森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.06.23
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カテゴリ: 行動のポイント
西田文郎氏のお話です。

人間を意欲的にさせるきっかけは5つあるそうです。

1、何かに不満や反発を感じること。

2、願望や欲求を持つこと。

3、好きなことや得意なことを持つこと。

4、負けず嫌いであること。

5、感謝や使命感を持つこと。

(かもの法則 西田文郎 現代書林 66ページ参照)

集談会ではうつ状態で何もやる気が起きないという話をよく聞きます。
そういう方は無気力、無関心、無感動な日々を送ることになります。
そういう方はこれを参考にして過去を振り返ってみるのは如何でしょうか。
だれでも情熱的な時期、意欲的に行動していた時期があったはずです。
それを取り戻して、これからの人生に活かしていくことはできないものでしょうか。

1は自分の理想と現実が乖離している場合、何とか現実を理想に近づけたいという気持ちになります。

ただしこれは下から上を目指す時は有効ですが、理想から現実を非難・否定するようになると葛藤や苦悩を抱えてしまいます。神経症に陥る原因になります。
この傾向が強い人は森田理論学習が役立ちます。

2は課題や目標を持っている人は意欲的になります。
課題や目標が持てないと、ただ延命を図っているだけということになります。
人間は目の前の対象物に働きかけて新しいものを創造するという宿命を負っています。
森田では人を意欲的にするためには、目の前の事実をよく見つめる。
すると何らかの気づきや発見が生まれる。
次第に感情が動き出し流れてゆきます。
これが積極的、意欲的な行動につながると説明されています。

3は好奇心、興味や関心が持てると意欲的になります。
小さな成功体験の積み重ねは、プラス思考の人間を作り上げてくれます。

小さな自信が次の目標を生み出して、次第にステップアップしていきます。

4、神経質者は負けず嫌いな性格特徴を持っていると言われます。
これをプラスに活かすことができると、意欲的になれます。
ライバルを目標にして、追いつき追い越せと努力することはやる気を育てます。
ライバル同士で切磋琢磨すればお互いに人生の醍醐味を味わうことができます。


そして感謝・感動の気持を持ち続けることは最高の生き方になります。
自分の辛い神経症経験を後世の人の為に活かすことを考えて実行すれば、大きな社会貢献につながります。





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Last updated  2023.06.23 06:20:07
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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