今年秋のライブツアー『Rock on the Chair 座ってポン!』からの音源。これはまた意外な選曲ですね。アルバム『Gleam & Squeeze』の1曲目に収録されたラップナンバー。今回のツアーでは、『東京ライフ』・『東京に来い』に続けて「『東京~』3連発」で演奏されました(他に『TOKYOMAN』もありますが。あと『東京のお嬢さん』も(^_^;))。 確かに飛び道具的な1曲ですが、ライブではアンプラグドなアレンジで、原曲とは大きく違った印象で演奏されており、おそらく、その違いを楽しんでほしいとのことで収録となったのでしょう。 「ララーララ♪」という、スタジオ盤ではスターダストレビューの根本要氏が務めているキーの高いコーラスも、バンドメンバーの古田たかし氏・西嶋正巳氏とともに、KANさん自身によって歌われています。最高音部はちゃんと出るのだろうかと聴いてるほうがハラハラしましたが、そこはさすがKANさん、なんなく(?)こなしています。 このツアーのセットリスト、新旧織り交ぜたバラエティ豊かなものになっており、ファンは大満足だったのではないでしょうか。
(記:2006.12.31)
ベストアルバム 『IDEAS the very best of KAN
』 (2007.11.28)
1.IDEA
★★★★ 2.Songwriter
★★★★ 3.言えずのI Love You
★★★★ 4.サンクト・ペテルブルグ -ダジャレ男の悲しきひとり旅-
★★★★ 5.Happy Time Happy Song
★★★★ 6.MAN
★★★☆ 7.プロポーズ
★★★★ 8.DISCO 80’s
★★★☆ 9.星屑の帰り道
★★★ 10.長ぐつ
★★★★ 11.まゆみ
★★★★☆ 12.愛は勝つ
★★★★★ 13.世界でいちばん好きな人
★★★☆ 14.猿と犬のサルサ
★★★★ 15.カレーライス
★★★☆ 16.KANのChristmas Song
★★★☆ 17.50年後も
★★★☆
総合 ★★★★★
デビュー20周年を迎えたKANさんの、『The Best Singles FIRST DECADE』以来10年ぶり3枚目の公式ベストアルバム。 ベストアルバムがリリースされることが発表になった時は、果たしてどのような選曲になるのだろうと想像を膨らませました。KANさんのオフィシャル・サイトでも、今作の収録曲目を当てるクイズが企画されていましたね。 フタを開けてみると、「新しめのシングル曲」+「代表的なシングル曲」+「アルバム曲」といった、幅広い選曲がなされていました。これに、新曲1曲と、過去に発表した楽曲のリメイク2曲が加えられた全17曲。初回盤は、KANさんによるセルフライナーノーツ付き。
聴いてみたけど、とにかくこのベスト盤、選曲が良いですね。これまでのベスト盤と比較しても、『めずらしい人生』は発売時期からいっても当然ながら初期の楽曲しか入っていないわけだし、『FIRST DECADE』はこれまたシングル曲のみという偏りがありました。非公式の『GOLDEN☆BEST』はかなり良かったですが、今作はそれを上回る選曲の良さですよ、はい。 『サンクト・ペテルブルグ』や『Happy Time Happy Song』といった、良質な近年のシングル楽曲ももちろんしっかり収録されているし、アルバム曲からも『DISCO 80’s』や『猿と犬のサルサ』といった楽曲を持ってきたことで、KANさんの幅広い魅力をアピールすることが出来ていると思います。『長ぐつ』や『星屑の帰り道』といった楽曲が陽の目を見るようになったのも嬉しいですね。 選曲と同時に、曲順がすごく良い。今回あらためて各曲を聴いてみて、そのほとんどが以前よりも魅力的に聴こえてきたのは、曲順が各曲の良さを見事に活かすような配置となっているからでしょう。そういった意味で一番感心したのが、実は『愛は勝つ』。これまで数多くのアルバムに収録されてきた代表曲ですが、他のどのアルバムよりも、今作における『愛は勝つ』は魅力的です。『長ぐつ』~『まゆみ』ときて『愛は勝つ』。これは本当に、この配置じゃなきゃ駄目。お見事。ところで、こうやって聴いてくると、KANさん自身もライナーノーツで語っていますが、実はかなりロックナンバーですね。アイカツって。