「007 スペクター」21世紀のボンドにスペクター
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魔法戦記 第六章
魔法戦記 第六章「リョウコ・スメラギ」
「ここが・・・聖ラヴィス・・。あのクェスの聖地・・・。それにしても遠かった~~~~。」
聖ラヴィス・・・。人口およそ6億人の王制国家で、人口の4割がブレイヴナイト、国の主な宗教はラヴィス教。
聖ラヴィスは四つのエリアに分けられている・・・。中央は「大聖堂区」、この国のシンボルともいえる聖ラヴィス大聖堂がそびえ立つ・・。西側は「商業区」、いつも活気にあふれている。当たり前か・・・。
ほかに入り口の門を抜けたところは「聖ラヴィス広場」、そして東側は「住民街」となっている・・・。
「さってと・・・、まずは人探しだ。すみませんっ。」
シークは近くにいた女性に話しかけた・・・。
「あのー、片方の目を黒い包帯で隠している人・・・、え~~と・・・確か名前は・・・」
「あぁ、リョウコちゃんのこと?あの子なら商業区でお買い物中よ。」
「商業区?」
「ここから向こうへ行くと『ホバー・タクシー』の乗り場があるわ。そこの運転手さんに行き先を言えば、20分くらいで連れてってくれるわよ。」
「ありがとうございます!!!助かりました。」
シークはその女性に言われたとおり向こうの方へ走っていった。すると大きな看板が見えてきた・・・。そこには、
「ホバータクシーなら、とんでもな~~~~く広い聖ラヴィスのなかもあっという間に移動できちゃう♪一区画間100N(ネール)♪」
と書いてある。
「え~~~っ、金取んのかよ~~~~~~~~。」
シークは肩を落として乗り場へ向かった・・・。ホバータクシー乗り場はかなり混んでいた・・・。そこでは必死に甲冑をまとったいかにも騎士っぽい人が、乗るのを待っている人の整列や誘導を行っていた。
「つめないでくださーい!!!きちんと並んで待っていてください!!」
「さらにこの人ごみ・・・。ある意味いじめか?」
すると、一人の兵士がシークのほうに向かっていった・・・。
「シーク・レイム様・・・、ですね?」
「は・・はい、そうですが・・・。」
「『パラディーン』のリョウコ団長から、ここにイザレス様のご子息が来たら、その人を優先させるようにとゆうことで・・・。この通路からホバータクシー乗り場まで行き、そこでホバータクシーをおよび下さい・・・。」
「えっ?本当にいいのですか?」
「はい・・・あっ、それとこれはリョウコ団長からのプレゼントです。これがあればホバータクシーにただで乗れます。」
そう言って、兵士はシークに「無料パス」と書かれたカードを渡し、またどこかへ向かって走っていった・・・。
「・・・、リョウコっていう人、そんなに偉い人だったんだ・・・。でも、俺ってマジラッキーだぜ!!!」
シークは「無料パス専用通路」とかかれたところを通って、ホバータクシー乗り場にたどり着いた・・・。
「手を挙げればいいのかなぁ?おーい!!乗りまーす!!!!!」
すると、空中浮遊しているなぞの乗り物がものすごい速さで向かってきた・・・。そして、すごいブレーキ音を放ち急停止した・・・。
「どこまで乗っていきますか?」
運転手の男性がシークに問いかけた・・・。
「あ・・・、商業区まで・・・。今からリョウコさんに会いに行くんです。」
「リョウコさんに会いに行くんですか・・。さあ、早く乗ってください!!」
シークはホバータクシーの後ろの席に座った・・。すると自動的にシークの胴にシートベルトが巻かれた・・・。
「飛ばしますよ・・。しっかりつかまってくださいね!!!僕は運転手になってまだ一年ですが、がんがん飛ばしていきますよ!!!レディ・・・」
「えっ?ど・・・どどどどどーいうこと!!!??」
「GO!!!!」
ホバータクシーはものすごい速さで商業区の方向へ向かって走った。推定時速500キロ・・・、あのリニアモーターカー並みの早さである・・。
「ひ・で・ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
「後10分くらいで着きますよ!!!!さあ、さらにスピードアップ!!!!」
「ぎゃあぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁあああああぁあぁあぁぁぁ!!!!」
「おえ~~~~っ・・・。し・・死ぬかと思ったぁ~~~~・・・。」
20分後、商業区に着いたシーク・・・。(あんなモン二度と乗りたくない)きっと、この時そう感じたであろう・・・。その後、再び聞き込みに入った。
「あのぉ・・・、リョウコさんはどこにいますか?」
「リョウコって、『パラディーン』のリョウコちゃん?だったら聖ラヴィス像の前にいるよ・・。誰か待ってるような感じだったけど・・・。」
「わかりました。ありがとうございます!!!」
聖ラヴィス像の前にはたくさんの人がいた・・・。シークは目を凝らし、一人一人の目を見ていった・・・。
「この人じゃない・・・、いや・・・、あの人も違う・・・。あっ!!いた!!!!」
シークは、白いワンピースを着た女性を見つけた。その女性は右の目は髪の毛でほとんど隠れているが、その隙間から黒い包帯が見えていた・・・。
「うわ~~~・・・。あんなきれいな人がそんなに偉い人なのか・・・。」
「ん?あなた誰?あたしに何か用なの?・・・、あれ・・あなたの顔・・・、あの人になんとなく似てるわね・・・。」
「リョウコさん・・、ですね。これを見せれば分かってくれるって・・・。」
シークは、リョウコにあのネックレスを見せた・・・。するとリョウコの顔からたくさんの汗があふれだしてきた・・・。
「あなただったのね・・・。イザレス団長の息子さんって・・・。これは失敬。」
「は・・・はあ・・・。」
「待ってたよ、シーク・レイム君。あたしが現『パラディーン』団長、リョウコ・スメラギ。よろしくね♪」
「こちらこそよろしく・・・。」
「さて・・、シークくん暇?」
「・・・。はい・・。」
「よし!!じゃあ『パラディーン』の本部に行こうか。ここから東へ30分くらい歩けば着くから。」
「分かりました・・・。」
「はぁ・・・はぁ・・、ま・・・まだですか・・・。本部は・・・。」
「まだまだ・・・。あと10キロくらいはあるから・・・。」
「へぇぇぇ~~~~~」
そして、ついに本部である聖ラヴィス大聖堂が見えてきた・・・。
「おぉっ。見えてきたわよ!!!」
「ええ、見えてきましたね・・・。」
「シークくぅん、どうして敬語使うの?今何歳?」
「18だけど・・・。」
「ほら!!敬語で話す必要ないじゃない!!!あたしも18歳なんだ♪」
「えぇっ!!!マジで!!!?」
「これだったらもっと仲良くしなきゃ♪・・・!!!」
その時だった・・・。こちらに向かってかなりの人数の戦士が向かってきた・・・。
「『パラディーン』団長リョウコ・スメラギ!!!おとなしく捕まってもらおう!!!」
「まったく・・・、しつこいと女の子に嫌われるわよっ!!!」
「こいつら何もんなんだ!!?」
「説明は後!!!戦うわよ、シーク!!!」
「もはや呼び捨てかよ・・・・。」
第七章へ続く
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