TECHNICSのターンテーブル SL1200 Mk2は
業界初のピッチコントロールを搭載しこれにより
BPMを合わせてMIX PLAYが可能になりました。
SL 1200 mk2
SL-1200MK6-S
(現在のもの)
僕自身自分が13歳の頃Grammy Showで
ハービーハンコックのROCK ITで
Scratch PLAYを見てDJを始めました。
technicsもこんな風に使われるとは
きっと夢にも思ってなかったでしょうね。
僕が始めた頃はまだミキサーも
クロスフェーダーが付いたものがなく
8CHのtascamのミキサーを購入したんですけど
後すぐにVestaxから”小僧”というミキサーが世に登場しました。
アナログレコードにニーズはありながらも80年代のCDの登場により
「いつかはCDでDJが出来る時代が来るのかな~」などと思っていたら
予想より早く1990年に同じくVESTAXから
DJ用のCDプレイヤーが登場し当時は驚きでした。
更にこの10数年、DJ PLAYは進化を遂げ
PCを使ったシステムなど多様化してきました。
よく聞かれるのが「どれを使うのが一番いいのか?」
ということなんですけど
自身の環境やソース管理によってその選択肢は変わってきます。
従来のアナログレコードでのプレイはもちろん
CDを使ったプレイ。
パソコンによる音楽データの管理をしている人は
PCユースでのプレイが望ましいでしょう。
僕自身どれが一番いい??
と聞かれればアナログでのプレイです。
14歳の頃から集めてきた2万枚以上のアナログには
想い出があります。更に針を落とした時のサウンドは
奥行きがあると言うか
アナログならではの質感にかなうものはないと思います。
もちろん当時のアナログ機器での録音など
理由はいろいろとあると思いますが
やはり感覚的にアナログを好みます。
ただこの20数年間のDJ人生において
数百枚のレコードを毎回持ち運ぶのは
かなり面倒。。。年齢と共に段々おっくうになっていきます。
アナログ一番な僕でも現在はPCでのDJ PLAYです。
厳密に言えばPCでソフトウエアを使って
ソースの信号を読み取るアナログ盤で
ターンテーブルによるコントロールを行うシステムです。
RANE Serato Scratch LIVE SL-1
簡単に言うと。。。はたから見れば
アナログでのプレイに見えるのですが
実際の音源はパソコンから出ているという訳です。
CDでのプレイはターンテーブルと併用することによって
マルチなプレイが可能になったので僕自身使用していましたが
メインにはなりませんでした。
やはりターンテーブルをいじっていたいんですよね。
LOOPプレイやCUEスタートの利便性はあれど
ターンテーブルあってのCDプレイでした。
90年代には僕自身DennonというメーカーでDJ PLAYの出来る
CDプレイやーの開発に携わっていました。
その頃は「CDでのスクラッチは不可能!?」と思っていましたが
後のPioneer CDJの登場によりこれも可能となりました。
当時はかなりの驚きでしたね。。。
Pioneer CDJ-1000MK3
今後は何回かに渡って現在確立されていす様々なDJスタイルを
いろいろと紹介していきたいと思います。
現在は不景気もあってクラブ文化の低迷
そしてDJを目指す人も少なくなってきたように思います。
これだけの選択肢が本来はあるのですから
技術競争としてのメーカーのアピールもありますが
本来ならDJに興味を持つ方も多いはずなので
今後の皆さんの機材購入に少しでも役立てばと思います。
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