森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2013.06.15
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確認行為で悩んでおられる方は明念倫子さんの本をお勧めします。


ガスや電気、鍵の確認行為を何度もしないと気がすまないという人は、普通の人と比べると次のような特徴があります。
普通の人でもたとえば鍵が閉まったかどうか気にしています。でも「ガチャ」という音を聞くと、心配はしていても大丈夫だと納得しています。そして不安があっても出かけていくことができるのです。
ところが確認を繰り返す人は、大丈夫だとは納得ができないのです。音で確かめても、不安の気持ちが優っているのです。その不安の気持ちにとらわれてしまうのです。不安の気持ちにとらわれていけばいくほど、神経症の深みにはまっていくのです。
不潔恐怖で何回も手を洗わないと気がすまない人もそうです。外出してバイ菌や細菌がついたのではないかということにとらわれる人もそうです。

明念さんは、生泉会という強迫行為の自助グループを作られて学習されています。
その中で普通の人のように不安だけども、人間に自然に備わった大丈夫だと反転するその気持ちの癖をつけていくことがポイントだといわれています。

また五感(見る、聞く、味わう、触れる、臭う)を信頼する態度をつくことが大切だといわれています。



次に何度か確認したら、「閉まっている」という事実は湧かなくても「確認した」という事実は認識しているのですから、その事実にすがってそれ以上は確認行為はしないようにすることが大切だといわれています。

強迫行為をともなう強迫神経症は、生活の発見会の中に強力な味方がいますので、ぜひ参考にしてください。





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Last updated  2013.06.15 07:42:09
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