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癒守石3 癒守石03ちょっと・・・このCD最高!!シリーズが最高と言うのかな?石田さんの砂金くんも、櫻井さんの輝さんも!!私が予想していた演技の斜め上くらいで(大笑)きゃあ!こう来ましたか!状態なんです。あらすじ・・精霊界に住む精霊。人間界で、パートナーを得て研修を積む。それは、修行であったり選択した学科の必修項目・単位の為であったり・・・しかし。閑静な住宅街で彼らが宿った貴女=私のもとにやってきた彼らは・・・いつしか、貴女=私に心を開き、護ってくれるようになっていく・・・3で派遣されているのは、農業学校?の生徒である砂金と。植物園のスタッフの輝。砂金は、強運の持ち主で。ちょっとのんびりとマイペース。輝は、女性に見まごう美貌と優しさの持ち主。朝・お昼、夜。そして、貴女が傷ついた時。精霊界の話をしてくれたり。一緒にお出かけしたり・・・徐々に深まる絆が、見えるようです。感想・・二枚組となっておりまして。1枚目は、ピックアップされた精霊と、貴女との生活の会話(って・・精霊さんの語りかけCDなんですが)となっています。2枚目は、精霊界での二人の様子をかいま見ることが出来るもの。現在形のものや、過去のもの・・貴女と二人きりの時とは、違う顔を見ることが出来る・・今、3枚出ていまして。そのシチュエーションは、ほぼ同じなのですが。2の感想を書いた時にも。正直、石田さん絡みで。語りかけCDや朗読CDは、かぁなぁり!!場数を踏んでおります(大笑)しかし!!なんだろう?どのCDも、相手(=読んでいる人)は主人公=貴女=私に対して恋心を抱いていく過程での・・・語りかけなので。実際に、こういう事を真顔で正面切って言われたら・・照れるぞ・・いやぁ・・ちょっと待って・・CDで耳元ならOKだけど。実生活では(言われないけどさ)言われたら、「きゃあああ!」と相手を突き飛ばす(゜゜)\バキッ☆かもしれない(大笑)そういうものになっております(良いのか?断言して(大笑))でも・・なんだろう?この癒守石は。確かに、語ってくれる精霊さんは。私=貴女=主人公に好意を寄せてくれてはいるけれど・・・なんか、そこまで照れない(大笑)相手が精霊さんで、人間じゃないから。結局は、住む世界が違うと言うか・・その分、抱きしめられてキスなどされても生々しくないと言うか・・一生守ってくれる!と言われても、一緒に年老いて生活を一緒にする感覚じゃない。いつかは、帰る人なんだよね?うーん・・・だから。他の語りかけCDよりも、危なくない(大笑)感じがするのかな?うまく説明出来ないのですが。そうねぇ・・・竹取の姫に恋している感じ?相手は別世界に帰っていく人だから、安全パイと言う感じ?(どういう・・・?)ちょっと一歩後ろから、精霊さんの生活を楽しむことが出来ると言いますか(^^)v(ここまで書いて・・一瞬、王子様(笑)シリーズの竹取の帝を思い出してしまった(大笑))さて!今回のお当番は、洞察力を高め、身体的・精神的ストレスを解消する&ギャンブルで、欲を持たなければそこそこ強運になる(大笑)砂金石の砂金くんと。愛の鼓動を高め、秘めたる想いを伝えてくれるバラ輝石の輝さん。砂金くんは、ちょっと眠そうな目をしていて。ぼや~~~~っとしたしゃべり方で、鳥さんや動物とお喋り出来るベジタリアン。最後のトラックで、手の温もりを覚えていたいんだ・・と言うので。あぁ・・・この子は、兄ちゃんの農業を手伝う為に。あまり長くは人間界に居てはくれないんだな・・私=主人公の事を、あまり好きになってはくれなかったのか?と思いきや!!DISC2では、女性にもてる方法を訊きに行くくらいだったので・・え?そんなに好きになってくれていたの?と、かなり複雑に嬉しかったです(大笑)その砂金くんの石田さんが・・まぁ・・ものの見事にぼんやりしてました(大笑)一人で収録の前半はともかく。櫻井さんと一緒に録音した、後半で・・「しまった!からみづらい!」と反省したほどの出来映え!!そのぼんやり&ほんわかした語り口が、逆にこう・・・ぽわーんと聞いていてもOKで。あぁ・・アルファ波、放出中!と言う感じです!!ただ・・ブックレットの取材で。CDを求めた人の本質的なものが解らないかもしれない・・ってのは。なんか、否定された気持ちがして・・ちょっと寂しかったです・・石田さん・・しくしく・・・そして。一方の輝さんには、櫻井さん。ちょっと女性的?と言うか、見間違えられる事も多々あり。その風貌で、この声だったら・・うん・・解らないかも??と思わせる優しい声音です。決して、女性的と言うわけじゃなく。世話好きで、優しくてふんわりしている・・髪の毛の編み込みとかしてくれて、なんかおかんです(大笑)そう言えば・・宮廷神官物語の神官でも、おかん的存在だったけど。あちらの方が、もっと男性的だった事を考えたら。うんうん!!こういう役作りをしてきましたか!!とニッコリします。何しろ、DISC2の方では。「いわば私は、貴方のお母さんなんですよ!」みたいな事を言っていて。違和感がないんですもの!!DISC1も良いし。その二人の絡みが聞けるDISC2も、更なる魅力が見えてきて。次の4には。きっとDISC1で語られた、二人の仲良しさんと。DISC2で出てきた、女性にモテモテの(大笑)人が出るんだろうけど・・さぁ!!声はどなたで来ますかね??癒守石も、あと2枚!!来ていただきたい方は沢山いらっしゃいますが・・・本当に、どなたになるんでしょう?それも合わせて。楽しみに待とうと思います!!
2011年09月08日
癒守石 2 曹・そら編あらすじ・・・・パワーストーン。その中に存在する精霊は、パートナーとなった人を守り、導き、幸せにする目的を持っている。ソーダライトの精霊・曹と、空色縞瑪瑙の精霊・そら。彼らが、パートナーとなった女性と繰り広げる物語・・DISC2には、キャラの掛け合いエピソードと声優さんのフリートークも収録。出演・・・平川大輔(曹)、入野自由(そう)癒守石02感想・・・もの凄くぶっちゃけた話。(くどいかもしれませんが。ぶっちゃけ・・と書き始めるって事は、否定形じゃないです。肯定系ですからね!!)癒守石の1が出た時。三木さんと神谷浩史さんが担当で・・・・お友達が、その感想を書いていらしたのですが。あぁ・・・また、そういう語りかけシリーズなんだ・・くらいにしか思っていませんでした。石田さんがご出演だったら、そのお話だけ買おうかな~~と。石田さんファンをしていると(ファンをしているって書き方は変ですが)、語りかけCDって、嫌と言うくらい聞くんですよ。何故か、大抵は序盤にお当番が回ってきまして(大笑)羊さんとか・・・お薬とか、香りのやつもあったなぁ・・ペット関連でしょ?(飼い主バージョンも出るらしいし、人間ペットものも一個あった。ペットの猫はカミングスーンなのです)・・9月に、ラブソングの朗読?みたいなのも出ます。A様!!置鮎さんもご出演ですよ~~K様、藤原さんもご出演。岸尾さんもご出演です!!他のキャラと掛け合いがある物としては、旅行に行くのもあったし・・斎賀さんとのやつもあったね・・・星座シリーズもそうだし、星座の旦那さんもあった(大笑)キスするのもあったなぁ・・・(本当に、多いねぇ・・こうして見ると)一人で何役もした、ボイスカラーもあった!!朗読も含めると、いろいろなシチュエーションで語りかけられる・石田さん一人舞台の企画ものは聞く機会が多いわけなんですよ。なので、癒守石も。石田さんが関係してこなかったら、それを幸い?と。興味の対象外だったと思います。がっ!!第3巻に石田さんが出演決定。そうなると。ちょっと、予習も含めて。どういうお話なのかな?と興味が湧きまして(大笑)興味が出た時に、1が売り切れ状態だったので。じゃあ、平川さんの癒しの優しいお声を聴きたいな~~と言うわけで。2を買ってみたわけです。なんか、すっごくしみじみと癒されました・・・・・・・・・・・・・・・・・・今までにも。聞いている人(=主人公=貴女と言う名の自分)を対象にした、語りかけCDは。上にも書いた通り。それこそ、沢山聞いてきました。架空の主人公に語りかけるって、声優さんも大変だなぁ~~と思ったりして(大笑)素直に入り込めない自分も居たのですが。(だって、微妙に自分じゃないもの・・(大笑)それを言ったらお終いだけど。そういうリアクションを私はとらない!って事もあるし。いろいろ、違うじゃない??)なのに。何が、どう・・自分の波長にあったのかは解りませんが。語りかけCDで、久しぶりに大ヒット!!羊CDの石田さん以来かも!!実は。待っていた某BLシリーズ作品が。中編集?は、母のあれこれがあった後で。耳から音は流れてくるものの。頭の中に内容が入ってこなくて。ぼわわわーーんん・・と聞いてしまい。あぁ・・・ダメだ・・と思ってしまいました。その続きの2枚組は、原作を読んで内容は知っているのに。音となってリアルに迫ってくる物語が、もの凄く辛くて辛くて・・DISC2の最後にはハッピーエンドとなるのは解っているのに。DISC1でリタイアしてしまったのです。KYな人が、ぶっ殺す!と言っているシーンは。おぉお!とその迫力に、ドキドキしましたが。主人公が、あまりに可哀相で。涙ウルウルで、2枚目をどうしても聞き始めることが出来なかったんです。どんなに辛くても、苦しくなっても。聞く行為は出来ていたのに。どうしてもダメ・・・こんなに辛いお話、ダメよ・・・と言う時に聞いたのがこの癒守石でした。平川さんと入野さんがお当番でした。平川さんに、本当にノックダウンでしたよ・・・(入野さんは、お姉さん!と言う呼びかけに。小母さんと言われないだけマシか・・と、ちょっとひねてしまったので(大笑))こういう語りかけCDで。平川さんだったら、優しく包み込むトーンで来るだろうな・・と思って聴き始めたのですが。意外なまでの低音のオレ様キャラ(大笑)だけど。石から出ているチビキャラバージョンの時は、ちょっと高めの声で。その演じ分けも素敵ですし。高く優しい声じゃないのに、イヤされた・・・・私ってM?(大笑)しかも!!DISC2で、そらちゃんとの会話をしている時に。大きくなりたいそらが、ピョンピョン跳ねている時。ウサギの恰好を・・と話した時の微妙な間!!この曹ちゃんってツンデレ??デレは、二人?の時にはさりげなくだったけど。きゃああ・・・このギャップに燃えるわぁ!!本当に、このパワーストーン語りかけCDが。今までの語りかけCDと、どう違ったのか・・・私にも上手い説明は出来ませんが。でもでも!!低音で、ちょいオレ様キャラの平川さんに。メロメロになってしまいました。もう!!!もう!!ますます、平川さんに惚れてしまったじゃないですかっ!!辛いお話を聴くことが出来なかった・・と書きましたが。同じ辛い!でも。待ちに待った最遊記外伝のドラマCD5は。泣きながら聞いて。感動してました。あぁあああ!!この台詞を、関俊彦さんの声で聞きたいっ!!と。原作を読んだ時に、激しく思ったシーンもありましたし。最後に登場した三蔵と。金蝉との差にジーン・・と来て。本当に、大当たりでした!しかし。良く考えたら。辛い話のCDを聞いて、辛くなるのは当たり前。それを聞いて、辛い!と言うのは。CDの出来が良いってことなんですよね??でも。辛いお話は、最遊記外伝5でしばらく打ち止め(^^;2枚組のBLは、もうちょっと元気になってから聞こうと思います。その分、昨日届いた最遊記メモリアルパックとか、王子様(笑)を聞こうと思います。
2011年08月06日
クリスマスですね(^-^)。個人的には、サンタクロースを聞いて(そういう名前のアルバムです。93年の古いCDでして。声優さん5人が、それぞれ2曲ずつクリスマスソングを歌っていらっしゃるやつなのです)一昨日の残りのショートケーキを食べていました。普通、イブの方が盛り上がりますが。ちょっと今夜は、クリスマス関連で。そういうドラマCDを・・実は、先日。神父と悪魔のドラマCDが3巻まで来まして(これが聞きたかったのに、長かったわぁ!!そう・・石田さんのリリンを聞きたくて、やっと到着しました!(大笑))その中でも、大いなる光の存在や神への愛・・などを問うシーンがありました。この作品も、神への愛などを問いかけるお話になっていますね。ドラマCDは、角川さんの通販オンリーでしたので。画像は、原作です。名も無き鳥の飛ぶ夜明け名も無き鳥の飛ぶ夜明け(第1巻)名も無き鳥の飛ぶ夜明け(第2巻)あらすじ・・・この辺りで一番キレイな人は?と尋ねてきた男・鴉。子供が案内した教会に居た神父・白鷺は、実は悪魔であったのだが。神の愛を信じ、人として生きたい!と願っているのだった。そして、彼を追い落としに来た鴉は天使であった・・。種族の違う二人が出会った事から、神にまつわる矛盾点によるゆがみが大きくなっていく。キャスト・・・中田譲治(鴉)×緑川光(白鷺)三木眞一郎(蝙蝠)、置鮎龍太郎(大公(辰巳))、諏訪部順一(サリエル)家弓家正(猿上神父)、河本邦弘(鸚鵡)倖月美和(ケルビル)、伊藤龍(少年1)、酒井敬幸(セラフィム1)竹内健(セラフィム3)、根本圭子(ケン)、恒松あゆみ(老婆・デビル)岡崎雅紘(ザガン)、古賀寛之(悪魔)感想・・・一応、表記的に×でカップリングしていますが。実際にはキスくらいで。直接的なシーンはありませんでした(事後らしき台詞が、しかも他人様から「服を・・」と言うものがあったくらいでした)。が、それが気にならないくらい重いお話でした。続け様に、中田さんが「神よ・・・」と神への信仰を悩んだり、神が本当におわすのなら、我らの声を聞き届け給え!と葛藤する役を聴いたものですから。あぁ・・中田さんには、こういうストイックな役が本当に似合うのよねぇ・・とうっとりしておりました。白鷺を抱くシーンでの「私が貴方の神だ!」は、もう最高でした!神とは?信仰とは?無宗教の私には、簡単に答えが出せないものですが。ドラマCDになっている時って、神への信仰を楯にした宗教がらみの組織や人々(この場合は、上級天使様ですが)が存在し、敬虔な気持ちで神を崇めようとしている人に迫害をなす・・・システムや組織系列としての宗教との狭間で、あれこれ起こっている作品が多いようにも思います。神だけを崇めていれば、他人を愛さなくても良いのか?それは違うでしょう・・・とは思います。こういった作品では、どうしても分かりやすくするためか?神だけへの忠実な愛を誓って、その分他者を迫害するように命じる者が居たり、神に疑問を抱いたなら「叛逆」の証が現れてしまう・・・となっているように思います。きっと、無宗教の人にも分かりやすくするために、そういう図式にしているのかもしれません。さて。このCDでは、一番の「うわお!」は、実は家弓さんでした。白鷺が悪魔だと知っていて。彼に信仰を教えてくれた人。その包み込みような優しい声は、年老いてなお毅然と振る舞う人徳者を思わせました。声から後光が射すかのようです。彼こそが、蝙蝠が愛した師の今の姿なのかもしれない・・・とすら思っておりました。他のキャストで行くと・・。辰巳と大公の演じ分けの見事だった置鮎さん。上からの命令に逆らえず、かつての友と戦うしかないサリエルの諏訪部さん。この二人が共に果てるシーンでは、成就した想いに対して「良かったね」と言うべきなのか?それとも、それしか方法はなかったのか?と言う思いに囚われておりました。本編では蝙蝠と名乗っている、三木さんが演じた裏切り者。その過去が露呈するシーンでは「こう来たか!!」と唸っておりました。望んだ事が果たされないままに2000年を生きた彼・・。その死は、安らかさをもたらすものであれば・・・と思います。彼の相棒?である鸚鵡の河本さんは、本当にオウムを熱演されていました。そして。緑川さん演じる白鷺は、本当に美人さんだと思えて。彼が悩むシーンや苦しむシーンでは、なんとか幸せに!!とただそれだけを祈ってしまうほどでした。鴉と言う名の天使が持つのが白い羽根で。白鷺と名乗る悪魔が、黒い羽根・・・・と、蝙蝠以外は逆のネーミングかな?と思っていましたが。最後に、鴉が白鷺を人間にして、自らを犠牲にした後。白鷺が、「夜明けに飛び立つ鳥の名前が、分からない。自分は、何か大切な物を失ったと言うのに、それが分からない」と言う慟哭が響き、エンディングの歌に続いてしまいます。「うわぁ!!これで終わりってのは無し!ちょっと待って!!」と思っていたら。本編もずっと映画を見ている(と言うよりも聴いて、頭の中に映像を浮かべていたのですが)感覚がしていましたが。まさに、クレジットが流れた後に結末のあるお話で。おそらくは、聴いている人が皆望んだであろう結末が用意されていました。映画を見る時のマナーとして、クレジットの途中で席を立ってしまう人の話が出ます。劇場(映画館)が明るくなる前に席を立つような、制作者に対する気持ちもない人は・・ほらね・・こういうお話の終わりを見ることが出来ないでしょう?と、ドラマCDとは関係のない所で思っておりましたm(_ _)m。
2008年12月25日
二重螺旋あらすじ・・・ごく平凡な家庭だったのに、ある日父親が愛人を作って居なくなってしまった。精神に脆さを持った母は、頼り切った長男と身体の関係を持ってしまう。ところが、その秘密を長女の沙也加に知られ・・・母もまた、睡眠薬の飲み過ぎで死んでしまった・・・。大好きな兄が自分達を捨てて居なくなってしまうのではないか・・と恐れた尚人は、母と兄の関係も黙殺し・・そして、兄が襲ってきても・・・・二重螺旋2 愛情鎖縛あらすじ・・・尚人のもとに、父の不倫相手の妹・瑞希が現れる。「お姉ちゃんと篠宮さんの仲を認めてやってよ」と。父が家を出た時から、家庭は崩壊した。その苦い思いがある尚人が父を許せるはずがない。父さえ不倫をしなければ・・・・その相手との仲を祝福なぞ出来ない!!自分たち家族の不幸の上に成り立つ幸せなど・・・。泣き崩れる瑞希。それを見ていたボーイフレンドは誤解し、尚人を打ちのめすため、高校生狩りを仲間と始めてしまう・・・。二重螺旋3 攣哀感情あらすじ・・・無差別高校生リンチ事件・・。尚人が通う高校でも、被害者は他にもいた。三年生は、怪我の状態が酷く復学はかなり厳しい状態だった。そして、もう1人の被害者である1年生・野上光矢は、怪我は大した事はなかったが。事件のショックで引きこもり状態となってしまっていた。そんな野上の母親が、「どうしたら良いのか、教えて欲しい」と協力を(尚人に)要請してきた。キャスト・・・三木眞一郎(篠宮雅紀)×緑川光(篠宮尚人)阪口大助(篠宮裕太)、柚木涼香(篠宮沙也加)、遊佐浩二(桜坂一志)武内健(野上光矢)、浜田賢二(加々美蓮司)、近藤隆(中野大輝)大畑伸太郎(山下広夢)他感想・・・1は何と言っても、三木さんと緑川さんにひたすら完敗しました。鬼畜でゆがんだ愛をぶつけてくる長男役を三木さんが好演(怪演かもしれない(゜゜)\バキッ☆)していらっしゃいます。否と言わせない雅紀の乾いた笑い・・・うわぁ、もう精神壊れています・・と言うのが聞き手に伝わってくるんですよ。ぞくぞくしますよ、鳥肌立ちそうなほど。それを受ける緑川さんの演技も凄いの一言です。特におしおきをされて、「(この身体は)まーちゃんの・・」と言わされるシーンは、うまく言葉にならないあたりが、本当に「うわぁ」と言う感じです。必聴!と言えます。2では、弟役の阪口さん。今回は、篠宮の家に残る事を決めた裕太くんと雅紀の対決シーンが凄かったです。「どうして尚ちゃんなわけ?」単刀直入に迫る弟と、それに応える兄。兄達の現場を見てしまえば、おそらく夜毎の声も気にならなくなるだろう!と部屋に入って見ようとするシーンなどは、そのまま裕太役の阪口さんと雅紀役の三木さんの対決のようでもありました。3は、ラブラブカップル(死語?)となったお兄ちゃんと尚くんの関係と言うよりも、尚人くんの心の傷と他者の関係。大きな事件があって、それをいかにして乗り越えていくか・・と言うお話になっているかな?と感じたものですから。同じ兄弟カップルではあっても、渇愛のお話とはまた違っています。うーん・・・こういう例えはどうか?とは思いますが。子供の領分をちょっと濃くヘビーに味付けして、妄想ではなく実際に801入れてみました!と言う感じに近いかな?と思います。子供の領分でも、ありましたよね?サッカー部のリンチ事件とその顛末。あれを乗り越えてきた兄弟と、今回の無差別リンチ事件がちょっとリンクしているような気がしたんです。それはさておき。ラブラブになったから、さぞかし!三木さん演じるお兄ちゃんと、緑川さん演じる尚人のシーンは濃いかな?とチラッと思っていましたが(大笑)、うん・・・ラブラブになった分だけ、飢(かつ)えている感じが減ってきましたね。そう・・特にお兄ちゃんを演じた三木さんの狂気の笑いが少なかったのは、個人的に寂しかったかなぁ(゜゜)\バキッ☆・・自嘲気味に、中野くんと山下くんに「ある朝起きたら、母親が死んでいた・・と言う事はないでしょう?」と説明した後、内心で「実の兄に・・」と言うシーンが顕著だっただけで、「尚人以外は要らない」「ナオだけで良い」としがみつくような、他者を排斥する冷たさがなかったのは、彼が満たされた証拠と受け取って良いのでしょうね・・それを声だけで表現していらっしゃいました。その分、お前はもっと俺に甘えていいんだ・・・と尚人の心の傷を癒すべく、トロトロにさせてしまうシーンの甘さが素敵でした。一方の尚人の緑川さんは。この子って、本当にどこまで人が良いんだか・・あぁ!もう!と聴いているこちらが焦れったく思うほどに優しい良い子でしたねぇ。もちろん、いろいろと抱えて、人生の経験値を積んでいる分の強さとしなやかさを秘めていて。その両極端なまでの相反する部分を見事に演じていらしたと思います。途中、どんなに嫌になって負担に思っても、投げ出さずにボランティアを務めてきた彼が、最後の最後に野上くんのお母さんに告げるシーン。あれは、一種のカタルシスでしたねぇ!!もっと自分に忠実に、ワガママになって良いんだよ?と思って、読者(聴いている人)がイライラして。それが最高潮に達した時に発せられるだけに、やったぁ!と言う感じですよね(^-^)。しかし。今回、おぉおお!!と思ったのは。3のキーパーソンである野上役の武内さんと、同じ引きこもりでも、ちょっと違うぞ!の弟・裕太役の阪口さんでした。阪口さんは、直接的には尚人に対して心配している!と言うセリフは言いませんが。帰りが遅いことにやきもきして。ご飯をしかけていたり、頻繁にかかってくる電話に対して、尚人を心配して、実際に野上に対して意見を言っているシーン。尚人が携帯を持っていたら、連絡がつけられるのに・・・と思うシーンなどが素晴らしかったです(^-^)。言い方は、つっけんどんで優しさを感じさせるものではありませんが。根底にあるのは、お兄ちゃん大好き!な裕太くんの心情が、伝わってくるんですもの。お兄ちゃんを取られると言うよりも、お兄ちゃんを心配している!この子も優しくて、良い子じゃん!?ですもの。野上役の武内さんは、いやぁ・・このCDを聴いた後から、俄然注目しております。近藤隆さん同様、そのうちのびてくる若手さんだと思っていますが。もう、本当に我が儘で、自分の事しか見えていなくて。その短絡的な考え方の三段論法と、甘えぶりの度合いが難しい役だと思うのですが。それを無理なく聴かせてくれました。突き進む三段論法って、言葉が音になった時。発する人が納得?して言っていないと、言葉に説得力がないと思います。最初?から無理な三段論法って、頭の中では成立しても。音になって発せられた時、それって変じゃない?ってなるはずなのですが。聴いている人に「そりゃ変でしょうが?」と思わせたら最後ですもの。なのに、あぁ・・野上ならそう思いかねないと言う納得のさせ方。これは上手い!としか言い様がないです。無理なお願いをしている学校の先生達にも、ちょっと思うところはいろいろありましたが。無理だったら良いんだぞ・・と言ってくれ、篠宮兄の剣道を知っていた先生・立花さん。彼との会話は、学校関係者の中で唯一の救いでしたね。立ち読みで、原作はここまでは読んでいましたが・・この後。この兄弟はどう歩いていくのでしょう?別の家に住んでいるお姉さんはどうなっていくのでしょう?そして、彼女に接触してきた真崎はお話に絡んでくるのか?否か?次なるお話を楽しみに待ちたいと思います。
2008年10月04日
昨日は、感動の嵐!で泣けた作品を紹介しましたが。今日は、可愛くて。ちょっとジーンとして。でも、やっぱり一番は可愛い!!と言う感想になってしまうCDの感想を・・正直、「いま、会いにゆきます」の方は。泣けてしまうし。2枚組なので、聴く時間と翌日に瞼が腫れていても問題ない!日になってしまうのですが。このCDは、1枚だし。かなり聞きやすい・・と言うか、ついついあまりの可愛らしさに手に取ってしまう作品です。なかよし公園あらすじ・・・名香世市民公園で、一匹の白い仔猫が捨てられていた。泣きじゃくる仔猫に「お前はもう泣かなくていいぞ」と言ったのは、黒い仔猫のクロ・・・それから、二匹はいつも一緒。公園周辺に住み着く烏ギャングや鳩のヤクザとも仲良くなったクロとシロだが。シロが初めての冬に風邪をひいてしまい・・・・キャスト・・・代永翼(シロ)、石田彰(クロ)中村悠一(ジョニー)、大川透(ビリー)、杉田智和(ボギー)保志総一朗(ポッポ)、成田剣(山本)高橋研二(宇垣)、平川大輔(トオル)、緒方賢一(マサカズ)感想・・・あぁ・・これは、4コマ漫画なんだな・・と思える短いフレーズがあちこちにありまして。久しぶりにちょっと原作を読んで(見て)みたいわっ!!と思わせてくれた作品でした。途中で、コミック1巻が登場し。ねじまき?知らないなぁ・・なんてキャラクターに言わせているシーンなどは、一人で勝手にクスクスと笑ってしまいました。いやぁん!!もう、可愛い!!でもって、このブックレットの絵柄で展開しているわけよね・・なんだか、気になってしょうがないわっ!!さて。感想ですが。一言で言うと、可愛い!!可愛いけど、いろいろと考えさせられると言いますか。胸にジーンと来るお話でした(^-^)。段ボールに入れられて、雨の中鳴いていた名前のない仔猫。それを見つけて外に引っ張り出してくれたクロとの出逢いの冒頭シーンから、引き込まれてしまいます。仔猫に名前がない事から、名前を一緒に考える事となり。君のお名前は?と問われて。「クロと決めた。呼ばれたことはないが・・・」と答えた時の、ちょっとぶっきらぼうなんだけど。そう呼ばれてみたい!と思っているクロちゃんの気持ちがひしひしと伝わってくるんですね。「じゃあ、僕もクロが良い!」と言ったものの。どこも黒くはなかった仔猫は、水たまりで黒くしようとするものの。単に汚れてしまうだけ(大笑)。毛並みを噴水で元に戻して、「シロと言うお名前はどうだ?」と名前が決定。そこから、タイトルコールまでの会話がツボでしたよぉ!!「ありがとう!クロ!!」と御礼を言われて、嬉し恥ずかしのクロちゃん「あ・・う・・・どう・・・いたしまして・・・シロ・・「仲良くしてね、クロ「こちらこそ・・シロ「雨が止んだね。クロ。「そうだな、シロ「お日さま出るかな?クロ「出るとも、シロ「そしたら、お散歩しよう。クロ「お手々をつないでな。シロ「あのね、あのね、クロ「なんだ、シロ「え、えーっとえーっと・・・クロ!!「うん、シロって、二人とも名前を呼び合うことの方が嬉しくってしょうがない!!と言うのが、ダイレクトに伝わってきます。自分で決めた名前を誰からも呼ばれた事がなかったクロと。生まれて初めて名前を与えてもらって、その名前で呼ばれた事が嬉しくってしょうがない!!名前・・他人と自分を識別するだけのコード・記号ではないのだ!!と言うのが、ここで本当に伝わってきます。そういう事を考えると、何にしても、名前って大事なんだな・・・・と考えてしまいますよね(^-^)。二人の周囲には。烏ギャングのお兄さん・ジョニーや、その兄貴分のビリーおじさん達が集まってきて。動物病院の飼い犬で、おじいさんのマサカズからは、仲良しになる秘訣のブイブイ(大笑)を教えてもらう二人・・このマサカズ登場シーンでの、話をしようとするのに。上手く伝えられないでごっちゃに話すシロちゃんの台詞が、もう秀逸!!この台詞を受けて、もっと分かりやすく・・と求める時のマサカズ役の緒方さんの間が、本当に最高です!!ちょっと困惑したような、どう応じて良いのか分からないと言う間!!流石ですわ!そして、鳩ヤクザの三代目組長であるポッポちゃん(二人よりもちょっとお兄さん)とも仲良く遊ぶようになり、ポッポちゃんの周囲の鳩ヤクザさん達とも知り合いになります。しかし。二人にとっての初めての冬がやってきて。シロが風邪をひいてしまい、動物病院に入れられる事に・・・クロが人間が嫌いだと言うトラウマも語られますが、クロに逢うために風邪が治ったシロが動物病院を抜け出した後のシーンでは、ポッポちゃんが良いところを奪っていきましたねぇ!!何しろ。ポッポちゃんの保志さんは、そこまでずーっっと「ふん、ふふん!!」しか言ってないんですよ。それを通訳するのは、成田さんが演じる山本だったのですが。唯一?ポッポちゃんがまともに喋ったシーンが、6トラックに入っています。「独りぼっちは、一人じゃ戦えない。独りぼっちは一人じゃ頑張れない・・・」おぉ!!良いこと言うじゃないか!!クロは、シロと出会うまでは一人で生きてきたから。だから、クロはクロだけが独りぼっちをしていると思っていた。独りぼっちをしているのは、クロだけじゃないって知らなかった・・・・そう呟くクロに、トオル先生が「仕方なかったんだよ。知らなかったんだから」と慰めてくれますが「仕方なければ、クロは悪くないのか?仕方なければ、シロを泣かせても良いのか?仕方ないって・・なんだ?」と呆然と言うクロちゃんの台詞は、胸に響きますね・・・・しょうがない・仕方ない・・それは全ての免罪符となりうるのか?と突きつけられているようですが。それを仔猫が言うと思うとねぇ・・耳が痛いですわ。それを言い訳に使っている大人ですから>私・・・お話の結末は、実際に皆様に聴いていただくとして。キャストについて・・ですが。シロ役の代永さんは、獏狩り2で初めてお名前を知った方でした。当時は、まだ東京メディアアカデミーに在籍されていたのかしらね?端役を演じていらして、名前の読み方を検索して印象に残った方なのですが。それから後の活躍は、言うまでもありませんね。このなかよし公園でも、純粋で可愛くて。真っ白な心のシロちゃんにぴったり!!食物連鎖(大笑)のBLでは、まだ当分食べられる側になっちゃうだろうなぁ・・と(苦笑)想像させられるトーンの方ではありますが。いやぁ!!もう、このドラマCDでも可愛かったですよぉ!!声に無理がなかったです(^-^)。クロ役の石田さんは、人間嫌いではあるけれど。本当はとぉっても純粋な子なんだな・・と思わせてくれました。最後に、トオル先生に時間がかかる・・・と自ら言い出すシーンでは。無垢で柔らかい心を持っていたがために、傷ついていたんだな・・と思わせてくれました。クロちゃんでは、上に書いた冒頭のお名前のシーンと。独りぼっちで生きてきたことを語り「仕方ないって・・なんだ?」と問いかけるシーンは、心に響きました。石田さんの、ちょっと斜に構えたクロちゃんのしゃべり方は、このCD特有のものではありましたが。子供なのに子供じゃないクロちゃんには、ぴったりだったかな?などと思って聴いておりました。ポッポちゃんの保志さんは、「ふん、ふふん、ふん!」しか言わないから、一種のナレーター?も兼任と思わせていただけに。あの6トラックは、ちょっとなぁ・・美味しすぎる役だわ!!その通訳の山本役の成田さんは、通訳を良いことに結構いい加減な事、言ってますね?と分かる部分やら。三代目を大事にしているのか、馬鹿にしているのか・・・分からないところなども胡散臭すぎて素敵でした(大笑)。ところどころ、ポッポちゃんの通訳と見せかけて。自分の本音をもらしているところなどが良かったです!!ジョニーの中村さんは、気の良いお兄さん!!と言う感じでしたし。渋いくせに、子供の前では相好を崩すビリーの大川さん・・・その落差がぴったりで!!何も考えてないっぽい杉田さんのボギーに、どこか視点が違うだろ?の宇垣の高橋研二さん・・もう、キャストの全てがぴったりでした。マサカズ役の緒方さんは、とぼけた味わいで決めて下さいましたし。平川さんのトオル先生は、もう適役!!シロちゃんが居なくなってどうしよう?どうしよう??と大あわてになっている時や、烏ギャングや鳩ヤクザを相手にムカーッ!!と石を投げつけたり、「この野鳥どもが!」と怒鳴るシーンがあるかと思えば。クロちゃんが思いっきり血が出るまでひっかいているのに、怖がらせた自分が悪かった・・と「ごめんね」と謝るシーンや、「ここは病院だから」と優しさ全開の声・・こんな獣医さんが居たら、絶対に不幸になる動物は居ませんよね!!と思って聴いておりました。心が温かくなりたい時、独りぼっちを頑張っている・・・と思っている時など。このCDをお薦めします!
2008年07月08日
うーん・・・どうしたものか、頭が重い・・晴れは晴れなのだけど。頭痛薬が手放せない・・困ったものですわ・・。さてはて。このタイトルは、購入直後に聴いたら「へ?」となってしばらくお蔵入り。でもって、先日聞き直した時には。頭と言うか、お腹が痛くなったと言うか・・うきゃあ!じたばた・・・と焦りまくって、笑いを堪えて平静な顔を保つのが非常に苦しかった一枚です。ニュースセンターの恋人あらすじ・・新人ディレクターの小林鳴海は、ずっと憧れていたプロデューサーの神野の下で仕事をする事になる。お互いに惹かれあって行く中、神野は、父親でもある社長から「ゴールデンタイムに放送するドキュメンタリーで、視聴率を稼げなかった時にはプロデューサーを辞めて仕事を継ぐ」約束をさせられる・・。キャスト・・・森川智之(神野岳之)×櫻井孝宏(小林鳴海) 高城元気(小島柚希)、一条和矢(沙生正彦)、三木眞一郎(小篠和哉)花輪英司(狭川/通訳)、平野俊隆(神野是之/村人)古田信幸(簑面/村人)、堀越省之助(男)、紗川じゅん(女)感想・・・実はね、このCD間違って買ってしまったのよ(大笑)。リーフで櫻井さん受けの作品で、良かった!とお友達のレビューサイトで褒めてありまして。アニメイトに行った時、タイトルはうろ覚え状態・リーフさんと言うのと櫻井さん主演で、働く男のドラマCDとしか覚えていなかったので。あ、櫻井さんだ!と棚にあったこのCDを手に取りました。で、聴いて「へ?」となって。私には珍しく最後まで聴くことが出来ずにストップしてしまい、おかしい!とそのサイトさんを訪問したら。褒めていたのは「金のひまわり」でした(^^;。あはははは・・・ですので、この作品が好きで好きでたまりません!とおっしゃる方は、回れ右していただく方がよろしいかと思いますm(_ _)m。とてもオーソドックスな流れのBLだと思います。最初はお互いが手がけた作品が好きで。そこから、作り手に興味を持ち。この人の作品なら本当に素晴らしい!とのめり込んでいく。そして作品を通して相手を尊敬し、好きになり。この人と一緒に仕事がしたい!と憧れる。その憧れの当人を目の前にしたら、(容姿を含めて)相手の人としての魅力にも惹かれて好きになる。それが、まぁ・・ものの見事に両思い!!良かったねぇ(大笑)。いや・・常々「どうして好きになったのか分からない」恋愛BLはいや!と我が儘を書いていますから。好きな相手に惹かれていく過程が十二分に描かれているのは、好ましいし良いんです。で、何が不満だったのか?と言うか。何がいやで最初に聴いた時にストップしてしまったのか・・の理由は、二つあります。一つが。お互いのモノローグが、あまりに乙女と言いますか(大笑)神野が小林くんの魅力を語った後に、今度は小林くん視点で神野の魅力が描かれる。それが交互に入るんですね。まぁ、お互いが好きになる過程だから、それは一回くらいなら、「へいへい」と聞くのですが。あまりに続くと「うひゃあああ・・頼むから辞めて!」と、蕁麻疹が出るかもしれないと言うくらいに背中が痒くなりまして。もう、もぞもぞして笑うしかないんですよ。どこの世界の乙女ちゃん達なの?貴方達は!と突っ込みを入れたくて入れたくて堪らない(大笑)。冒頭。「初めて彼の番組を・・・」と櫻井さんのモノローグ「初めて彼の番組を・・・」と森川さんのモノローグ。小林鳴海と(櫻井さん)神野岳之(と森川さん)・・で、ここから二人が声を合わせて「二人が出会うには、もう少し時を必要とした」と始まるのですが。この二人が出会うには、とか時を必要とした・・と言うフレーズに先ずは噴き出しました。何かもの凄い大河ドラマの終盤で出会うような、運命の恋人と言う感じがしません?一大叙事詩のごとき広大さを感じさせてくれるんですもの。まぁ、二人にとってはそのくらいの衝撃的な運命の赤い糸だったんだろうなぁ・・・と思いますが。4トラックで、実際に出会ってからも凄かった(大笑)。神野の方は、自分が入るフロアに小林くんが居るのを知っていて。冷静に自己紹介しながらも、彼はどこに居るのだろうか?とドキドキしているし。一方の小林くんは、「憧れていた人と同じ名前だ!同じ経歴だ!」とテンションを上げて、ついに質問を・・。その時に「どうぞ」と応じた神野の描写が、小林くんのモノローグで神野の容姿に始まって、その眼光に「猛禽類ににらまれた小動物のような・・」状態になってしまった事が語られ。一方の神野視点で「思わず見とれてしまうような美しい青年。私を見つめるきらめく瞳は、目を合わせただけで身体が甘く痺れるようだ・・」と思っていながら、「そうだ・・」と答えた時の声音はクール・・・。私はこうして彼と出会った・・が、またはもって語られています。このはもりが、照れくさい!!うわぁ・・堪らないっそういうやりとりが、ドキュメンタリー制作の島に行くまで、続くんですね・・。高校の屋上で緑化運動をしているドキュメントが、今ひとつの出来だった事を悩む小林くんに、神野さんがアドバイスするシーンでも。お互いのマンションに行き、そこで部屋のイメージやシャワーを浴びた相手の描写・・・それが、交代で語られる。この交互と言うのが、一番恥ずかしかったですねぇ・・。うわ、うわ・・・コーヒーの好みが同じと言うので、お互いにうれしくなって喜ぶ。なんて乙女ちゃん。シャワーを浴びた後に見た時に、お互いに息を呑んで「目を奪われてしまった」と言っているんですもの。うひゃああ・・となるのが、分かってもらえます?神野さんは、沙生さんと同じくそちら嗜好で(大笑)。好意を寄せてくる部下の小林くんがどんどん愛しくなってしまいますし。ノーマル?なはずの小林くんは、カメラマンの小篠さん登場で神野さんを意識し始め。ドキュメント制作で訪れていた島で、火山の爆発があった事からついに二人はお互いの好意を確認出来る。そして、始まるお楽しみ(゜゜)\バキッ☆「もう一つ、君の人生観を変えてしまうような事を一緒にしたい。愛してる。あの晩の約束をまだ果たしていない。今夜、君を私のものにしたい。良いね?」あはははは・・ここまで丁寧に良いね?って初めてかもっ!人生観を変えてしまうような事ですかい!!そうだわねぇ・・・相手は一応今までノンケだったんだしねぇ・・。もう一つのストップの理由は、ブックレットに描かれていたショートストーリーではカップルとして成立しているもう一組。沙生さんと小島くんカップル・・・がね・・・アナウンサーには、ちょ、ちょっと・・と言う抵抗感。まぁ、沙生さんは声が一条さんですから。思いっきり腰砕けの低音で、こんなしっとりした声がニュースなんか読もうものなら、内容耳に入りません!となるかもしれない・・深夜帯のアナウンサーじゃなかろうか?声が勝負ではあるから、それはOK。抱かれたい声のナンバーワンと言うのが理解出来てしまうくらいには(大笑)。小島くん・・・ルックスがアイドル並みだと言うのは分かる声だけど。この子は、アナウンサーには向かない。沙生さんとは別の意味で、内容が耳に入らない(苦笑)。はっきり言って、キャピキャピ・キャンキャンし過ぎていて。お子様番組じゃないんだから!とイライラしそうな気がします。おそらく、私だったら彼が出てきたならチャンネル変えると思います。この声が朝からレポーターをするなら、その朝の番組は見たくない。内容が良くても、一日のスタートに聴きたい声じゃないもの(酷)。でもまぁ・・・別の意味で。母性本能をくすぐるって意味で。失敗しませんように・・って、ハラハラしながら見守ってあげたい!って思うのかもしれないなぁ・・。まぁ・・散々書きましたが。仕事の出来るクールガイだけど、実は熱い男!の森川さんの攻めに、元気系で可愛い櫻井さんの受け。綺麗系のお邪魔虫(゜゜)\バキッ☆の三木さんと、豪華声優さんを聴くには良い一枚です。ご存じのように、リーフさんは倒産してしまいましたので。中古で見つけられた時には、まぁ・・・今は貴重な作品かもしれません(^^;。
2008年04月26日
やさしい竜の殺し方は、ジャンルはどっちにしようかな?BLとするには「えっと」と毎回思いますが。だって、キスシーンしかないし・・・。でも、これだけ馬鹿甘な台詞を臆面もなく語り合っていると。聞いているこちらが恥ずかしいわいっ!ですから・・開き直ってBLに入れてはいますが。やさドラもあと、外伝だけの感想になっちゃうのねぇ・・・と言う寂しさがありますな。ちなみに、2巻のドラマCDの感想はこちら。3巻のドラマCDの感想はこちら。1巻は・・楽天ブログでは書いていませんでした(大笑)。かなり前になるし、感想が短いから・・・です。本編最後のお話は・・・ダンタリオンの策略で、ダメージを受けたキョウト。オオサカに捕らえられた人質を救うため、それぞれの竜の一騎打ちで決着を付ける事になる。そして、アーカンジェルは祖父であるダンタリオンとの決着をつけようとするのだった。ムービック(スニーカーコレクション)☆やさしい竜の殺し方4☆感想・・・原作を薦められた時、どうしても読みづらく。断念した苦い想い出がある作品ですが。ドラマCDがかなりすんなりと面白く聴けた事から、原作がビーンズ文庫になった時に再挑戦。今では、津守さんが好きな作家の一人になってしまうくらいにお気に入りです。ですから、聴いて。感想を書く前にもう一度原作を読み直し。それからまた、ドラマCDを聴いておりました。今回のメインは、お話としては。ウランボルグとラーサルグフルの一騎打ち。そして、ドラゴンマスター(゜゜)\バキッ☆いえ誓約者としてのアーカンジェルとダンタリオンの決着となるのでしょうが。個人的には、アークの友人で女性でもあるフェンとウル坊のやりとりが一番でした。特に、「年増」とフェンに対しての暴言を吐くウル(これは、セファイドさんがアークとフェンがお似合いであり。生物と言うのは、より多くの子孫を残す事が大事・・などとウルを焚きつけてしまったがために、ウルがフェンに対して嫉妬をしているからです)それに対抗して「年上の綺麗なお姉様」と呼べと強制し、なおかつ自分はウルの事を「スネ坊」と呼んでいるフェン。このやりとり!田中さんと緑川さんで聴くことが出来る楽しみ!!これに尽きましたね(^-^)。また、ウルが心の底から思っていない事と、もっと言いやすい言葉があるために「年上の綺麗なお姉様」を言う時には、必ずつっかえてどもってしまうのですから、これはもう音ならではのドラマCDになったら・・・他のあれこれも楽しみではありましたが、やっぱり一番はフェンとアーク、ウルの3人のシーンの会話でしょう(大笑)。本筋とは違う所で楽しみにしてました(^^)v。まぁ・・・もちろん。1巻からお久しぶりのアウロラさんと、問題のダンタリオンの再会シーンも聴き所の一つだとは思っていますが。やっぱりねぇ・・・やさしい竜では、女性よりも美しいアーカンジェルよりも。オヤジ化しているフェンの方が読んでいて楽しかったもの。ウルに言われて、真っ赤になるアークよりも。笑って剛胆にやり過ごし、なおかつ逆襲に転じるフェン。同じ女性として、フェンが気になりますよねぇ(^-^)。と言うか、やさしい竜の登場人物の中でマイベストキャラなんですもの。贔屓の引き倒しと言われようと、アークよりもフェンが好き(゜゜)\バキッ☆緑川さんは、そのつっかえつつの「と、年上の・・・」の台詞を何度も披露して下さいました。一番最後の「ありがとうっ!年上の綺麗で素敵なお姉様!」を輝くような笑顔で言った台詞との比較で、もう・・もう・・・最高。嘘はつけない・・・と言うドラゴンらしく、本当に素敵なつっかえ方でした。緑川さんでは、もう一カ所。ラーサルグフルとの戦いで一時的に大人の身体をもって戦うシーンがあるのですが。そのシーンは声だけで、魔法で大人になったウルを表現していらして。絵として見る事は出来なくても、胸板の厚い背の高いウル・・・。大人になったらこんな感じなんだろうな・・と言う状態を声だけで表していらっしゃいました。声一つで、本当に見事ですよねぇ。その妙技に、本当にうっとりです。子安さんのダンタリオンは、今回も軽く言いつつ冷酷な魔道王を熱演され。そのペットであるラーサルグフルの三宅さんは、今回は2巻よりも悪役!!はちょっと影を潜めていたかな?ちょっとお馬鹿で、ダンタリオンの言葉の裏に秘めた気持ちに気が付かない。そして、イヤガラセ大王(大笑)。今回は、悪役と言うよりもイヤガラセ大王の方が印象に強いかも・・・。お馬鹿なラースと書きましたが、原作では。ラースはダンタリオンにいらない事を言ってしまった・・と自分の身勝手さと救いようのなさを自分で気が付いて後悔するシーンがあるのですが。そこがかなり弱くなっていたように思います。また、原作のファンであれば聴きたかっただろう「年増の綺麗なお姉様」とついうっかり、ウルが言ってしまった台詞も入っていなくて・・あらら?と言う感じでした。あと・・・・救いようのない・・どうしようもないオウサカの王子のリカルド役が鳥海さんだったのですが。うーん・・・出番は少ないし、ちょっと勿体ないかなぁ?単なるヒステリーなシーンしか入っていなかったしねぇ・・。これが本当の「役不足」ではないでしょうか??しかし、原作ではおみやげ物を買いに出たウルが、人形使いの芸を眺めている時に。全てが中級でストップしている精霊魔法を組み合わせて使う事を思いつくシーン。ここには、人形使いが居ると分かる台詞や、ウルが風車を見るシーンが入っていまして。原作ではあまりにあっさりと描かれていて、スルーしてしまいそうだったシーンが(実際にスルーしてしまった事があります。そんなシーンがあったっけ?みたいな(^^;)、きちんと入っていて。しかも、色彩鮮やかに甦った事に感動しておりました。あぁ・・なるほど。音だけになったから・・音だけのドラマで、そのシーンの重要性を改めて示す。またしても、目から鱗のシーンでございました。
2008年02月16日
BLCDの五十音バトンで、「ゆ」の有罪の一言コメントに、緑川さんが・・・と書いたところ。気になる・・・と言う感想をいただきましたので。感想自体を書いたのは、ちょっと前になりますが。古いネタを引っ張り出してアップしてみます。フロンティアワークス(ダリアコレクション)☆有罪☆【hobby0121】0125子年2あらすじ・・・あこがれの作家・穂高の担当になった桜井透也。業績不振の社命を受けて、「今年はもう執筆活動はしない」と言っている穂高に原稿を依頼する事となった。しかし、それに対する穂高の答えは「俺と賭けをして、君が勝てば原稿を渡そう。しかし、俺が勝った時には君の身体を好きにする権利をもらおう」と言うものだった。感想・・・これは原作を(私にしては珍しく)出版された直後に買って読みました。まだ、新書版の時ですね・・。こちらは、原作の文庫になった分の画像です・・。オススメ文庫(あ行)有罪【hobby0121】0125子年2読んだ理由は。CDの座談会でも言われていたこの作品のキーワード「男の味を教えてやる」が帯に書いてありまして。ぱらぱらとめくってみたら、婚約者が居る男性が受けになる・・・と言う珍しいパターンのようだったので、買ったわけです。いやぁ、あの書籍の帯って本当に衝撃的でインパクトあるキャッチフレーズが多いですよね(゜゜)\バキッ☆。前置きが長くなりましたが。そういうわけで、ドラマCDで初めて接する事になる他の作品とは違って、原作を知った上で聴いたわけですが。原作では、穂高が透也に「君は淫乱なんだよ」だの「適正がある」「今までよく、男に足を開かなかったものだな」etc・・・と言うシーンが腹立たしくてですね。「あんたに、そういう事を言われる筋合いはないわい!!」と言うか、「この主人公も主人公よね。そういう失礼な奴にはもっと激怒せんかい!!」と思ってしまったのです。そういう無礼な作家さんが、実はどう自分の愛情を表現して良いのか分からない不器用な人で、主人公はそれを許容してしまう・・と言うラストになった時には「あぁ、私はこの作品は駄目だ」と思いましたね。言葉攻めみたいなところもありましたし。いくら、自分の感情表現が分からないと言っても、相手を追いつめるような穂高と。それに惑わされ、従った主人公に愛情がわかなかったのです(^^;。BLって、結局愛だと思っていますので。登場人物間でも、作品と自分との間でも。愛って大事じゃないかな?って思ってしまうんですよ。だから、愛を感じることが出来ない作品は、辛いばかりとなってしまって・・。原作との出会いはあまり良いものではなかったのですが、穂高の声は聴く者を魅了する声だ・・と言うシーンがあった事から、「どなたかな?それに、あの原作をどうドラマにしちゃったかしら?穂高の台詞って、一つ間違うととんでもなく無礼千万!!だもんなぁ」と気になったのでした。それらが聴きたくて、結局紆余曲折・・いろいろ悩んだ挙げ句に聴いたのですが。これが、結構聴くことが出来た・・と言いますか。小説で読んだ時と、ドラマCDとして聴いた時の差や、自分の中での消化具合が違っていまして。かなり面白い体験をさせていただく事になりました。シーン的には「うきゃあああ。そういう恥ずかしい台詞を言わないでぇ」と言うシーンがありましたが。原作を読んだ時とは違った視点が開けた事が驚きでした。ちょっとアンニュイな低音の小杉さんの穂高は、まさにぴったり。言っている事はひどいのに、不器用さん・・・の穂高が伝わってくるんですね。そして、最初のHシーンで。「適正がある」と言わしめた主人公・緑川さんの喘ぎ声。うん。難しいですよね。拒否しているのだけど、身体の反応に自分が一番戸惑っている。しかも、穂高に「思った通りだ」と言われてもおかしくないくらいの艶のある声。うわぁ。声を聴いて主人公の適正に納得するって・・どうよ(゜゜)\バキッ☆。小説を読んだ時と違う感覚で物語を見ることが出来ると言うのは、なかなか面白い体験でした。しかしねぇ・・ブックレットに書かれておりましたが。夜の寝室に入る前に、シャワーを浴びているのに。「君の身体を好きにする権利」は、(バスローブを着て)仕事のお手伝いか何か雑用・・だと思っていた間抜け(゜゜)\バキッ☆と言うか、純情だと言うのか・・・笑えるシーンでした(大笑)。シャワーを浴びて肉体労働のお手伝い(これも肉体労働と言えなくはないか(゜゜)\バキッ☆(゜゜)\バキッ☆)をする・・・と信じていたわけねぇ。この時の緑川さんの演技が、一生懸命に本当に純真に「お手伝い」と言えば言うほど、からかっているに違いないと思っていればいるほど、その後の落差が面白くて・・。それから。原作を読んだ時には気にならなかったのですが。結局、透也は婚約を解消してしまいますが。フリートークで「透也と美和はどちらが攻めだったのか」談義が出た時、正直「あ!!」と思いました。婚約者が居るノーマルパターンの男性が受けに染まると言うので買った小説だったのに、原作を読んだ時にはあまりこの婚約者の存在を考えていなかった(゜゜)\バキッ☆(大笑)。でも・・男性と女性のカップルで女性が攻めってありでしょうか??
2008年01月25日
ちょっと前の作品ですが、お薦めしたくなりましたので・・・。今日は、ヤバイ気持ちの感想です。あらすじ・・・舞木透は、親友の中条に恋をしていた。しかし、男同士で言えるはずもない。気持ち悪いと言われて遠ざけられ、親友も好きな人も失う結果になると思っているからだ。そんなある日。中条が言う「俺・・おまえ見てると、なんか欲情するんだよな・・・」インターコミュニケーションCD☆ヤバイ気持ち☆感想・・・まさに、声優マジックが炸裂したお話だったかな?などと思います。と言うのは、主人公・舞木君はかなりの「乙女ちゃん」なんですよね。先日聴いた「きみが恋に堕ちる」とはまた違った意味での乙女ちゃん。どうしよう?どうしよう?とグルグルして、人の言葉に助けを求めて、出口を見つけようとあがいている。個人的には、きみが・・の春さんよりは舞木君の方が、自分をしっかり持っていて、芯もありそうだし。ちょっとなよっちぃ男の子と言う感じなのですが。この舞木くんを振り回す、さっぱりとしていて行動力もある中条くん・・彼がね。乙女の敵よぉ!!(大笑)状態なものですから、別段乙女ちゃんには見えない舞木くんが、乙女に見えてきてしまう・・(苦笑)。いや・・もう、中条君・・ひょっとして、血液は脳には全然行ってなくて。下半身にだけ血液が通っています?とすら思わせてくれるんですもの。自分の事に忠実で、他人の思惑とか困惑、はたまたいろいろな事情を全て無視して、目的の為なら口から出任せ、やりたい放題の超ワガママな身勝手男(大笑)・・凄い言われようですな・・。一見するとそこそこ遊び人って感じの中条君は、実際にも居そうな雰囲気ですが。こういう二人が、自分の側に居たら・・・かなり嫌よぉ・・考えてもみて下さい。「出来るかどうか、一度試しにやらせて!」ですし。舞木くんなんて、3年生の先輩に「どうしたの?」と言われて、戸惑ったりしつつもあけすけにそういう話をしちゃうし。そんな中条君を嫌いになれないで、ぐずぐずと引きずっている・・。こらこら・・と思いますよね。この乙女ちゃんとウルトラ身勝手下半身男の恋の顛末を描いたのが、このドラマCDです!となると。もう身も蓋もない感じですが。それが、ちゃんとドラマとして楽しんで聴けたのですもの。これを声優マジックと呼ばずして、何と言おうか?乙女な舞木くんの櫻井さんは、普段よりも高めの声で。他人に言えない恋をしてしまった舞木の心情を実に丁寧に演じていらっしゃいました。山内くんに指摘されて、つい本当の事をポロッとこぼしてしまう迂闊さすら、その純朴さ故かな?と思わせてくれますし。ポワーンとしている彼なのに、先輩に相談する事によって。身体だけではなく、心が伴っていないから傷ついているんだ・・と気が付いて泣き出してしまうシーン・・。あぁ・・あんまりポワポワしているから、境遇と身体と心が一緒についていけなかったのね・・と好意的に見てしまうんですよ。鋭いと言うか・・良く見てますねの友人思いの山内くん。爽やかスポーツ青年で、伊藤さんにぴったりな役所。あくまでも友人と言う立場で、中立として。欠片も、そういう劣情(゜゜)\バキッ☆を持ってはいないのに、真剣に怒ることすら出来るポジションは、BLでは珍しいと言うか・・このまま彼は大人になって欲しいものだと思わせてくれました。下心はあったのね(大笑)の柏崎部長さん。1年学年が上と言うだけではなく、大人っぽい印象が残りました。彼も、良く裏を読んでくれてますよね(と言うか、それを読まれるだけの中条くんが浅いのか?それとも、それを良いことにきっかけにしようと言う、深い罠があったのか(大笑)・・・・)ちょっとだけ大人な雰囲気と優しくて穏やかな声音が、森川さんによって見事に奏でられていました。そして!!高音で、モノローグと台詞と二重に頑張った櫻井さんも拍手ですが。やはり、あらすじを書くと身も蓋もなくなるお話を(大笑)ドラマとして聴かせてくれたのは、檜山さんの中条君のおかげではないかと思います。とにかく、がっついているんですよ>この中条くんが。あまりにがっついているので、その性急さも周囲には理解不能なまでの発言も(大笑)、若さゆえの過ちと言うのか(苦笑)若さの特権である熱病のせい?などと思ってしまえるのですもの。冒頭から「なんでかなぁ?俺・・・お前見てると、なんか欲情する」ととんでもない告白をしておきながら。そのすぐ後に「コロッケ、落ちたぞ・・」と冷静に突っ込みを入れる事が出来る。そして、「やっぱ変だよな?なんでだと思う?なぁ、透。なんでだと思う?」って、そりゃあんた・・貴方の下半身事情なんて他人が分かるわけないだろうが!!と言いたくなるのに。それを「そうだよなぁ・・・」と真剣に悩んだりしてますし。その場で、すぐに忘れて!と言っておきながら「なぁ、あれ考えてみた?なんだよ、もう忘れちゃったのかよ。だから、この前言ったろ?お前に欲情するって・・。あれ、どう思った?なんでだか分かった?ちょっとは考えてくれた?」とたたみかけるように問いかけ、考えて居なかったと舞木くんが答えると(これは、実は嘘なんですが)「おまえ、俺の事なんも考えてくれてなかったんだな。つめてぇの」とふてくされてしまう。だから・・貴方のそういう事まで、かまっている暇はないでしょうが?そんなグルグル状態を打破する中条くんの持ち出した解決案が「俺、おまえとやってみたい!!ふざけてない!俺、真剣なんだ。おまえとしたい。なんかわかんねぇけど、イク瞬間いっつもお前の顔が浮かぶんだ。一人でやる時も女とやってる時も。変だろ?これ。変だと思わねぇ?だろ??だから、試しに本物の透とやりたい。想像じゃない、生のお前でイけるかどうか試してみたい!」試してみたい・・と言われて、はいそうですか。って答えるわけないじゃない(大笑)。なのに、舞木くんが断ると「つめてぇなぁ・・俺ら、友達じゃん。透、俺の事嫌い?だって、やりてぇんだよ」山内くんから、右手の代わり・・と聴いていた舞木君が、おそるおそるその話題を持ち出すと、飛びつくように「あるある!」と言いだしていまして、その台詞は舞木君のモノローグに重なってはいますが。絶対に目的の為だけに、口からでまかせ言ってます?って分かる口調なんです。・・・・これでOKを出す舞木くんも舞木くんですが。ここまで赤裸々に「やろう!」と言う下半身男の一途な純情さ・・(大笑)いや、もうそれしか頭にないでしょ?と思わずには居られません。確約するために、指切りまでしてしまうはしゃぎっぷり・・。高校二年生で、女性との経験も豊富で。しかも、自分で上手いとかサービスするって・・どういう学生だよ・・・・と思いますが。ただ、そんな下半身男の中条くんですが。舞木くんとの電話で、柏崎先輩と付き合う事になったと聞かされ。自分の気持ちに向き合う事になってから・・が、結構良いヤツなんですよ。変な経験を積ませてしまった事を後悔し、それでいて雨の日に舞木くんから抱きついてきた事で困惑し。舞木くんが好きだったんだ・・と気が付いていない・・。中条くん視点ではないために、彼がどう思って行動して。どういう気持ちから大胆に迫ったのかは(煮詰まっただけか?単に・・(^^;)詳しくは語られていませんが。少なくとも、舞木君以上に、自分の気持ちと身体と心のバランスが取れていないだけの子なのじゃないかな?と思います。お互いの気持ちが分かってからは、きっと誠実な彼として存在してくれるでしょうし。舞木くんも、彼に惚れて間違いじゃなかったかもしれない・・と思わせてくれる優しさが見えてくるのです・・。しかし。フリートークで。檜山さんは、欲求に素直な・・良い意味では探求心(好奇心)旺盛、悪く言えば無節操をベースにキャラクター作りをされたそうで。若さ故の素直な欲求さが良い感じに出ていれば良いなぁ・・と思うと語っていらっしゃいました。テストでは、これ以上にガツガツし過ぎていたらしく・・。このOKテイクである製品版を聴いてさえ「がっついてますねぇ・・」と思ったのに。これ以上??それ、凄いですよねぇ・・。でも、本当に若さ故の一直線な欲求は出ていたと思いますもの。狙い目通りと言うところでしょうね(^-^)。
2007年11月01日
生意気。の感想をば・・。キャストは、檜山修之(江角匡史)×鈴村健一(酒井一八)です。お話・・・改築工事の江角家で、そこの娘・奈津子に一目惚れしてしまったとび職の酒井一八。奈津子の兄に、「妹は三高がタイプだ」と聴かされ、生まれて初めてのお受験に挑む事になる。奈津子の兄匡史が、無料で家庭教師をしてくれる事になったが。その代償として、男同士で何をする事となってしまい・・・。原作は、こちら・・・コミック(か行)生意気。ーI'M NOT YOUR STEPPIN' STONEー感想・・・実は!!このCDは檜山さんが受けだと思って買ったんですよ(大笑)。檜山さんのBLでの受け作品を探していた時。このタイトルを見つけました。で、あらすじを読んだら、とび職(ガテン)とエリート高校生の歳の差カップル。で、キャストが鈴村さんと檜山さんと書いてあったので。どちらが、どの役かを確認しないままで買ったら。私が想像していたキャストと逆でした(大笑)。つまり、私は鈴村さんがエリート高校生の年下の役で。檜山さんがガテンの年上お兄さんだと思っていたんですよ。・・・だって、檜山さんのガテン系職人、似合いそうだと思いません??鈴村さんのエリート高校生だけど、偉そうなオレ様、似合いそうじゃありません??もちろん、今となっては鈴村さんの職人さんのいなせな所やら、性格悪そうな(大笑)高校生の檜山さん。うん、ぴったり(大笑)と思っていますから、声優マジック炸裂ですね(^-^)。妹の奈津子には、友達も多い。自分の性格の悪さは自覚はしている。そもそも、改築工事に来た時から気になっていた一八も奈津子を気に入ってしまい、奈津子の事を訊いてくる始末。俺じゃないんだ!と言うほろ苦い自覚。だからこそ、嘘の情報を教えてしまう。素直になるのは、Hの時だけと言う匡史。そんな匡史に翻弄されつつも、「おまえ、放っておけん」と気になってしまう一八。CDでは、そんな二人の気持ちの変化を3つのお話にまとめてあります(原作が、おそらくは3つの短編で成り立つお話なんでしょうね)。先ず一つ目が、一八が奈津子に告白をして。そこに帰ってきた匡史が、一八への気持ちを吐露し。遅まきながら、一八が匡史の気持ちに気が付いて、晴れて恋人同士として結ばれるまでの「I’M NOT YOUR STEPPIN’ STONE」二つ目が、匡史視点の「恋していると言ってくれ」。自分の気持ちから、逃げていた二人であったが。お互いに好きだと告白するまで。そして、一八のお受験一週間前からのドタバタを描いた「ラヴリー」。正直な話・・聴いて「うんうん」「よしよし!」とすぐに感想を書けると思っていたら、これがかなり悪戦苦闘しました・・・。3つのお話が入っていて、少しずつ少しずつお互いを意識し、告白し。男のけじめと、二人の関係が一段落ついたまで・・・を描くお話で。微妙に視点が違うんですよね。一話と三話が一八メイン視点。そして、二話が匡史がメインの視点で描かれるために。聴く度に、一八の気持ちで聴いていたり、匡史の正直になれない生意気さを聴いていたり・・するもので。さて。一八から描くとすると、身長はともかく。学歴と言うどうしようもないコンプレックスを刺激され、お受験に燃えたはいいけど。その家庭教師をしてくれる事になった、長身で年下の現役エリート高校生。ぬるい恋愛ししかして来なかった一八。そこそこHもするけど後腐れなく別れる事が出来る綺麗な関係を保つには、彼が付き合う女の子は、優しい女の子でなくてはならなかった。それなら、ある程度深入りしなくても、別れることが出来るから。しかし、一八を好きになったのが年下の匡史。その素直ではない気持ちをぶつけられる事と、受けてしまうHの立場から、泥沼に入っていく事を恐れた一八だが、男としてのけじめがついた時。やっと匡史と一緒に居ることを選ぶことが出来て・・。匡史の激情にほだされて、振り回されて。遠心力で投げ飛ばされています?と見える一八ですが。素直になるのは、Hの時だけか?の匡史の、どうしようもない気持ちを受け止めて。「おまえ、放っとけん」と抱き留めてくれる辺りは、やる時はやるさ!を見せなくても。やれば出来る!ところを見せなくても。あの一言だけで、一八さんてば、おっとこまえぇ~!と思ってしまうんですよね(^-^)。あの包み込むような、男(漢)の「おまえ、放っておけん」は、このCDの一八のセリフの中でもダントツ一位の良いセリフだと思います。3トラック目の河原でのやりとりは、シーン的にも秀逸です。そして、エリート高校生の匡史くん。お勉強が出来て、親からも未来を嘱望されているでしょうに。この子は、本当に性格がねぇ・・(大笑)。友人、居ないでしょ?みたいな感じの子なんですよね(斉藤くんは、友人になるのかなぁ?)。自分でも、性格悪いのは自覚しているみたいですが。妹と比較して、その性格の悪さをコンプレックスにしている。だから、まともな恋愛の一つも出来ずにここまで来た・・・と言い切るくらいなんですもの。下手に頭が良いと、いろんな事考えたりしちゃうんだよねぇ・・と言うところはありそう(苦笑)。一番、匡史で「おやま」と思ってしまうのは。2話に入ってからの、彼の内心の突っ込みが楽しい!ってところですね。1話では、「いっぱち、一発やらせて」くらいだったのにねぇ(大笑)。自分は、匡史の良きライバルだと思っている斉藤君に、わざと佐伯とか佐藤だの、違う名字で呼んでみたり(この名字をわざと間違ってます!と言うのが、セリフで分かるんですよね)、付き合っているつもりはないと答えるし。「手を抜くのじゃなく、手で抜く・・・OK?」とつついてみたり。「すみはつけてねぇ。手は出したけど」・・・と一八の「お墨付きだぜ!」の言葉尻を捕らえて言ってみたり。ガテン仲間に「まぁしぃー」と呼ばれて、俺の事か?とつぶやいたり(ここのシーンのブルーデーの解説は、流石の匡史くんも知らなかったのかなぁ?って感じですね)。2話に入ってからの、彼の内心の突っ込みの多さ・・個人的には、こういう呟きが好きなんですよ(^-^)。実は、こういう内心での突っ込みって私が良くやるものですから。凄く親近感(大笑)。2話では、一八の告白が嬉しいくせに、わざと「ちんこが?」と言ってしまったりする照れ隠しっぽいセリフが、可愛かったですね。そんな男気あふれる一八を鈴村さんが。複雑で一直線な恋心の持ち主・匡史を檜山さんが好演されています。そして、第3話のお薦め!は。やはり一八の仲間の森川さんでしょう。一八に戯れてしまったところに、匡史がやってきて。どうしようもないために、寝たふりをしていたり。最後の一八と匡史の、何回出来る会話に「バカップル」と突っ込みを入れているシーン。この締め!の「バカップルめ」と呟くのは、本当にドラマCDを通しての感想みたいな感じになってきますので。まさに素晴らしい!の一言ですね(^-^)。でも・・確か、一八のお友達のこの昴成さん・・は、確か別のドラマCDで主役をはっていませんでした?鹿乃しうこさん原作のガテンシリーズで、あったように思うんですけど(レーベルは違うけど。森川さんがちゃんと声を演じていた記憶があるんですよね)。って事は・・この時点では、昴成さんはノーマルみたいですが。どこから、そっちになっちゃったのかなぁ??しかし。今回、この感想を書く時にちょっとびっくりしたのが。私がこのCDを買った当時くらいまでは、マガジン・マガジンの商品はJUNEネットでの通販でしか購入が出来なかったのですが。今は、密林さんで購入が出来るようになっているんですね。えぇ?一体、何時の間に??と思ってしまいました。
2007年10月23日
最初に、3巻のデータベースをタイプしていた時。あれ?緑川さんは?緑川さんは主役二人のうちの一人じゃない・・どうして、名前がないの??と、ブックレットをひっくり返してしまいました(別に、ひっくり返しても名前が載っているわけじゃないんですけどね)。データベースを入力する時には、結構お話を知らないままの事が多いです。聴きながら入力しても、タイプ中はお話聴いてない状態の時が多いので、無駄なんですよね(゜゜)\バキッ☆。入力が終わって、さてと!と聴いて。あぁ・・2巻からの続きで、置鮎さんになっていたんだっけ。で?ここで魔法を解除してしまうと、大変な事になるからって、そのまま別のご先祖様である諏訪部さんになっちゃったから、出番がないままだったんだ・・と落ち着きました。何しろ、ビーンズ文庫になった小説を読んだのは、ドラマCDが完結してしまってからですからね・・。仕方ないじゃない。内容知らなかったんですもの。と言う、私の言い訳はおいといて(゜゜)\バキッ☆。ドラマCDはドラマCDなりに、健闘してますね!と言うのがこの3巻に対する感想になってしまいます。と言うのも、一番最初の感想を。先の展開も知らないでドラマCDを単体で聴いた時のそのままの感想を書こうと思ってはいますが。ドラマCDを聴いた後に、何回も原作読んでしまったからねぇ・・。今更、原作をまるきり知らない私の感想ってのは、書けないわけで。ですから、おそらくは一般的なルート(゜゜)\バキッ☆である、原作が好き→ドラマCDも聴いてみたい!と思った方と同じ感想になってしまいますm(_ _)m。2巻は、ビーンズ文庫の3巻をドラマCDにしていました。このドラマCDの3巻は、ビーンズ文庫の4巻が原作になります(ドラマCDの1巻が、2冊分でしたからね)。二つの世界を守るため、仕方ないとは言え。自らを犠牲にしてバランスを保つしかない幻獣の王・ドラゴン。ドラゴンが誓約する者は、愛する者に先立たれてしまう・・・と言う悲劇に直面するわけです。しかも、自らの手で愛するドラゴンを殺す・・・か、愛する者を傷つけないように誓約した血の呪縛が、ドラゴンの全身を引き裂く(って事は、傷つけられるかもしれない位置に居た誓約者は、それを目の当たりにしてしまうわけですよね)と言う悲劇のおまけ付き。ドラゴンの方も、人間は嫌いだけど。愛する誓約者が居る世界だから。愛する者を守るためには致し方ない・・残して行く者のつらさと言うのがあるわけです。死んでしまったドラゴンの方は、後は知らないわけですが。残された方は、そりゃたまったものじゃないですわな(^^;。結局、その愛する者を失ったつらさから、アルファードの誓約者のカーライル王は、秘宝を見つける事に一生懸命になり。その為に数多くの部下や人々の生命を奪う結果になってしまった。唯一求めた宝である呪文以外は、お金にして分け与えたにしても、吸血王と後世の人々に言われ。ドラゴンを失った後には、笑みを浮かべることすらなかった。3巻では出番がなかったダンタリオンも、愛するドラゴンを失った為に世界を滅ぼす事を考えてしまっているし・・。そんな先代達の気持ちが分かるから、千葉さん演じるアーカンジェルは、一緒に行動しているアルファードに対して、屈託を抱えている。その屈託を抱えたシーンは、ドラマCD2巻の最後の方に出てきていましたが、2巻では語られずにこの3巻に持ち越されていました。しかし・・熱に浮かされていたとは言え、言ってしまっちゃうわけね。・・・まぁ、言ってくれなかったら。聴いている方は、優しいアルファードさんに、何をこの子は拗ねているんでしょうね・・って思っていたはずですが。つまりは。誓約に縛られていたアルファードは、死ぬしかなかった。それは仕方ない。と言うよりも、人間界の贄になってくれた彼に感謝こそすれ、死んでしまった彼に対して「どうして、あの時死んだ!」と責める事は出来ない(この辺りが、既に死んだ人(竜)なのに憑依魔法で甦っているから、ややこしくなりますね)。でも、一緒に生きていけないのなら、一緒に死んでしまいたかった!と言うのが、誓約者の気持ちでしょう。だからこそ、カールの事をあれこれ言うアルファードに対しては、「光王を残して死んだくせに」。そして、そのアルファード(セファイド)の中に居るウルに対して「私を置き去りにして、死んでしまおうとしたくせに」が、アーカンジェルの抱えていた屈託だったわけで。そこまで深いドラゴンと誓約者の愛なんですよねぇ・・。それがまた、絶世の美貌を誇る騎士様のアーカンジェルと、日々成長しているウルのコンビだから。BLに入れてしまっちゃうわけで(゜゜)\バキッ☆。アーカンジェルが、彼の屈託の原因であった気持ちを吐露してしまい。アルファードに見せたくなかった、カーライルの墓碑銘が分かったシーンのアルファードのやりとりと、二人の苦悩。この二つはドラマCDの中でも、聴き応えのあるシーンとなっています。置鮎さんは、やっぱり「父性愛」にはちょっと聞こえなかったけど。包み込むような優しいお声で、暖かい王様だったんだろうな・・と思っていました。そんな彼が、光王の墓碑銘を見て血の涙を流すシーンの慟哭は、迫力がありました。光王の墓所に行くシーンで、中に居るウルに(アーカンジェルの美しさを褒めて、捕らえられたアークを見たヒロシマの王子の反応が分かると言ったために)「変態!」と言われてしまい、たしなめるシーンが、聴きたかったですね。諏訪部さん(セファイド)の方は、中に居るウルとやりとり?しているらしい一人芝居を聴くことが出来たのになぁ・・。あぁあ、勿体ない(゜゜)\バキッ☆。そして。アルファードが狂乱してしまったがために、現れたセファイドさん。1巻以来のご登場!!となるわけですが。まぁ・・このセファイドさんってば、軽くて明るいけど。でも、世界を二つに分けた原因?!のキングオブドラゴンでもあるんですよね。彼のシーンには、アルファードの時にあった悲壮感はなく。場を和ませて、なおかつ明るく盛り上げてくれるシーンが多かったですね(^-^)。一番大笑いしたのが、憑依魔法が解けてしまう前、14トラックのアーカンジェルとの別れのシーン。「感謝の気持ちは、態度で濃厚に現して」と、アーカンジェルとのキスにこだわった彼が「初志貫徹!!三つ子の煩悩、百まで!」と握り拳を作って、堂々と宣言するところですね。原作では、初志貫徹!しかなかったので。シナリオで付け足されたのか、アドリブだったのか?は、はっきりしませんが。受けましたねぇ・・。いや、本当に笑いました。そのキスシーンでの千葉さんの内心の叫び「このお下劣王!エロドラゴンっ!!万年発情期竜!!」も、大受けでした。アーク・・嫌がっていないじゃない(゜゜)\バキッ☆。千葉さんでは、他にはウルに戻れないセファイドに、俺の事をなんだと思っている?!と問われての「魅力的で世話焼きで、頼もしい反面、好色で節操なしで、品位に関して問題のあるご先祖様」の一気セリフの冷たさが、好きです。その一方で、生き方を無理して変えなくても良いとセファイドに言われて「ありがとうございます」と礼を述べるシーンの華やかなまでのにこやかさは、罪作りかも・・と思わせるほど、声に艶があって惚れましたわ(^-^)。諏訪部さんの原作では「にゃは!」(が「にひ」に聞こえる時もあるけど(゜゜)\バキッ☆)と言う語尾やら、別れを惜しむシーンでの「チビのもんだしぃー」と語尾を伸ばしての甘え声と。その一方で、子孫を誓約に縛ってしまった苦悩を言葉にするシーンは、続けてのシーンだっただけに。その見事な切り替えに唸ってしまいました。今回のお話のヒットポイントは、原作でもそうでしたが。アーカンジェルの騎士団時代の親友であるフェンリエッタでしょう。高貴な生まれであるにもかかわらず、自分よりも美しい?!アーカンジェルを等身大の着せ替え人形として遊び(メークまでする念入りさ)、それでいて、彼が持ち込んだとんでもない話に即座に乗るし。「なにがあろうと、私は君の味方だ」と言い切れる剛胆さまで持ち合わせているんですもの。いやぁ・・アークったら、良いお友達を持ったわねぇ。ドウマと言い、君は本当に友人に恵まれていますよね(^-^)。そのフェンリエッタ役の田中敦子さんは、もう見事!!としか言いようがないですね。フェンの挿絵を見ながら、田中さんのお声が浮かぶほどですよ。こういうBL関連?の作品で、女性を褒めるのって寺田はるひさんや岩男潤子さん以来じゃないかな??原作が良いと、当然ドラマCDも良いお話になるのはなるのですが。ただ、やっぱり原作を知っていると。あらら・・と思うシーンは結構ありますね。光王の墓所に行く時に、ボッシュさんを脅していた馬鹿王子!を雷に紛れて殺してしまった雷牙王のシーンがなかった事。そして、教皇の謁見でフィンチ大神官が亡くなったいきさつ・・・執拗なまでにセファイドが名前を連呼していた理由などは、このシーンには直接はなく(前後に、フィンチをセファが暗殺したと語られてはいますし、アークとアルファードの会話で「名前を直接呼ぶのはどうの・・」と言う会話があったのですが、それってCDではシーンが離れて前の方なものですから)。最初に聴いた時には、暗殺になるのは何故だろう?って、私もちょっと考えましたから。わかりにくいかなぁ・・と思って。飛ばしているのはかまわないのですが、光王の墓所に行く時に雷牙王が唱えた呪文。あぁ、置鮎さんの流麗な声で聴きたかったなぁ・・・。
2007年06月29日
ドラマCD1巻は、原作の1巻と2巻でした。このドラマCDの2は、原作3巻を音にした作品となります。あまり本に対して好き嫌いがない(手当たり次第とも言う)私が、友人に勧められた本なのに、読めずに中古ショップに売ってしまった後悔のやさドラ1巻。その作品をドラマCDにした・・として、別の友人にCDを貸してもらった時。聴くことが出来るだろうか?原作を読めなかった私にドラマCDが・・・と、かなりおそるおそる聴き始めたところ。もう、夢中になって聴いてしまいました。そして、もう一度原作にチャレンジしてみたい!と思って探していた時。何故か、4巻が一冊だけ本屋にあっても。全巻揃って売っている所はなかったのです。途中の巻を一冊だけ買うのもなんだし・・注文して取り寄せるのもなぁ・・と思っていた矢先に、文庫未収録のお話も含めて、挿絵も変更になっての再文庫化となったわけです。確か、同じ角川は角川だったけど、スニーカーからビーンズに部門?変更になったんですよね。その時に、やっと念願かなって(ビーンズで)やさしい竜の殺し方を全巻揃えて読みふけったわけです。ドラマCDの2巻は、CDゲットした後にすぐに聴いてはいたのですが。文庫を読んでから、また聞き直していると。あぁ・・かなり削っているんだな・・としみじみ思いました。クソババア(byガイス)のマリアベラ様の出番は、アークとウルの会話で終わってしまいました。マリアベラが、ドウマにも婚約者を斡旋しようとした話や、ウルに秋波を送っている実際の場面と、嫉妬に狂って大変な事を叫んでいるアーカンジェルはカットされていました。また、これがないのは・・!と思ってしまったエピソードもあるのですが。これについては、後で述べます。さて。やさしい竜の殺し方は、BLテイストはあるけど。実際には、キス止まりで。竜王にとっては、男や女と言った性別や相手の年齢はあまり関係ないんですよね・・。誓約する相手を愛して、そしてその人の為なら死さえも厭わない。そんな誓約を交わす相手が、ウランボルグにとってはたまたま男のアーカンジェルだった・・と言う・・・。だから、お話としては「BLじゃないよねぇ・・BLっぽい要素はあるけど、でも、テイストだけだし。もっと崇高な感じがするよね。人類愛?うーん・・」と毎回毎回ジャンル分けに悩むわけです。でも。今回は、聴きながら「いくら、2年ぶりと言ったところで。こいつらは、のろけまくって!!」と言う感じでね。その瞬間、「はいはい。下手に801シーンがあるBLドラマよりも濃い睦言言っているんだから。やっぱりBLCDにジャンル分けしてもOK!」と自分に断言してしまいました(^^;。自分で自分に断言してどうするよ(大笑)。いや・・もう、そのくらいのろけまくっているんですよ。何しろ、「世界かアーカンジェルか、ふたつに一つを選ぶなら。ためらわずアーカンジェルを選ぶ」と言うくらいに、愛しているわけですよ。「俺はアーカンジェルだけをたらせれば良い」に対する応えが、「その目的は、すでに2年前に達成しているじゃないか」・・って、もうこの二人はたらしたらされ・・って事になるわけですよね??もう、好きにして(大笑)。そして、「アーカンジェルに触られると、泣きたくなるくらい気持ちが良い」「心臓が破裂しそうなほど、ドキドキしている」「俺だってそうだ。気が変になりそうなくらい嬉しい」「アーカンジェルは、アーカンジェルだと言うだけで、俺を最高に幸せにする」・・・これだけのセリフをちりばめていて。BLじゃない普通のドラマCDに入れる事は、もう出来ませんがな(大笑)。そして。「同性同士の交尾はどうやるのか分からなかったから、長老に訊いた」ウランボルグを演じた緑川さんは、1のぶっきらぼうで無口な幻獣王のドラゴンが、アーカンジェルの要請に応えて(人間とは違って、ドラゴンの成長はゆっくりなので。アークと同じ速度で年を取ると言う約束をしているわけです。人間の2年はドラゴンの10年に相当するのに、人間の2年に合わせて、ちゃんと2歳年を取ったね・・って分かるくらいに成長していると言うお話なので)17歳くらいになって、前よりも口数の多くなった青年を熱演していました。別に、ウランボルグの口数が増えたわけではなく。きちんと相手に伝わるように言葉を尽くして語らないと、別の意味に取られては困る・・と言うだけで。お世辞を覚え。ドウマやクローディア達にも、「綺麗になった」とか「貫禄がついた」とちゃんと言えるようになっているんですもの。でも、口数が増えて。お上手も言えるようになったとは言え、ウルの一番はアークと言うのは、変わってはいませんでしたが。でも・・あんな赤面しそうなセリフの応酬は、緑川さんの美声でなければ、耐えられませんわ(^-^)。だって、緑川さんなら。竜の若者は真剣に、言っているって分かる上に。もっと聴かせて!って思ってしまうんですもの。そんな緑川さん演じるウルに愛されてしまった、美貌の聖騎士のアーカンジェルを千葉さんが演じていらっしゃいました。挿絵などの雰囲気からすると、もう少し柔らかくて、細いイメージがアーカンジェルにはあるのですが(私個人の受け取るイメージが)。拳法も使えるし、魔法も使える。おまけに、剣の腕も確かな騎士様なのですから、見かけによらずに強情でタフな所はあるんでしょうね。細身と言うイメージは浮かびませんが(゜゜)\バキッ☆、ウルを守ろうとして、ラーサルグフルに四相神の呪文を使ったシーンの「一斬!」「二刺!」「三射」「四投」「五打」「六砕!!」と次々に衝撃波のような物を放つシーンの迫力と硬質な声の強さ、雄々しさは「あぁ・・なるほど」と思います。千葉さんのアークの雄々しさが、光ったシーンですね(^-^)。そして、ウルの先祖の一人で。同じ黒髪のアルファードを演じたのは、置鮎さん。原作では、父性愛に満ちた30歳くらいの雷牙王と言う事になっていますが。原作知らなかったら、とても丁寧な言葉遣いの慈愛に満ちた王様・・と言うイメージになります。千葉さんのご先祖になる、子安さん演じるダンタリオンさんは。ウルと戦いたくない・・と言って登場するシーンが好きでした。特に「おだまり!!」とアークを一喝するシーン。ちょうどね、アンジェリークを聴いた後だったので。妙に受けてしまいました(すみません・・・個人的な理由で受けていて(^^;)。ダンタリオンに使役され、ペット?!となった「変態」竜のラーサルグフルには、三宅さんです。三宅さんは、本当に申し訳ない・・。子供の領分とムーンリットシリーズの印象が強いものですから。変態と言うよりも、寡黙な?男らしい役の印象があったのですが、ここで初?の食べちゃいたいくらい愛しているウル君をなぶろうとする変態・悪役を演じていらっしゃいました。重低音が魅力の三宅さんには、あぁ・・悪役が似合うなぁ・・と妙に感動してしまいました。今まで、そう言えば良い役しか聴いていないような・・(^^;。多分・・おそらく・・m(_ _)m。最後の方にノイゲバウアスと言う巨大な亀が出現します。ウランボルグの先祖であるアルファード(雷牙王)と、その誓約者であるカール君から託された物を頭の上の森に隠し持っている・・と言う島のように巨大な生物です。確か、原作ではウランボルグとアーカンジェルが立ち去ったすぐ後に、ダンタリオンとラーサルグフルがやってきて。ノイゲバウアスは殺されてしまった・・・のですが。そのシーンがなかったのは、辛かったですね。ダンタリオンの残酷さ、その残酷さに目を背けるラーサルグフル。ウルの千切れた腕から、血を舐めて「お前の血は甘い!」と言ったラース君でさえ、ダンタリオンには敵わない・・と言う意味でも、原作で好きだったシーンだったのに・・。何故、あのシーンを丸ごと削ってしまったんでしょうねぇ・・。お若い方は、ご存じないアニメで申し訳ないのですが。手塚治虫さんの漫画を原作にして、作られたアニメに「海のトリトン」があります。解説はともあれ、その最初の方に巨大なウミガメが出てきまして。トリトンの両親から預かった形見のホラ貝を甲羅の中に持っている・・と言う亀でした。その名がメドン。設定がね、島のように巨大で。しかも、彼らに渡す物を持っている・・と言うので、私の頭の中の映像はノイゲバウアスさんは、イコールメドン状態(大笑)。削られてしまったダンタリオン達のシーンでは、思いっきり「メードーーーーン!」違った・・ノイゲバウアスウゥーーーーーーと言っていたのに・・・。あうう・・寂しい・・。
2007年05月26日
ドラマCD「No.1ボイスをめざせ!」オードリー・ヘップバーンとフレッド・アステア共演のミュージカル「パリの恋人」は、原題が「ファニーフェイス」です。FUNNY・・・滑稽な・面白いなどと言う意味で、確か同じ名前の歌でアステアが現像室で踊るシーンがあったように思います。あの銀幕の妖精であるオードリーに対して、ファニーとは、凄いなぁ・・と印象に残っているのですが。このドラマCDを聴いていたら、優也くんの声って「ファニーボイス」かな?と、ふと思ってしまいました。私市さんのお声を、ファニーボイスだと思ったことなどはありませんが。おどおどとテストの自己紹介を兼ねたナンパをさせられるシーンの棒読みっぽいところや、Hシーンでの「お猿のかごや」や「豚」状態の声は、うん・・・確かに萎える(゜゜)\バキッ☆いえ。奇妙でけったいな声に聞こえるんですよ。作中でも、ゲテモノ専門だとか、声の方は最悪だとかさんざんな言われようをしていますが・・・(^^;。さて。内容的には、大きく二つに分かれています。前半は、ちょっと普通ではないガイズプロダクションの登場人物紹介を兼ねたテスト風景。後半が、優也と黒岩のHシーン。最初に通して聴いた時には、後半のシーンってとってつけたようなHだなぁ・・個人的には、後半はなくても良いから。もっと個性あふれるメンバーによるその後の成長ぶりや、レッスン風景希望!と思ってしまったくらいです。つーか、笠原さんの下手さ具合とかも聴きたかった(゜゜)\バキッ☆。あまりしゃべっていないしね。黒岩が、優也に「どうして、うちに来たんだ?」と問いつめ。その理由を聞いてホテルに連れ込み・・・と言う展開なのですが。「どうして、そうなるかな?唐突だよな・・・」と思ったのです。CDの中に、無理矢理Hシーンを入れたかったの?とすら思ってしまったほど。そう言えば。私市さんの受けって、好きしょの学ちゃん以来かな?と言うか、私が持っていないだけでしょうが。ありそうで、ないわねぇ・・(^^;。でも、このナンバーワンボイスのお話の受けは、おそらく私市さん史上特筆すべきものになるのではないかと思います。と言うのも、相手役の遊佐さん演じる師匠が「これから、声を封じる」として私市さんの一人舞台になってしまうからです。喘ぎ声と同時に、今、どうなっているか・・・何をされているのか・・を実況中継?しているんですね。そう。8トラックの13分過ぎから18分にかけては、喘ぎつつ感想を交え(大笑)それがかなり高音のまま・・。酸欠起こすかもしれないぞ・・状態になっています。酸欠は起こさなくても。脳貧血くらい起こしそうなほど。「違う、違う。そうじゃなくて。師匠、師匠、それ、ベルトです。外すんですか?マジで?触る気?触る気みたい・・うわぁ触った、って、うわ、嘘。ダメ。それはダメ。ちょっとそれはダメ」・・・こんな調子で、ずーっと実況中継・・。いやはや、お疲れ様でした。その上に「ぐほ、ぐへへ」とでも書きたいような声は、もう吹き出してしまいましたよ。えぇ。記憶に残る一枚になりそうです。でもねぇ・・。緑川さんって、凄く色っぽい声だと思うのに。テストの時の「僕と一緒に時間を重ねてみませんか?」や「さあ。試してみますか?」なんて台詞は、どこが悪いんだろう??謎ですよ。また、オタクパワー全開の宮田さんの一気なしゃべりは、聴いていて楽しかったです(^-^)。いやぁ、彼がどうなるかも楽しみ。しかし。一番「うんうん」と思わず反応してしまったのが。冒頭です。「ボーイズCDって、ゲイポルノの音版じゃん。ゲイ雑誌の片隅にこそっと」声優学校の募集を載せればいいのに・・と言う優也に対して答えた木下くんの「それに、BLCDのリスナーって、女の子でしょ」に、うんうんと頷き(大笑)「え?そうなの?」とさらに問いつめた優也くんに対して、ここで、思いっきり「そうなのよぉ!」と言ってしまった(もしくは思ってしまった)のは、私だけではないと思います。あとは、黒岩さんが優也くんに語るシーン「4つ!芝居にしろ、人生にしろ。行き詰まったら逆説的に考えろ。大切なのは、想像力と洞察力だ。何事も常に常に考え続けろ。時に答えは一つだが。常に答えは一つじゃない」この言葉にジーンとしましたね(^-^)。
2007年05月01日
タイトルのナイトと晶くんのお話が、ずっと最後まで続くと思いきや!「夜人は、驚く事を告げるのだった」と言うナレーションの後が、いきなり場面展開してしまって、話も飛んでしまっていましたねぇ・・(会話形式で、その後のいきさつは語られますけど)。で、いきなり二組の他のカップルが出てきてしまいました(^^;。夜人と晶のカップルが、最後まで行かなかったので(゜゜)\バキッ☆、二人がきっちりと結ばれるシーンがあって、他のカップルも出てきて欲しかったです・・。いや、いろんなカップルが出てくるのは楽しいですし、子安さんの「和巳きゅん(くん)」の「きゅん」がね・・楽しかったのですけど。いきなり双子だの頼人と敦司カップルって・・・他の作品のキャラなのかしらね??あちこちでつながっているみたいですから。個人的にちょっと映像で見たかったなと思うのが、豆腐の崩れ具合による占いですね(大笑)。で、出た占いのラッキーアイテムがね(大笑)。今時、そんなアイテムあるんかい!とつっこみを入れてしまいそうになりました。
2006年07月11日
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