わんころりん☆にゃんころりん

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2006年01月03日

トロン

カテゴリ：トロン

僕はちゃんとしたお家で生まれたはずなんだ
だって生まれたとき周りにはいっぱい猫がいた・・僕には数えられないほどの数だった
いっぱい遊んでもらった　　色んな先輩達がいっぱい居て毎日違う遊びをした
２ヶ月くらいたった頃　先輩や兄弟達と一緒にお家の近所の大きな公園へ遊びに行った
沢山遊んでお家に帰ったんだけど・・僕はみんなと出てきちゃったからおんなじドアばっかりで何処がお家なのか判らなくなっちゃたんだ
一生懸命啼いた・・でもみんな知らん振りして通り過ぎていった
兄弟３ニャン　困り果ててしまった
知らないオバサンが『これお宅の猫じゃないんですか？こんな所で遊ばせないで下さい』『何ですか？』　アッ！ママの声だ！　『知りませんよ。猫なら何でも家のだと思われちゃ迷惑です』　えっ！ママ僕達だよ！叫んだよ

後で分かったことだけど僕が生まれた家の人はずっと前から不妊の費用が惜しくて多頭飼いになって片っ端から『逃げた』『出て行っちゃった』といいながら猫を捨てていたんだ
勿論近所の誰もが何度も不妊手術をするように注意し続けていたんだけどね
聞き入れないんだ・・・
７月の暑い日・・公園には犬がいっぱい放れて遊んでる
兄弟達はパッと何処かへ逃げちゃった
僕はボ～～っとして身体が動かない　犬を連れてきたオバサンが『危ないよ』と乗ってきた自転車の籠に僕を乗せてくれた　お水をくれた
美味しかった・・いっぱい人が集まってきて『この猫、ヘン』
僕は違うお家に連れて行かれ　病院というところへ行った
『尿路閉塞』大変な病気だったんだ
色んなことをされたけど小さすぎるから手術は体力が付いてからということで毎日病院に通ったんだ
離れ離れになった兄弟達はどうしてるんだろう。。病気じゃないのかな

闘病生活のことは又いつかお話しするよ
ずっと療法食ってのを食べてるんだ　　　７歳になった今も元気に暮してる

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