森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.05.16
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カテゴリ: 森田関連図書
自ら胃腸神経症で苦しまれた岡本常男氏が、私財約40億円を投じて神経症に苦しんでおられる方たちのために1988年(昭和63年)に設立されました。
国内では神経症の研究を促進するため、優れた研究を行っている研究者、団体への助成金の交付。発見会も助成を受けています。
一般事業としては、
・「心の健康セミナー」(無料)の開催。一般市民を対象にした神経症など心の健康に関するセミナーです。
北海道、東京、浜松、大阪、岡山、福岡などで開催されています。
・「メンタル図書室」の開設。そこには精神・心理療法関係の図書、ビデオなどが約3300点あります。図書は無料で貸し出しをしています。
・「電話・面接相談」で森田療法を中心にした情報の提供を行っています。
・インターネット相談室による「心の体験フォーラム(会員制掲示板)」を開設しています。月一回東京慈恵医大の専門医のアドバイスが掲載されます。
その他、海外に対して森田療法の普及活動も積極的にされています。中国での森田療法の拡大は、すでに日本を越えています。アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどにも広がり、世界森田療法学会も開かれています。


メンタルヘルス岡本記念財団のメンタルニュースno.30より
森田理論の基本となる考え方の一つが事実を重んじるということです。
誰でも面接試験や発表会などで「緊張してあがって困った」という経験をしたことがあると思います。
緊張してあがることに悩んでいる人は、あがることのない自分になろうと四苦八苦しいろいろと行動や心のやりくりをします。
しかし、あがるまいと注意をそれに向けると、ますます感覚は鋭敏になり、さらに緊張がつのって一層あがってしまうのです。
このあがらない自分でありたいというのが「理想」、あがることを自分の努力で治すことができるというのが「観念」、そしてあがるということは自分の意志では変えられない自然現象なのであって、いくら努力してもどうにもならないというのが「事実」です。
つまり、あがることを異常と思い、「あがらない自分」でありたいとこだわっている人は、食い違いによって葛藤を起こし、不可能な努力に「はまっている、とらわれている」ということができます。ひどいときには様々な症状を形成してしまうことになるのです。





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Last updated  2013.05.16 07:13:24
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