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我は教師になると、親の背中を見ながら育ってきた。
そして、親と喧嘩するときもあっが、教師の道は揺るがなく、
我も成長したなあと思う時がある。
地元へ帰って母校で教育実習をさせてもらう
た
めに、挨拶に行った。
すると昔、担任だった先生と目が合ったので、
す。宜しくお願いします」
というと、
「おまえ生意気だったのに、そんな礼儀正しくなって、
帰ってきたんだな」
「それはもう大人ですから、先日成人式を迎えたました」
挨拶もしっかり終え、またいつも働いている、
塾の方へ戻った。
最近思う事がある。
アルバイト先の塾の生徒が困っていたら、
いてもたってもいられなくなる。
そんなときがふとある。
「私学の合格発表、今日だったなあ。あの子どうだったのかなあ。
我の生徒だ。間違いなく受かっているはずだ」
そう信じていた
そして、その子が塾へ来た。
「受かったよな?」
その子は、こくりとうなずいた。
しかし、その子が調子が悪い事に我はいち早く、
気が付いた。
そして、声をかけると
「少し、調子が悪いので帰ります」
と元気なさげに言った。
その子は我に、合格したと一言、言いたかった為に、
しんどいながらも塾に来たのである。
帰って行くその子を、すぐに追いかけた
「大丈夫か?責任者に保護者さんに
迎えに来てもらうように、伝えようか?」
「いえ、家近いから帰ります。ありがとうございます」
そして、その子の言葉を尊重して帰らせた。
責任者にその一連の流れを伝えて授業に戻った。
「すごく、心配でしかたがない」
そんな義理堅い思いやりのある生徒を、
担当した事を心からよかった思った。
しかし、公立もまだ残っている。
つづく