クラシック音楽リスナーの局(tsubone)

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December 18, 2005
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このブログをご覧になると,空から撮った写真が多いことにお気づきのことと存じます.仕事柄,さまざまな事柄を広く見渡して考えをめぐらし,ひとつにまとめてゆくという作業が多いからなのかどうか,空から大地を眺めることが大好きです.だから,飛行機に乗るときはできるだけ翼の上は避けて窓側に座れるように予約を心がけ,そして搭乗当日はお天気がよいことを神様にお願いします.そうして,あ,ここは,と思う景色があればカメラに景色を収めます.

そんな大空を飛ぶ浮遊感を描く天才作家といえば,やはり宮崎駿監督ですね.宮崎アニメ,いいですねぇ.宮崎さんのアニメ映画にはいつもメッセージがありますが,人間と自然の共存,あるいは自然というものに対して畏怖の念を忘れてはならない,というのが根底にあるように思います.それを高いところから眺め,忘れないように,ということなのか,空を飛ぶシーンがかならず描かれます.新作が出るたびに,こんどはどんな風に描かれるのだろうとワクワクしますよね.

私には,やはり「風の谷のナウシカ」がそのようなメッセージ性をもつ作品の原点として強く印象に残っています.この映画以降,劇伴音楽は久石譲が担当していますが,その音楽がまたいいですね.特にナウシカでは,「鳥の人」という題名のついた曲の中のひとつのフレーズが,メーべで大空を舞うシーンに恐ろしくぴったりで大好きなんです.映画のはじめのほうで,ユパ様の危機をナウシカが救ったすぐあとで,「ユパ様,これ運んでくださらない?気流が乱れてうまく飛べないの」と言って,メーベに飛び乗り谷に向かって舞うシーンで流れる音楽です.視覚的イメージを音にする,うまいものですねぇ.

ところで鳥になった気分というところでは,日本列島に大寒波が襲ったこの12月18日,私は出張先の熊本から飛行機で羽田に飛んでいました.空気が澄んでいたので,雲もそれなりに多かったのですが,1時間10分のフライトで空からの眺めを満喫しました.その一端,ご紹介いたします...

熊本を飛び立ち東に向かって阿蘇を越えると,別府,大分を眺めて九州とお別れです.
別府大分
上の写真で別府や大分の上空,別府湾,佐賀関半島,白杵湾がよく見えます.その後,宇和海をこえ四国の上空を飛び,窓からは瀬戸内海沿岸がよく見えます.
瀬戸大橋
上の写真の真ん中に瀬戸大橋が写っています.その後高松市街や小豆島を眺め,淡路島の上を飛ぶと大阪湾,関空や建設中の神戸空港などを視認すると,
堺大阪神戸
上の景色が見えます.大阪圏,大きいですね.写真の左下が関空のあるあたり,大阪湾沿いに,大阪から神戸まで写っています.その後奈良の上空を越えると,伊勢湾です.
津市松坂市
上の写真,伊勢湾の左側が松坂市や津市,その上の平野が白いのは雪.写真の上側の雲の下には名古屋市内があるはずです.そう,この12月18日は名古屋が大雪でしたね.その雪雲が写っています.伊勢湾,三河湾を越えると浜名湖,静岡市街などがよく見えました.そして,
三保松原

富士山と駿河湾
このとおり,富士山が見えて,伊豆半島や大島の上空を経由して,程なく羽田です.名古屋や北陸が大雪だった割には,富士山はまだ白くありませんでした.
出張帰りとはいえ,日本列島を眺めてみて,鳥の気分に満足した日曜日でもありました.
と,いうわけで,今日は「音楽的とは限りらない」雑談でした!





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Last updated  December 22, 2005 12:55:39 AM
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