森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.09.04
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森田理論を学習していると「かくあるべし」を押し付ける態度を問題視しています。
「かくあるべし」というのは、頭で考えた観念の世界を最優先する態度のことです。
その時事実や現実の世界は置き去りにされています。
観念で事実をコントロールしようとすると様々な問題が発生します。

「かくあるべし」は3つのパターンがあるように思います。

1、自分が自分に「かくあるべし」を押し付けている場合。

2、自分が他人に「かくあるべし」を押し付けている場合。

3、他人が自分に「かくあるべし」を押し付けている場合。

今日は3番目の「かくあるべし」の弊害を取り上げてみました。

それに対して、自分の立場を明確にしないと、相手の都合のいいようにコントロールされてしまいます。建前では相手を受け入れている形になりますが、本音の部分、潜在意識の部分では反発しています。
そのままにしているとストレスが蓄積されてきます。

そうならないためには、自分の感情、気持ち、意志、意向、欲望を明確にすることが大事になります。自分の本音はどうなのか。潜在意識ではどう感じているのか。

これを石原加受子氏は「自分中心の生き方」と言われています。
自分の感情、気持ち、意志、意向、欲望を軽視あるいは無視することは「他人中心の生き方」になるといわれています。

次に相手に対して、自分の気持や意思をきちんと伝えることが肝心です。
他人に嫌わることが恐ろしいと感じている人は、とても難しいことかもしれません。
対人恐怖症、社交不安障害を抱えている人はしり込みしてしまうかもしれません。
ここでは相手と勝ち負けをかけて勝つか負けるのかという喧嘩をするのではありません。
自分の感情や気持ちを大切に取り扱い自分を癒していくのです。
相手と自分の溝を少しでも埋めるための話し合いをするのです。

相手とけんか腰にならないためには、「あなたメッセージ」ではなく「私メッセージ」の手法が役に立ちます。





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Last updated  2023.09.04 06:20:09
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
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