森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2014.04.27
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人間はまず自己肯定感が強いか、自己否定感が強いかに分けられる。
つぎに認識の誤りが強いか、事実本位・物事本位が強いかに分けられる。
以上組み合わせによって4つのタイプに分類される。

タイプ1
自己否定感が強い。「かくあるべし」を中心とした認識の誤りが強い人。
このタイプの人は、もっとも神経症に陥りやすい人です。
今神経症で苦しんでいる人は2つとも当てはまります。
そして観念の悪循環、行動の悪循環が繰り返されています。

タイプ2 

他人中心の生き方をしている人。
自分の感情や自分の気持ちを抑えて他人の思惑ばかりを気にしている人。
無気力、無関心になり生の欲望に乏しい。生きることはつらいと思うようになる。

タイプ3 
自己肯定感が強い。しかし「かくあるべし」を中心とした認識の誤りが強い。
自意識過剰、自己中心的な人で他人に迷惑をかけることに罪悪を感じていない人です。
行動ができるようになり、神経症のどん底から這い出してきた人の中に、このような人がいる。
認識の誤りを克服していないので真に治ったとはいえない。
神経症を克服したと有頂天になっていても、ある出来事をきっかけにしてすぐに再発することが多い。

タイプ4 
自己肯定感が強い。事実本位・物事本位の生活態度である。

自然に服従して境遇に従順な人です。
不安というブレーキを有効に活用しながら、生の欲望を発揮している人です。
このタイプが真に神経症を克服して、人生を謳歌している人です。
「たかが人生、されど人生」という心境に至っている人です。

こうしてみると、神経症を克服するためには、自己肯定感を育てること、認識の誤りを打破していくこと。

他人中心から自分中心の生き方に切り替えていくことがとても重要だと思われます。
森田理論学習を続けることによって身につけることができるものばかりです。
森田適応の方は、ぜひとも森田理論学習で手にしていただきたいと思います。





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Last updated  2014.04.27 06:57:39
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