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2010年11月04日

老猫と暮らすには・・・

カテゴリ：トロン

さて　暢気にたにゅと暮している・・・・筈の猫達
しかし　その影で　飼い主失格と言われても仕方のない事態お引き起こしていた

猫は１２歳のトロン（通称トーニャ）を筆頭に
６歳　チャメリ　葵　ナイヤン
４～５歳　おかぁしゃん
２歳　だちぇ　こぶち　ちゃしろん　しろっちゃ

２歳組は　たにゅを交えて鬼ごっこをしているくらいだから　大したストレスにはなっていない
６歳組は若干戻したりはしたものの一過性だった
おかぁしゃんはさすが百戦錬磨の兵で　全く動じない

心身ともに免疫性のないヤツで　チャカチャカギャンギャンのたにゅにすっかり平静を失ってしまった

特に怒ったり　唸ったりするわけではなく　たにゅの来られない場所へ移動して避けていたが　たにゅはお頭が軽い所為か　猫並みのジャンプ力を誇っている
その煩わしさたるや・・・・
トーニャの世界には全くなかったものである

当然のように起こった食欲不振・・・
食べないわけでも　吐くわけでもないが　いつも定量食べるのに　残す量が日に日に増えていく

１０月に入る頃・・・
痩せ方が急激過ぎるのではないかと気になるようになった

先ず疑われるのは　老猫でありストラバイトから来る腎不全
普段から　水はよく飲む
特に量が増えたようにも思えない

しばらくすると　噛み方がおかしい
噛んでいる音もギシギシ奇妙な音がする

若干口臭がきつく感じられるので　口の中を見る　
右奥歯の際に口内炎のような炎症が見られた
噛みグセが作用したのか　炎症は舌の部分にも広がりを見せてきた

でも食は進まない
手作りにして　体温と同じくらいの食べ物なら口にする
体温と同温であれば沁みは少ないと考えたので試みた
この際食べればいい---のレベルで良しとした

手を変え品を変え・・・
ベースをa/d缶に切り替え　沁みないような温度を維持して食べさせていた
誉められた事ではないが　ストックしてあった抗生剤を与える事によって若干の痛みの回避が出来たのか　量が増えつつあった

老齢になると思わぬことが起きるものである
体重が落ちると当然体力の低下が見られる
そうなると筋力が落ちてくる

足はよろけて来るし　頭が支えられなくなってくる
ステロイドは極力使いたくなかったのであるが　ここまできたら・・・

かかり付けの獣医師は　最近慎重すぎて　余分な検査ばかりが目立つようになった
何かがあったのだろうかと思われるくらい　慎重すぎる検査や言葉の中に自信のなさを垣間見る
若い頃からかれこれ３０年以上お世話になっているので　年齢から来るものもあるのかと・・・

とにかく猫の身体に負担をかけたくないので　猫にとって相性の悪い病院を避けたいと考えた何しろここでは　超凶暴猫と化してしまい　いつも私が大怪我をする羽目になる

・・で最後の砦ともいえる　友人の獣医師に連絡
全てを了解して　快く診療していただけた

ステロイドが効いてきて　今日は久々毛繕いなどしていた
食欲は然程上がってはこないが　生命を維持する程度は摂れている

猫は全くの初心者である
まだ猫の一生に付き合ったことがない
トーニャが初のお付き合い

生命に　人も犬も猫もない
最良の方法を講じていきたいと思う

しかし今回は大博打
葛藤を続けた１ヵ月・・・

診療を受けさせる時期の難しさを改めて考えた
いつもであれば　早期に連れて行く
トーニャに関しては　大きなストレスを与えた所に　更にもっともっと大きなストレスを与える事になる獣医師の元に連れて行く事に　大きな抵抗を感じていた私が居る

トーニャが仔猫の頃　尿管閉塞で手術を受けた時に　病後管理を担当した研修医の扱いが悪く　とんでもない病院嫌いの猫になってしまった
毎年のワクチンの際には　飼い主が保定しなければ　押さえられない猫と化してしまうのである

しかしこの図々しいまでの飼い主の自信は何だったのだろう
体温　尿量　ＰＨ　口臭の変化　体重の変化　目の色。。。
総合判断にここまで過信してしまってよかったのだろうかと・・・・

遅ればせながら反省
これで何かあったら　取り返しはつかない・・
獣医師選択の難しさ　　　シミジミ・・・・

友人の猫は　間も無く２４歳にならんとする・・・
トーニャはまだ半分
もっともっと長生きしようね

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