英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2005/10/04
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  1. Number One (Knight/Thompson)
  2. Number Two (Knight/Thompson)


Peter Knight
violin
Danny Thompson
double-b

スティーライ・スパン のフィドル奏者と ペンタングル のダブルベース奏者によるデュオ作品。
 昔から顔なじみではあったけれど、共演したのは今回が初めてだそうな。

 最初にはっきりさせておきますが、フォーク作品ではないです、これ。
 ベースによる持続低音の上で鳴り響くバイオリンがなんとも悩ましげ。だいたいこの楽器編成でフォーキーなもの作るっても難しいだろうしねぇ。バイオリンの完全ソロ作ってんならまだしもさ。
 しかも全2曲(前半20分、後半19分)ってもはや英国フォークの大物バンド出身者による演奏だなんて言ってられないだろ。プログレって言われれば納得できるけどもね。ジャズ・ロックとか。

 そう、考えてみれば ダニー・トンプソン って人は元々はジャズ畑出身なんだよね。
#210 でレビューしたソロ作もフォークとは言い難い代物だったし、この人のベースがペンタングルのどこか冷めた雰囲気作りに一役買っているのは間違いないと思うのです、はい。

ピーター・ナイト のほうも最初から土着型フォーキーだったのではなく、クラシックの素養も持っているよね確実に。音楽院出てたはずだし…。
 スティーライ時代から細かいビブラートをかけたソロパートを披露していたし、クラシックのことはよくわかりませんけども、ここでの演奏は「フィドラー」じゃなくて「バイオリニスト」です。
 ちょいと悲壮感漂っていて、71年前後に豪放なフィドルを披露していた人と同一人物とはすぐには信じられません。

 レコーディング時の写真ではリラックスした表情を浮かべているお2人だけど、ピンと張った緊張感がもうすごすぎ。
 間合いって言うのかね、音を伸ばす長さや次の弦に移る瞬間が本当にさ。いかに集中力を切らさずに聴き終えるか真剣勝負だよ。






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Last updated  2006/11/03 10:26:26 PM
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