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や す

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2008年01月21日
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テーマ: 鉄道(27227)
カテゴリ: カテゴリ未分類
嶋田郁美 「ローカル線ガールズ」 メディアファクトリー

仕事帰りにふらっと本屋さんに寄って、鉄道コーナーに行ったら、
俺が実家へ帰る時に利用する えちぜん鉄道 の写真が。
その本を手に取ってみると、どうやら、全国でえちぜん鉄道にしかいない、
アテンダントについて書かれた本らしい。
つい先日出た本です。

アテンダントというのは、えちぜん鉄道の昼間の運行便に乗務していて

車内での切符の販売、観光案内、体の不自由な方の乗降の手助けなどをする、
女性乗務員のことで、ドアの開閉などの車掌業務はしません。
半分車掌、半分バスガイドのような感じの人たちです。
けっこう人気あるんですよね。

アテンダントの中の一人が、当初の苦労話から、
その結果、今、乗客が見せる笑顔、喜びまで、たくさんの写真入りで綴ってある本です。


俺が大学生で京都にいた2000年12月17日、
京福電鉄越前本線で、正面衝突事故発生(運転士1名死亡・乗客24名重軽傷)。
原因は、単線で、ブレーキが故障していて止まれなかったため。
ブレーキを直せばいいじゃん、と言うのは簡単ですが、
元々が赤字のローカル線、直すお金もありません(汗)


再び越前本線で正面衝突事故発生(乗客乗員24名重軽傷)。
今度は人為的ミスでしたが……

これで京福電鉄(福井支社)は全線で運転停止命令が出され、
代行バスに切り替えられました。
元々赤字で、京福電鉄は廃線にしたがっていたので、そのまま廃線に。


福井市内に通う通学客(=自動車に乗れない)の多い三国・芦原線沿線は大打撃。
積雪の多い勝山市などはバスが通れず陸の孤島状態。
赤字であろうが会社が潰れようが、鉄道を運行してくれないと、
地元住民が生きていけないという、非常に困った事態になりました。
俺も中学3年間と高校1年まで三国・芦原線を使って、
福井市内の学校に通っていたから、よく分かります
(2、3年は福井市内に引っ越して、自転車通学でした)。

というわけで、2003年に、福井県および沿線市町村も出資する第三セクター・
えちぜん鉄道として、永平寺線を除いて運転再開しました。
国鉄が民営化する際にJRになれなかった路線や、
JRが切り捨てた路線が第三セクターになった例は多いですが、
廃線になった私鉄が第三セクターになった例は初めてでした。
その最初の時期から、目玉として、アテンダントが乗務しています。

一度廃線になった路線なのに、えちぜん鉄道は乗客数が増えているそうです。
もちろん、京福電鉄時代よりも運賃が安くなりましたし、
三国芦原線の駅の数も2駅増えたのも、乗客数が増えた原因でしょう。

でもやっぱり、アテンダントの方々の笑顔が、
このローカル線に活気を取り戻したのは間違いないでしょう。
俺は中学・高校時代に京福電鉄で通学していたので、
このえちぜん鉄道の成功は非常に嬉しいです。

そういえば先日帰省した時、車内の手すりに、

お願い
自転車はにぎり棒
備付のゴムひもで
固定して下さい。


という表示があり、手すりにはゴムひもが。
そしてその手すりには

あぶないので、このひもであそばないでください。

と書いてありました。
普通、競技用などの折りたためる自転車なら、折りたたんで持ち込めますが、
自転車をそのまま電車内に持ち込めるなんて、初めて見ました。

この本によると、えちぜん鉄道では、
「運輸はサービス業」 なんだそうです。

えちぜん鉄道と地元住民が手を取り合い、
アテンダントが地元住民や観光客の笑顔を呼び込み、
一度廃線になった、1、2両編成のローカル線を復活させた……
そんな感動の一冊です。
俺は泣けました。





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最終更新日  2008年01月22日 01時38分56秒
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