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「肺がん」でステージ4を告知され、骨、肝臓、腎臓、脾臓転移さらには脳腫瘍という絶望的な状況から1カ月足らずでがんが消失し、もうすぐ5年が経ちます。普通に仕事もしています。でも、治療は人それぞれです。私の経験がほかの人にも有効とは言えません。それを踏まえて私の生死を分けたものを一言で言うならば、「エゴ(自我)の崩壊」でした。『 1年生存率3割と告げられ…心理カウンセラーの刀根健さん肺がんとの闘い
『 「肺がんです。ステージ4の」50歳の僕への...あまりに生々しい「宣告」/僕は、死なない。(1) 』
2016年9月1日、人生が変わった。
都内にある大学病院の狭くて薄暗い廊下から診察室に入ると、白衣を着た医師が座って 待っていた。
「えー、こんにちは、担当をさせていただきます、か・け・が・わ、と申します」
眉間に深いシワが刻まれ、苦悩が顔に張り付いたような 50代半ばの男性だった。
「刀根(とね)です。よろしくお願いいたします」
「えー、検査の結果なのですけれども......」
掛川医師は言葉を選びながらも、僕の肺の状況を淡々と、そして詳しく説明し始めた。
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