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地中海式ダイエットを始めるにあたり、書籍を購入しましたまだ読んでないのですが、心臓病やがんなどの発症率が改善されるという健康面でも嬉しい効用があるそうですとりあえず、私としては、オリーブオイルをいままでより多く摂るようにしたいですざっくりいうと、なんにでもオリーブオイルをかけてみる!? 笑野菜をもっと多く取り入れて、オリーブオイルを使いこなす!あ、でもあまり手の込んだお料理は猛暑なので、したくないので、簡単にできるのがいいですブログで作ったものをご紹介したいと思います前の記事で ちゃおりんさん が、2冊、ご紹介くださいました地中海式 世界最強の健康ダイエット 横山淳一/SB新書和食×オリーブオイル の地中海式和食 松生恒夫/海竜社ソフトカバーこの2冊も併せて読んでお勉強したいですゆるく、がんばりましょうね
2020/08/13
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2月5日に禁断のアフタヌーンティを堪能した際、おともだちのちゃおりんさん からいただいた、マグカップのちゃいろおばさんのお話がとても気になって、(前から気になってはいたのですが、今回マグカップを頂いて、さらに読みたい気持ちがアップしました)アマゾンで中古の絵本を買いました今日、届きましたお菓子を焼くのが大好きなちゃいろおばさんお使いに来た子供たちにお菓子をプレゼントしています(*^^*)いいね、これ♪部屋の奥ではむらさきおばさんが刺繍をしています3人のおばさんと一緒に暮らしていたわんちゃん(名前はプリック)が辻芸人に連れ去られ、おばさんたちは、手分けして探すのですが、のぼったハシゴを蹴りたおしちゃったり、小川に足を滑らせ、びっしょりになったりで、大変な目にあってしまいますみんな揃ってお茶の時間 お菓子の量がすごい! 笑相当張り切って焼いたのね、おばさんったら、、ところで、マグカップの絵ですが、みどりおばさんがおぼれかけていて、ちゃいろおばさんが、ロープで引っ張って助けようとしている絵なのですがこの絵本には出てきません他のエピソードなのね、、このお話が知りたいわ、、
2020/02/08
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成人式もあって、連休ですね今日は、頭の中から追い出したいものがありましたどうやって追い出すか、考えて、本を選びました一気読みできるものがいいなーと選んだのは、東野圭吾 沈黙のパレード でした・・・ストーリー・・・突然、行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか帯にガリレオ、再始動とあるので、湯川教授が登場するんだなーと読む前からわくわくでした結構なボリュームでしたし、話が非常に複雑でした解決にむかうようで、なにか、まだありそうと思わせ、今度こそ、これで、全貌が明らかになったかと思わせて、じつは、、と展開していく様は、いや、まぁ、オミゴトでした最後に、「容疑者Xの献身」を思い出させるくだりがあって、湯川教授は、あの事件はやっぱり思うところがあったんだなぁ、、、としみじみ私も思いました実際、あの事件はちょっとやるせない気持ちになりますものねあ、読んでない人にはなんだかさっぱりわからない内容になってしまいました、、読み終わって、頭の中、ガリレオでいっぱいになりましたよかった!面白かった!
2020/01/13
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寒くなりました。 仙台でも初雪を観測しました。 冬だ~ 今日は一日ストーブをつけて仕事しました。 12月に入って、冬、本番です。 今年もあと1か月。早いね。クリスマスもあるし、お正月準備もあります。 ちゃんと時間配分しないとやり残しがでそうです。 がんばろう~ iPadを使い始めて、電子ブックというものを初めて買ってみました。 タイトルは 「十二単を着た悪魔」 内館牧子さんの作品です。 源氏物語がベースになっていて、この物語の弘徽殿の女御に着目して 話が進んでいきます。 なかなか面白く、一気読みしてしまいました。 iPadなので、どこでも読めます。ベッドの中でも読んじゃう(*^_^*) というか、単行本でも私はだいたい寝転がって読むのが多いかも。。。 内容ですが、弘徽殿の女御は源氏物語ではあまり登場しないように思います。 桐壷の更衣をいじめる意地悪な女というイメージですが、この本ではしっかり 自立して生きる女として書かれています。面白かったです。 源氏物語をはじめからちゃんと読んでみたいと思いました。
2012/12/02
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書店へ行くといつも私は、お料理とパソコン雑誌のコーナーは必ずと いっていいくらい立ち寄ります。 そこで見つけたのが、この本です。 箱に入ってさらにラップで包まれてました。 薄いグリーンはこのお店のカラーですね。 ラデュレのお菓子のレシピ本です。豪華に天金です! 手触りがよくって、印刷のいいにおいがします~ 野いちごがおいしそう♪♪ マカロンも載っています レシピ本ですから、当然、材料や作り方が載っているのですが、この本は 写真だけで十分楽しいです。(文字を読むのが面倒だ、、、 てか、あまりに綺麗なので、作る気があまりわいてこなくて、たべたいなぁ。。。 おいしそうだわぁ。。。♪ と見て楽しむものになってます。 どれか作ってみたいのはあるかなぁ。。 というか、こんな風に綺麗に作れたらいいなぁ。。 、、、そんな事考えるのだったら、練習しろよ、、って事なんですけどね。 目下、寝る前に見て、おいしそ~♪ きれい~♪ かわいい~♪ と幸せな気分になって夢の中です。。 ! 新たな睡眠導入剤ですかね、、、笑
2010/11/02
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暑いと思ってた夏がようやくすぎ、気がつくともう10月 最近はあっという間に1週間が過ぎていきます。 昨日はMRIの結果を聞きに病院へ行きました。 ありあえず、心配しなくてもよいと言われ、ほっとしました。 待ち時間約3時間。 本1冊持っていってよかった、、夢中で読んでました。 「プラチナデータ」 東野東吾著 かなり前に買って積読状態だったのを取り出しました。 DNA分析によって、犯人を特定するというすごいプログラムの話です。 そういえば、 今、各地で100歳以上の方の確認をしてますね。 200歳以上の方もいたりして。。。?? なにかあると役所には、戸籍謄本の提出とか言われるけど、どういう管理して るのかなぁ。。 戸籍でもこんな管理のしかたなのに、DNAを管理することになったらどうなるんだろう? なんて思いました。 なかなか面白かったです。(^v^) すこし寒いかなと思う秋の夜に読むと、胸がきゅんとなる切なさもあります。 東野さんにはめずらしく? (笑) 繊細な人が登場します。 ドラマになるといいなー 読書の季節ですね みなさんはどんな本を読んでますか?
2010/10/02
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今日は、所要で街に行ったついでに、アリス展を見てきました。 先日の映画「ゴールデン・スランバー」でも登場した、藤崎デパートです。 古い書籍や書簡などは撮影禁止でしたが、ところどころ記念撮影ができるような 場所があったので、撮影してきました。 おなじみ、チシャネコさんです。 このお茶会、、、アリス、、こわ~ (T_T) このアリスは、ジョン・テニエルの手によるものなのですが、当然、一番知られている アリス像です。 アリスの髪型ね、、なぜ前髪を全部後ろにしてるんだろう。。 かわいくないよね。。(ーー;) わざとかわいくないようにしてるのかなぁ。。。 なぜ、今、アリスなのかなと思ったら、4月から上映されるのですね。 Alice in Wonderland 面白そうです この頃の絵本は豪華な木版画の挿絵があって、わたしはだいすきです。 テニエルもいいけど、グリナーウェイやリチャードドイルが好きです。 リチャードドイルは、シャーロックホームズを著したコナンドイルは 彼の甥にあたります。 ちょっとおさぼりした月曜でした (^v^)
2010/03/15
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村上春樹 「1Q84」 書店で平積みされているのを発見した翌日、すでに残り1冊という売れ行き。 最近は、話題の本だけが売れるという異常現象のなか、 最後の1冊に、図らずも手をのばしてしまいました。(*^_^*) 村上春樹は「ノルウエイの森」以来です。ご無沙汰です。 相変わらず、ブランドものや、マニアック風な音楽をひきつれて、 過激な表現をあっさりと流す、彼の手法が展開します。 が、今回の小説は現代社会を色濃く反映した作品になっています。 女性(青豆)と男性(天呉)が交互に登場し、それぞれが、周りの糸を撚り合わせ、物語が進む。 仕置き人張りのシゴトに、ゴーストライター、宗教法人という名のカルトに 別次元の世界とおもちゃ箱をひっくり返したような拡散のあと、2巻では、 2本の糸が絡み合い、収束していく。 物語は上辺をさらうといつもの春樹風で、学生運動や全共闘の匂いがする。 この世では邂逅を許されない男女の渇きが描かれる。 重厚な交響楽やバッハの宗教音楽が流れる底辺では、カルト集団や ドメスティックバイオレンスなどの現代の病んでいる部分が横たわる。 宗教法人「さきがけ」の暗黒の手が、二つの月や、空気さなぎ という不思議な存在の中に混在する。 彼の一気に読ませる力量がともすると、読者は見逃してしまう、いや、むしろ 余計なものだとさえ思わせてしまう。 物語の中にはあちこち彼が仕掛けた罠が隠されているようだ。 注意して読んでも、罠にかかりそうになってしまう危うさを感じる。 リトルピープルは、人の弱さに付け込む魔の手の比喩なのだと思う。 誰しもがその危険にさらされているのだと、警告しているように思う。 5年ぶりの書き下ろしという本作は評価が二分されているが、評価しないという人は 娯楽作品を期待しているではないかと思いました。 アメリカ映画のようなすべてが説明されて、鑑賞者の想像を入り込ませないほどの 展開の早さと分かりやすさをこの作品に求めるのであれば、派手な描写が苛立ちさえ 誘発し、とんだ期待外れのものになるでしょう。 青豆の最期、割り切っているようだけど、天呉の前に幻のように現れるくだりは 彼女の想いのなごりを垣間みたようで、涙がこぼれました。 最近のものにしては考えさせられる本です。 昨日、書店にいったら、また平積みになってました。 1か月で200万部の売上とか、すさまじいです。。。。
2009/07/15
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宮沢賢治のセミナーがあったので参加してきました 賢治と星、宗教についての講演でした。 賢治の作品と宗教は切り離せないものとなっているのは周知のことです 花巻の家を出て、約7ヶ月ほどの東京での暮らしの間に、賢治は日蓮宗の 門を叩き、そこで、出会った 国柱会理事の高知尾智耀のすすめもあって、 宗教と芸術を結びつけ、たくさんの物語を書いていくのです。 科学者としての洞察力と唯心論がまざりあった作品郡は、「銀河鉄道の夜」に 色濃くあらわされている。。 大雑把に言えば、1時間半の講義の内容はこのようなものでした。 ( ガラスに焼きついた透明な賢治 目があうと泣きそうになる) 賢治はものの成り立ちについても、あれこれ考えていたのではないかな と思っています。 原子の世界、宇宙の誕生について、、 しばしば、賢治の作品の中に登場する「透明なもの」 というのは、いまでいうならば、ニュートリノのようなものなのではないか とさえ思ってしまう。 モノについて突き詰めて考えていくのと同時に、その対極としての心のありよう、 つまり、人間はどうあるべきなのかと 科学とこころの両方を追究した科学者なのだと思う。 宗教家という概念を超えて、ほんとうの幸せを求めたのではないかと思うのです。 この命題を手にする日が人類に訪れるのだろうか (シュールっぽい賢治の絵 右は空のひび) 透明な化石、ニュートリノが語るものは何? (銀河鉄道の夜 路線図) 賢治はいま、どのあたりにいるのだろう。。。 石炭袋の端でしょうか、 そういえば、賢治のマントが納められているガラスケースに手を触れたとき 私の体の中をすり抜けたよね、 いまでも羅須地人協会にいるのだろうか あのマントに触れたら逢えるのかしら・・・・ 逢いたい・・・
2009/06/20
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今週は本のレビューにおやつというパターンになってます。 意図したわけじゃないんだけど。。。 では、昨日のスイーツはこちら ミルク寒天といちごに薔薇のソースをかけました。 ミルク寒天は、牛乳、生クリーム、練乳、寒天でつくりました。 薔薇の香りがとってもよい薔薇ソースといちごがとってもいいかんじ♪ 薔薇はいいね(*^_^*) では、本日の本 佐藤愛子 「院長の恋」 佐藤愛子さんは、85歳、この本で小説にピリオドを打ちました。 小説を書くのは体力的に無理だとおっしゃっていました。 そんな彼女が書く恋愛小説ってどんなものなのでしょうか 主人公、柏木浩一郎、2代目の院長です。 彼は父から受け継いだ病院を発展させて、うつ病、痴呆、高齢者病棟など 作って、医者のみならず、企業家としての手腕も発揮するという人物です。 3人の子供がいて、従順な妻がいるという典型的なよいパパであって素敵な 男性なのですが、ある日、突然、彼が恋をするのです。 相手は製薬会社の営業の女です。 院長の変化に最初に気づくのは、秘書です。「なにかヘンだ」と直感するのです。 この辺はさすがに女だよね、描写がするどい。 院長の恋の相手の女は、あちこち男を代えて渡りあるってるという人物です。 そんな、とんでもない女に院長がだまされてる!みたいな流れです。 これまで、真面目一筋できた男が突如、恋という「はしか」のビョウキにかかった というのです。 女性作家の描く恋ってこういうパターンって結構ありますね。 恋の相手はあばずれが常なんです、美人でデキル女を相手に選ばない。 結局、相手があまりにお粗末なものだから、最後は夢から覚めるように嫌気が差すの です。 もし、いい女を相手にしたら、どういう展開になるのでしょうね。 そういうのを読んでみたいけど、最後の恋愛はハッピーエンドの楽しいものに させたかったのかしら。 残念だわぁ。。爆
2009/06/18
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昨日読んだのは、五木寛之です。 その前に本日の読書のおともはこちら♪ 薔薇のジャムを入れて作ったひんやりスイーツです 牛乳、練乳、薔薇のジャム、粉かんてん、水をあわせて、凍らせてみました。 型から取り出して上に薔薇のジャムをのせました。 薔薇の香りがふわぁと香ります。 するんと口にはいって、ひんやりとしてリフレッシュ♪ いちごも添えてかわいくしました (*^_^*) では、本日の本 五木寛之 「哀しみの女」 です。 五木寛之といったら、流行作家というイメージがあると思います。 近いところでは「大河の一滴」は話題になったし。。 でも彼の最初の作品「さらばモスクワ愚連隊」というタイトルからもわかるように どちらかというと、路線を外れたというか、マイナーなもの、弱いものに着目して 書いていると思うのです。 そんな彼の描く男女の人間関係とはどのようなものでしょう。。。 以下、文庫の裏表紙からそのまま書きます。 年下の恋人章司と暮らす和美は、異端の画家エゴンシーレの「哀しみの女」 に強く惹きつけられる。描かれていたのは、シーレのモデルで愛人だった ヴァリー。 この女性の人生に和美は自分の運命を重ね合わせていく。 大人の女の愛を描いた恋愛小説 お話の中にはもう一人、板倉という男が登場する。 和美が章司と出会う前に付き合っていた男性です。彼は和美と付き合って いながらも別の女性を選び、結婚をしますが、何かと和美のことを気にかけている 男性です。 この3人の微妙な関係と絵のモデル、ヴァリーの人生を重ねて物語は進行します。 70ページ近く読んだころか、私はこの小説は女性が書いたのではないだろうか? と思いました。 え? 五木寛之って、女性だったかしら? なんて。。。。ことはないのですが、そう思えてしまうほど、彼は女性を書くのが うまい、、 それは、和美のことを「わたし」と書いているせいかもしれないが、よく 女性をご存知だと関心します。。。 こういう人と向き合ったら、こちらの手の内を見透かされそうだなぁ。。。。 でも読み進めると、じつは、和美という女性は五木寛之の理想の女性として 書かれているのではないかと思い始めました。 うん、たぶん、そうだろうな。。。 和美は水商売をしているのだが、不思議とすれたようなイメージがなく、 むしろ、清らかな雰囲気さえ感じさせるのです。 このへんの書き方はさすが、作家です。 和美はヴァリーの人生をなぞるように、章司を他の女性と結婚するように 促すのです。そして、最後は一人残されるはず・・・ なのですが、自分の好きな女性には幸せになってもらいたいのだろうな、 五木寛之は、最後にかすかに明るい希望が持てるような結末へもっていくのです。 和美にかかわる男たちは彼女を捨てたように見えるけど、彼女から離れられないのです 和美は、頼りなげなふうでも、くじけず、しっかりと自分の運命を受け入れて生きる そして、章司の婚約者に、「女として尊敬する」とまで言わしめる女性なのです。 幸せになってもらいたいですよね。。。。 「哀しみの女」は一度絶版になった小説ですが、ポプラ社より復刊しました。 現代の希薄な人間関係の世の中にふたたび蘇るのは嬉しいものがあります。 次回は引き続き、五木寛之 「レッスン」 え? 何のレッスンかって? うふふ(*^_^*) そりゃあ、、アレでしょう。。
2009/06/16
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スーパーの地元野菜のコーナーで らっきょう を買いました。 甘酢漬けを作ってみました。 らっきょう 300g弱 酢 150cc みりん30cc 砂糖40g 塩 15g 鷹のつめ1本 3週間くらい冷蔵庫に入れておけば食べられるようになるとのことですが、、 3週間後のお楽しみです。 昨日の日曜、いつもの一気読み タイトルは 「食堂かたつむり」 小川 糸 著 ある日突然、同棲していたインド人が、家財道具もろとも姿を消した という場面からお話は始まります。 ショックで失語症になる主人公は田舎へ帰り、そこで食堂を開き お料理を作ってお客さんを幸せな気持ちにさせて。。。。 という流れですが、 冒頭、恋人のインド人を探すこともなく、奪われた調理道具やお金を取り返そう ということもせずに嫌いな母のいる実家へ帰るという部分がわたしにはどうしても 合点がいかず、最後まで煮え切らない思いを引きずってしまった。 そういうものなのかな、、深追いはしないと言えば、いいように聞こえるけど、 そんなふうに淡白で居られるのだろうか 実際それほど淡白だったかというとそうでもなく、カレーを作る際には 泣きながら作っているので、引きずってはいるんだよね。。。 それでいて、彼女の作る料理はほどカンペキな仕上がりなのだという。 このギャップが面白いのかもしれないが、私にはいささか飛躍的で なかなか共感や感動までには達しないのだ。 主人公が、遠い。 漱石にしても、鴎外にしても、彼らのもがきのほうが私には親近感を覚える 超えようとして超えられずにいるその姿に引き込まれる。 太宰の自己に向ける厳しさに驚嘆しながらも同化してみたいという魅力は ここにはかけらも存在しない。 一方、世界中の出来事がリアルタイムで配信され、 未曾有の不況という言葉が飛び交い、生活の基盤が揺らぎそうなこの時代に それを求めようとするのは、難しいのかもしれないとも思った。 現代は忙しすぎて、ものごとを深く考えていたら、忽ちにストレスに潰されて しまうのだ。 触れてはいけない腫れ物のように、遠巻きにして目を伏せ 過去へ葬ってしてしまわなければやり過ごせないのかもしれない。 この前に読んだ、吉田修一の「パーク・ライフ」などもそうだった。 当たり障りのない人間関係を構築できるものが優しい人間なのか・・・ そこまで現代社会は疲弊しているのだろうか。。。 だとしても、、いや、それならばなおさら文壇には、気概をもって 問題に向かっていく姿勢を表現してもらいたいと切に願う。 困難に向かうアプローチこそが感動をよぶものだと思うのだが、、、 こういう考えは古いのかなぁ。。。。 お話は断片的なパッチワークで色とりどりなのが印象に残りました。 さて、五木寛之はどんな関係を描いているのでしょうか、 「哀しみの女」は今夜の一気本です。。。
2009/06/15
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昨日は、ガリレオの 湯川学でした 彼は変人と言われているけど、そうかな、、、 私の通ってた学校では、湯川クラスの先生はふつーだったなぁ。。 恒温槽で甘酒をつくるとかね、、そういうの、普段から目にしてたので あまり違和感は感じないなぁ。。 でもこの人物はかなりユニークだと思った。。。 湯川の対極をいく・・・伊良部一郎 「インザプール」 著者 奥田英郎 なぜか、「いい男」 に選ばれてる。。。 伊良部総合病院神経科 医学博士 色白でおでぶ 注射ふぇち ためらいというのもがなく、こどもと本気でおもちゃの取り合いをする なんとも破天荒な医者です。 おでぶは絵になる。。。おでぶは癒し。。。。 はちゃめちゃといえる治療?にいつしか患者も伊良部のペースに引き込まれ 最後は笑顔でハッピーエンド この短編シリーズ、 笑えます。。 病院の待ち時間に読んでいて、爆笑しそうになった この医者はぶっとんでます。 夜中のプールに忍び込もうとして窓枠に体が挟まって身動き取れなくなったり します、でも、憎めないキャラです。 デキてるのかイカレてるのか? 湯川の服装は、アルマーニでしたが、伊良部は、エルメスを着ています 想像するだけで笑っちゃうけど、それが結構似合ってるらしぃ・・・ 伊良部を読んでいて、私はある人を思い描いて読んでいました。 白衣ではないけど、白いものを着ている 癒され系 (*^_^*) むふ♪ コムシノワの西川さんです~♪ 癒されるわぁ。。。(*^_^*) 湯川に伊良部、二人の共通点は、自分をしっかり持って芯が強いって ことでしょうか、周りのものに簡単になびかず、自分を持っている 自己中心ということではなく、自分なりの哲学をもってるってことですね。 周りに左右されない、前を向いてる、潔い。 今の日本人が忘れてしまっている大切なものを持っているのです。 少し前までは普通に存在してた、こういう人たちは今、貴重になり もしかして、絶滅危惧種になりつつあるのかもしれない でも、それは、私たちが忘れかけてるものを思い出すことによって 復活するのかも。。ね (*^_^*) コムシノワ登場ですから、パンもね、焼きました ヴィエノワ ミルククリームをはさみましょう~ (*^_^*) 詳しいレピシは明日アップします~♪
2009/05/29
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依然として続いてる読み飛ばしですが、今回は東野圭吾のガリレオシリーズです はじめに読んだのは、「容疑者Xの献身」 物理教室の准教授 湯川が主人公の謎解きの話しです。 物理教室っていう設定だけで親しみがわくというか、身近だわぁ。。 いつもよりさらにページを繰るスピードが増す。。。(^_^)v 湯川に対するのは、数学者の石神、 四色問題とか、いろいろな難問が登場します。 数学界には懸賞金のついた問題があったりするものね~ その中で、石神が、この解は美しくない、、というようなことを言うんだよね、 正解を導くプロセスに美しさがないという。 プロセスには私もこだわった、というか、みんなそれぞれの美観といものを もっていたよね。。 今は答えをマークシートなんてものにマークするだけという陳腐なものになって るので、プロセスは関係なく、答えだけを重視するんだろうけど、 本来はプロセスが大事なんだよね。 入試問題でも早稲田様、慶応様というのがあったし。 いまからでも入試問題は記述式に戻せばいいのに。。。。 という感想を持ちました。。。ってこれが感想かい。。笑 それから 「探偵ガリレオ」 「予知夢」 短いエピソードを集めたものなのですが、それぞれにいろいろな しかけ が 登場します。 でもこれは物理や化学の講義をうけたことのある人なら、すぐにわかると思われます。 海でいきなり爆発するという話しなどは、あぁ。。アレかぁ。。 ってすぐわかっちゃうんですね、 赤い糸にしても、、、 早い段階でわかってしまうのですが、それでも面白かったです。 手を変え品を変え、、なるほどね。。って(*^_^*) 今、文春文庫で感想文を募集しています。 ガリレオの湯川も入っています。題して、「いい男感想文」 湯川は「敵にしたくない いい男」 の中に入っています。 他に、一緒に酒を飲みたい男とか、恋人にしたい男というものあります。 賞金は35万です。 みなさんも、書いてみませんか? 興味ある方は↓をクリック ♪ いい男感想文 プランターのトマトに、ちいさいトマトを発見しました♪ 直径5ミリ! おおきくなあれ~ (*^_^*)
2009/05/28
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映画「重力ピエロ」を観た後に原作を読んで、いままで冬眠してた 「本を読む」という作業が目を覚ました 昨夜は2冊 昨日行った本屋で何気なく目に留まった薄い文庫 「つむじ風食堂の夜」 食堂 という単語にまず、どんな食べ物が登場するのか想像をかきたてられ、 ・・・の夜 に宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をうかつにも重ねてしまった。 これは手に取るしかないでしょう。。 180ページ 一気読み。 気軽に読めますが、言葉の言い回しが面白いです、これ♪ それから、 おともだちの rozeさん からのお勧め 「サスツルギの亡霊」 ミステリーです。450ページを一気読み。 南極が舞台です。厳しい自然環境なんですね、その中での事件です。 人の行動の源というのもを考えさせられました、面白かったです。 2冊も一気読みなのですが、ふつう、読書というと、みなさんはちゃんと机に 向かうのでしょうか。。。そうだよね、、、きっと。。 私は本はベッドの上です。 寝転んで読んでいます、、お行儀悪いよね~ 片手で持ってごろごろしながら 読みます~ その際本のカバー類は全部外して裸にします(^_^)v 中学のころ濫読しだしてから、大体一気読みが多いかな。 若いころは今とは違って一度に何冊も毎日読み漁ってた、あさるという言葉のとおり ただただ読み飛ばしてた。 今は体力もなく、できないです。。 昨夜は2冊でおしまい。。 が~っと読んでしばらく本から離れて、またが~っと読む というとんでもない読書スタイル?! まだ残ってるのがありますので、今夜も、、間違いなく一気でしょう。。。あはは。。 みなさんは、どんな読書方法なんでしょう。。。 わたしとおともだちの人、いるかしら~ (^_^)/
2009/05/08
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寒い週末でした金曜日に降った雪は日陰では解けずに固まって氷になっています寒い夜 雪の降る夜枯れ木を揺らす風に誰かの声が聞こえてきますこんな夜は雪の女王がやってきますアンデルセンの「雪の女王」は小さな頃から何度となく読んできたお話です悪魔の作った鏡の破片を目に入れてしまい、雪の女王のところへつれていかれたカイをゲルダは、はだしで探しにいきます何もかも棄ててまっすぐにカイを探しにいくゲルダはけなげそのものですしかし、年を重ねて読み返すと昔とは違ったものが見えてきます雪の女王はなぜ、カイを氷のお城へつれて行ったのでしょうカイが「雪の女王が現れたらストーブの上に乗せちゃう!」と言ったことに怒ったからでしょうか・・・いいえ、きっと、雪の女王は、冷たく閉ざされた世界で彼女の心も冷たくてさびしい思いをいていたのでしょう小さな男の子のぬくもりがほしかったのかもしれません自分を頼る小さな手がほしかったのかもしれない・・・これは女の性でしょうかこどもがほしいって思うきもち・・・ちいさくて柔らかで、あたたかいものを抱きしめたいって・・・美しい雪の女王が、求めても得られなかったもの少女、ゲルダはそのまっすぐな情熱でカイを正気に戻し難解なパズルの「永遠」をも完成させて、カイを連れてふるさとへ帰ってきます雪の女王はまた冷たいお城で心も閉ざして暮らしているでしょうか・・・いいえ、たぶん雪の女王も幸せなのだと思いますカイと一緒にいて、何かを得たのだとそう思います 氷の想い 氷の城で閉ざされし想い 叶わぬ思いを抱きしめて 凍る風より冷たい心 あたたかい手に触れたくて 抱きしめたくて 張り裂けそうだった いま 小さな手が 冷たい心を融かしていく 幸せに出会った * * * * * *寒い夜に温かいお部屋で雪の女王を思って食べるデザートはいちごのあいすくりぃむハーゲンダッツのバニラアイスに、同量のヨーグルト、いちごを入れてかき混ぜ冷凍庫で冷やします甘酸っぱいおいしさが広がります
2008/01/27
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昨日、草刈りの機械が一日うるさく響いていましたが、栗の木のある空き地の草刈りでした草刈りが終わった夕方、行ってみました。栗のいががごろごろ。。。。だけど、栗はどれもしわしわ~そして、なんと栗の木は伐採されてしまいました。。家でも建つのにお邪魔だったのかな・・・・無残です・・・・栗は食べられそうなのはありませんでしたくりのいがってすごく痛いのね、軍手などでは太刀打ちできません。ピンセットのおおきなやつとか、ゴムの手袋とかそういうものが必要なのね。。とかいいながら、このときの私は、ひらひらのスカートにサンダルでした。。 今朝は気温も低く、寒いくらいでした。 あったかなココアがおいしい季節♪ それからホットワインも♪ おともは、枯葉のようなぱりぱりのチュイールを♪本日のおやつ♪甘さ控えめのチュイールは食べだすととまりません♪このココアのチュイール、カウプレに入れる予定です♪お待ちのかた、お楽しみに♪コーヒータイムには、詩でも♪永井 荷風 の珊瑚集ですこれは初版本の復刻版です 秋の日 ヴォオドレエル (永井 荷風)吾等忽ちに寒さの闇に陥らん、夢の間なりき、強き光の夏よ、さらば。われ既に聞いて驚く、中庭の敷石に、落つる木片のかなしき響。冬の凡ては ー 憤怒と憎悪、戦慄と恐怖や、又強ひられし苦役はわが身の中に帰り来る。北極の地獄の日にもたとえなん、わが心は凍りて赤き鐵の破片よ。をののぎてわれ聞く木片の落つる響は、断頭台を人築く音なき音にも増(まさ)りたり。わが心は重くして疲れざる戦士の槌の一撃に崩れ倒るる観楼かな。かかる惰き音に揺られ、何処にか、いとも忙しく柩の釘を打つ如き・・・・そは、昨日と逝きし夏の為め。秋來ぬと云ふこの怪しき聲は宛(さなが)らに、死せる者送出す鐘と聞かずや。 こちらは、ヴェルレエヌ の秋のうた ♪ 秋の日の ヴィオロンの ため息は 余が胸を けだるくも 悩ましぬ 息も絶へ 青ざめて 鐘の音に 余は思ふ 去りし日を 涙して 去らんかな 風とともに あちこちと さまよひて 一片の 枯葉の如くこれはノルマンディー上陸作戦で、連合軍が暗号として用いられ映画「史上最大の作戦」の中でも描かれています。
2007/10/09
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今夜は 中原中也 ♪1907年(明治40年)4月29日に生まれた中也は今年が生誕100年です(井上靖もたしか、生誕100年で、5月6日頃だったように記憶しています。)「在りし日の歌」は中也が亡くなった翌年に出版された詩集ですが、生前彼の手で編集されたものです 骨 ホラホラ、これが僕の骨だ、 生きていたときの苦労にみちた あのけがらはしい肉を被って、 しらじらと雨に洗はれ、 ヌツクと出た、骨の尖。 それは光沢もない、 ただいたづらにしらじらと、 雨を吸収する、 風に吹かれる、 幾分空を反映する。 生きていた時に、 これが食堂の雑踏の中に、 坐っていたこともある、 みつばのおしたしを食つたこともある、 と思へばなんとも可笑しい。 ホラホラ、これが僕の骨---- 見ているのは僕? 可笑しなことだ。 霊魂はあとに残って、 また骨の処にやって来て、 見ているのかしら? 故郷の小川のへりに、 半ばは枯れた草に立つて、 見ているのは---僕? ちょうど立札ほどの高さに、 骨はしらじらととんがっている。 (在りし日の歌)詩稿は中也の亡くなる3週間前に小林秀雄に託されました小林秀雄・・・・・・・・・・・・評論家小林秀雄により、中也は、魂の詩人とまでに呼ばれるようになった幼い頃は神童と言われた中也中学では、文学に浸り、落第、京都立命館中学に編入バイオリンを弾きながら全国放浪をしていた永井叙に会い、冨永太郎とも出会うそして、永井を通して長谷川泰子に出会った。大正14年、中也は、泰子と上京そして、小林秀雄との出会い。大正が終わろうとする時代、14年11月、冨永太郎が病死小林との交流が深まる中で、泰子は小林のもとへ走る小林秀雄は中也に絶縁状を突きつける東京の真ん中で一人になった中也が詩人として歩みだす 生ひ立ちの歌 幼年時 私の上に降る雪は 真綿のようでありました 少年時 私の上に降る雪は 霙(みぞれ)のようでありました 17-19 私の上に降る雪は 霰(あられ)のように散りました 20-22 私の上に降る雪は 雹(ひょう)であるかと思はれた 23 私の上に降る雪は ひどい吹雪とみえました 24 私の上に降る雪は いとしめやかになりました・・・・・ (山羊の歌)小林秀雄は、「中原中也の思い出」という中でこう書いている三人の協力の下に(人間は憎みあうことによっても協力する)奇怪な三角関係が出来上がり、やがて、彼女と私は同棲した。この忌わしい出来事が私と中原の間を目茶苦茶にした小林秀雄特有の、否定文の畳み掛けでなお文章はつづく・・・ 中原の心の中には実に深い悲しみがあって、それは彼自身の手にも余るものであったと私は思っている。彼の誠実が、彼を疲労させ、憔悴させる。彼は悲し気に放心の歌を歌う。川原がみえる、蝶々が見える。だが、中原は首を振る。いやこれは「ひとつのメルヘン」だと。私には、彼のもっとも美しい遺品に思われるのだが。小林秀雄に「もっとも美しい遺品」と言わせた作品は 秋の夜は、はるか彼方に、 小石ばかりの、河原があって それに陽はさらさらと さらさらと射しているのでありました 陽といっても、まるで硅石か何かのようで、 非常な固体の粉末のようで、 さればこそ、さらさらと かすかな音を立ててもいるのでした・・・・・・・・・・この文章の構成、雰囲気は、そう、私の大好きな宮沢賢治のものと似ている実際、中也は、「春と修羅」を何度も読み返して愛読していました。たくさんの童話たちも読んでいました。私には、この作品は小林秀雄が書くように、悲しみに押しつぶされ、人生に衝突し詩にも衝突した告白文だとは思えないそれは、小林が中也の女を奪ったというところからくる見解なのかもしれない。私には、中也は、後年、悲しみや苦しさも突き抜けた感じがする賢治が見た世界にも似た一種のイーハトーブのようでさえあるように思えてしかたない。小林は、また、「死んだ中原」の中で ああ、死んだ中原 僕にどんなお別れの言葉が言へようか 君に取り返しのつかぬ事をして了つたあの日から 僕は君を慰める一切の言葉をうつちやつたと書いている。女を奪ったということが小林の中でも重い翳を落としているより苦しみ、引きずったのは小林秀雄のほうかもしれない。。。 復刻 「春と修羅」 宮沢賢治 復刻 「在りし日の歌」中原中也
2007/05/22
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