「かに道楽」もぎ取られた…ファン暴徒化



 もっときれいな終わり方があったのでは-タイガースのリーグ優勝を祝い、16日早朝まで道頓堀川へのダイブが続いた大阪・ミナミの戎橋周辺で、騒ぎがようやく落ち着いた午前6時ごろ、ボランティアで路上を清掃していた大学4年の広沢裕子さん(22)は紙くずやペットボトルなどのゴミであふれ返った「宴の後」を残念がった。

 名物の看板の目玉を暴徒化したファンにもぎ取られるなどした「かに道楽」の広報担当者は「まさかやられるとは…。悲しい」とため息。

 阪神電鉄梅田駅周辺では、優勝を伝えるスポーツ新聞が大人気。改札近くの売店は開店1時間で完売。駅近くの宝くじ売り場でも「優勝して縁起が良いから」などと宝くじを買い求める人が続出した。星野監督の背番号「77」にちなみ、7万7000円分買った人もいたという。


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