わんころりん☆にゃんころりん

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2010年06月20日
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犬が教えてくれたこと:ペットブームの残酷


飼い主が迎えに来たり 救おうと手を差し延べてくれる人間が居なければ 僅か数日の命
飼育放棄 遺棄 持込 逃走 迷子・・・
飼い主側には様々な理屈が並べ立てられ 己の正当化や 持ち込まねばならぬ様々な論理が展開される

しかし 犬達には 意見を言う機会も 抵抗する力も認められない
有無を言わさず処分機の中へ・・・

どんな形で収容されようが 残された命の日数は限られている


2年少し前 シャトは 収容犬だった
大型犬の中に ポツンと大きめのヨーキー

隣の部屋にはブリーダー放棄の小型犬がゾロゾロ・・・

環境の変化 行く末の不安 巨大な犬に囲まれる恐怖・・・

救いは 餌にはありつけていたらしいということ・・
無理やり命を奪われていく犬達の中から 殺処分の朝にヒョイと拾い上げられ 別の檻に入れられた

検疫室・・・・
ほぼ3週間の隔離期間
生き延びた・・・
折角検疫にまわされても そこで死んでいく犬も居る

ひとたびセンターの門をくぐったら 再びリードをつけて 自由な暮らしに戻れる確率は極めて低い


諸手続きを済ませて 大きめのヨーキーは出所  これがシャトである

シャトは さくらの花の咲く公園で くっちゃい体を シャンプータオルで拭き拭き!
ブラッシングをして 散歩をして 娑婆の空気を満喫して 用を足して キャリーに収まった


そんな眼差しに笑って応えて見せた私

緊張が解けたらしく 帰りの車中は熟睡・・・


我家に着いて 一段落して 夕方散歩に出かけた
ものの50m程度で 心不全の発作・・・
10m先は獣医 そのまま飛び込む


検査結果は 心臓自体には全く異常は見られない
検査は数回 時期をあけて 3箇所の獣医で繰り返したが いずれも心臓に異常は全くなかった

結果 心因性 ストレスによるもの


センターに収容される飼い主に見放された犬達・・・
その恐怖とストレスは 計り知れない
それを抱えたまま 死んでいく

そこには死へのカウントダウンしかない
動物である以上 どんなに暢気な奴でも 置かれた立場の異常さに気付かないわけはない
稀に生き残ってしまう犬がいるという 

その犬は 再び その苦しみを背負いながら死に向かっていく事になる



そんな現実を知ってでも 人間は 自分の犬を手放すのだろうか


マイクロチップ とは言わない せめて 鑑札や迷子札を・・・
それさえあれば 助かる命は増える
*マイクロチップは ちゃんと登録しないと 装着しただけでは意味がありません!


31万分の1・・・・

今 死への恐怖を シュウ酸カルシウムに抱え変えて ゆっくり治療と養生に励んでいる 


シャトル 051-2.JPG


だちぇは 生まれてすぐ 兄弟5にゃんと暗い公園に遺棄された その唯一の生き残り










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最終更新日  2010年06月20日 19時58分34秒
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