森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2023.11.02
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カテゴリ: 行動のポイント
元スピードスケートの清水宏保氏は、指導者から指示された練習しかしていない選手は伸びないと言われています。
指導者から指示された練習メニューをこなしながら、自分で考えた練習にも取り組んでいる選手は、3年後、4年後にしっかりとした結果を出している。
与えられた課題にプラスアルファ―を、1日に1秒でも積み重ねていくと、365日後には大きな差となって現れるからです。

指導者から指示されたことだけをこなすというのは、森田先生が言われている「お使い根性」ということだと思います。
やる気が高まり、自ら積極的に行動しているわけではありません。
他人から指示・命令されたことに従っているだけです。
最初はこの方法でも一定の成果が期待できます。
ところがこの方法は途中で息切れしてきます。
それは本音と建前が一致していないからです。
いつまでもイヤイヤ仕方なしの行動に甘んじていては行動に弾みはつきません。


この問題の解決策として、森田理論では「ものそのものになる」ことをお勧めしています。
これを日々の日常生活や仕事の中で心掛け実践していくのです。
最初はイヤイヤ仕方なしに取り組むことは問題ありません。
そのうちできるだけ一心不乱に取り組んでみることです。
我を忘れて取り組んでいたら、時間が経つのを忘れていたという状態に持っていくことです。
そういうときは感情が活発に動き、頭がフル回転しています。
問題や課題などによく気づきます。
小さな発見、工夫、アイデアを次々に思いつくようになります。
行動は積極的、生産的、建設的、創造的になります。

プラスアルファ―の行動習慣を作り上げるためには、目標を明確にしておくことも大切です。
目標には短期目標、中期目標、長期目標があります。

このことを森田では「理想は高く、実行はこきざみに、小さな成功を積み重ねる」と言います。
小さな成功体験を積み重ねると、自信と勇気と自己肯定感が生まれてきます。

大阪城





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Last updated  2023.11.02 06:20:09
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森田生涯 @ Re[3]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ 今の生活は日中のほとんどが…
stst@ Re[2]:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、返信アドバイスをしていただ…
森田生涯 @ Re[1]:強情と盲従の弊害について(02/27) ststさんへ コメントありがとうございま…
stst@ Re:強情と盲従の弊害について(02/27) 森田生涯様、こんばんは。 過去に何度かコ…
軸受国富論@ Re:森田の正道を歩むとはどういうことか(06/05) かの有名なドクターDXの理論ですね。ほか…

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