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2005年04月30日
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◆篠田真由美『胡蝶の鏡』(講談社ノベルズ 2005・4・5)
建築探偵シリーズ、第3部の開幕になるらしい。今回の舞台はベトナム。『塔の中の姫君』と繋がる話。あの事件後、ベトナムで幸せに暮らしていたはずの彰子が、京介と深春に連絡をとってきた。彼女の家庭不和、婚家の家長が昔遭遇した殺人事件と被害者の残した浮世絵の謎。伊東忠太の研究をしている京介の身辺にも変化が。
今回やっと、京介のやっている研究がはっきりしたり、物語内時間が示されたり、蒼が大学を休学していたり、京介に気味悪いほどの変化が生じたり(本当に無気味だ・・)と色んなことが。第3部は今まで描かれなかった京介自身に迫っていくのか。
ベトナムは最近でこそ観光地として身近になったが、幼い頃ベトナム戦争終結をニュースで見た覚えがある私にとっては、「とても悲しい事があった国」という印象が強い。フランス領だったから洗練されたヨーロッパ文化が残っていて観光しやすいなどと言うけれど、そんな浮かれた気持ちばかりで訪ねてはいけないような気がした。すいません、世界史やってないんで、詳しくは知りませんベトナムについて。でも教材でベトナム戦争を描いたアメリカの小説は読んだので、ちょっぴりならわかります。
ミステリとしては、いわゆる『スリーピング・マーダー』と現在の事件が同時進行していく形。





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最終更新日  2005年05月01日 14時38分55秒
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