スチュワデスが呆れたドクタートヒモイ公式げすとはうす ~世界は基本的に広い~んですけど・・

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2016.06.22
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元日記資料



シンガポール対岸のマレーシアの町ジョホールバルよりボルネオ島クチンに飛ぶ。サラワク州である。






ボルネオ島の大きな都市であり、ヒルトンホテルもあった。クチンの意味は猫だが、私には、どう見ても、猫には思えぬ。ワクチンとか何かそんな感じ。とにかく、スンガイ河のレガッタ際(偶然)を見学し、博物館に行ったような気がする。ターバン巻いたシク教徒たちがヘルメットせずに(できずに)バイク転がしているのを見る。宗教、法律より強しか。



これから俺たちはボルネオのジャングルに入るため、酒はなくなる、よってこのクチンで酒を飲むのだ、といって、地酒を買ったら、とてもまずく悪酔い。



クチンからシブまで高速ボート。
おまけに、行き先も、出発時間も同じ船があって、乗ってからチケット見せたら、これは違う、と言われたときには、もう船は南シナ海上にあった。百メートル程向こうにも何か船が停泊していた様な気がする。(確かに近く似出発寸前のボートがあった。)
 爆発的にボートは速度を増す。デッキでまっすぐ立てない。Kと私の嘔吐物は、ほぼ水面と平行に口から漏れていく。我々は無駄な交渉したが、やはり無駄であった。予算は少ないので、頑張って船着き場まで満員バスに乗ってきたというのに、こうなったら、髪をなびかすいい男になるしかない。海を渡りラヤン河を上り、四時間半。 シブ着。海を渡り河を内陸に60キロ入ったところ。



 シブからミリまでの違法乗合いタクシーが一台呼び込みをしているのを発見し、早速、荷物を乗せるが、その前に間違えた切符の払い戻しを受けるために、港を東奔西走し、汗びっしょりの末に発見した事務所は、休日で敢え無く休み。我々四人はにわかダフ屋及び怪しい不良外人と成り下がって、かたっぱしから「ねえ、安く切符買わない?」と、声をかけまくる。旅行者、できれば、ねぎかも日本人旅行者は、こういう時に限ってまったくいない。結局、誰も我々の相手をしてくれず。乗合いをこれ以上待たす訳にもいかず、「おい、引き上げるぜ」と惨敗宣言し、後ろ髪を引かれながらシブを後にした。



 十一時間。ボルネオの道は急速に整備されつつあるようだ。この道も数年前までは存在していなかった筈で、少し古い英語版ガイドブックには船か飛行機しか、この区間の移動手段はないと書かれてあったのに、こうやって未舗装の道を頭をぶつけながら進んできた。乱伐された木と砂埃の中、一時間に対向車と擦れ違うこと数回。パンク一回。まだ通行許可されていないのか、検問で、近くの村から来たと証言させられたこと三回。食事三回。ただでさえ暑いジャングルの中で鮨詰め状態を十一時間、新興中都市ミリ。夜十一時。



 ミリはブルネイの恩恵を受けているのか、サラワクの中では物価が高く、あまり愉快な町ではなく、美容院と称した女郎屋がやたらめったら見受けられる。我々は一人荷物見張番として、三人は方々にホテル探しに散る。しかし、夜中人海戦術操作も空しく、どこも満員。やけくそで、からかうつもりで、女郎屋を指差し、奴隷Yに指令を与える。「おい、あそこ空いているか聞いてこい」すると、彼は何も知らないようで、へこへこ女郎屋に消えていった。三分後「みなさーん。部屋空いてますよー」と誠、間抜けで眠たそうな無思想の声でいった。「あたりまえじゃ」と私は即座に呆れたが、まあ、マネージャーと交渉する価値はありそうだなと思い直し、中へ入っていく。出稼ぎに来ているフィリピン女性十数人。ココナツオイルと安っぽい香水の匂いが充満している。マネージャーとの執拗で笑顔の交渉の結果、我々は赤の絨毯、蛍光色の照明、ポツンとダブルベッド、ヌードポスター、重々しく毒々しい数々の行為を営んだ後の因縁の臭い、安物特有の石鹸の臭いという部屋を与えられた。我々は天使ばりのため息をし、正直三パーセント程ぐいっとそそられたのは事実だが、三十パーセントは私たちどうなるのというワクワク感、二十七パーセントは愉快な体験満足モード、四十パーセントは純粋に眠い気分であった。あれほど、女性は結構ですといっていたのに、夜中ドンドンと扉が壊れるのではと思う程のノック。我々はシカトを決め込むが、交渉の最後に「ちなみに、参考までにいくらなのだい」と興味本位で尋ねてみたのが悪かったのかもしれない。


大衆銀行という銀行で両替して、優雅にもテラスのある食堂で食事をうだうだしていると、最終ボートに間に合うバスに乗り遅れたことを知り、ブルネイ国との国境近くにある町クアラバラムまでの三十キロをタクシーで行くことにした。そこでは信じられない光景を目にした。運転手がシートベルトをしたのである。途中運転手は自分の家に寄り、何か短い時間で用事を終え、再度出発したが、すっとまたシートベルトをした。

クアラバラム。川幅約二百メートル。泥の河バラム河。左後方には、南シナ海が広がり、泥が海にまで、広がっている。木が伐採されるまでは澄んだ河だったという。根がないので、もう地表が雨に耐え切れず、土砂を流し続けているのだ。本来の海の色は遥か彼方にあり、水平線が空の色と交じりあやふやな状況を帯びている。



高速艇は、途中川沿いの村に寄り寄り、人や郵便物を降ろし、波飛沫を二メートル程上げながら突っ走る。川沿いには大きな穴が空いて、使い物にならない大木や丸太が何万と積み上げられ放置されている。二時間半、マルディ着。
ホテル数件。食堂十五軒。よろずや十数件のこじんまりした村。車も飛行場もある。訳の分からないうちに車に乗ると百メートル程でホテル到着。蚊帳や缶詰やイバン族の子供たちへのお土産のお菓子を買い出しをしておく。

韓国人技術者が多いのか朝鮮人と良く間違えられる。何時間もジャングルの中の河を逆上して、また村が悠然と出没するのに不思議さを感じる。オイルマネーにものをいわせた砂漠のオアシス、中国内陸部不毛地帯の後に突然百万人都市、人と水と栄華ブクブク。
私は連日じゃんけんに勝ち続け、悪い気持ちの微塵を見せ付けるように行った。「これから、更に鬱蒼としたジャングルに入っていく。我々の予算は限られてはいる。これが最後だぞ。分かったな。これが最後なんだぞ」といって酒盛りを始めた。

翌日、内陸通行許可書を警察と役場に受取りに行く。(さらに奥地に行くには許可書が必要)

マルディを出発、高速艇三時間。
高速艇の先頭にて。



私の真後ろは運転席。考えるに、私は邪魔だ。まあ、いい。運転手の兄ちゃんは舵を取りながら気さくに鼻歌。私はウォークマンを耳にあて、手に一眼レフを持ち、ジャングルの中、文明の利器。本来、必要のないもの。そして、あれば快楽になるもの。
燕一羽。船を先導するかのように平行して飛び、私を扇動する。兄ちゃん、口笛に切り替え。まだ、気持ちいいのか。河はぐにゃぐにゃに曲がっている。しかし、速度は一向に緩めない。細長いボートと擦れ違う時だけ、その時だけスピードを緩め、波を抑える。エンジン音が多少収まる。鳥が水面すれすれに飛ぶのが見えるのだが、そんな生き物を蹴散らしてしまうほどのエンジン爆音は他の微量多数ある音を掻き消して、でたらめに伐採された木々の間に埋もれていく。姿は見えない。鼓動は緩やかだ。俗的性的な気分は全くない。水は流れているか。国という概念、国境というイメージはない。川幅百メートル。彷彿させてくれるものはない。何故、欲しいものばかり考えて、いらないものは考えられないのか。切捨て。切符切りのおじさんがやってきて、平然と私のノートを覗き込む。少し渋い顔をしているのだが、親切そうな村のおじさんという感じだ。フフフ、秘密の暗号であろうよ、切符切り屋さん。私はピアノ音をボリューム大にして、耳に注入しているというのに、エンジン音はその合間を狙って耳に滑り込んでくる。別のおじさんも無関心そうに景色を見ている。多少の湿気がある。進み行く単調さが、純化させてくれる。雲がある。風の涼しさと太陽の暑さが混在している。極彩色の鳥が河の獲物目掛けて攻撃を仕掛け、収穫物をくわえて森に消えた。一時間半、切符切りのおじさんとの無言の連帯。川幅は五十メートルに。相変わらず民家はない。影がかなり濃厚、いや、すべてが濃厚に変化している。雲の速度が速く、濃度さは変化する。ファナティックな情熱などない。浮いている木が淀みにはまり込み同じ所を回っている。単調さを描きたい。単調さを。






ロングラマを出発、高速艇四時間。
高速艇の説明。
全長十五メートル程、その三分の一はエンジン室で占められている。屋根は大きな荷物置場となっているが、嬉しがりが風を浴びるスペースとしても機能している。トイレは穴がポコンと空いていて自動水洗直放流。船室の窓はスモークシートが張られ、半地下になっているため窓からの景色は水面上五十センチ程からのものになる。エアコンが効き、なぜかプロレスのビデオが放映されている。ハルクホーガンである。最終的に客は我々四人となり、乗務員のほうが人数が多くなる。



終点の村ロングナア到着
これより先に定期便はない。ホテルもないので、 ロングナア









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最終更新日  2021.11.02 08:25:50
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