正直、ボクはあまり好きな言葉ではありません。
何故なら、時に非常にネガティブな意味を感じるからです。
ボクの場合、物事がうまくいかない時に限って
平気でこの言葉に頼ってしまいます。
口で言うのは簡単です。
だからといって簡単に還れるものではありません。
忘れた自分にはきちんとした理由づけができるからです。
仕事・趣味・恋愛・・・それぞれ必ず動機がありますね。
しかしそれは時間を追って変化します。
さまざまなキャリアを積むことによって、
失ってしまうものもたくさんあります。
大好きな人と初めて目が合った時のドキドキが
いつまでも消えない人はいますか?
病院で心臓の検査でもしてもらわなければなりません。
「あの時の思い出はウソ?」と過去にすがってばかりの人。
ご愁傷さまです。
人は変わっていくのです。
その間に失ったものは自分で気づいているだけでも
それこそ山のようにあり
気付かないままに消えてなくなったものは
また山のようにあるはずです。
でも、何もかもなくなってしまうことはないでしょう。
何かがプラス要素になっているはずだし、
手に入れた輝きや力もまた同じくらい
自分の身になっているはずだと信じます。
大切なのは変化を受け入れる勇気。
そしていつまでも変わらない憧れ、情熱。
その頃の自分を守ることができるのは今の自分だけ。
過ぎたことを憂いたり、失うことを恐れたりするよりも
今やるべきもっと大切なことがあるはずですよね。
クルマだって走れば燃料は減りますよ。
それを嘆いたって仕方ないでしょう。
また補給すればいいだけです。
その時の自分で新しい自分を見つけていきましょう。
例えそれが何がしの栄光であれ挫折であれ
過去はあくまで過去なのですから。
後戻りする必要はないはずです。
地球が回り、雲が流れるように
ボクたちも進んでいかなければなりません。