いの肉体表現 Q:完成した映画でお互いの存在や芝居を見て、どんなことを感じましたか。 井上:春馬くんの役は本当に難しかっただろうなと思いました。わたしも以前出演した映画で、現代に生きていて自分の過去をどんどん知っていく役を経験したんですが、こういう場合、相手の役者さんと向き合いながら感情を引っ張ってもらうことができないんですよね。ずっと受け身でいて、人と会う中で自らを変えていかなければいけない。だから、当時の自分のことも思い出しながら、難しいだろうなと思って。でも一方では、たくさんの役者さんとご一緒されているので、大先輩の方々と共演できて、いいなぁとうらやましかったです(笑)。 三浦:めちゃくちゃ緊張したんですからね(笑)。 井上:でも、この言葉(せりふ)を直接聞けるなんていいなと思っていましたよ。そして、特に最後の歩道橋のシーンは印象的でした。あのとき、春馬くんはどんなことを考えていたのかな? とか、どうやって撮ったのかな? とか、いろいろ考えてしまって。最後の春馬くんの顔と、岡田くんの顔がすごく焼き付いて。夜、寝るまで思い出したし、あんなふうに頭の中を巡ったのは初めてのことでした。 三浦:でも、井上さんもスゴいですよ。たった2日の撮影で、あそこまで表現できるなんて。撮影が長ければ長いほど、役や映画に対する想いが強くなるし、考える時間も増えるけれど、それがないわけで。忙しいスケジュールを縫ってこの作品に入って、ギュっとそこに集中してやるっていうのは……でも、まあ、役者だから当たり前なのか(笑)。 井上:うわ~、いま、上げて落とした(笑)。でも確かに、当たり前なことだけど、不安は不安でしたよ。自分が現代の普段の生活に戻っている間もみんなが撮影しているかと思うと、戻りきれないというか……。でも、短期間に集中して松乃のような役を演じるというのはこれまでやったことがなかったので、いい経験ができましたね。 『永遠の0』三浦春馬&井上真央 単独インタビュー 本作だけでなく、これまでに共演したこともなければ、プライベートでも親交があったわけではないという二人。でも、「これからはおばあちゃんと呼びますね」と冗談を言う三浦と「おばあちゃんはイヤだ~」と笑う井上はとても和気あいあいとしていて、まるで昔からの友達のよう。こちらの質問にも時に真摯(しんし)に、時に冗談やユーモアを交えながら答えてくれたが、しっかり考えて自分の想いを言葉にする彼らからは、作品の内容やお芝居と子役の頃から真剣に向き合い、何かを伝えようとし続けてきているひたむきさがひしひしと伝わってきた。』
2014年01月08日
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昨日新宿に映画を見に行く予定が、仕事が入りキャンセル・・今日代休で、地元でカミさんと見ることに・・かぐや姫と迷ったのですが・・今日の映画館での映画は、「清洲会議」です。久々の日本映画時代劇です・・いつもの三谷作品らしい軽妙な展開が大部分ではあったのですが、時代劇ということで少し疎い私には登場人物が混ざる感じがあり・・ややもたついているように感じてしまいました・・理解力が足らない私の責任でもあるのですが・・。 しかしただでは見せない三谷作品・・いつもは時代劇では格好良い、柴田勝家役の役所広司や池田恒興役の佐藤浩市が格好悪かったり、はじめ野村萬斎を彷彿させ、妻夫木聡がなかなか浮かばなかった織田信雄だったり・・なかなか楽しめました。それとやはりお市の方の鈴木京香や松姫の剛力彩芽があのメーキャップですごみを増し恐ろしい限り。それにひきかえ・・普段メーキャップに近い寧役の中谷美紀にほっとしたり・・。 しかし柴田勝家が清洲会議で結局なぜだ・・という感じで破れていく感じに自分を投影してしまって、人たらしになれない愚直な柴田勝家に共感してしまった・・なかなかいろいろ考えられる映画でおすすめです! YAHOO映画より『解説: 数々のヒット作を作り出してきた三谷幸喜が、およそ17年ぶりに書き下ろした小説を自ら映画化した群像喜劇。本能寺の変で織田信長が亡くなった後、織田家後継者と領地配分を決めるために、柴田勝家や羽柴秀吉らが一堂に会した清須会議の全容を描く。役所広司演じる勝家と大泉洋ふんする秀吉の主導権争いを軸に、それぞれに思惑を秘めた登場人物たちが駆け引きを繰り広げていく。そのほか佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、西田敏行ら豪華キャストが勢ぞろいする。』 『あらすじ: 本能寺の変によって織田信長が亡くなり、筆頭家老の柴田勝家(役所広司)と羽柴秀吉(大泉洋)が後見に名乗りを上げた。勝家は三男の信孝(坂東巳之助)、秀吉は次男の信雄(妻夫木聡)を信長亡き後の後継者として指名し、勝家は信長の妹・お市(鈴木京香)、秀吉は信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方にする。そして跡継ぎを決めるための清須会議が開催されることになり、両派の複雑な思惑が交錯していく。』
2013年11月28日
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今日の映画館での映画は、「飛べ!ダコタ」です。・・と言って分かる人も少ないと思います。私も、何を見ようか新宿ミラノで現在かかっている映画を検索していて、あらすじとそれが実話だと知って決めたのです。たぶん広告もほとんどされていないのだと思います。 終戦間もないしかも佐渡の小さな村に、ある日英国機が不時着・・その乗務員と村民・・わずか5ヶ月前には敵国同士であり、お互い身内に戦争で犠牲者が出ている・・その何とも言えない微妙な空気の中・・英国機のダコタは砂浜にはまり動けない・・。さて今の日本人、当時の都会・・だったらどうしただろう・・? そんな中、村長の決断で、村人が一致団結して、ダコタを高波から守るために高台に引き上げ、飛ばせるために500mもの滑走路を砂浜に造る・・この信じられない事実・・う~ん日本人・・いや昔の佐渡の村民は偉い!今の日本人もこうであることを祈り、それを誇りにしたい・・と思いました。 地味だけど良い映画を見させてもらいました・・戦争の残酷さも考えさせられましたが、人の温かさに感動・・当然涙でボロボロ・・目が痛い。おすすめです・・。 YAHOO映画より 『解説: 1946年に新潟県の佐渡島で起きた、イギリス軍要人機ダコタ不時着をベースにしたドラマ。佐渡島の小さな村に降り立つことになったダコタの乗組員らと、彼らを迎え入れて離陸に協力した住民たちの絆を見つめていく。監督を務めるのは、テレビドラマを中心に活躍し、本作で劇場用映画デビューを果たす油谷誠至。テレビドラマ「ハンチョウ」シリーズの比嘉愛未、『ガチバン』シリーズの窪田正孝、名優・柄本明を筆頭に、実力派が結集。戦争や国境という壁を越えた感動的な物語に加え、海外から取り寄せたダコタ実機も見どころ。』 『あらすじ: 終戦から5か月後の昭和21年1月14日。上海から東京へイギリス総領事を送る途中だったイギリス空軍要人機ダコタが悪天候に見舞われ、新潟県は佐渡島にある高千村の海岸に不時着する。ダコタは砂に埋もれ、滑走路もないことから乗組員は島にとどまることを強いられる。敵国であったイギリス軍人を前に、戦争で家族を失った者、いまだ戦地から戻らぬ息子を待つ者も少なくない住民たちは複雑な感情を抱く。だが、ダコタの第一発見者である千代子(比嘉愛未)の父で村長の新太郎(柄本明)は、率先して彼らを温かに迎え入れる。』
2013年10月23日
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今日の映画館での映画は、今話題の「風立ちぬ」です。宮崎駿監督、最後の長編アニメということでも盛り上がっていますね。内容は期待通りで泣ける恋愛小説に仕上がっていました。もう少し戦争について描かれているのかと思いましたが・・うまくカムフラージュされているせいか、いくつかなされていたちょっと過激な声明風の言葉は、感じられませんでした。 ただちょっと残念なのは、一緒に行ったカミさんが前半すやすや寝ていた(まぁ今日は朝が早かったのもあるのですが・・)ように前半がちょっとテンポにもたつきがあったように思えたことです。まぁでもそれは人それぞれで、あれくらいでちょうど良いと思う人もいるのでしょう・・。テンポの良い映画が好きな私のあくまで感想です。 もう一つは主題歌ともいえるユーミンのひこうき雲が挿入歌でなく最後の最後まで出てこなかったのが残念・・魔女の宅急便のようなアニメとの一体感が出てこなかった・・残念。 意外だったのが、主人公の声をやった、言わば素人の庵野秀明監督・・最初・・やっぱりちょっと違和感が・・と思ったらいつの間にかドンピシャな感じがするのは不思議です。脇を固めたそうそうたる俳優人がすごいので、その違和感を無くしているのかもしれませんが・・。 YAHOO映画より 『解説: 宮崎駿監督がゼロ戦の設計者・堀越二郎と作家の堀辰雄をモデルに、1930年代の日本で飛行機作りに情熱を傾けた青年の姿を描くアニメ。美しい飛行機を製作したいという夢を抱く青年が成し遂げたゼロ戦の誕生、そして青年と少女との出会いと別れをつづる。主人公の声には『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明監督を抜てき。ほかに、瀧本美織や西島秀俊、野村萬斎などが声優として参加する。希代の飛行機を作った青年の生きざまと共に、大正から昭和の社会の様子や日本の原風景にも注目。』 『あらすじ: 大正から昭和にかけての日本。戦争や大震災、世界恐慌による不景気により、世間は閉塞感に覆われていた。航空機の設計者である堀越二郎はイタリア人飛行機製作者カプローニを尊敬し、いつか美しい飛行機を作り上げたいという野心を抱いていた。関東大震災のさなか汽車で出会った菜穂子とある日再会。二人は恋に落ちるが、菜穂子が結核にかかってしまう。』
2013年09月25日
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今日の映画館での映画は、「ホワイトハウス・ダウン」です。テロリストがホワイトハウスを占拠して、人質を取り立て籠もる・・そこにたまたまいた主人公が大活躍してホワイトハウスを大統領とともに奪還する・・これはまさにダイハードですねぇ・・。二番煎じのように見えて、人質にとられた娘との関係やその大活躍?今時のYOUTUBEアップやジャンヌダルクを彷彿させる旗振り(ここでまさか旗振り大会の練習が役に立つとは・・)??・・まぁかなり無理な部分もありますが・・単純に感動しちゃいました。 この手の映画の爽快感もあり、小さいことにこだわらなければ絶対おすすめの映画です。少々ドンパチ他が多く、大音響なので年寄りには刺激が強すぎるきらいはありますが・・。 さて主人公の何とか議長の警護役、チャニング・テイタムですが・・ほとんど覚えがありません。イケメン過ぎてどこにでも居る感じの顔だからでしょうか・・?それに比べてやはり存在感があったのが大統領役のジェイミー・フォックスとテロ集団のボスのジェームズ・ウッズ・・ともに渋くて格好良いですねぇ。それともう一人重要な進行役を演じた大統領特別警護官マギー・ギレンホールがなぜか気になる存在でした。もちろん何と言っても目立っていたのは主人公の娘役、ジョーイ・キング・・小生意気な娘という感じですが憎めない・・。それとおまけに俳優さんは良く分かりませんが、テロ集団のボス、大統領警護主任?の妻の一言・・息子の復讐なら・・許す・・う~ん敵ながら、あっぱれ!いかにもアメリカ的・・爽快な感じがしたのは不謹慎? YAHOO映画より 『解説: 『インデペンデンス・デイ』『2012』などのローランド・エメリッヒ監督が放つアクション大作。謎の武装集団に占拠されたホワイトハウスを舞台に、邸内に居合わせた議会警察官が人質となった大統領と自身の娘の救出とホワイトハウスの奪還に挑む姿を活写する。主人公の議会警察官に『マジック・マイク』などのチャニング・テイタム、大統領に『ジャンゴ 繋がれざる者』などのジェイミー・フォックスら実力派俳優が結集。危機迫る展開はもとより、爆発炎上して崩落するホワイトハウスといった迫力の破壊描写にも息をのむ』 『あらすじ: 大統領ジェームズ・ソイヤー(ジェイミー・フォックス)を警護するシークレットサービスを目指すも、不採用となってしまった議会警察官のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)。不採用だったことで幼い娘を悲しませたくないと、気晴らしも兼ねて彼女を連れてホワイトハウスの見学ツアーに参加する。だが、そこへ謎の武装グループが乗り込み、瞬く間にホワイトハウスを制圧した上に大統領とケイルの娘らを人質にして籠城。未曽有の事態に全世界が混乱する中、ケイルは武装グループに挑む。』
2013年08月28日
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今日の映画館での映画は、今話題の「パシフィックリム」です。怪獣と巨大ロボの戦い・・という、お子ちゃま向け映画というイメージだったのですが・・そもそも今日の映画は、カミさんが、気分転換に何も考えなくて良い映画が観たい・・というのでまぁこれで良いかぁ~話題作で、菊池凛子と芦田愛菜の演技も見てみたいし・・ということで決めたのですが・・。 見てびっくりとはこの事で、巨大ロボの精巧さ、そこここに感じられるリアルさに脱帽・・戦闘シーンのスピーディさは、さすがに動態視力の衰えた年寄りには追いていけないのが残念・・ただ言わせてもらえば単調な感も否めないので、もう少しスローモーションを取り入れても良いのでは・・などと思ってしまった。 また巨大ロボの精巧さ、人間パイロットとのシンクロで動く様がすばらしいのと対照的に、怪獣が何だかちょっとお粗末・・と感じたのは私だけだろうか・・?やっぱり円谷怪獣を見て育った世代としてはもう少し特徴というか個性があっても良いような気がします・・クローンだからしょうがない・・?でも妊娠したりもしてましたが・・。 さて菊池凛子ですが・・戦う女に女性らしさも加わり良い感じでしたが・・吹き替え版だったので声のイメージがちょっと合いませんでした。芦田愛菜はただただ叫んでいるので良く分かりませんでしたが・・確かに迫真の演技で・・これはトラウマになる・・。 確かに何も考えずに戦闘シーンにドップリはまりストレス解消にはおすすめの映画です・・。 YAHOO映画より 『解説: 『ヘルボーイ』シリーズなどの鬼才ギレルモ・デル・トロが放つSFアクション。世界各国を襲撃する謎の巨大生命体を倒すべく、人型巨大兵器イェーガーを操縦するパイロットたちの姿を壮大なスケールで活写する。『ザ・レッジ -12時の死刑台-』のチャーリー・ハナム、『バベル』の菊地凛子、『ヘルボーイ』シリーズのロン・パールマンらが出演。さらに、子役の芦田愛菜がハリウッド作初出演を果たす。最先端VFXを駆使した生命体とのバトル描写に加え、細部まで作り込まれたイェーガーの設定なども見逃せない。』 『あらすじ: 2013年、突然未知の巨大生命体が太平洋の深海から現われる。それは世界各国の都市を次々と破壊して回り、瞬く間に人類は破滅寸前へと追い込まれてしまう。人類は一致団結して科学や軍事のテクノロジーを結集し、生命体に対抗可能な人型巨大兵器イェーガーの開発に成功する。パイロットとして選ばれた精鋭たちはイェーガーに乗り込んで生命体に立ち向かっていくが、その底知れぬパワーに苦戦を強いられていく。』 『映画レポート「パシフィック・リム」破天荒なまでのビジュアルで紡ぐ、奇才デル・トロの妥協なき闘い「パシフィック・リム」破天荒なまでのビジュアルで紡ぐ、奇才デル・トロの妥協なき闘い遂に奇才が帰ってきた。ここ数年、手掛けた作品が暗礁に乗り上げるなど苦難続きだったギレルモ・デル・トロ監督。だがその結果、彼は創造性の根源へ立ち戻ることとなる。幼い頃に親しんだ日本のロボットアニメや怪獣特撮、巨匠レイ・ハリーハウゼンへの想いを渦巻かせ、その泡立ちの裂け目から「パシフィック・リム」を出現させたのだ。 本作は人類とKAIJUとの激闘史が始まって10年以上が経過した時点から物語がスタート。そして人型巨大兵器イェーガーに乗り込む主人公はかつてKAIJUに完膚なきまでに打ちのめされた過去を持つ。つまり彼とデル・トロは同じ挫折を知る者として通底するところがあるというわけだ。 その上、出現する度にどんどん強さを増すKAIJUは、さながらデル・トロがキャリアを重ねるごとに増大していくハードルの高さを具現化しているかのよう。常に前作越えを迫られるのが監督の宿命とはいえ、本作からは妥協なく映画作りに真向かう奇才の“もうひとつの闘い”が透けて見えてくる。 だがそんな状況にあっても、デル・トロの創造性は実に単純明快だ。観客の目線は深海からビル群、そして大気圏外をも貫く破天荒な戦闘シーンへと縦横無尽に誘われる。更に3D効果で臨場感みなぎるコックピットでは、パイロットの胆力に歯を食いしばり、共に拳を突き上げ咆哮したい衝動にさえ駆られるだろう。 本作のストーリーは映画用に作られた完全なオリジナル。先人たちの意匠に敬意を表しつつも、これらをゼロからブランディングしてみせるとは、必殺技エルボーロケットにも勝る豪腕ぶりだ。もはや日本文化が着想を与えたという事実は入り口にしか過ぎない。その圧倒的なビジュアル、そして作り手の魂に恐れ入るばかりの130分だった。(牛津厚信)(映画.com)』
2013年08月22日
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今日の映画館での映画は「モンスターズ・ユニバーシティ」です。ピクサーの制作なので、相変わらずのクオリティで驚くばかりですが、ストリー展開が何となく物足りなさが残ってしまい・・ちょっと残念。まぁ前作につなげて行かなくてはならないので、ある程度枠にハメられてしまうのは仕方がないことで・・。 良くも悪くもディズニー/ピクサーらしい総天然色のアメリカンアニメそのもので、キャラクターもそれぞれ濃いですが、ディズニーファンにはたまらないのでしょう・・。 私事ですが、鍵っ子だった私にとって、夕方暗くなるまで一人で家で留守番するのは・・お化けが後ろにいるような気がして毎日がドキドキでした・・。子供の頃この映画を見ていれば、気分も少しはほぐれたでしょうねぇ・・。 日本語版の吹き替えは、爆笑問題の田中裕二とホンジャマカの石塚英彦・・絶妙で違和感なく入り込めて最高でした・・声に違和感があるとアニメは特になかなか入り込めなくなるので・・。 YAHOO映画より 『解説: ディズニー/ピクサーの代表作である、『モンスターズ・インク』のシリーズ第2弾にして前日譚。人間の子どもたちを怖がらせるのが仕事のモンスター・コンビ、マイクとサリーが学生時代に繰り広げた冒険を活写する。メガホンを取るのは、『101匹わんちゃんII パッチのはじめての冒険』や『カーズ』などに携わってきたダン・スカンロン。幼い頃のキュートなマイクのビジュアルや、舞台となるモンスターたちが通う大学のユーモラスな雰囲気も見どころだ。』 『あらすじ: 人間の子どもたちを怖がらせ、その悲鳴をエネルギー源として用いるモンスターの世界。そこに暮らすモンスター青年マイクは、明朗活発でポジティブな思考の持ち主だったが、仲間よりも体が小さくてルックスもかわいいことに劣等感を抱いていた。これでは子どもたちを絶叫させる“恐がらせ屋”にはなれないと、世界中のモンスターが憧れを抱く名門大学「モンスターズ・ユニバーシティ」に入学。期待に胸を膨らませる彼だが、そこにはサリーを筆頭に大きくて姿が恐ろしい“恐がらせ屋”のエリート候補生があふれていた。』『「モンスターズ・ユニバーシティ」モンスターたちの適性探しを描くウェルメイドな前日譚「モンスターズ・ユニバーシティ」モンスターたちの適性探しを描くウェルメイドな前日譚 「モンスターズ・インク」の続編が前日譚になると聞いたときは、ほっと胸を撫で下ろしたものだ。前作はストーリーが見事に完結しているから、どんな続きを描いても蛇足になってしまう。ならば、マイクとサリーの過去を描こうと発想を転換させたピクサーはさすがだと思う。しかも、「ナーズの復讐」などの学園映画のフォーマットをアニメに採用するアイデアも大胆不敵だ。 今回はモンスターズ大学を舞台に愉快なキャンパスライフが展開するのだが、その核にあるのは、自分の適性探しという真面目なテーマだ。前作を観た人なら、マイクが怖がらせ屋にならないことを知っている。でも、大学に入学したてのマイクは、そんなことを知らない。周囲の忠告や批判をものともせずに、マイクはひたすら努力を積み重ねていく。やがて理想と現実とのギャップに直面し、夢を打ち砕かれることになる。いまの若者はもちろん、かつて若者だった大人も共感できる要素がきちんと盛り込まれているのだ。 ただし、前作では新鮮だったモンスター世界には驚きがないし、ブーとサリーとの友情に匹敵するほどの感動もない。たしかによく出来ているけれど、前作のファンにとってみれば、この作品が存在しなくてはならない理由を見いだすことができないのだ。最近のピクサー作品は、どれも革新性や創造性が薄れてしまっているので、とっても気がかりだ。(小西未来)(映画.com)』
2013年07月31日
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今日の映画館での映画は「アフターアース」です。本当は、「オブリビオン」の予定だったのですが・・母親が西武新宿線の人身事故で大幅に遅れ、やむなく「アフターアース」ということになりました。実はどの映画を見るか比較していた時に、何となくウィルスミス親子主演の親子の絆再生映画・・という感じで何となく敬遠したのでした。 さて実際見終わった感じは・・予想通り・・という感じで何とも微妙な感じです。息子の演技力がどうかは邦画ではないので微妙なところは分かりませんが、話の筋が単純すぎるせいか先が見えすぎるため深みが足りないというか・・。そのせいでウィルスミスが息子を売り出すための映画という感じが前面に出てしまっているように思います。「バストキッド」や「幸せのちから」では感じなかったことからもうかがえます。 相当進んでいるであろう未来の設定で、あっけなく小惑星群に遭遇して宇宙船が墜落したり、助けられたという片足を失った兵士が義足も無しに挨拶にきたり、主人公が骨折で簡単に動けなくなったり・・捨てられた地球にしては自然豊かでとか・・つっこみどころが満載・・。他方映像美はすばらしく、ムササビのような飛行服での飛行シーンはなかなか魅力的・・あれほど自由には動けないのでしょうが確かもう実現しているので二番煎じではあるのですが・・。 まぁ見方によっては単純で楽しめるハリウッド大作にはなっていますので、そこそこ楽しめるとは思います。 YAHOO映画より 『解説: 『シックス・センス』『エアベンダー』の鬼才M・ナイト・シャマランが放つスペクタクル。人類が放棄して1,000年が経過した地球を舞台に、屈強な兵士とその息子が決死のサバイバルを展開する。『メン・イン・ブラック』シリーズのウィル・スミスと『ベスト・キッド』のジェイデン・スミスが、『幸せのちから』以来の共演を果たし、再び親子を快演。地球が人類を抹消する生態系を抱える惑星となったというユニークな設定、VFXで創造された未知の動物たち、冒険を通して揺らいでいた絆を固くする親子のドラマなど、見どころ満載だ』 『あらすじ: 人類が地球を捨て去り、ほかの惑星へと移住して1,000年が経過した未来。ある宇宙遠征任務からの帰路につく兵士サイファ(ウィル・スミス)と息子のキタイ(ジェイデン・スミス)を乗せた宇宙船にトラブルが発生して機体が破損、緊急シグナルを搭載した尾翼部が地球へと落下する。それを追って地球に宇宙船が不時着するが、ほかのクルーたちは死亡してしまい、サイファも重傷を負ってしまう。帰還に必要な緊急シグナルを捜そうと大自然に足を踏み入れるキタイは、地球の生態系が人類を消し去るために進化していることを知り……』
2013年06月26日
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今日は母親の米寿のお祝いのついでに新宿で映画を見てきました。 今日の映画館での映画は「リンカーン」です。アカデミー賞主演男優賞受賞ということで話題になっていた映画ですが・・先月は始まったばかりということで見られず・・やっと今月見に行けました。正味2時間半・・という長い映画で途中トイレが心配な母親と私でしたが・・二人とも引き込まれて、あっという間でした。遅めの昼飯を食べた後だったこともあり、映画が始まる前から眠気が襲って来ていたのですが、初っぱなの南北戦争の戦場シーンで目が覚めてしまいました。奴隷制度の撤廃と南北戦争の終結という歴史上の大きな出来事の裏側を丹念に描き、駆け引き、目的達成のための妥協・・が淡々と描かれて行きます。一つ事をなすことの難しさ・・を痛感・・日頃感じていることではありますが、改めて実感。 リンカーン役のダニエル・デイ=ルイスもさることながら、いつも「ブラザース&シスターズ」のノラウォーカー役で見ていたサラフィールドが大統領夫人役で息子を失って苦悩する母親を大熱演しているのに感激。さらにトミーリージョーンズ・・ソフトバンク等々のCMやメンインブラック等のコミカルな印象が強すぎるのですが・・この映画の役どころは素晴らしい・・。 皆が知っている史実を再確認する意味でもおすすめの映画です。ちょっと長いですが、きっと短く感じるでしょう。 YAHOO映画より 『解説: 巨匠スティーヴン・スピルバーグによる、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンの伝記ドラマ。奴隷制の廃止と禁止を強固なものにし、泥沼化した南北戦争を終結させるため、憲法の修正に挑むリンカーンの戦いを重厚なタッチで映し出していく。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などのダニエル・デイ=ルイスがリンカーンにふんし、国と人民の未来をめぐる理想と現実に苦悩する彼の胸中を見事に体現。『50/50 フィフティ・フィフティ』のジョセフ・ゴードン=レヴィットら、脇を固める実力派の妙演も見逃せない。』 『あらすじ: エイブラハム・リンカーン(ダニエル・デイ=ルイス)が、大統領に再選された1865年。アメリカを内戦状態に追い込んだ南北戦争は4年目に突入したが、彼は奴隷制度を永遠に葬り去る合衆国憲法修正第13条を下院議会で批准させるまでは戦いを終わらせないという強い決意があった。そのためにも、国務長官ウィリアム・スワード(デヴィッド・ストラザーン)らと共に憲法修正に必要な票を獲得するための議会工作に乗り出す。そんな中、学生だった長男ロバート(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が北軍へと入隊し……。』 『映画レポート「リンカーン」今も世界中のどこかに生きているはずの「リンカーン」たちへ その昔、アメリカは血まみれであった。もはや何が正しいのか誰が悪いのかも分からず、とにかく皆生きるために闘って死んでいった。あの「プライベート・ライアン」の冒頭を更に上回る現実感が怖過ぎる冒頭の戦闘シーンは、そんなアメリカという国の過酷な生い立ちを、血と汗と涙によって映し出していた。 それが終わると政治闘争が始まる。奴隷制度と政権を巡る言葉による闘いである。しかしその闘いのまっただ中にいるリンカーンはどこか冷え冷えとしていて、血と汗と涙のどこからも離れて見える。リンカーンを演じるダニエル・デイ=ルイスのこわばった表情の所為なのか、それともその若干の猫背の姿勢の所為なのか。とにかく政治の現場の武器としての言葉の外側に、リンカーンがいる。 一方リンカーンの声は甘くまろやかで、それだけ聴いていてもうっとりする。いつか自分は殺されるだろうという予感に満ちた甘美さが、その声を作り上げているのだろうか。死人のみが持つクールな艶やかさがその声を更に甘美なものにして、それゆえ彼はそこにかろうじて存在する。そんな危うい存在としてのリンカーンが堂々と映し出されている。キャメラは彼を映すというより、彼の声を映そうとしているのだろう。この映画が戦争映画にも政治映画にもならないのは、それ故である。血まみれの果てのスイートな愛が、この映画を語るのだ。つまり「リンカーン」とは、男たちの血まみれの闘争の外側に生きようとする幽かな意志のことなのではないか。今も世界中のどこかに生きているはずのさまざまな「リンカーン」たちに、この映画は捧げられているはずだ。(樋口泰人)(映画.com)』
2013年05月22日
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例のプライベートなトラブルで2ヶ月行かれなかった母親との映画館での映画をやっと再開。 今日の映画館での映画は「オズの魔法使い」です。外国のしゃれたおとぎ話という印象そのものをみごとに忠実に映像化した映画です。しかしサム・ライミという監督は、実にディズニーっぽく映像化しましたねぇ・・。極彩色が華やかで幼い頃のウキウキした気持ちが湧いてきたのにビックリ。魔法の国に迷い込むまでをモノクロのTVサイズで見せ、その後にカラーのシネマサイズで見せるというのは、分かっているもののワクワクさせられてしまいました。 正直、カラのシネマサイズになって気分が一新したものの、少し単調な部分があり・・睡魔に襲われかけたのですが、後半一気に引き込まれ、自分ながらビックリ。家族一緒に、ペアでも何にも考えずにキラキラした映像を楽しめる映画です。 YAHOO映画より 『解説: L・フランク・ボームの児童文学「オズの魔法使い」に登場するキャラクター、オズを主人公にしたファンタジー。魔法の国オズに迷い込んでしまった奇術師が織り成す冒険や、それによって大きく変わる運命を壮大なスケールで活写する。メガホンを取るのは、『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ。『127時間』のジェームズ・フランコ、『マリリン 7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズら、実力派スターが結集。最先端VFXとライミ監督のセンスが融合した圧倒的ビジュアルにも目を見張る。』 『あらすじ: 傲慢(ごうまん)ながらも、どこか憎めない奇術師のオズ(ジェームズ・フランコ)。ある日、気球に乗り込んだ彼は竜巻に遭遇し、カンザスから魔法の国オズへとたどり着く。そこは邪悪な魔女に支配されており、人々は予言書に記された魔法使いオズが国を救ってくれると信じていた。その魔法使いと同じ名前だったことから救世主だと思われたオズは、西の魔女セオドラ(ミラ・クニス)に引き合わされた東の魔女エヴァノラ(レイチェル・ワイズ)から、南の魔女グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)の退治を頼まれる。』 『「オズ はじまりの戦い」サム・ライミの緩急自在な語り口で魅せる3Dアトラクション・ファンタジー MGMによる大ヒット・ミュージカル「オズの魔法使」(1939年)の前日譚をディズニーが製作したファンタジー大作だ。監督はこの名作の大ファンだというサム・ライミ。はじまりはスタイリッシュなモノクロに、スタンダードサイズの小さな画面。後に“偉大な大魔王”となる若きオズはサーカスの奇術師だ。プレイボーイで自己中だが憎めないこのインチキ野郎は気球でトラブルから逃走中、竜巻に巻き込まれてオズの国へ。と、ここで画面は目の覚めるようなカラー、シネマスコープへと変わる。オリジナルへのオマージュに、早くもニヤリ。 オズの成長物語に惹かれたとライミはいうが、同じく原作シリーズから前日譚を創作した舞台ミュージカル「ウィキッド」の複雑さに比べると、この脚本はビックリするほど単純で脳天気。深読みのしどころすらない。キャラクターとしては、3人の美しい魔女より魅力的なのが陶器の少女。主演のジェームズ・フランコの演技に宿る「ふざけ感」が、映画のトーンを軽く明るいものにしている。 しかし何より素晴らしいのは、カラフルでスケール感に満ち、緩急自在な映像の語り口だ。3Dの楽しさをこれほど感じさせてくれた映画はかつてなかったし、めくるめく映像にワクワクさせられっぱなし。ライミ印のカメラワーク、猛スピードでガガーッと分け入っていくような映像のパワーは健在だ。たとえば南の魔女とシャボン玉に入って飛んでいくシーンなどは、アトラクション感が最高。「スパイダーマン」の最初の飛行シーンにあった「ワーオ」感を思い起こさせる楽しさである。 サービス精神旺盛なライミは今回、非常な律儀さでファミリー向けのアトラクション・ファンタジーづくりに徹した。彼が繰り出す映像の魔術は、間違いなく“信じる”価値がある。(若林ゆり)(映画.com)』
2013年04月24日
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ここのところのプライベートな問題で、連続して映画に行かれずに居たのですが、それではということで、代休でお休みだった今日、映画でも観て気分転換でも図ろうか・・ということになり、近くの映画館へ。本当は花見ができればと思っていたのですが、あいにくの雨ということもあって・・。 ところが気晴らしで何も考えずに済むダイハードかなぁ・・と思ったら、もう夜しかやっていない・・。レミゼ・・は重そうだし、でもひまわりと・・は絶対にボロボロになってしまう・・ということで、安易に「プラチナデータ」に決定。DNA情報で国民を管理しようという近未来・・そのおかげで犯罪検挙率100%になるという筋書きだが・・ここでちょっと考えるに被害者の爪に残ったDNA情報で犯人を特定してしまって良いのか・・?等々色々矛盾点や安易な点が目立つが、犯人にされてしまう天才科学者役の二宮君は、なかなかの演技で光っていました。トヨエツは、期待通りの抑えた感じで期待を裏切りません。でも何と言っても奇っ怪なのが神経内科?教授役の鈴木保奈美です・・奇しくも今BSの東京ラブストリーで若い頃の鈴木保奈美を見ているので・・何ともはや・・。でも妖艶な女優さんになっていくんでしょうね。 さて映画そのものの方は、題材の割りに後半尻つぼみの感じで・・何だかちょっと物足りなさが残ってしまった・・。プラチナデータの本当の意味合いと涼気犯罪の犯人が途中でミエミエになってしまってるせいだろうか・・? YAHOO映画より 『解説: さまざまな作品が映画化されている東野圭吾の小説を、『ハゲタカ』『るろうに剣心』の大友啓史監督が映画化したサスペンス。DNAデータを基に犯罪捜査が行われる近未来を舞台に、自らが携わるDNA解析捜査で連続殺人事件の容疑者となってしまった科学者の逃亡劇を描く。天才科学者から逃亡者へと転落する主人公には、嵐の二宮和也。彼を執拗(しつよう)に追跡するベテラン刑事に豊川悦司がふんするほか、鈴木保奈美、生瀬勝久、杏ら多彩なキャスト陣がそろった。』 『あらすじ: 政府が極秘に収集した国民の遺伝子情報“プラチナデータ”を基に犯罪捜査が行われ、検挙率は驚異の100パーセントで、冤罪(えんざい)は皆無となった近未来の日本。警察庁の科学捜査機関に所属する科学者の神楽龍平(二宮和也)は、DNA捜査システム関係者の連続殺人事件を担当することに。しかし、同システムは神楽自身を容疑者として示し、思考を繰り広げた結果彼は逃亡するが……。』 『映画レポート「プラチナデータ」管理社会の闇を“ふたりの二宮和也”が体現する逃走サスペンス 街に張り巡らされた監視カメラが犯人を割り出し、国会はマイナンバー法成立に向けて動く今。DNAで個人情報を一元化する管理社会の危うさに斬り込む本作は、もはや近未来の話とも思えない。料理しがいのある原作を捨象したプロットは明快だ。犯人を特定可能なDNA捜査システムを指揮する天才科学者・二宮和也が、データ解析によって自らを連続殺人犯と名指しされてしまい、逃走する。「マイノリティ・リポート」や「エネミー・オブ・アメリカ」を日本的風土に置き換えるだけでなく、社会派SF的なモチーフを起点に、ライブ感みなぎる大友啓史の演出は、俳優のケミストリーで勝負を仕掛けてくる。 熟練の刑事・豊川悦司は勘を信じる身体性のイコンだ。システムの信奉者が無罪を訴え真相究明を図るデジタルの矛盾と、DNAで人の全てなど分かるものかと否定するアナログの信念。追われる者と追う者の関係性は、次第に「繊細×武骨」というバディムービーの様相さえ呈する。 実は科学者は二重人格だった。ここから映画そのものが、DNA構造よろしく二重螺旋を描く。彼はトラウマから逃れるべく、避難場所を心の中に持ってしまった内的な逃亡者でもあった。これ見よがしに人格のスイッチを切り替えない二宮の演技は、新鮮だ。大友のキャメラも映像に句読点を打つことなく、彼の変容を映し出す。ひとりの人間が抑え込んでいるもうひとりの孤独な自分が堪えきれずに現れる、内なる化学反応は胸を打つ。自然体アイドルと演技派俳優という二面性を往き来し、光と闇が共存する二宮和也ならではの到達点と言える。では犯人は別人格の彼なのか。謎解きの着地点も一筋縄ではいかず、データ化不能な人間たちの真実があぶり出される。(清水節)(映画.com)』
2013年03月25日
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母親との恒例の映画館での映画は、雪の凍結、転倒を心配して外出したくないというので中止に。それでは・・ということでカミさんと地元で見ることに・・。 今日の映画館での映画は「のぼうの城」です。話題になっていた映画ですが・・機会が無く明後日で終了というところで見に行けました。いやぁ~時代劇は久しぶりという感じですが、脚本が面白いとこんなに痛快なんだなぁ・・とただただ感心。しかも脚色はあるにしてもこれが史実に基づいているというのは正に痛快痛快!。主人公のぼう様、武蔵国忍城の城代・成田長親役に野村萬斎がはまり役というより、この人じゃなければできないという感じです。陰陽師もすごかったですが、あの田楽踊りをやられては、他の人にできるわけも無く・・。 とにかく2万の軍勢に500で立ち向かって勝利したというだけでワクワクしちゃいますよねぇ。典型的日本人の私は観る前からバッチリはめられてしまいました。ヘナヘナの主人公に対して正木丹波守役の佐藤浩市や柴崎和泉守役の山口智充が無骨に熱く、掛け合いが見事。しかし敵将役の石田三成を見事に演じたのが上地雄輔だったのにビックリ。もののけのような鈴木保奈美が妖艶。秀吉に内通する成田氏長役の西村雅彦も当たり役ですねぇ。Aスタジオで佐藤浩市との関係が面白かった山田孝之や愛くるしい芦田愛菜等々そうそうたるメンバーが出ていて楽しい。 YAHOO映画より 『解説:戦国末期、豊臣秀吉、石田三成勢の2万人の大軍に屈せず、たった500名の兵で抗戦、勝利した実在の武将・成田長親の姿を描く時代劇。『ゼロの焦点』の犬童一心と『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の樋口真嗣が異色のダブル監督に挑み、第29回城戸賞を受賞した和田竜のオリジナル脚本を映像化。“のぼう様”と呼ばれたヒロイックな主人公を野村萬斎が熱演するほか、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴らが城を守る侍大将を演じる。底知れぬ人気で人心を掌握した主人公の魅力や、豊臣・石田軍による水攻めシーンなど、見どころ満載の歴史大作だ。』 『あらすじ:天下統一を目指す豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じるも、その中には最後まで落ちなかった武州・忍城(おしじょう)と呼ばれる支城があった。その城には領民からでくのぼうをやゆした“のぼう様”と呼ばれ、誰も及ばぬ人気で人心を掌握する成田長親(野村萬斎)という城代がいた。秀吉は20,000の軍勢で攻撃を開始するが、将に求められる智も仁も勇もない、文字通りのでくのぼうのような男の長親は、その40分の1の軍勢で迎え討とうとする。』 『映画レポート「のぼうの城」脚本、撮影、演技のすべてがそろった痛快娯楽時代劇 まさに「1スジ、2ヌケ、3ドウサ」。脚本の企画・開発に十分な手間暇をかければ、映画が面白くなるなることを実証した作品だ。原作は和田竜が脚本として書いた「忍ぶの城」で2003年城戸賞受賞。その後「のぼうの城」として小説化され、08年上半期直木賞ノミネート、09年本屋大賞第2位となった痛快時代小説だ。多勢に無勢、判官ひいきな日本人にはお誂え向きな内容で、よくこんな史実を見つけたものだ。のぼう様こと成田長親が守る武州・忍城は500騎(農民を含めて2000人)の軍、対する石田三成率いる秀吉軍は20000人の大軍。余裕しゃくしゃくの秀吉軍に対しあの手この手の奇策を用いるのぼう軍の、敵の鼻を明かすような戦いぶりに笑いが止まらない。 「ドウサ」でいえば、飄々として誰からも愛される“智将”のぼう役の野村萬斎、成田家家老の“豪傑”正木丹波守役の佐藤浩市の2人が盤石の布陣。思えば、能楽師・萬斎の映画デビュー作は黒澤明監督の戦国時代劇「乱」であり、原作小説では大男だったのぼうを、萬斎は狂言回し的な愛すべきキャラに変奏させ、観る者を魅了する。(脚本でわずか1行だけだった)田楽踊りは必見だ。 共同監督の犬童一心と樋口真嗣による「ヌケ」もなかなかの出来映えだ。とくに樋口監督にとってはリメイク版「隠し砦の三悪人」(2008)の汚名返上か。惜しむらくは「七人の侍」の勘兵衛(志村喬)が広げる村の見取り図のごとく、忍城の守りの地図があれば満点なのだが、それは贅沢すぎるというものだろう。(サトウムツオ)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2013年01月23日
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今月の映画館での映画は「007 スカイフォール」です。お馴染みの007ジェームスボンドスパイアクションシリーズですが、いつもとちょっと趣の違う展開・・。それでも随所に体を張ったアクションもバッチリ。まさに息を飲む展開で冒頭からワクワク・・好きな人にはたまらない・・。 世代交代や原点回帰など自分と重なる部分がテーマでもあるので何だか身にしみます・・それにあのアストンマーチン・・良いですねぇ・・イギリスだから右ハンドルで左側走行で・・ますます良い・・。それと荒涼としたスコットランドの大地がまさにダニエルクレイグのジェームスボンドにピッタリ・・イギリスはスペインに行く時にトランジット?でロンドンにちょっと立ち寄っただけで、あまりよく知らないので、行ってみたくなりましたねぇ・・。 すっきりしたアクション映画を望む人には物足りなさが残るかもしれませんが、なんだかジーンとして自分にはピッタリはまった好きな映画になりました・・ YAHOO映画より 『解説: 007のコードネームを持つイギリスの敏腕諜報(ちょうほう)員、ジェームズ・ボンドの活躍を描くスパイ・アクションのシリーズ第23弾。上司Mとの信頼が揺らぐ事態が発生する中、世界的ネットワークを誇る悪の犯罪組織とボンドが壮絶な戦いを繰り広げる。『007/カジノ・ロワイヤル』からボンドを演じるダニエル・クレイグが続投。監督に『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス、共演には『ノーカントリー』のハビエル・バルデム、『シンドラーのリスト』のレイフ・ファインズら、そうそうたるメンバーが結集。イスタンブールをはじめ世界各地でロケが行われた美しい映像も見もの。』 『あらすじ: MI6のエージェントのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、NATOの諜報(ちょうほう)部員の情報が記録されているハードドライブを強奪した敵のアジトを特定し、トルコのイスタンブールに降り立つ。その組織をあと少しのところまで追い詰めるも、同僚のロンソンが傷を負ってしまう。上司のM(ジュディ・デンチ)からは、敵の追跡を最優先にとの指令が入り、後から駆け付けたアシスタントエージェントのイヴ(ナオミ・ハリス)と共に、敵を追跡するボンドだったが……。』 『「007 スカイフォール」ボンド映画の存在意義を問う、“屈折した家族”MI6の崩壊と再生劇 007シリーズに新たな生命を吹き込んだダニエル・クレイグの無骨なボンド像とは、過激なファイターであり、非情なスペシャリストであり、その反面、人間的な弱みをひた隠すセンチメンタリストだ。複雑な内面を抱える彼が、半世紀の長きに渡るスパイ活劇の伝統の重みと疲れを引き受けるかのようにしてミドルエイジ・クライシスに陥り、自分探しを迫られる。冷戦の遺物である工作員に大義はあるか。デジタル万能時代における身体能力とは何か。男尊女卑のイコンは生き残れるのか。サム・メンデスは、正義の在り処とヒーローの居場所を探りつつ、ボンド映画が作り続けられる意味を自問自答する。 強敵シルバは世界征服など眼中にない。情報局MI6の内情に精通する彼の狙いは、ボンドの女性上司M。権威の象徴をママと呼んで怨念をたぎらせる悪は、国家の歪な落とし子であり、黒々としたもうひとりのボンドだ。憎まれ口を叩きながらもMに従う不肖の息子ボンドとシルバの三角関係は、ボンドガールならぬボンドマザーをめぐる修羅場と化す。1995年以来、Mを演じてきたジュディ・デンチがテニスンの詩を引用し、運命に翻弄されて弱りきった正義の存在意義を訴える演説が胸に迫る。 アストンマーチンDB5の登場はセルフオマージュを超え、ボンドが出自をたどる旅の一環だ。スコットランドへと舞台を移してからは撮影監督ロジャー・ディーキンスの腕が冴えわたり、曇天の英国原風景で繰り広げられる決闘は息を呑む。本質を見失わないために大胆に変わる。サム・メンデスの起用は吉と出た。古色蒼然たるMI6を家に見立て、屈折した家族の崩壊と再生を描く“イングリッシュ・ビューティー”を経て、007は振り出しに戻る。(清水節)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年12月19日
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09:45家を出て新宿歌舞伎町へ・・今日の映画館での映画は「ゲットバック」です。冒頭から緊迫感溢れる金庫破りのシーンで引き込まれました。ただこのシーンが長くてその分何だか後半が忙しく展開してちょっと軽すぎる感じ。まぁカーチェイスといい、誘拐犯との格闘といい、テンポが良いのは良いで嫌いでは無いのですが・・。 感動はあまりないですが、後味爽やかで気楽に見るのには良い映画かなぁ・・と思います。娘役のサミ・ゲイルがボーイッシュでなかなかキュートで可愛い、まぁこんな娘が誘拐されたらがんばりますよねぇ・・ YAHOO映画より 『解説: 『コン・エアー』の主演と監督コンビ、ニコラス・ケイジとサイモン・ウェストが約15年ぶりにタッグを組み、銀行強盗の男が誘拐された娘を助け出すために戦う姿を描いたサスペンス・アクション。まな娘を取り戻すためなら手段を選ばない父親の命懸けの奪還劇が、仲間の裏切りや警察との攻防、誘拐犯との緊迫した駆け引きと共に展開。共演には『J・エドガー』のジョシュ・ルーカス、『キリング・ショット』のマリン・アッカーマンらがそろう。』 『あらすじ: 銀行強盗の罪で刑務所にいたウィル(ニコラス・ケイジ)は、出所当日娘のアリソン(サミ・ゲイル)に会いにいくが、父親に対し怒りの感情が満ちあふれているアリソンは彼の前から立ち去ってしまう。その直後、娘を誘拐したという脅迫電話が入り、ウィルが8年前の犯行後に失った10億円を12時間以内に引き渡すよう要求してくる。ウィルは誘拐犯の行方を追いながら、身代金のため再び銀行強盗を計画するが……。』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年11月21日
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昨夜は23:00前には寝たのに・・起きたのは結局06:10・・今日はノンビリお休み・・ですが、先月お休みした映画館での映画です。今日はバイクで、BTが心配なので、Todayです。曇りでしたが、始めから寒いので、防寒用のレインコート上下着用です。 今日の映画館での映画は「最強のふたり」です。いやぁ~まいりました・・涙ボロボロです。フランス映画で字幕スーパーで内容を知るものの、音的にはフランス語で新鮮・・。事故・・それも自分もやっている(・・と言っても忙しくなってここ何年もやってませんが・・)パラグライダーの事故で首から下全身麻痺のお金持ちとひょんな事からその介護人になった傍若無人風?の若者が主人公の一見シリアスな映画・・と思いきやコミカルなリズムで笑いあり涙ありのすごい映画でした。 冒頭から予想に反してカーチェイス?でまた嬉しいセプテンバーのノリノリのサウンドで始まり・・あっと言う間に引き込まれてしまいました。もうすぐにボロボロ・・最後はもう分かっていながら・・涙が止まらない・・。これは本当に感動物の映画、お奨めです!これが実話だと言うから人の縁というのは不思議なものです。 しかし蛇足ですがパラグライダーのタンデム飛行のシーン良かったですねぇ・・。また飛びに行きたいですねぇ・・何時になるかなぁ・・ YAHOO映画より 『解説:車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディー。年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく。監督は、本作が長編4作目となるエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのコンビ。主演は、『歌え! ジャニス★ジョプリンのように』のフランソワ・クリュゼと『ミックマック』のオマール・シー。フランス本国のみならずヨーロッパで記録的なヒットを樹立した、笑いと感動に包まれた良質なコメディーを堪能できる。』 『あらすじ: 不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。』 『映画レポート「最強のふたり」偽善の匂いも居心地の悪さもない、笑って泣ける痛快コメディ」 たしかに最強だ! 昨年の東京国際映画祭で予備知識なく観賞し、幸福感を噛みしめながら思った。しかし日本では知られたスターは不在、主役は車椅子の中年と黒人青年、フランス映画でコメディじゃ、いくら作品がよくても配給が決まらないんじゃないか。 これが杞憂に終わってほんとうによかった。あとは最強な作品力がモノを言ってくれるだろう。実際、この映画は驚嘆に値する。実話をベースとする障害者と介護人の話なのにゲラゲラ笑えるコメディで、「お涙頂戴」的なアプローチをしないのに観客すべての心を熱い感動で揺さぶるという映画なのだから。 大富豪の紳士フィリップは、事故で首から下が麻痺してまったく自由が利かない状態。そんな彼が自分の介護役に選んだのが、スラム育ちのアフリカ系兄ちゃんドリス。子供がそのままデカくなったようなこのオトコは常識や偏見に縛られず、「障害者を障害者とも思わぬ」言動でフィリップを容赦なくおちょくる。だが、腫れ物に触れるような接し方をされる屈辱より、同情のかけらも見せないドリスの言動がフィリップにはどれほどありがたかったか。 社会的立場も音楽の趣味も正反対なふたりが、互いを面白がる掛け合いはひたすら面白く、痛快だ。偽善の匂いも、居心地の悪さもまるでない。ただふたりが世界を広げ、共鳴を深めていく過程がうれしくて、笑顔のまま涙がぽろぽろ。実在の介護士はアルジェリア移民だそうだが、監督がドリスというキャラを逸材オマール・シーにあて書きしたことが、大きな勝因。彼のまっすぐな瞳と天真爛漫な笑顔を、きっと愛さずにはいられない。(若林ゆり)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年10月31日
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昨夜は22:00前には寝て、25:00頃起床・・そうロンドンオリンピック男子サッカー準決勝対メキシコ戦応援です。本当は女子卓球決勝も応援する予定だったのですが、何を勘違いしたか同じく25:00からかと思ったら・・パソコン点けたら・・もう結果が出ていてがっかり・・。でも堂々の銀メダルおめでとう。表彰台での平野・福原・石川の笑顔が素晴らしかった。サッカーは結局3:1で負けてしまいがっかり・・先制点も取って・・行けると思ったのに・・何だか動きが鈍いのが気になっていたのですが・・残念。 さて今日は久々カミさんも参加で電車で行きました・・疲れます・・。今日は少し昨日より涼しいし(・・と言っても晴れ時々曇り、最高30℃、最低25℃ですが・・)雨も降りそうもありません。 今日の映画館での映画は「アメイジング・スパイダーマン」です。アメコミのハリウッド映画のリメイクということで冒険活劇という感じですが、育ての親の叔母役のサリー・フィールドが・・どうしてもブラザース&シスターズがだぶってしまいほのぼの。また叔父役のマーティン・シーンが主人公を思いやる様が実に良い・・。冒頭からちょっと変わった感じです。空中シーンは思った通り迫力物であんな感じに飛び回れたらいいなぁ・・と思わず思ってしまいました。悪役とのは闘いも最後はちょっとほのぼの・・それにタワーに怪我してなかなか行き着けないスパイダーマンを助けるために息子を助けられた建設業者が皆に呼びかけてクレーンを並べるようにして助けるシーン・・ハメようとしているのがみえみえですが・・単純に私はすぐにハマってウルウル・・いかにもアメリカ映画って感じですねぇ・・。ただのアクションばかりで無い家族みんなで楽しめる映画になっているように思います。最後のエンディングロールで日本語の曲が流れたのにはビックリ・・。 YAHOO映画より 『解説: アメコミ発の人気シリーズを、キャストとスタッフを一新してリブートするアクション超大作。主人公ピーター・パーカーを、『ソーシャル・ネットワーク』のアンドリュー・ガーフィールドが演じ、監督には『(500)日のサマー』のマーク・ウェブを抜てき。『ゾンビランド』のエマ・ストーンがヒロインとして出演するほか、マーティン・シーン、キャンベル・スコットらが共演。前シリーズの世界観を踏襲しつつも、アクションのさらなるパワーアップにも期待。』 『あらすじ: 高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は両親が失踪した8歳のときから伯父夫婦のもとで暮らしていた。ある日、ピーターは父リチャード(キャンベル・スコット)の共同研究者だったコナーズ博士(リス・エヴァンス)のもとを訪れ、研究室で特殊なクモにかまれてしまう。その直後、ピーターの体には異変が起き……。』 『映画レポート「アメイジング・スパイダーマン」スリーカードからフラッシュへ。監督も俳優も技をきれいに決める リブート、リブートと騒がしいが、要は作り直しのことだ。ただ、出来の悪い原型を焼き直すのではなく、けっこう出来のよかったシリーズを作り直すというのは、なかなか厄介な作業だ。つまりポーカーでいうなら、スリーカードを伸ばしてフルハウスを作るのではなく、スリーカードになりそうな手を捨て、あえてフラッシュを狙う作戦。リスキーで、勇気の求められる仕事だ。だとすれば、サム・ライミに替えてマーク・ウェブを監督に起用したのは正解といえる。ウェブは「(500)日のサマー」でロマンティック・コメディを解体した。解体しつつ、新しい抒情と新しい笑いを運び込むことに成功した。ストレート・フラッシュとまでは行かなかったものの、ローカードのフラッシュは構築した。今回の目的は、ひねったアクションと純情な人々の融合だ。さて、結果は?結論からいうと、私は「アメイジング・スパイダーマン」を楽しんだ。ともに欠落を抱えた超人同士の対決という話の構造に目新しさはないが、主演のアンドリュー・ガーフィールドが繊細だ。しなやかで、神経質で、持って生まれた可愛げがあり、ビョーキになる前のアンソニー・パーキンスを思わせる。しかも彼は、体技をきれいに決める。監督のウェブも、「きれいな技」を決めるのが得意な人だ。サム・ライミのような特異体質には恵まれていないが、アクション・シーンの編集術やローアングルの前進移動撮影や広大な空間のなかの足場作りなどは、十分に快楽的だ。となると、悔まれるのは悪役リザードの造型か。右腕が半分しかないコナーズ博士に扮したリス・エバンスが巧い役者だけに、変身してからの一本調子の暴れっぷりがやや憾(うら)みを遺す。ここでチェンジアップが投げられていたら、私はこの映画をもっと楽しめたと思う。(芝山幹郎)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年08月08日
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昨夜24:00ちょい過ぎまで起きていた関係で、目が覚めたのは06:00・・目覚ましをかけないと自然に起きるのは、6時間になっています。どうもワンサイクルが1時間半で3サイクル4時間半が年のせいかきつくなり始めているようで、4サイクル6時間が通常になりつつあるようです。どうも22:00就寝、04:00起床が最終目標でしょうか・・? さて10:03に家を三輪で出発。今日は雨は降りそうもありません。24431.0km。新宿11:05着、24455.9km。靖国通りのバイク置き場に止めて待ち合わせ場所へ。 今日の映画館での映画は「崖っぷちの男」です。あちこちでオススメの映画ということで楽しみにしてました。最初からビルの外に立つ主人公・・この時点で足元スースー・・手に汗握るとはこのことですねぇ・・。パラグライダーをやってチョッピリ高所恐怖症は克服したと思ったのですが・・、いえいえまったくダメでした。ストーリー展開も早く、まさにハラハラドキドキの展開であっという間に釘付け・・。 何時かはこの主人公、飛ぶんだろうなぁ・・とは思っていましたが・・最後にそのとっておきの場面が・・最後は一緒になって良かった良かった・・バンザイ!・・です。いやこれはまさに、オススメです。ところで交渉人役のエリザベス・バンクス・・どこかで見たような・・と思ったら、これまた面白かったスリーデイズに無実の罪で投獄された妻役をやってたんですねぇ・・。後は何と言っても最後にどんでん返しのおとうさん・・ハッピーでした・・。 YAHOO映画より 『解説: 『アバター』や『タイタンの戦い』で、ハリウッドスターの仲間入りを果たしたサム・ワーシントン主演を務めた衝撃のサスペンス。ある計画を実行するために、偽装自殺を企てた男の命懸けの戦いを描く。メガホンを取るのは、これまでドキュメンタリー作品を手掛けてきた、長編初監督となるアスガー・レス。『スパイダーマン』シリーズなどのエリザベス・バンクスや、『リトル・ダンサー』で名をはせたジェイミー・ベルらが共演を果たす。それぞれの思惑が複雑に交錯するストーリーに絶句する。』 『あらすじ: 元ニューヨーク市警の警察官ニック(サム・ワーシントン)は、30億円のダイヤモンド強盗の罪で投獄されていたが脱走。ニューヨークの高層ホテルで投身自殺を図ろうとしていたところを発見される。次々と野次馬たちが集まって来る中、彼は最近失敗をやらかしたばかりの女性刑事リディア(エリザベス・バンクス)を交渉人に指名する。』 『映画レポート「崖っぷちの男」ツッコミどころが多いが演出の勢いで押し切る、拾い物のサスペンス ドキュメンタリー出身の監督が初めて撮った劇場用映画だが、よく練られた物語を細部まできっちり作り上げた拾い物のサスペンス。 ニューヨークのホテルで、元警官ニック(サム・ワーシントン)は飛び降り自殺を装い、騒ぎを起こす。身元を徹底して隠す彼の真意を懸命に探る刑事リディア(エリザベス・バンクス)。ニックは、彼女の経歴から誠実さと人を見る目を信じて交渉人に指名し、時間を計りながら向かいのビルに侵入しようとしている弟たちに無線で指示を出す。この2か所のドラマが同時進行する構成だが、その絡みは絶妙だ。 ビルの屋上を弟たちが爆破するシーン。彼らは壊す部分にマットを被せ、上方はシートで覆い、音と煙を抑える準備をして時を待つ。ニックは、飛び降りる素振りを見せて野次馬の視線を集め、歓声を煽って爆破音を消す。その流れがきちんと映像でとらえられていく。 その後も、例えばニックがわざと指紋を提供すると、狙った時間に素性がばれ、刑事が向かいのビルを調べる。兄弟が動くたび、そのつど行動の意味が示され、思わず「なるほど」と頷いてしまう。さらに、消防隊が用意した道具や演説する野次馬の男性など、印象深いものがみな展開に絡み、うれしくなる。 ただ、緻密な作戦に見えて、肝心の部分はほとんど運任せ。それがことごとくうまくいくのは出来過ぎだが、何げない会話で「準備に1年かけた」と言わせるなど、気になる点はみな巧みに説明され、演出に勢いもあるので気にならない。役者たちもそれぞれ自分の役所をしっかり演じ、後味も爽やかだ。(山口直樹)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年07月11日
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昨夜は何だかんだで23:30頃就寝、04:30頃起床・・さすがにちょっと眠い・・。今日は実家に32インチの液晶TV、三菱のBHR400を設置する(結局ブラウン管TVが壊れた・・)ために、まずは実家に。その後新宿へ・・。 今日の映画館での映画は「ダークシャドウ」です。まぁジョニー・デップとティム・バートン監督コンビなので、大体想像の付く映画ですが、思ったほどハチャメチャでもなく・・睡魔に襲われそうな状況から一変、結構惹き込まれ楽しめました・・。いつになくストーリー展開もオーソドックスで、昔のTVドラマが元になっているとはいえ。そこかしこに笑えるシーンあり、デップの持ち味も生かされ嬉しかったです。屋敷の再生シーンだかに使われている、トップオブザワールドが妙にはまって面白い・・。 ちょっと構えつつ見たので・・その手の重厚感を期待する人には・・拍子抜けかも知れませんが・・サラっと楽しむには良いのでは・・ YAHOO映画より 『解説: 数々のヒット作を送り出してきたジョニー・デップとティム・バートン監督が、8度目のタッグを組んだファンタジー。1960年代に放映されたテレビドラマを基に、魔女によってヴァンパイアにされ200年にわたり生き埋めにされていた男と、その末裔(まつえい)たちの姿を描く。同シリーズのファンであるジョニーが主人公バーナバス・コリンズを演じ、これまでのヴァンパイアのイメージを一新するような演技を披露。共演にはミシェル・ファイファー、クロエ・グレース・モレッツ、ヘレナ・ボナム=カーターら豪華キャストがそろう。』 『あらすじ: イギリスからアメリカに移り住んだお金持ちのコリンズ家に生まれたバーナバス(ジョニー・デップ)は、魔女アンジェリーク(エヴァ・グリーン)によってヴァンパイアにされてしまった上に、生きたまま埋められてしまう。その後、ふとしたことで彼は200年の眠りから目覚めるが、コリンズ家はすっかり落ちぶれていた。バーナバスは、コリンズ家再建を末裔(まつえい)と成し遂げるべく、自らの父の言葉である「唯一の財産は家族」を胸に行動を起こす。』 『映画レポート「ダーク・シャドウ」バートン&デップによる、愉しいアイデア満載の快作 余裕にあふれ、とてつもなく楽しく暗く、泣かせるアイデアもふんだんに盛り込まれた快作だ! ティム・バートン×ジョニー・デップというアクの強い幻惑コンビによる過去の作品群、あるいはバートン単独作を思い浮かべても、「ダーク・シャドウ」はビジュアル面だけでなく、久しぶりに<お話>そのものに人を酔わせるものがあるといっていいだろう。アメリカ・メイン州の寒々とした港町が舞台。街を築いた有力者の息子のジョニー・デップを振られた腹いせにバンパイアに変え棺桶埋葬する魔女にエバ・グリーン、性格の悪そうな顔に実にお似合い。200年後の<1972年>に工事があり、デップは掘り起こされるが、当然ウラシマ状態である。時代は変わっても憎っくきグリーンが姿を変え、街を牛耳っていた。デップの子孫はというと……実に頼りない! デップが目覚めた<1972年>という年号が重要である。今年、「悪夢へようこそ 第2章」でまさにバンパイアの如く(というか彼も「SUCK サック」でバンパイアに扮したばかり)復活した伝説のショック・ロッカー=アリス・クーパーのアクト再現が可能となったからだ。しかも、彼を自宅の宴に招待したのはロックに狂うクロエ・モレッツ。生足モレッツをどう登場させ、デップに紹介するか、バートンは少女俳優に微笑ましいぐらい気を遣っている。このモレッツには秘密があり、それは……おっとお楽しみは劇場で。とにかく過去と(映画の)現在、そして不死の時空がストーリーには魅力的に織り込まれている。女房(ヘレナ・ボナム・カーター)には勝てない、という家庭安泰の法則をバートンは最後に用意する(笑)。(滝本誠)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年05月30日
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今月は、久々に普通の動きで新宿待ち合わせです。昨夜は19:20頃早めに帰宅(最近は超過勤務はほとんどできなくなってきています・・)、途中うたた寝したものの、一時間程で起きて、色々やって23:05過ぎに就寝。05:30頃に起床して・・ネイキッドのオイル交換やらあれこれ・・。今日はTODAYで11:33家を出発、7223.2km。途中新宿5丁目で曲がるのを忘れ、細い道をあちこち・・で蔵前通り沿いのバイク置き場に12:30着、7248.4km。 今回は「バトルシップ」です。ハリウッド大作らしくてワクワクドキドキ・・。しかしお金かかっているんでしょうねぇ・・エイリアンのバリアー形成で一気に戦闘シーンの面々が限られたのは散漫になりがちなのを救っていると思う。エイリアンの圧倒的な攻撃力を前にして、人間の知恵が生かされたり、最後は退役したミズーリー号と退役軍人がアナログでがんばる・・私の好きな展開で見事にはめられてしまいました。さらにバリアの外では伏線のようにリハビリにウンザリの傷病兵が主人公の恋人と山でリハビリ中で、やる気をなくしていた傷病兵が復活。またこの手の映画におきまりの様に登場する男勝りの女性兵士役に歌姫リアーナが扮しています・・ちょっと見華奢・・とも思えましたが、どうして堂々のアクションです。理屈抜きに楽しめます・・堅苦しく考えずにアクション・特殊効果にわくわくして、人間くささにうなずいて楽しみましょう。 YAHOO映画より 『解説:ハワイでの軍事演習中に謎のエイリアンとその母船に遭遇したアメリカ海軍や日本の自衛艦が、地球存亡の危機に立ち向かうSFアクション。未曾有の事態に局面する男たちにふんするのは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』で注目されたテイラー・キッチュ、『マイティ・ソー』の浅野忠信、『96時間』のリーアム・ニーソン。監督は『キングダム/見えざる敵』『ハンコック』のピーター・バーグ。人知を超えたエイリアンの武器と人類の近代兵力が激突する海上バトルもさることながら、日米の海の精鋭たちが国を越えたきずなをはぐくむドラマも見ものだ。』 『あらすじ:アメリカや日本など、各国の護衛艦がハワイに集まって大規模な軍事演習を敢行することに。アメリカ海軍の新人将校アレックス(テイラー・キッチュ)は、日本の自衛艦の艦長ナガタ(浅野忠信)をライバル視しながら演習に参加。そのさなか、沖合で正体不明の巨大物体が発見される。人類からの友好的な呼びかけに応じて現われたエイリアンの母船だという科学者たちの推測に反し、彼らは突如として謎の武器で攻撃を仕掛けてくる。』 『映画レポート:「バトルシップ」巨大艦船同士の迫力ある海洋アクションと侵略SFを掛け合わせた痛快作 ジャンルでいえば侵略SFだが、過去の作品にはなかったおもしろさが詰まっている。突如飛来した異星人艦隊は、即座に攻撃を始めない。人類の出方を見ているようで、駆逐艦が警笛を鳴らすと“音”で応える。だが、その音は人間には武器で、意志疎通が果たせぬまま戦闘になだれ込む。このファーストコンタクトの過程は、リアルで味わいがある。異星人が、バトルスーツを脱がすと人間に似ており、感情が感じられる設定もうまい。ピーター・バーグ監督は、彼らの視線映像で人類の武器や技術を分析していることを示し、彼らもまた手探り状態だと推察させるのだ。 異星人の兵器は強力だが、人類の兵器の近未来形の趣で、その艦船もうまく攻撃すれば破壊できる点も説得力があり、バリアーを張って時間を稼ぐ彼らの行動も納得できる。そして見事なのは、そのバリアーで、戦闘海域と戦い方に制約をもたらした展開と戦いの迫力ある描写だ。巨大な艦船同士が、レーダーの使えない状況下で対峙し、知恵と勇気がものをいう海戦を存分に楽しめる。日本の自衛官ナガタ(浅野忠信)が相手の動きを波から読んで攻撃すると、米軍の無鉄砲な将校アレックス(テイラー・キッチュ)は捨て身の作戦を見せ、じつにおもしろい。さらに、最後の頼りが古いアナログ兵器となる展開は楽しく、それを使いこなせる老いた退役軍人たちと共闘する姿は気持ちがいい。バリアーの外でアレックスの恋人とリハビリ中の兵士が奮闘する絡みも適度で、爽やかだ。異星人の通信速度など突っ込み所も多いが、テンポがよく、気にせず痛快な戦いを満喫できる。(山口直樹)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年04月27日
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今月は、母親の誕生日祝いを兼ねてなので、直接新宿駅で待ち合わせることに。今回は「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム」です。前作も見ていて、その続編ということで行ったのですが、今回はさらにも増してアクションが凄い。ただ前回の記憶が薄れているところで、しょっぱなからガンガンとアクションシーンの連続・・目まぐるしい部面展開で年寄りには着いていけず・・。 ようやく落ち着いてきたところで、段々色々飲み込めてきてストーリーに入っていけました。ホームズ役のロバート・ダウニー・Jrのコミカルな演技についつい笑わされてしまった。ホームズの兄役のスティーヴン・フライはどこかで見たような気がしていたのですが・・どうも「ボーンズ」にでていたらしい・・ホームズとは似ていなですが、ナイスなとぼけた役どころで良い感じでした。 ラスト近くの展開にはビックリ・・主人公が死んじゃうなんて・・と心配していたらソファ?から抜け出てきて、ワトソンの手紙?の「THE END」に「?」を付けたり心憎い・・DVDがレンタルになったらソファから抜け出るシーンを見逃したのでぜひチェックしてみたい・・先日TVで、その手のショートフイルムを見てビックリしたので尚更・・。結局、次回作があるなら宿敵ジェームズ・モリアーティ教授や恋人?のアイリーン・アドラーもひょっこり顔を出しそうな雰囲気。できればもう少し落ち着いたストーリー展開にしてもらいたいが・・。 YAHOO映画より 『解説: 『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jrと『コールド マウンテン』のジュード・ロウがシャーロック・ホームズ、ジョン・ワトソンにふんするアクション・ミステリーの第2弾。おなじみのコンビに謎の女占い師を加えた3人が、ある事件を裏で操る最強の敵との死闘を繰り広げる。監督は、前作に続き『スナッチ』のガイ・リッチー。また、2人と手を組むヒロインを、『ミレニアム』シリーズのスウェーデン出身の女優ノオミ・ラパス、テレビドラマ「MAD MEN マッドメン」シリーズのジャレッド・ハリスが敵役として登場。ヨーロッパをまたに掛けて活躍する、ロバートとジュードの絵になるコンビに期待が高まる。 』 『あらすじ: オーストリア皇太子が自殺する事件が起きるも、シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は皇太子が暗殺されたと推測。事件の謎を解くため社交クラブに潜入したホームズは、ジプシーの占い師シム(ノオミ・ラパス)と出会うが、シムは事件の手掛かりを知ったことで暗殺事件の首謀者モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)に狙われてしまい……。 』 『映画レポート:謎解きゲームの要素は希薄になり、アクション大作に完全移行 ガイ・リッチーとロバート・ダウニー・Jr.がシャーロック・ホームズの世界を変えてしまった。知的な謎解きゲームの要素は前作以上に希薄になり、大がかりなアクション大作に完全移行しているのだ。今回の悪党は、ホームズの宿敵モリアーティ教授。世界中で起こっている重大事件の大半は彼の仕業という悪の権化だ。そのモリアーティが世界大戦の勃発を目論見、ホームズとワトソンが阻止しようと戦う。何やら「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」に似通った展開なのがおかしい。 それでも楽しく見られるのは、ダウニー・Jr.=ホームズのやんちゃで可愛いキャラの賜。ワトソンの関心をつなぎ止めようと、あの手この手で冒険ごっこの楽しさをアピールするホームズはまるで恋する少年だ。そう、謎解きとアクション以上に彼がスクリーンに刻みつけるのはワトソンへの愛なのだ。ワトソンを結婚式場に送り届けるホームズの切ない表情にドキッ。反対に、危険にさらされたワトソン夫婦を危機一髪で救助する時は「僕がいなくちゃダメなのよ!」と得意満面ですこぶる可愛い。ワトソンとの至福の時間を過ごすために、敢えて危険に身を投じているとしか思えない。そんなキャラがダウニー・Jr.にすごくマッチしているのだ。 敵を追ってフランスからドイツ、そしてスイスへと移動。場所によってアクションのスタイルが変わり、派手に盛り上がって見飽きないが、肝心の推理ドラマ部分が雑になったのが残念。本家「ドラゴン・タトゥーの女」のノオミ・ラパスも、女を愛さないこのシリーズの空気に負けたのか、今ひとつだ。(森山京子)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年03月28日
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先月雪の関係で中止になった新宿での映画館での映画・・今月は何とか実現。今回も実家のアンテナ調整をしてから新宿へ・・。今回は「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」です。「ドラゴン・タトゥーの女」と迷ったのですが、もうすぐ終わりそうだったので・・。 しかしあの高層ビルでのスタントを自らやったというトムには驚きです・・しかも楽しんでいたとか?高層ビルや砂嵐でのカーチェイスといい、ドキドキで目が離せずスカっとしました。まさにハリウッド映画という感じです。 冒頭すぐ暗殺されてしまったハナウェイ・・どっかでみた顔だなぁ・・と思ったら、あのLOSTのソーヤ役のジョシュ・ホロウェイだったとは・・驚きです。またあの独特の存在感のアニル・カプール・・もどこで見たのかなぁ・・と思っていましたが、スラムドッグ$ミリオネアの司会役・・それよりも24 -TWENTY FOUR-のファイナルに出ていたとのことで納得。最近の記憶はケーブルTVの関係で海外ドラマばかりですねぇ・・中毒気味・・。 最後に予期せぬ仕掛けに思わずウルウル・・やられました・・。 YAHOO映画より 『解説:トム・クルーズがすご腕スパイ、イーサン・ハントを演じる人気アクション・シリーズの第4弾。爆破事件への関与を疑われ、スパイ組織IMFを追われたイーサンたちが、容疑を晴らすべく黒幕との危険な駆け引きを繰り広げる。『Mr.インクレディブル』のブラッド・バードが初の実写映画でメガホンを取り、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーや『プレシャス』のポーラ・パットン、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』のサイモン・ペッグがチームのメンバー役で共演。世界一の高層ビルでトム自身が見せる驚異のスタントのほか過激なアクションに目がくぎ付け。 』 『あらすじ:ロシア・クレムリン爆破事件の犯行容疑がかけられたイーサン・ハント(トム・クルーズ)。アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるべく、ゴースト・プロトコルを発令。イーサンと仲間は組織から登録を消されるも、新たなミッションを言い渡される。真犯人への接近を図るイーサンは、世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファの高層階へ外部からの侵入にチャレンジするが……。 』 『映画レポート「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」殊勲賞は「新人」ブラッド・バード。空間とタイミングに対する感覚が出色だ 「ブルーはグルー(接着剤)だ」とベンジー(サイモン・ペッグ)がイーサン(トム・クルーズ)に説明する。イーサンは、青と赤に発光する吸盤手袋をはめて、ドバイにある超高層ビルの壁面をよじ登ろうとしているところだ。高さは地上800メートル。「レッドは?」――今度はイーサンが光の色をたずねる。するとすかさず、ベンジーが答える。「デッド」。 アクション映画の必需品とはいえ、この手のタイミング感覚に接することができたのは久しぶりだった。過去10年、ハリウッド・アクションはこれを忘れていた。火薬を派手に爆発させたり、怖い顔で凄んだりするだけではアクション映画が楽しくならない。 「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」は面白い。派手で、速くて、突き抜けていて、空間に対する嗅覚が鋭く、ジョークを飛ばす機会を見逃さない。ヒッチコックやホークスの愛好家が見ても、にんまり笑って合格点を出すのではないか。 もちろん、トム・クルーズは素晴らしい。見た瞬間に手を叩きたくなる「クルーズ走り」は49歳のいまも健在だし、広い空間や高い場所に物怖じしない存在感は、ハリウッド・スターのなかでも抜群といってよい。 しかし、今回の殊勲賞は監督のブラッド・バードではないか。54歳。実写映画の監督は初めてだが、傑作アニメーションの「アイアン・ジャイアント」や「レミーのおいしいレストラン」などで鍛えた技や嗅覚は伊達ではなかったようだ。脇役の光らせ方が巧いのもそのひとつだし、格闘場面で残虐趣味に走らないのも後味のよさを引き出している。私は途中まで悪役にもっと迫力が欲しいと感じながら見ていたのだが、あとで思えば、これもどうやらバードの計略だったようだ。こんな「新人」が平然と出てくるのだから、ハリウッド映画はまだまだ隅に置けないだろう。(芝山幹郎)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年02月23日
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先週ミス続き(珍しく土曜だったので、平日時間割と勘違いして・・)で見られなかった映画をリベンジで見に行こうか・・という意見がまとまり午前一番の回を見に行くことに。しかし先週見ようとした「ロボジー」は10:15・・その時の時間は10:05、さすがに間に合わないので、調べると10:30に「ALWAYS 三丁目の夕日'64」があったので、それを見ることに・・。 懐かしい昭和の香り・・実際東京オリンピックの時は小学生で細かい事はあまり覚えていませんが、あの独特の高揚感はしっかり刻まれているようで、心地よい。それにしても大道具さん、小道具さん、集めるのが大変だったかと・・、そしてCG(・・とは言わないのかな?)のスタッフさん、ありがとうございます。あちこちに懐かしい記憶がちりばめられていて、同年代のカミさんとああだこうだと・・。こういう映画はただ単純に楽しむのが良いかと・・。終わり頃には不覚にも涙ボロボロ・・でした。 YAHOO映画より 『解説: 『ALWAYS 三丁目の夕日』『ALWAYS 続・三丁目の夕日』に続く、昭和の東京を舞台にしたヒューマン・ドラマの第3弾。昭和39年の東京の一角で、東京オリンピックや新幹線開通に沸く住民たちの姿を映し出す。三丁目の住民たちをシリーズではおなじみの吉岡秀隆や堤真一、小雪などが演じ、森山未來や大森南朋などの新キャストが集結。メガホンを取るのは、VFXの第一人者でもあり、本シリーズのほか『SPACE BATTLESHIP ヤマト』などを手掛ける山崎貴。最新のVFXで再現された懐かしい風景に加えて、心温まる人情や活気なども含めた昭和の空気を心ゆくまで堪能したい。』 『あらすじ: 昭和39年、日本中が高度経済成長と東京オリンピックに沸く中、東京・夕日町三丁目はいつものように住民たちが和気あいあいと暮らしていた。小説家の茶川(吉岡秀隆)は間もなく新しい家族を迎えようとしており、鈴木オートの則文(堤真一)も事業を軌道に乗せ、三丁目中が活気にあふれていた。しかし、そんな中転機を迎える人もいて……。』 『「ALWAYS 三丁目の夕日‘64」希望を模索する今の日本人にとって、真に求められる映画になったシリーズ第3作 「国民的映画」と呼ばれて人気を博しながら、映画を見慣れている人たちからは少なからず不評も買ったシリーズの、第3弾だ。前2作は原作漫画をベースに昭和33~34年の下町を描いているが、今回の舞台はそこから5年後、オリンピックに沸く昭和39年。原作から離れた映画オリジナルの物語は3部作の最終章として最初から構想していたかのような展開で、きれいに着地。シリーズ最高の出来といえる。 まあ脚本には前2作同様にご都合主義で不自然な部分や陳腐なせりふがあるし、くどすぎる演出も健在。相変わらず粋ではない。3Dは東京タワーなどの空撮で「おお」と思わせる以外、さほどの効果はなし。しかし、何も考えずにどっぷり感傷に浸り、笑って泣けるというお約束が、きっちりと、最も心地よい形で果たされるのが本作だ。あの夕日町の住人たちが生き生きとした5年後の姿を見せてくれ、前2作にはなかった、5年という実際の「時間の経過」がノスタルジーをかき立てる。キャラクターの成長と変化が感慨を抱かせ、すべてのエピソードに貫かれた「人が人を思いやる心」が、これでもかと涙腺を刺激する。 単に昭和を美化し、懐かしがって終わりという映画になっておらず、時代の再現性が格段に上がっていることも大きい。戦後に別れを告げた高度成長期のピークで、浮かれていた時代。ここで豊かさと引き替えに日本は何を忘れ、どう道を誤ったのか、考えずにはいられないのだ。撮影開始は3・11の前だったので期せずしてだが、「絆」をよりどころに希望を模索している今の日本人にとって、真に求められる映画になっている。4作目と欲ばらず、これで完結としてほしい!(若林ゆり)(映画.com)』画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年02月14日
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母親との恒例の映画館での映画は、雪の凍結、転倒を心配して外出したくないというので中止に。それでは・・ということでカミさんと地元で見ることに・・。 今日の映画館での映画は「リアルスティール」です。しごく単純明快なストーリー展開でロッキーを彷彿とさせるもので・・単純にはまって、なかなかの感動物でした・・。 近未来のロボットによるボクシング・・本物の実物大ロボットとCGの組み合わせ?らしいのですが、生き生きとしたリアルな動きに唸るばかり・・凄いですねぇ~。それに加え親子の感動物に終わりの方ではすっかりはまってボロボロです。 しかししょっぱなに「悪男子」だの「超」だのの日本語が書かれたりカブトのようなヘルメット?を被ったノイジーロボ?が出てきて笑ってしまった・・しかも英語は通じず日本語の「右・左」に反応するところがスピルバーグらしい。それともう一つ驚かされたのが、主人公の父親と息子を優しく見守り元ボクシングジムトレーナーの娘役をやっていた彼女、なんと今年末ケーブルTVの一挙放送の録画で毎日見ているケイト役の彼女ではありませんか!エヴァンジェリン・リリーという覚えにくい名前ですが、ファンになりましたねぇ。蛇足ですが彼女がロボットのスクラップを差して「ジャンク」というのが面白かった・・。 主役のヒュージャックマンも初めて子供達も一緒の家族でこの映画を観たそうで、子供にもお父さんにもお勧めのスカっとする映画です。ひねりを期待する人には勧めませんが・・。 YAHOO映画より 『解説: スティーヴン・スピルバーグ率いるドリームワークスが、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のヒュー・ジャックマン主演で手掛けた、ロボットとの出会いを通じて親子のきずなを描く感動のストーリー。ボクシングの主役が生身の人間からロボットに移行した時代、リングにすべてを懸けた父と息子の起死回生のドラマを描く。監督は『ナイト ミュージアム』シリーズのショーン・レヴィ。心が通い合わない父と息子が遭遇する奇跡の物語と、圧巻の格闘技ロボットたちの熱い戦いぶりに引き込まれる。』 『あらすじ: かつて優秀なボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は妻子と離れ、ただ自分の夢だけに没頭してきた。だが、西暦2020年の今では人間に代わり、格闘技ロボットたちがボクサーとして活躍していた。ある日、どうにかロボット格闘技のプロモーターとして生活していた彼の前に、母を亡くした息子(ダコタ・ゴヨ)が姿を現わし……。』 『映画レポート:「リアル・スティール」ロボットを介して父性を回復させるウェルメイドな活劇 いつかどこかで見た光景には違いない。チャイルディッシュな物語の典型であるのは百も承知だ。家族を捨てた父と息子の再会。荒んだ近未来に束の間の興奮を与えるロボット格闘技。サブカル先進国・日本へのいささか妙なオマージュの数々。ありきたりなモチーフの組み合わせであるにもかかわらず、家族の心の琴線に触れる描写は、ウェルメイドな娯楽アクションとして申し分ない。 極限状況の恐れを視覚的に描くリチャード・マシスンの原作は、いつの時代も膨らませ甲斐がある。マニュアル操作のロボットを闘わせ、どさ回りで糊口を凌ぐ元ボクサーは、自らの限界を感じている。廃棄処分になっていたコンピュータ制御の旧型ロボットは、次世代を生き抜くスキルを身に付けつつある息子の手に委ねられる。人間の動作を真似ることが可能なメカという設定が、ぎくしゃくとした親子の心をつなぐ上で見事に機能していく。それは世代間だけでなく、虚実の溝を埋めてくれる。鋼鉄のボディを介し、子は初めて父の往年の能力に敬意を抱くのだ。ただ単に、父の背中を見せるだけでは子は育たない時代の現実が、ここにある。フィジカルな躍動をデジタルへ伝承する。この命題は、CG特撮の進化そのもののメタフィクションにもなり得ていて興味深い。 スピルバーグ・プロデュースによる本作は、「ポルターガイスト」よろしく、父性を回復する幻想譚という意味においてブレがない。銀幕のヒーローになりきり、怪鳥音とともに首を左右に振った経験のある者はご注意あれ。試合が進むにつれ、金にモノを言わせ最新技術で武装した強敵に、アッパーカットを繰り出す自分を抑えきれなくなるだろう。(清水節)(映画.com)画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2012年01月25日
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恒例の実家に行ってアンテナ調整(職場で使わなくなったブースターをかませるとフジが映るのを確認したので、ヤフオクで落札して付けることに・・)と映画館での映画です。 今日の映画館での映画は「マネーゲーム」です。貧乏球団を経済理論を使った独特のデーター分析で蘇らせるという胸躍る、感動ストーリーです。その理論を無謀にも実行する主人公のGMにブラッドピットが演じてます・・良い役やりますねぇ・・。 前半の神経を切断して球を投げることもできなくなったキャッチャーを一塁手としてスカウトする感動の場面には思わずホロリ・・とさせられます。またGMの娘役?が歌う自作?の歌が何故かはまっていました・・ プレーオフで結局勝てなかったのはともかくとして、これが実話に基づいているのがすごい。野球に興味無い人でも充分楽しめるオススメの映画です。 YAHOO映画より 『解説: アメリカのプロ野球、メジャーリーグの貧乏球団を独自の理論で常勝球団に育て上げた実在の男の半生を、ブラッド・ピットが演じる感動的なヒューマンドラマ。球団のゼネラルマネージャーが独自の理論である「マネーボール理論」を推し進め、貧乏球団を常勝集団に生まれ変わらせていく過程を描く。監督を、『カポーティ』のベネット・ミラーが務め、『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが脚本を担当。ブラッドとフィリップ・シーモア・ホフマンやロビン・ライトなど実力派キャストによる演技合戦に期待。』 『あらすじ: 元プロ野球選手で短気な性格のビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、アスレチックスのゼネラルマネージャーに就任する。チームはワールド・チャンピオンになるには程遠い状態で、優秀な選手は雇えない貧乏球団だった。あるとき、ピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)というデータ分析にたけた人物との出会いをきっかけに、「マネーボール理論」を作り上げる。しかし、「マネーボール理論」に対し選手や監督からは反発を受けてしまい……。』 『映画レポート「マネーボール」半端者たちの静かな蜂起。思わず背中を押してやりたくなる 野球の世界では背広族は嫌われている。球団社長、編成部長、ジェネラル・マネジャー(GM)。要するに、ユニフォームを着てフィールドに立つわけでもないのに、人事や戦略につべこべと口を挟む連中のことだ。 「マネーボール」の主人公ビリー・ビーン(ブラッド・ピット)は、オークランド・アスレティックスのGMだ。普通なら憎まれ役にされそうなところだが、ビーンは映画の主役だ。あの貧乏球団が2002年にア・リーグ記録の20連勝を達成できたのは、彼の力が大きい。 ただし、ビーンはヒーローでもアンチヒーローでもない。ここが脚本(スティーブン・ザイリアン+アーロン・ソーキン)の賢明なところだ。彼らは、ビーンを「半端者」に設定した。野球選手として挫折を体験し、いつまで経っても自身の弱点をなかなか克服できない半端者。そんな男を、GMという「嫌われ権力者」の立場においたら、どのような物語が可能になるのか。 ふたりの脚本家は、ビーンの周囲にも複数の半端者を配置する。イェール大学出の秀才だが野球の体験がないピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)。実力はありながら、従来のデータ分析では過小評価を余儀なくされてしまう地味な野手や投手たち。 強引に断言するなら、「マネーボール」は、彼ら半端者の静かな蜂起を物語のエンジンに設定している。彼らは吠えない。彼らは嘆かない。だが、彼らは悪びれない。運命や弱点に押しつぶされそうになりながら、挫けずに戦いつづける。そのうしろ姿は妙に胸を打つ。いったんは野球から遠ざかるかに見えて、彼らは野球のエッセンスに肉薄していく。面白い逆説だ。そして爽快なのは、ハイテクと情感のはざまに覗く細い通路を、弱点の多い登場人物たちが強行突破していく姿だ。ここは楽しい。われわれ観客も、思わず、彼ら半端物たちの背中を押してやりたくなる。(芝山幹郎)(映画.com)画像倉庫が一杯になったので、続きはこちらで
2011年12月21日
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