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2006/03/26
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今回の,

カーターディクスンの「赤後家の殺人」
(The Red Widow Murders,1935,宇野利泰訳)

は長編22作品中3番目にあたるが,カーター・ディクスン名義の第1作 「弓弦城殺人事件」 (日記は →こちらから )に登場した,ハーバード大学のマイクル・ティアレン博士と,ロンドン博物館長ジョージ・アンストラザー卿が再登場する。

1932年3月(弓弦城の半年後),ディアレン教授はジョージ卿に誘われ,偶然を装う形でマントリング邸に招待される。

アラン・マントリングは,祖父が死んでから60年近く封印されていた「赤後家」の部屋を開き,誰か1人がそこで2時間を過ごすという計画を立て,「証人」として彼らのほかにヘンリー・メリヴェール卿も招待していた。

1803年,1825年,1870年,1876年と,そこで独り過ごした4人の人物の命を奪ったギロチンを意味する「赤後家」の部屋を調べたH・Mは,「怪しい仕掛けはないが,どこか怪しいところがあり,血のにおいがする」という。

カードをひいてスペードのエースをひいた男が2時間を過ごすのだが,2時間を前に男が死んでいることがわかり,しかも,直前まで返事をしていたはずなのに,死後1時間経過していた。
唯一のドアは複数の人間が見張っていて,誰も出入りしていないことは明らか……という典型的な密室事件である。

フランス革命の歴史 とも絡めて,過去の事件と今回の事件が解き明かされるのだが……

犯人も,トリックもわからなかったけれど,明かされてみると一部「えぇっ」といいたいところはあったものの,大筋として納得せざるを得ず,なるほど!!

歴史が絡んだ作品は,わけがわからなくなるところはあるがおもしろいなあ,と改めて思わされた。

カーター・ディクスンの他作品についての日記は,フリーページ  読了本(海外)  (カーター・ディクスン)からごらんください。

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Last updated  2006/03/26 12:22:09 AM
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