家族の思い～心の病気～
家族の思い～心の病気～
もしかしたら役に立つ人がいるのかもしれないと思ってシェアします。
でも もし読んでいて辛くなったら すぐ脱出してください。
また、もし不愉快な気分になられる方がいたら ごめんなさい。
ここで書いていることは、わたしはこうです、ということに過ぎませんので
どうぞ悪しからず・・・
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最初は よくわからなかったの。
なぜいつも機嫌が悪いのか。
病気だとわかって、救いを求めて 本を読み漁ったの。
ネットでも調べまくった。・・わたしのブックマーク、すごい量よ(笑)
だけど
「・・・・・といった症状が出ることがあります」
なんてコトバは なんの助けにもならなかった。
意味のわからない発言。
理由のわからない敵意。
矛盾した行動。くるくる変わる気分。
いちいち振り回されて 疲れ果ててた。
「病気がそうさせてる」ってアタマではわかっているけど
そんな敵意と不信感のこもった目でわたしを見ないで・・・
悲しかったよ。とてもとても悲しかった。
なにがいけないんだろうって 自分を責めて責めて
すごく辛かった。
犯人捜しに熱中したこともあったな。
「原因不明」
どの本にも そう書いてあったけど・・・
性格？ 育ち方？ 遺伝？ 祟り？
そいつを見つけて叩き潰すことができれば、何でもするって思った。
少しでも助けになりたくてあれこれ世話を焼いてた。
これ食べた方がいいよ。これ飲んだ方がいいよ。
お酒はやめて。タバコはやめて。
そんな風に考えちゃダメ。そんな性格じゃダメ。
まだ寝ちゃダメ。もう寝なくちゃダメ。まだ起きちゃダメ。もう起きなきゃダメ。
言った通りにしてもらえないと、病気がひどくなるんじゃないかと思って
パニックになった。
相手がうるさがると、治る気がないってなじった。
ホントは わたしを安心させるためにやってほしかっただけなのにね。
眠っている間に何かあったらと思うから、わたしは何年もベッドで寝なかった。
予定の時間に帰ってこないと 事故かと思ってパニックになった。
不安と対面したくなくて 仕事に逃げ込んだ。
この人このまま壊れていくんじゃないかと いつもいつも怖かった。
悪い想像しか浮かんでこなかった。
だから 事実もどんどん悪い方へ転がっていった。
だけど。やっとわかったの。
わたしは この人の全部を 自分で抱え込もうとしてるって。
何でもかんでも自分がやらなくちゃいけないと思いこんでるけど
それは、相手の存在を無視してるのと同じだってこと。
すごく時間がかかったけど わたしは 恐れを手放すことにしたの。
この人は いま病気。
だけど、病気をもってることは 劣ってるってことじゃない。
心配だけど 気の毒だけど 見えない未来を怯えなくていい。
冷たいみたいだけど 「いま」を優先させることにした。
信じてる。治るよって信じてる。
でも もし もしも 治らないうちに命の方が終わってしまっても
「いま」という時は ウソにならない。
家族として共にいることは ムダにならない。
病気がそこにあることくらい、シアワセの邪魔にはならない。
そいで いまじゃ随分ラクになりました。ってわけです。
最近だと「薬飲んだ？」って確認するくらいかな。
あ。薬は 勝手にやめたり増やしたりしない方がいいそうです。
薬飲んでること自体が負担になることもあると思いますが
心の病気は ほとんどが 脳の機能異常で それを調整するために
お薬が出ていますから、勝手にやめると良くなりません。
このへん、わたしのブックマークにある「Dr.林のこころと脳の相談室」に詳しいです。
ご参考まで・・・
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