森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.03.01
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小売りのスーパーの責任者で、「顧客は所詮素人、自分たちは商売のことがよく分かっている玄人」だと思っている人は売上を伸ばすことはできないそうです。

たとえば、惣菜を売る時、少量でも欲しいだけ売ってもらえる方が顧客にとっては都合がよいが、売り手側にとっては、手間暇がかかり、その分コストが増える。
そんなとき自分は小売りの専門家と思っている人は、「お客は割安感を求める」という過去の経験に固執して「パック詰めの刺身を割安にした方が顧客の支持を得られる」といって、実際は、手間を省きたいという売り手の都合をお客様に押し付けてしまっている。

「お客様のために」とはいうが実際は「お客の望んでいる立場」からはほど遠いものになってしまっている。
これはセフセンイレブンの鈴木敏文氏の考えであるが、我々が学ぶべき点がある。
森田でも、自分のやり方は絶対に正しいと思っている人は、事実はその反対になるという。いわゆる「思想の矛盾」が発生してうまくゆかなくなるのである。小売りの世界でもそういうことをいっている人がいるのである。自分のやり方を相手に強制することは、「かくあるべし」の押しつけである。そのやり方では、実際には相手は決してそのように動いてはくれないのである。森田理論を勉強していないと自分が正しいと思っているから、修正の方法を見つけることができなくなるのである。





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Last updated  2013.03.01 07:45:10
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
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