森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.06.03
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カテゴリ: 行動のポイント
生活の発見誌6月号に森田理論を様々に応用している人の記事がありました。
その方は教師で教育に応用しているということでした。

一つの例ですが、運動会の徒競走のときのことです。
知的障害のある1年生の一人の女子は、担任の先生たちが横で励ましても、スタート地点から走ろうとしませんでした。
学年主任だった私は、その子の前の方から、その子の名前を大声で呼んで、近づきました。
すると、その子は私の方に向かって、走りだしました。
私はその子の少し前を走ってゴールに向かいました。
すると、その子は、私を追いかけて、ゴールできました。
これは、目の前の目的を示すという森田の教育への応用の成果と思っています。


井戸水を汲み上げる時、呼び水を入れると水をスムーズに汲み上げることができます。この先生の行動は呼び水の役割を果しています。

上杉鷹山は、 ​​ 「してみせて、言ってきかせて、させてみる」 ​​ と言っています。

さらに、山本五十六は、 ​「やってみせ、言って聞かせて させてみて、誉めてやらねば人は動かじ」​ という言葉を残している。

これが3点セットとして作動することで、梃子でも動かなかった人が、行動に踏み出すことができたとすれば、試してみる価値があるように思います。

森田は、日常生活のなかで、小さな課題や目標を目指して、小さな喜びや達成感を数多く味わうことをお勧めしています。
学校教育のなかで実際に子どもたちに働きかけて、成果をあげられたということは実に素晴らしいことです。

わが家のベランダ





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Last updated  2023.06.03 07:33:53
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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