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2023.08.17

自然災害被害とは別に後世に伝えなければいけない

カテゴリ：カテゴリ未分類

小池都知事が関東大震災における朝鮮人虐殺事件に対して相変わらず無視を決め込んでいることに関して。

　この震災における朝鮮人虐殺に関しては、地震の被害と別の考え方をしなければなりません。それは「無理解と流言によって罪のない人間（朝鮮人だけでなく、言葉使いがおかしいという理由で殺された地方出身者もいた）が自警団によって虐殺された」という事実であり。しかも、その自警団の人々は別にやくざなどではなく、普段は何の問題もおかしていない善良な一般人。それが未曽有の地震で不安をあおられ、デマ、流言によって信じられない殺戮をおかすという。

　このことは単なる過去ではありません。例えばここ最近でも、鬼怒川洪水の時や広島での土石流災害、そして東日本震災、熊本震災のときも災害発生後、匿名掲示板やツイッターなどに「現場に外国人の窃盗団が現れた！注意！」とか「○○人によるレイプ事件が多発中！」といった情報を垂れ流される。もちろん、そんな情報は警察には一切上がっていない。発信者は履歴を見ると過去にもそういう情報を流しているような。

　上の話に戻ります。この件に関しては関東大震災の犠牲者と別に、常に震災のたびに私たちは思い出さなければならない。震災の犠牲者ではない、デマと不安によって醸成された社会では信じられない悲劇が起こる。そして、今現在でも大きな災害があると意図的にデマを流して混乱をさせようという輩がこの国にはいる。ということ・・・

　そのことを後世に伝えなければいけないのです。

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